部屋が散らかることで、
- 使いたい物がどこにあるのか分からない
- 害虫が部屋によく出てくるようになった
- 恥ずかしくて、人を家に呼べない
など、起こるデメリットは計り知れません。
状況がひどくなれば、汚部屋やゴミ屋敷化するリスクもあります。
とはいえ、片付けや掃除の仕方がよく分からないという方は少なくないでしょう。
この記事では、整理収納術や収納アイデアと合わせて、部屋を片付けるコツを紹介します。
目次
部屋が片付かない原因
片付けに取り掛かる前に、なぜ部屋が散らかってしまうのか、その原因について考えてみましょう。
- もったいない精神が強い
- 物の定位置が決まっていない
- 収納スペースと物量が合っていない
物を大切にする気持ちは大切ですが、“もったいない精神”が強すぎるのも考え物です。
物をうまく捨てられないと部屋がいらない物で溢れ、収納場所が足りなくなります。
収納スペースと物量は合わせるのが基本ですから、アイテムが多すぎれば、部屋が片付かないのも当然です。
さらに、定位置が決まっていないと、物が出しっぱなしになり、状況はどんどん悪化していきます。
しかし逆を言えば、この3点さえクリアできれば、部屋の片付けは難しくありません。
部屋が片付かない原因を知ったところで、片付けるコツをお話ししていきましょう。
片付け上手になるコツ
部屋の片付けや整理整頓は、苦手意識を持つ人も多いですが、思ったほど難しくありません。
どんな人でも、コツさえつかめば「片付け上手」になれます。
収納は片付け後に購入する
収納アイテムは物量や部屋の大きさに合わせて選ぶのが基本です。
しかし片付け前と後では、部屋のスペースはもちろん物量も変わります。
部屋のスペースやお金をムダなく使うためにも、部屋がきれいに片付いた後に収納を購入する事を推奨します。
いらない物を手放す勇気を持つ
部屋を片付けるには、物量を減らすことは避けられません。
しばらく使っていない物も、「いつか役に立つかも」と捨てずにいる人も多いかと思いますが、別れを惜しむ気持ちを抑え、ときにはいらない物を手放す勇気も必要です。
しばらく使っていない物や、今後も出番がなさそうな物は、思いきって断捨離し、物量を減らしましょう。
片付けはスケジュールを立ててコツコツと
ダイエットと同じように、片付けも一気に行うとリバウンドする可能性があります。
1日で部屋を片付けるのではなく、「今日はクローゼット」など、スケジュールを立てて進めることが大切です。
自分のペースで焦らず進めていけば、きれいな部屋に生まれ変わります。
片付けはどこから始める?
部屋の片付けを始めようとしても、どこから手を付けるか迷うこともあるでしょう。
まずは小さいスペースを1箇所決めて整理整頓することで、片付けをやりきった達成感が得られ、掃除に対するモチベーションが上がります。
家の中でも広さのあるリビングは、テーブルなどの家具を移動させるなど作業が多いため、片付け途中で挫折しやすいです。
できるだけ小さい範囲から進めて、やる気を上げていきましょう。
片付けをする前に用意するもの
部屋の片付けを始める前に、必要なアイテムを揃えておきましょう。
- ゴミ袋
- 紙ひも、ビニールひも
- はさみ
- 軍手、ゴム手袋
- 片付け後のご褒美
整理や断捨離を進めていくと不用品やゴミが出ますから、ゴミ袋は必須です。
分別できるよう多めに用意しておくと、作業がスムーズに進みます。
はさみ・ひもは、本やダンボールの整理に役立ちます。
手が傷つかないよう、軍手やゴム手袋もあると安心です。
また、作業中のモチベーションを保つために、片付け後のご褒美を用意するのも良いでしょう。
好きなスイーツでも良いですし、マンガ本を読むなど、片付け後の楽しみを準備して取り掛かりましょう。
不用品の処分方法に関してはこちらもご覧ください。
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部屋が片付く5つのステップ
それでは本題、部屋がきれいに片付く方法を5ステップで紹介します。
部屋を整理整頓するには、順序が大切です。
【ステップ1】片付けの「やる気」を出す
整理整頓を始める前に、自分のやる気を引き出しましょう。
やる気をアップする方法として、次の4つが挙げられます。
- 時間を決めて作業を進める
- 片付け前の部屋を写真に残しておく
- 気分が乗る音楽をかける
- 片付いた後のキレイな部屋を想像する
やる気や集中力が長く続かない方は、作業時間を決めるのも一つの方法です。
アラームは10分~20分程度の短い設定で構いません。
集中して片付けることで、ダラダラせずに作業できます。
また、片付けた前の写真を撮影し、ビフォーアフターを見比べてやる気を出すのもいいでしょう。
音楽をかけるときは、テンポの速い楽しい気分になれる曲を選択してみてください。
【ステップ2】物をすべて取り出す
やる気を引き出したら、さっそく片付け作業に取り掛かります。
まずは、片付けスペース内にある物をすべて出していきましょう。
床に置いてある物はもちろん、タンスや棚、衣装ケースや食器棚に入っている物もすべて出します。
収納をすべて開けることで、今持っている物量が把握できます。
次のステップへ進むためにも、物をすべて取り出すことは重要な作業です。
【ステップ3】残す物と捨てる物に分ける
物量を把握したら、今度は分別作業に取り掛かります。
「残すもの」と「捨てるもの」の2つに分別し、物量を減らしていきます。
もし捨てるべきか迷う物がある場合は、保留用に別に分けておくと良いでしょう。
保留にしたアイテムは、収納場所を決めるときに、どうするか再検討しましょう。
また、「いつか使うかも」と思っていても、1年以上使っていない物を再び使うことは少ないです。
【ステップ4】収納する
残す物と捨てる物を分別できたら、収納作業に移ります。
今よりも暮らしやすい部屋になるよう、利用頻度に合わせて収納するのがコツです。
一度整理出来たとしても、元の場所に戻しづらければ綺麗な状態は長続きしません。
例えば毎日使う物は取りやすい場所、利用頻度が低い物は手の届きにくい場所でもよいでしょう。
このとき“誰が使うのか”ということも非常に重要です。
子どもの物なら、お子さんの目線に合わせるなど、使う人に合わせて整理していくと、家の中が必然と散らかりにくくなります。
ちなみに、収納は無理をして隠す必要はありません。
動線や使いやすさを意識して片付けていくと、暮らしやすい部屋へと生まれ変わります。
【ステップ5】キレイな部屋を維持する
部屋がすっきりと片付いた後は、その状態をキープしていくことが大切です。
リバウンドして汚部屋へ戻ってしまうことがないよう、片付け後も収納場所の見直しを定期的に行いましょう。
動線と収納場所が合っていれば、暮らしやすく散らかりにくい部屋がキープできるはずです。
また、綺麗な部屋を維持するために、
- 物を買うときはあらかじめ収納場所を考える
- 新しい服を一着購入するのなら、今ある服を1枚手放す
など、不要な物を増やさない意識を持てば、物が溢れません。
捨てることに迷ったら
片付けと断捨離はセットです。
物を減らせば、部屋も片付きます。
もし、物を捨てることに躊躇してしまうときは、次の方法を試してみてください。
- 残しておく期間を決める
片付け中にいったん「保留」にした物は、残しておく期間を明確にしておきます。
「1年以内に使わなかったら手放す」など、タイムリミットを設けることで、納得して手放すことができます。
- 収納に入りきらない物は処分を
残しておきたい気持ちはあっても、収納場所が足りなければ物を減らすことは避けられません。
「衣類はクローゼットに入る分だけ」「化粧品はケースに入る分だけ」など、ルールを決めて物量に上限を設けることも効果的です。
- お気に入りの物は無理して手放さない
長年使っていなくても、気に入っている物は、無理して手放す必要はありません。
特別な理由があって捨てられない物は、宝物と同じです。
自分にとって大切な物は、処分せず大切に残しておきましょう。
まとめ
部屋の片付けや整理で重要なことは、部屋の中にある物を減らすことにあります。
物がすっきりと片付けば、物が散らかることもなくなり、掃除の負担も減ります。
暮らしやすい住まいが手に入るほか、余計な買い物や探し物が減り、お金と時間の節約にも繋がります。
コツさえつかめば、片付けのハードルはそれほど高くありません。
毎日の心がけ次第で部屋は快適な空間へと生まれ変わります。
どうしてもうまく片付かない、思うように進まない、物が大量にあるなどの場合は、不用品回収業者などプロの力を頼るのもひとつの方法です。
不用品回収業者の選び方についてはこちらの記事をご覧ください。
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