コラムblog
照明器具は、家具を変えるよりも手軽に部屋の印象を変えられ、模様替えにも役立つアイテムです。
近年では様々な種類の照明器具がたくさん販売されているので、コロナ禍でおうち時間が増えたことを機に、新しい物へ取り替えようと思っている方も少なくないのではないでしょうか?
そこで気になるのが、古い照明器具をどう処分するかという点です。
照明器具といっても、シーリングライトやシャンデリアなど、様々な種類があります。
また、サイズが大きいものも多いため、そのままゴミに出してもいいものか分からないという方も多いでしょう。
この記事では、照明器具の処分方法について紹介していきます。
目次
照明器具を自治体のゴミに出す場合、捨てる前にやるべきことがあります。
それは、照明器具に使われている電球や蛍光灯を取り外すことです。
電球や蛍光灯は、ガラス製の割れ物がほとんどです。
そのままゴミに出してしまうと、何かの拍子で割れて回収する人が手を切ってしまう可能性があります。
また、蛍光灯には微量の水銀が含まれていることから、「有害ゴミ」などに指定している自治体もあり、処分に注意が必要な品目なのです。
照明器具は、適切な方法で処分することが重要となります。
シーリングライトをはじめ、照明器具を処分する際は、電球や蛍光灯を外し、正しく分別しましょう。
では、電球や蛍光灯の処分方法について解説していきます。
電球は、大きく分けて、次の2種類に分けられます。
「白熱電球」と「LED電球」は、自治体によっては処分方法が異なります。
ここでは、この2つと蛍光灯、それぞれの処分方法について説明していきます。
白熱電球は、ガラス製です。
そのため、多くの自治体では、白熱電球を「不燃ごみ」に分類しています。
不燃ごみとして処分する際、回収に来た人がケガをしないよう、新聞紙や厚紙を使用して、包んでから捨てましょう。
また、中身を記載する、透明なビニール袋に入れるなどして、ガラス製の白熱電球が入っていることが分かるようにしましょう。
ただし、自治体回収のゴミ出しルールは、地域によって異なります。
適切な方法で処分するためにも、自治体に事前確認が必須です。
「自治体名 ごみ 照明器具」などのワードで検索すれば、その自治体のゴミの出し方を紹介しているホームページや、自治体の電話番号が見つかります。
LED電球の種類や材質は様々で、ガラス製や、プラスチック製のものもあります。
こういった材質に合わせて、正しい処分方法で廃棄することが重要です。
自治体によって違いはありますが、プラスチック製は「可燃ごみ」、ガラス製は「不燃ごみ」に出すのが一般的です。
ガラス製の場合は白熱電球同様、新聞紙で包むなどして、ゴミに出しましょう。
蛍光灯は、多くの自治体が「不燃ごみ」に分類しています。
ただし、蛍光灯の処分方法は先ほども説明したとおり、一部の自治体では「有害ゴミ」などに分類している場合もあるため、処分の際は注意が必要です。
蛍光灯を捨てる場合も、事前に自治体に確認しましょう。
蛍光灯は基本的に、ガラス製です。
ゴミに出す際は割れないよう、購入時の箱などに入れて、品名を書いて出すのが一般的。
地域によっては、スーパーや家電量販店などの入り口に蛍光灯の回収ボックスが置かれていることもありますので、積極的に活用するといいでしょう。
続いて照明器具本体の処分方法について説明していきます。
照明器具の処分方法は、次の4つです。
それでは、ひとつずつ説明していきます。
照明器具を処分する際、できることならお金をかけずに済ませたいものです。
自治体回収の「不燃ごみ」は無料で処分できるので、経済的な負担がゼロです。
ただし、各自治体が指定する粗大ごみのサイズは、約30cmとなっています。
もちろん、地域によって条件が異なりますが、このサイズ以下の照明器具であれば、基本的には自治体回収の「不燃ごみ」として廃棄が可能です。
サイズが小さい電球や蛍光灯は、本体から取り外して「不燃ごみ」の日に出しましょう。
「不燃ごみ」のごみ袋に入れる、設置された回収ボックスに入れるなど、ゴミの出し方も自治体のごみ出しルールに沿って行います。
各自治体が指定する大きさを超えるものは、粗大ごみとして出します。
東京23区の場合、一辺の長さが30cmを超えれば粗大ごみ。
横浜市の場合は、金属製なら一辺の長さが30cm以上、それ以外の材質なら50cm以上の物が粗大ごみの対象です。
このように、自治体によって条件が異なります。
大きめの照明器具を処分する場合は、事前に自治体に確認しておきましょう。
粗大ごみの処分は、品目に応じてリサイクル料金がかかります。
粗大ごみの回収に伴うリサイクル料金は、品目・個数によって決まることがほとんどです。
リサイクル料金は全国一律ではないため、地域によってバラバラですが、多くの場合300円~500円程度です。
粗大ごみは申込制のため、事前予約が必要です。
自治体によって申し込み方法が異なりますが、一般的には各自治体の「粗大ごみ受付センター」が受付窓口となっています。
「粗大ごみ受付センター」は、電話またはWEBでの利用が可能です。
申し込みの際に、回収手数料の額と回収日が伝えられます。
回収日までに、コンビニや郵便局などで手数料と同額のリサイクル券を購入し、必要事項を記入して処分する照明器具に貼っておきます。
リサイクル券は、分かりやすい目立つ場所に貼っておきましょう。
回収日の当日朝までに、指定の粗大ゴミ回収場所に置いておくと、回収してもらえます。
ただし粗大ごみの場合は、自宅からの搬出は自分で行う必要があるため、処分したい照明器具が大きかったり重量があるものは運ぶのに苦労します。
運ぶのが難しい場合、照明器具を分解してゴミに出す方法もあります。
30cmより小さなサイズにすれば、運びだすのもラクな上に、処分料も無料です。
ただし、照明器具によっては分解しづらく、コツがいるものもあります。
ケガをする危険もあるので、照明器具の分解は無理のない範囲で行いましょう。
購入から5年以内で、壊れていない照明器具なら、リサイクルショップに買い取ってもらえる可能性もあります。
ゴミとして廃棄するより、資源を有効活用することは、SDGSの観点からも重要なことです。
また、リサイクルショップの買取に出せば、処分料もかからず、現金化できる可能性もあります。
サイズの大きな照明器具は、出張買取サービスのあるリサイクルショップの利用がおすすめです。
出張買取サービスなら、スタッフが自宅まで訪問し、その場で査定と買取りをしてもらえます。
ただし、リサイクルショップの買取額は、ブランド物でもなければ、高額買取は期待できません。
「無料で処分できてお得」くらいの気持ちで申し込むといいでしょう。
大きな照明器具を粗大ごみに出す場合、一軒家なら自宅の前、集合住宅なら敷地の前まで運び出さなければなりません。
一人暮らしや、集合住宅にお住まいの方など、自分で運び出すのが難しい場合もあるでしょう。
そんなときに役立つのが、不用品回収業者です。
不用品回収業者は、自宅からの搬出・回収、すべてスタッフが行います。
粗大ごみのような、手続きも不要です。
最短で当日中に作業してもらえるスピード感も、不用品回収業者に依頼するメリットです。
ただし、サービスが手厚い分、自治体の粗大ごみのリサイクル料金より、回収料金は高くなっています。
照明器具を処分する方法は、電球や本体サイズによって様々です。
粗大ゴミに出すのか引き取り手を探すのか、自治体のルールや自分に合った処分方法など、よく確認して処分しましょう。
おうち時間が増えた今、照明器具で手軽に部屋の印象を変え、気持ちも新たに生活するのもよいのではないでしょうか。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
\ SNSでシェアする /
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
もっと見る▼
※WEB限定割引はパッケージプランは対象外となります。
※お見積り金額からのお値引きとなります。