コラムblog
取り替え式であれ、使い捨てであれ、切れ味が悪くなったら、使えなくなるカミソリの刃。
処分したくても、どう捨てていいのか分からず、自宅に使えなくなったカミソリや刃を溜めてしまっているという人もいるのではないでしょうか。
カミソリの刃は、そのまま捨てると、ゴミを回収する人の手を傷つけてしまう危険があります。
自分の捨て方が原因で他人を傷つけないためにも、適正な方法で処分しなければなりません。
今回は、カミソリの種類別に、カミソリや刃の正しい処分方法について紹介していきます。
目次
カミソリは、大きく分けて以下の3タイプがあります。
これらのうち、どのタイプかによって、何ゴミに分類されるかが異なります。
ここではまず、それぞれのカミソリのタイプについて説明していきます。
T字カミソリは、T字形をしている、手動で毛を剃るタイプのカミソリです。
ホルダー(持ち手)から取り外して、刃を替えられるタイプが一般的ですが、安価なものだと、刃の取り外しができない使い捨てのタイプもあります。
L字カミソリは、T字カミソリと同じ手動式で、形状がまっすぐに近いタイプのカミソリです。
本体の上部に刃が付いており、下部はホルダーになっています。
L字カミソリは、T字カミソリと違い、刃を取り替えられない、使い捨てタイプです。
電動カミソリは、その名のとおり、電動式のカミソリです。
T字カミソリやL字カミソリと違って、鋭い刃がむき出しになっていないため、使用時はもちろん、処分時にも安全性が高いのがメリットです。
カミソリの種類が分かったところで、各タイプの処分方法について、見ていきましょう。
とはいえ、カミソリが何ゴミになるかは、自治体によって違います。
処分する際は、この記事とあわせて、自治体のホームページを確認しておきましょう。
まずは、T字カミソリの処分方法から説明していきます。
一例として、横浜市の場合、以下のようにホルダーの材質によって、カミソリ本体が何ゴミになるかが異なります。
横浜市では、ホルダーがプラスチック製のカミソリは「燃やすゴミ」になります。
刃が外れるタイプのカミソリは、刃を外してから、ゴミに出しましょう。
刃が外れないタイプのカミソリは、刃にカバーなどを付けて、処分します。
ホルダーが金属製のカミソリは「小さな金属類」になります。
新聞紙などにくるんで、品名を書いて出すのがルールです。
横浜市の場合、T字カミソリの刃の処分方法は、以下のとおりです。
横浜市では、カートリッジ式でないカミソリの刃は「小さな金属類」になります。
この際、刃を新聞紙などでくるみ、上から品名を書いておきます。
カートリッジ式のカミソリの刃は「燃やすゴミ」です。
こちらの場合、品名を書く必要はありません。
刃をケースに入れるか、紙に包むなどしてから、他の燃やすゴミと一緒にして、ゴミに出しましょう。
L字カミソリの処分方法は、基本的にT字カミソリと変わりません。
ただし、L字カミソリはT字カミソリと違って、刃が本体から取り外せないようになっています。
そのため、処分時は、刃と本体を一緒に処分する形になります。
ホルダーはプラスチック製のものがほとんどなので、横浜市の場合は「燃やすゴミ」です。
刃の部分はカバーを付けるか、新聞紙でくるむなどして、燃やすゴミに出しましょう。
電動カミソリも、T字カミソリやL字カミソリ同様、自治体によって何ゴミになるかが異なります。
こちらを捨てる場合も、事前に自治体のホームページをチェックしておきましょう。
横浜市の場合、電動カミソリの本体は「燃やすゴミ」です。
刃と電池を取り外してから、ゴミに出しましょう。
横浜市も含め、自治体によっては、電動カミソリを小型家電として回収し、リサイクルしているところもあります。
この場合、「小型家電専用ボックス」に投入することでも、処分が可能です。
小型家電専用ボックスは、市役所や区役所、地区センターなどの公共施設のほか、一部のスーパーなどにも設置されています。
設置場所は、自治体のホームページから確認しましょう。
横浜市の場合、電動カミソリの刃は「小さな金属類」です。
こちらもT字カミソリやL字カミソリの刃と同様、新聞紙などでくるみ、品名を書いたうえでゴミに出しましょう。
電動カミソリを処分するうえで注意したいのが、電池の処分です。
電動カミソリに使われている充電式の電池は、一般ゴミには出せません。
そのままゴミに出してしまうと、絶縁体が断裂してショートを起こし、発火してしまう危険があるからです。
電動カミソリの電池は、回収協力店の「専用回収箱」に投入することで処分できます。
回収箱に投入する際には、電池の端子部分にテープを貼って、絶縁しておきましょう。
回収箱を設置している回収協力店は、一般社団法人「JBRC」の「『協力店・協力自治体』検索」から、地域を選択したうえで検索できます。
カミソリのタイプ別に、カミソリと刃の処分方法について説明してきました。
ただし、今回紹介したのは、あくまで横浜市の場合の一例です。
先ほども説明したとおり、カミソリや刃の処分方法は、自治体によって異なります。
そのため、処分する前に、自分が住んでいる自治体のホームページを確認して、何ゴミになるのかをチェックしておきましょう。
確実に押さえておきたいのは、どのタイプのカミソリであっても、カミソリの刃は、ケースや新聞紙などにくるんだ状態で出すのが基本だということです。
これさえ押さえておけば、少なくとも、ゴミを回収する人の手を傷つけてしまうリスクはグッと低くできます。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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