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ゴミ屋敷に住む認知症の方が増えている!?その原因を解説


ゴミ屋敷に住む認知症の人が増えている

 

近年、少子高齢化が加速していて、高齢者の独居が増えています。

子どもが都会や別の地方で就職や結婚をしてしまった場合、実家に訪れる機会が少なくなり、両親が認知症になりそのままゴミ屋敷に住んでいるというケースも少なくありません。

 

認知症は脳の機能低下によって起こるものですが、未だに特効薬は見つかっていない高齢者の身近な病気のひとつです。

認知症には大きく分けて5つの症状があります。

 

  • 記憶障害:物忘れが激しくなる、新しい記憶がほとんど定着しない
  • 判断力の低下:正しい判断が出来なくなってしまう
  • 理解力の低下:ルールや決まりを覚えることが出来ない
  • 見当識障害:日付、曜日、時間がわからなくなってしまう
  • 実行機能障害:慣れている行動も出来なくなってしまう

 

認知症になると一人で日常生活をすることが困難になり、家族や地域社会からのサポートが必要になります。

ですが、認知症であると気付くのが遅れてしまったときに、すでにゴミ屋敷になっていることもあり得ます。

ゴミ屋敷 認知症 高齢者 ブログ01 

認知症とゴミ屋敷の関係性

 

なぜ、認知症の人の家がゴミ屋敷になってしまうのかを詳しく解説していきます。

 

認知症の方がゴミ屋敷になる原因①見当識障害でゴミが捨てられなくなる

 

認知症の症状として出やすい、そして気付かれにくい見当識障害は、日付や曜日の感覚がわからなくなってしまいます。

定年退職をして働いていない高齢者の場合、今日が何月何日の何曜日かわからなくなってしまうことがあります。

すると、ゴミを捨てなければいけないゴミ収集の日がわからなくなってしまうので、燃えるゴミや燃えないゴミなどをゴミ収集の日に捨てることが出来なくなってしまうのです。

結果的に、自分の家にゴミが溜ってしまうという状況が生まれてしまいます。

 

認知症の方がゴミ屋敷になる原因②「ゴミ収集癖」の症状が出る

 

認知症になると、収集癖の症状が出ることがあります。

収集癖の症状が出たら、ゴミ屋敷になる確率はかなり高くなります。

収集癖というのは、「まだ使えるのではないか」というものを持ってきてしまうという認知症の症状のひとつです。

ゴミを漁って使えそうなゴミを集めだしたり、不法投棄されているビンやカンを拾って家に保管したり、とにかく不要なものを集めてしまうのです。

 

例えば、以前テレビで放送されていたゴミ屋敷の住民は、ビンばかり集める収集癖がありました。

見当識障害で曜日感覚がわからなくなっているにも関わらず、ビンを回収しようと毎日ゴミ回収所に向かい、ビンが捨てられていたらビンをすべて家の中に隠している、という状態でした。

ビンはまだ使える、と判断しているようで、家の中で集めていたのです。

 

他人にとってはゴミであっても、認知症の人にとってはまだ使える物と認識していることがあるので、安易に「ゴミだから捨てなさい」と説得しても納得してくれないというのが難しいところです。

ゴミ屋敷 認知症 高齢者 ブログ02

認知症の方がゴミ屋敷になる原因③認知症と老人うつ

 

認知症になった人の多くは、老人うつも同時に発症することがあります。

いろいろなことが思い出せない、わからなくなってしまう不安から、うつ病のような症状になってしまうのです。

何かをする気力もなく、自分自身の生活を疎かにしてしまうセルフネグレクトが起きやすいです。

セルフネグレクトになると、お風呂に入ったり、着替えたり、自分の食事をいいものにしようという気持ちがなくなってしまいます。

 

家の中が汚れていても、虫やネズミなどの害獣の糞が至る所にあっても、掃除しようとする気力がなくなってしまうのです。

部屋が汚れると気分も落ち込み、老人うつが加速してしまい、悪循環に陥ってしまうのです。

 

認知症の方がゴミ屋敷になる原因④心の隙間を埋めるためにゴミを集めてしまう

 

認知症には老人うつや収集癖など、ゴミ屋敷になりやすい症状がいくつかあります。

その根底には「寂しい」「満たされない」という気持ちがあり、孤独であると思う心の隙間を埋めようとするのです。

心の隙間を埋めるように、物を収集してし始めると、今度はどんどん人が離れていきます。

すると老人うつが加速してセルフネグレクトになり、どんどん老人うつになり、心の隙間を埋めるようにゴミを集め始めてしまいます。

 

高齢者がなりやすい「認知症」という病気は、ゴミ屋敷になるための第一ステージになりつつあるのです。

 

認知症の方の家がゴミ屋敷にならないために

 

認知症患者はどんどん増えていくといわれていて、もし認知症患者が増えてしまったらゴミ屋敷も増えてしまうということになるでしょう。

そこで、認知症の方を増やさない、認知症の方をいち早く発見する方法について解説していきます。

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認知症の方のゴミ屋敷予防策①挨拶をしたり、連絡を取ったりする

 

両親がまだ生きている人は、こまめに連絡を取って様子を確認しましょう。

物忘れが激しくなっている状態は認知症になり始めている時期かもしれないので、早めに病院へ行くようにしましょう。

地域に高齢者が住んでいる場合は、日ごろから挨拶をするようにするとよいです。

最近見かけないなという状況になったら、市役所などに問い合わせをすることが大切です。

 

認知症の方のゴミ屋敷予防策②ゴミ屋敷にならないために人の出入りを増やす

 

ゴミ屋敷になってから対処するのは遅いので、高齢者が認知症になったらデイサービスなどを利用して、常に人が出来るような状況をつくるのも大切です。

人とコミュニケーションを取ることで心の隙間ができにくくなるので、老人うつやセルフネグレクトにも早期に気付きますし、対策することが出来ます。

 

認知症の方のゴミ屋敷予防策③認知症になったら収集癖にならないようにする

 

認知症の人は無意識に物を集めてしまいます。

それを無理矢理捨てようとすると、泥棒扱いされて暴れるというケースも少なくないので、高齢者に配慮しながらの片付けが重要です。

「これは〇〇に移動させておくね」というような話をしてみましょう。

一般的にはゴミであっても、高齢者にとっては大切なものなので、まずは大切なものであるということを共感して、捨てるという言葉ではなく移動させるという言葉を使うようにしましょう。

そして、出来るだけスムーズにゴミを片付けていくことも必要です。

 

まとめ

 

収集癖が酷い場合は、病院に相談してカウンセリングを受けることも検討しなければなりません。

認知症の人のゴミ屋敷化が進んでいるので、高齢者が近くに住んでいるときは地域で助け合うこと、そして認知症になっていると気付いたら早めに対処することも大切です。

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