コラムblog
春は、就職や進学、転勤などで引っ越しをすることが多い季節です。
どのタイミングで引っ越しが決まるか分からないため、春を迎える前に引っ越しの準備を進めておきたい方も多いでしょう。
引越しの準備を控えている方の中で、下記のような悩みや疑問を持っている方はいませんか?
引っ越しの具体的な準備方法が分からず、途方に暮れている方はかなり多いです。
また、引っ越し中に荷物が壊れないように荷造りしたいのに、安全な荷造り方法が分からないためまったく荷造りが進まない方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、引っ越しの準備に頭を悩ませている方たちのために、引っ越し準備4ステップや安全な荷造り方法、引っ越し段ボールや不用品の処分などについて解説していきます。
本記事を読むことで得られる具体的なメリットとしては、主に下記の3つです。
本記事を参考に、引っ越しの準備をスムーズに行っていきましょう。
目次
まずは、引っ越しの準備手順について解説していきます。
具体的な手順としては、下記の4ステップになります。
引っ越し準備をスムーズに進めるためには、どこから手を付けていくのかが重要になります。
これから解説する4ステップを参考に、引っ越し準備を進めてみましょう。
引っ越し先や引っ越しの日程が決まったら、まずは引っ越し業者を選びましょう。
どの引っ越し業者を選ぶのかによって、仕事ぶりや費用などが大きく変わります。
もちろん仕事を丁寧にこなしてくれるかどうかは大切ですが、なにより費用がどれだけかかるのかが気になるところですよね。
そこで確認しておきたい点が、見積もり作成を依頼することです。
複数の業者から引っ越し費用の見積もりを提示してもらえば、それぞれの業者を比較しやすいです。
引っ越し費用を比較して業者を絞り込み、信頼できる業者を選ぶと良いでしょう。
引っ越しにかかる費用は、荷物の量と実際の移動距離によって変動します。
そのため、新居に持っていく物はなるべく少ない方が、費用も安く抑えやすいです。
もし使っていない家具や家電などがあるなら、思い切って処分してみると良いでしょう。
また、不用品を処分することにより、費用面以外にも荷造りが楽になるメリットもあります。
ただし、大きな家具や家電などの粗大ゴミについては、簡単に捨てることができないため要注意です。
粗大ゴミは、自治体の「粗大ゴミ受付センター」に回収を依頼することで捨てることが可能ですが、申し込みから2週間程度時間がかかります。
また、引っ越しシーズンは多くの方が回収を申し込む傾向にあるため、粗大ゴミの回収までに1か月以上かかる可能性もあります。
そのため、なるべく早く粗大ゴミの回収を依頼するようにしましょう。
ちなみに、家電製品の中には「家電リサイクル法」により粗大ゴミとして捨てることができない物もあります。
具体的な種類としては、主に下記の通りです。
上記の家電製品は、購入した店舗にて引き取りが可能です。
また、まだまだ利用できる物なのであれば、リサイクルショップに買い取りを依頼するのも検討してみましょう。
引っ越し業者に依頼すると、荷造りに使うダンボールが自宅に配送されてきます。
引っ越し当日を迎えるまでに、新居に持っていく物を配送されてきたダンボールに詰めておきましょう。
ただし、日常的によく使う物を先に詰めてしまうと、後から取り出す必要が出てくるため気を付けてください。
季節ものの洋服など、使わない物から順番に詰めていきましょう。
無事に荷造りが完了したら、それぞれのダンボールに何が入っているかすぐ分かるように、ダンボールの外側に品目を記載します。
また、預金通帳や印鑑といった貴重品類は、盗難防止のためにダンボールではなくカバンなどに入れて新居に持っていくようにしましょう。
荷造りが完了したら、部屋の清掃を始めましょう。
特に賃貸物件に住んでいる方は、部屋の契約時に敷金を支払っていることがあります。
敷金は、部屋の傷や汚れなどを修繕する費用に充てられるもので、残った敷金は全額還元されます。
なるべく多くの敷金を返還してもらうためにも、部屋を綺麗に清掃しておくと良いでしょう。
荷造りを開始するタイミングは、人によってバラバラです。
実際に荷造りにかかった平均日数を、パターン別で下記にまとめてみました。
上記を見ると分かる通り、荷造りが完了するまでに大体1週間前後かかる場合が多いです。
もちろん、荷物の量によってもかかる時間が変わりますが、ダンボールが足りなくなる可能性もあるため、なるべく1週間以上前から荷造りを始めておくと良いでしょう。
ここでは、荷造り前に準備するべき道具をまとめています。
具体的な道具としては下記の通りです。
軍手は荷造り中のケガ予防に便利ですし、ワレモノシールは食器類などのダンボールに貼るために用意しておきましょう。
また、ガムテープやビニール袋などは梱包に使うことになるため、事前に準備しておくと良いでしょう。
荷造りを始める前にすべて準備しておくことで、荷造りを効率良く進めることができます。
荷物の梱包には、大きく分けて下記2種類のツールを使います。
上記のツールはすべて引っ越し業者から無料提供してもらったりレンタルができたりします。
包材や緩衝材に該当する詳しい梱包資材としては下記の通りです。
新聞紙やプチプチ、タオルなどは緩衝材として利用可能です。
また、布団袋やハンガーボックスがあれば、布団や洋服を運搬しやすくなります。
ここからは、安全に荷造りを進める方法を荷物の種類別に解説していきます。
具体的には、下記の4種類に分けられます。
それでは1つずつ解説していきます。
まずは、食器類の荷造りについて確認していきましょう。
食器類などの割れやすい物は、丁寧に梱包しておかないと運搬中に破損する恐れがあります。
茶碗やお皿、コップなど種類によって梱包方法が異なるため、それぞれに適した梱包を行いましょう。
大きさにもよりますが、茶碗1つにつき新聞紙を1枚もしくは半分を使います。
茶碗の形状に合わせて新聞紙の4つ角を3つ折り込み、残り1つの角は茶碗に蓋をするように被せます。
お皿は割れやすい食器のため、なるべく新聞紙を1枚使って梱包しましょう。
お皿の縁に沿って新聞紙を折り、余った部分を使ってお皿をひっくり返しながら全体を包みましょう。
コップには、新聞紙半分程度使えば十分梱包できます。
コップの側面から新聞紙を巻き付けていき、余った部分を縁に沿って織り込んでいきましょう。
次に、家具家電の荷造りについて解説していきます。
組み立て式の家具は、一度分解して部品をまとめておきましょう。
ちなみに引っ越し業者の中には、分解も請け負ってくれる業者もあります。
また、分解する必要のない家具もあるため、一度引っ越し業者に1つずつ家具類の確認をとってみましょう。
棚は、分解して部品をまとめた後、大きめのビニール袋で包んでいきます。
金具類はテープを使って棚に貼り付けておき、紛失しないように工夫をしておくのがポイントです。
また、食器棚の場合は、収納していた食器とは別に梱包しておくと良いでしょう。
食器棚の中に入れたままだと、運搬時の衝撃で食器が割れてしまう可能性が高いです。
こちらも家具類と同じく、分解する必要があるかどうか引っ越し業者に確認をしておくようにしましょう。
運搬中に引き出しや扉が飛び出してしまう恐れがあるため、ガムテープを使ってしっかり固定しておきましょう。
引っ越し業者によってタンス内に洋服を入れたまま運搬できることもあるため、事前に確認しておくとスムーズに荷造りを進められます。
組み立て式の家具は、多くの引っ越し業者が運搬前に解体してくれます。
そのため、家具内の荷物だけを荷造りしていきましょう。
ただし、一度解体してしまうと二度と組み立てできない家具については、運搬すら断られる可能性もあるため注意が必要です。
テレビ本体を含むビデオデッキなどは、振動や衝撃によって故障する可能性が高いため、引っ越し業者側が梱包してくれる場合が多いです。
運搬後の設置がスムーズにできるように、配線の種類や差し込み口の場所などを、それぞれビニールテープで目印を付けておくと分かりやすいです。
パソコンもビデオデッキと同じく精密機械となるため、引っ越し業者側が梱包してくれます。
故障しないよう丁寧に運搬してくれますが、万が一のためにデータのバックアップをとっておくとより安心できるでしょう。
ダンボールに入れられるサイズの家電類は、プチプチなどで包んで隙間に新聞紙を詰めて荷造りします。
新聞紙で隙間を埋めておくことで、ダンボールの中で家電が動かないように固定できます。
また、ダンボールに入りきらないサイズの家電類は、引っ越し当日に引っ越し業者が梱包してくれるので、無理に梱包しなくても大丈夫です。
引っ越しの前日に、コンセントを抜いて水抜きを行います。
電源コードは冷蔵庫の裏側にテープでまとめておき、断線を予防しておきましょう。
また、冷蔵庫内の食品は、引っ越し前日までに使い切っておくのがベストです。
もし食品が残ってしまった場合は、クーラーボックスなどで保冷しながら運搬すると良いでしょう。
冷蔵庫と同じく、引っ越し前日に水抜きをする必要があります。
電源コードやアースなどの細かいケーブル類は、断線しないように洗濯機内に入れておきましょう。
その際、洗濯機内の水気はしっかり拭き取った状態であることが大前提です。
ガスコンロの梱包は、購入した際の箱に入れる、もしくはダンボールに梱包材と一緒に詰めましょう。
また、新居で使うガスの種類とガスコンロの種類があっているかどうか、引っ越し前に確認しておいてください。
石油ストーブの運搬は、火災のリスクが高くとても危険です。
運搬時の火災を予防するために、灯油を完全に抜いた状態で荷造りしましょう。
仏壇の梱包は、引っ越し業者にお任せしてしまうのが一番無難です。
ただし、位牌や御本尊、遺影は白い布で包んでおき、自分の手で運ぶようにしましょう。
また、仏壇の運び出しはそれぞれの宗派によって決まりがあるため、自分の宗派に合った作法や供養の準備をしておきます。
洋服や布団、キッチン用品などの荷造りは、サイズの大きい物やケガをする恐れのある物が多いため、慎重に考えながら荷造りを進めていく必要があります。
それでは解説していきます。
洋服は、適当に荷造りしてしまうとシワや汚れの付着に繋がってしまう可能性が高いです。
そのため、なるべく大きめのダンボールを用意し、オフシーズンの洋服から丁寧に詰めていくと良いでしょう。
また、引っ越し業者によってはハンガーボックスを提供してくれる場合もあるため、事前に確認をしておきましょう。
洋服は、一度荷造りしてしまうとどのダンボールに入れたか分からなくなりやすいため、どのダンボールに入っているか分かりやすく目印を付けておきましょう。
新居での整理が捗るはずでしょう。
布団などサイズが大きい物は、数枚重ねて布団袋に収納すると荷造りしやすいです。
また、布団類は破れやすいため、ワレモノと一緒に荷造りしないように注意してください。
スプーンやフォークなどは、1つにまとめて緩衝材で包んでおくと荷造りが捗ります。
ハサミや包丁といった危ない物は、ダンボールを二つ折りにして刃を包み込み、ガムテープで慎重に固定したうえで荷造りしましょう。
新居での整理や運搬中などに、はみ出た刃であなたや引っ越し業者がケガをする危険性があるため、十分注意しておくことが大切です。
最後に、その他の物を荷造りする方法について解説していきます。
本は、サイズの小さいダンボールに詰めていくだけで意外と簡単です。
その際、ダンボールの底が本の重みで抜けないようにだけ注意してください。
また、運搬中に雨の浸水などで本が汚れないように、タオルで包んでおくとより安心です。
シャンプーやリンスといったバスグッズは、運搬中に内容物がこぼれやすいです。
そのため、それぞれの容器をラップやタオルで包み、輪ゴムでしっかり固定したうえで荷造りを行います。
また、箱などに収納して荷造りする際も、ビニール袋などに入れて運搬中に内容物がこぼれないように工夫をする必要があるでしょう。
中身の入ったスプレー容器は、気圧の変化などで破裂する可能性があるためかなり危険です。
そのため、新居に持ち運びするのではなく、引っ越し当日までに使い切るか廃棄するようにしましょう。
もし運搬してもらう場合は、直射日光を避けるためにしっかり梱包するなど、なるべく温度が変化しないように気を付けてください。
自分で荷造りを進める場合は、なるべく引っ越し業者が運搬を始めるまでに荷造りを完了させる必要があります。
万が一荷造りが間に合わなかった場合、引っ越し業者が立てているスケジュールが狂ってしまう可能性もあります。
そうなってしまうと、引っ越し業者に迷惑をかけてしまうのはもちろん、追加費用を請求されてしまいかねません。
そのため、もし荷造りが間に合わないように感じたら、引っ越し業者に追加費用を支払って荷造りの手伝いをお願いすると良いでしょう。
引っ越しシーズンは、たくさんの方が粗大ゴミの回収を依頼します。
もしのんびり準備を進めていると、引っ越し当日に粗大ゴミの回収が間に合わない可能性もあるでしょう。
また、回収してほしい粗大ゴミが複数ある場合、自治体によっては数日に分けて回収作業を行うため、引っ越し当日に間に合わない可能性が高いです。
もし粗大ゴミの回収が間に合わないと感じたら、不用品回収業者のサービスを利用すると良いでしょう。
不用品回収業者は、粗大ゴミの回収を依頼すればすぐに作業を進めてくれます。
回収を申し込まれたお客様の元へ出向き、その場で見積もりを作成します。
見積額に同意ができたうえで作業を開始するため、費用を多く取られる心配もありません。
また、粗大ゴミだけでなく一般ゴミの回収も行ってくれる業者もいるため、不用品を一気に処分したい場合にとても便利です。
引っ越しが無事に完了したら、荷物の入ったダンボールを1つずつ開けていきましょう。
新居での生活をスムーズに始めるために、荷物の整理はなるべく早く済ませてしまうのが基本です。
とはいえ、仕事や家事が忙しくてなかなか整理整頓ができないことも考えられます。
下記にまとめた4つの手順で整理整頓を進める方法があります。
上記の順番で進めていけば、効率良く片付けを進められるでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
いかがでしたか。
引っ越し当日までの準備は、下記の4ステップで進めていきます。
中でも不用品の処分は早めに行う必要があり、もし遅れてしまうと引っ越し当日に間に合わない可能性まで出てきます。
もし間に合わないと感じたら、無理をせずに不用品回収業者を利用すると良いでしょう。
詳しい荷造り作業も本記事にまとめていますので、ぜひ引っ越し準備の参考にしてみてください。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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