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豊橋市のゴミ屋敷はなぜできてしまったのか?


2019年9月に、お昼の情報番組「グッディ」にて、ゴミ屋敷が特集されました。

SNSではトレンド入りするほどの反響があった豊橋市のゴミ屋敷について、今回の記事では、豊橋市のゴミ屋敷の現状と原因の考察、豊橋市のゴミ屋敷に対する条例などについて深く掘り下げていきたいと思います。

豊橋市 ゴミ屋敷 ブログ01

テレビで放送された豊橋市のゴミ屋敷

 

放送されたのは、豊橋市にあるゴミ屋敷に住む80代の女性です。

豊橋市のゴミ屋敷に住む女性の夫が亡くなってから、ゴミを溜めるようになっていて、現在はリアカーを引いてゴミ回収場所に行き、ゴミを漁っている姿が映し出されていました。

洋服を中心に、歯ブラシなどまだ使えそうなゴミをリアカーに乗せて、自宅へと運んでいく。

自宅はゴミで溢れかえっていて、庭にも大量のゴミが積んである状態で、その女性は暮らしていました。

 

豊橋市のゴミ屋敷が大きな反響を得たのは、その女性が「富裕層」であることがあげられます。

住んでいる場所はプレハブ小屋のようなボロボロの住宅で、その外にもゴミ袋が散乱している、いわゆるゴミ屋敷の状況でした。

しかし、その女性の夫は病院の院長をしていて、現在は閉業した病院と、もうひとつ別の空き地の2つの土地を持っているのです。

自宅、病院、空き地の3か所はどれもゴミで溢れかえっていましたが、数十万円分の株を所有していたり、豊橋駅から徒歩15分圏内に土地があるため、土地の金額も相当大きいようです。

 

ゴミを集めなくても生活できる資金力がありながら、なぜ女性が住む家はゴミ屋敷となってしまったのでしょうか。

 

豊橋市のゴミ屋敷ができた経緯とは

 

女性はお金に執着しているような言動が多かったです。

元々、税金などは夫が管理していたものの、夫が亡くなって自分で支払いをするときに土地の固定資産税が1000万円を超えていること、お金を払わなければいけないことに大きなショックを受けて、究極の節約をするようになったそうです。

 

  • 朝ご飯は豊橋市のホームレス向けの無料の食事を食べる
  • 図書館で時間をつぶす
  • 株主優待券でショッピングモールのラウンジを利用する
  • 証券会社などを回ってお茶を飲む

 

このように節約を繰り返すうちに、「お店で買う」のではなく「ゴミを拾ってくる」という行動に変わってしまったのだとか。

 

また、同じようなものが並ぶお店から自分で選ぶことが嫌いなので、拾っていれば新しい発見があるとも発言していました。

 

豊橋市のゴミ屋敷の原因とは

 

ゴミ屋敷になる人は、正常な精神状態でないことが多いです。

豊橋市のゴミ屋敷に住む女性の場合も、精神的な疾患があると考えられます。

今回のニュースを見て考えられる原因をご紹介します。

豊橋市 ゴミ屋敷 ブログ02

豊橋市のゴミ屋敷の原因①孤独感を強く感じてしまいものを集めてしまう

 

元々は節約だといっていましたが、ゴミ屋敷化が始まったのは夫が亡くなってからだと放送されていました。

夫と二人の子どもがいるようですが、子どもは別の地域で生活をしているようで連絡もほとんどとらないようです。

家族がいなくなった喪失感から孤独を感じていたところに、お金もたくさん出ていくことを知ってしまい、さらに孤独を強く感じてしまった可能性があります。

 

自分の家や自分の近くから、無くなっていくものが多いので、ため込むような人生を送るようになってしまったのかもしれません。

 

豊橋市のゴミ屋敷の原因②認知症の可能性も

 

ゴミ屋敷に住む高齢者は、認知症である可能性があります。

認知症になると「収集癖」という症状が出る場合があり、いろいろなものを無作為に集めてしまうのです。

自分のこだわりの強いものを中心に集めてしまうので、例えばペットボトルばかり集めてしまう人もいれば、豊橋市の女性のように洋服や日用品ばかりを集めてしまうということもあります。

 

また、認知症の方には新しいルールに馴染めない、自分の考えが正しいと思い込んでしまうという症状があります。

豊橋市の女性の場合、「市町村からゴミ屋敷を片付けるように言われたらどうするか?」という記者の質問に対し、「固定資産税が多いのが原因だから、それを下げてから来いという」と答えているのです。

ゴミ屋敷を片付けることと固定資産税は関係がないのですが、固定資産税が下がればゴミを集めるのをやめてもいいという自分のルールを信じてしまっていることも,認知症である可能性が高い理由のひとつです。

豊橋市 ゴミ屋敷 ブログ03

豊橋市のゴミ屋敷の原因③セルフネグレクトが進んでいる

 

ゴミ屋敷に住んでいる人の場合、健康的な食事を取ることや、清潔な生活をするという当たり前のことをしなくなります。

このようなことはセルフネグレクトと呼ばれており、生活レベルが下がってしまうため部屋が汚れていたり、虫が住んでいたりしても気にならなくなってしまうのです。

 

放送を見ただけでもこれだけの原因が考えられます。

今後高齢者が増える社会になっていくことが考えられるので、豊橋市のようなゴミ屋敷問題は増えていくでしょう。

 

豊橋市に「ゴミ屋敷の条例」が出来る見通し

 

豊橋市では、2020年4月から「不良な生活環境の解消に関する条例(仮称)」を施行出来るように条例整備を行っています。

豊橋市ではゴミ屋敷問題が多く存在していて、ゴミ屋敷によるクレームや、雑草や生い茂った木、芝生などが荒れているという近隣住民からの連絡が多く寄せられているそうです。

今回放送された豊橋市の80代の女性のようなゴミ屋敷を作っている人に対しては、法律ではなく地域の条例で対応する必要があります。

豊橋市では、ゴミ屋敷が出来てしまったときに強制的に撤去作業などに入れるようにする条例を提案、骨子作りまで進めている段階だといいます。

 

ゴミなどによる環境悪化などの苦情が寄せられた場合、豊橋市の市役所などが改善を手伝うことが出来るというもので、指導や勧告を守らない場合はゴミ屋敷の強制執行が出来るような内容になっているそうです。

まだ条例の仮段階ではありますが、ゴミ屋敷が増えていくと考えられる社会に対し、早めの対策を打ち出すことが出来るようになっているのです。

 

まとめ

 

今後、豊橋市のようにゴミ屋敷に対する対応を定める条例をつくる自治体が増えていくと考えられます。

高齢者になるとゴミを捨てられなくなったり、認知症などの精神疾患によってゴミを集めてしまったり、ゴミ屋敷化につながることが多いです。

出来るだけスムーズに行政から対策が出来るような条例の整備、実際に行う関係機関の整備などが今後重要になるでしょう。

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