コラムblog
家のなかで無くしてしまい、買い足したりして、いつの間にか使わない文房具が増えてしまうなんて経験はありませんか?
成長して役目を終えた子ども用のはさみや、中途半端に余ったものの使い道のないノリなど、不要な文房具はよく見てみるとたくさんあるものです。
また、近年のペーパーレース化により、企業でも文房具離れが加速しています。
文房具を使わなくても業務が円滑に行えることが多くなったことで、引き出しのなかがゴチャゴチャしている人は少なくないはず。
しかし、「いつか使うかもしれない」「まだ使えるから」という理由から、使わない文房具も取っておきがちです。
しかし、そういった使っていない文房具は、家や職場が片付かない要因の1つとなります。
また、文房具は種類によって形状や材質が異なることから、どう処分すれば良いのか悩みやすい品目のため、なかなか処分が進みにくい側面も。
そこで今回は、文房具の処分方法を種類別にまとめました。
文房具はゴミとして処分する以外にも手放す方法もありますので、あわせてご紹介いたします。
目次
文房具は種類によって形状が異なりますが、基本的にはほとんどのものを、自治体が収集する「一般ゴミ」として処分をすることが可能です。
ただし、ゴミ出しルールなどの詳細は、自治体によって異なりますので、公式ホームページで確認してから処分しましょう。
今回は、文房具のなかでもゴミとしてよく出るもの、処分法に迷うものを中心に、適切な捨て方について解説いたします。
先端がとがっているはさみは、文房具のなかでもとくに処分に困ってしまいますよね。
刃物になるので、そのままゴミ袋に入れるのも危険です。
はさみを処分する際は、ゴミを収集する人がケガをしてしまうことのないよう、刃の部分を何かで覆ってから捨てるようにしましょう。
包むときは、新聞紙や厚紙などが便利です。
刃の部分に厚紙や新聞紙を巻き、テープでしっかり留めます。
刃を包んだ紙の部分に、赤字で「きけん」と記載しておくと、収集員にも注意を促しやすいです。
はさみは、「不燃ゴミ」として出せる地域が多いですが、自治体のゴミ出しルールに合わせて適した処分を行いましょう。
カッターも、はさみ同様、処分に悩みやすい文房具のひとつです。
カッターも刃物なので、紙などに包んで捨てるのがマナー。
むき出しのまま捨てるのはNGです。
とくにカッターの刃は小さく気づきにくいため、はさみ以上に安全に配慮する必要があります。
ゴミ袋を突き破って、カッターの刃が外に出てしまうことのないように、しっかり包みましょう。
カッターも、基本的には「不燃ゴミ」として処分できます。
使い切っていない場合、容器からノリを取り出す必要があります。
スティックのりや液体のりなど、まだ中身が入っている場合は、ノリをすべて取り除きましょう。
取り除いたのりは「燃えるゴミ」として出すことができます。
のりが入っていた容器は、材質によって処分方法が異なります。
多くのノリは、プラスチック製の容器に入っていることが多いので、「プラスチック製容器包装」として出すことがほとんど。
ただし、容器をいくら洗ってもノリが完全に落ちない場合は、「可燃ゴミ」扱いになる自治体もあります。
文字を書く文房具は、どれも「可燃ゴミ」として処分して良いように思えますが、材質によって処分の仕方が異なるため注意が必要です。
クレヨンやクーピ―、鉛筆は「可燃ゴミ」としてそのまま出すことができます。
シャープペンシルの芯も、同様に可燃ゴミ扱いです。
しかし、シャープペン本体や、シャープペンの芯が入っていた容器は、プラスチックで作られているものがほとんど。
そのため、可燃ゴミではなく「プラスチック製容器包装」に該当します。
使い切らずに中身が残ったままになっていることが多く、そのままゴミとして出してよいのか迷いやすい絵の具。
ノリ同様に中身を出した方が良いように思えますが、基本的には中身が残っていても大丈夫です。
そのまま「可燃ゴミ」として処分ができます。
ただし、絵の具も自治体によって処分ルールが違う可能性があるので、事前に確認しておくと安心です。
文房具の処分方法について解説いたしましたが、まだ使える文房具は、ゴミとして捨ててしまうのはもったいないと感じる方もいらっしゃると思います。
壊れてしまったものは処分するしかありませんが、まだまだ書けるペンやクレヨンなど、使える文房具もたくさんあるはず。
こういった再利用できる文房具は、処分を考える前に「寄付」することも検討してみませんか?
自分にとっては不要になった文房具でも、まだまだ使えるものであれば、新しい持ち主の素で活躍できます。
寄付によって集まった文房具たちは、日本国内ではなく、アジアなどの発展途上国へ届けられることがほとんどです。
世界には、日本よりもずっと貧しい国々がたくさんあります。
毎日の生活をするだけでも厳しい状況のなか、勉強をしたくても満足に文房具が買えない地域も数多くあるのが世界の現状です。
そのため、日本では貰い手がいない役目を終えた文房具でも、海外では喜んで受け取ってくれる人たちがたくさんいます。
文房具をただ捨てるのではなく、寄付という選択を選べば、世界中の子どもたちへの支援にもつながります。
使わなくなった文房具を寄付しようにも、どこへ贈ればよいのか迷ってしまう人がほとんどかと思います。
結論から言うと、文房具を寄付するときは個人ではなく、支援団体へ贈るのが一番手っ取り早いです。
日本には、海外への支援を行っている団体が数多くあり、そのなかに一般からの寄付を受け付けているところもあります。
インターネットで、検索をすれば、文房具の寄付を募っている団体が見つかるので、そういった団体を使って寄付をしましょう。
使わなくなった文房具とはいっても、状態は物によって異なるもの。
寄付をする場合は、「リユースできること」が前提です。
そのため、あまりにも使い古した文房具は寄付をするのに適しているとは言えません。
寄付を受け付けている文房具の種類や状態については、各団体によっても違いがあります。
基本的には、えんぴつ、ノリ、消しゴム、レターセット、メモ帳、ノート、ペン、定規など、勉強に必要な文房具は寄付の受け入れをしている場合が多いです。
ただ、寄付の受け入れをしている団体のなかには、使いかけの文房具は寄付ができない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
文房具は、処分の仕方も種類によって異なります。
捨てるときは、自治体のルールに沿って、適切な方法で処分をしましょう。
また、不要になった文房具は処分だけでなく、寄付をする方法もあります。
寄付をすることによって、社会貢献ができ、誰かの助けにも繋がります。
まだ使える文房具があれば、処分をする前に寄付をすることも検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
\ SNSでシェアする /
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
もっと見る▼
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
※お見積り金額からのお値引きとなります。