机は大きさも重さもあるので、処分に困っている方は少なくないと思います。
家や事務所に不要な机があるけれど、処分方法が分からず悩んでいるという方もいらっしゃるでしょう。
更に、机は種類によって処分方法も異なってきます。
当記事では、机の種類や処分方法を分かりやすくまとめていくので、机を処分したいと考えている方は是非参考にしてみてください。
目次
机を処分したい時はどうするの?
子どもが大きくなって不要になった机がある場合、どのように処分をしたらいいのでしょうか。
机を処分する場合は、処分したい机がどのようなものかによって変わってきます。
机の種類は、
- 学習机
- PCデスク
- 事務机(オフィスデスク)
と主に3種類に分けられます。
これらは同じ机ではありますが、処分方法が異なります。
どのように処分するのか、なぜ処分方法が異なるのかは次の項目で詳しく解説していきます。
机を捨てる場合のゴミの分類とその理由
3種類ある机のゴミの分類は以下のように分かれます。
机の種類 |
ゴミの種類 |
学習机・パソコンデスク |
家庭ゴミ |
事務机 |
事業系ゴミ |
同じ机なのにゴミの分類が分かれる理由は、その机がどのように使われてきたかということで決められています。
一般的に学習机とパソコンデスクは、自宅で使用するものです。
そのため、ゴミの分類は「家庭ゴミ」となり、粗大ゴミとして処分します。
しかし、事務机は仕事で使うことが前提です。
事務机は事業で使うものなので、ゴミの分類は「事業系ゴミ」となります。
ですが、
- 事務机だけど家庭で使っていた
- 学習机やパソコンデスクを事業で使っていた
という、イレギュラーなケースもあるのではないでしょうか。
その場合は、机の種類に関わらず、使っていた場所の区別が適用されます。
事務机でも家庭で使っていたなら家庭ゴミ、事業で使っていたならどんな机でも事業系ゴミ、として処分をします。
事務机の処分方法
まず、事業系ゴミは、量に関わらず、家庭ゴミの集積場所(市の収集)に出すことはできないと法律「廃棄物の処理及び清掃に関する法律第3条」で定められています。
家庭ゴミの集積所に事業系ゴミを排出した場合、不法投棄と見なされます。
不法投棄は廃棄物処理法違反として5年以下の懲役若しくは. 1,000万円以下(法人の場合は3億円以下)の罰金または併科に処せられる場合があるので、処分方法は決して間違わないでください。
では、その他の処分方法を見ていきましょう。
オフィス家具買取業者に買い取ってもらう
事業用の事務机は、オフィス家具の買取業者に買い取ってもらうことも可能です。
出張買取であれば、事務机を運び出す手間はかかりません。
ただし、多くのオフィス家具買取業者では、買取りの際に運搬費用がかかります。
運搬費用が買取額を上回り、かえってお金がかかるケースもあるので注意しましょう。
再生利用業者に引き渡す
事務机がまだ使えると思ったら再生利用業者に引き渡すこともできます。
所属している自治体長の許可を持つ一般廃棄物処理業者に委託して手続きを進めることとなります。
自治体のホームページなどに、一般廃棄物処理業者のリストが掲載されているので、そちらを参考にしてみてください。
事業者が自ら処理施設に自己搬入する
自己搬入は各自で処理施設へと事務机を搬入していきます。
10kgにつき100円など、料金は自治体毎に異なります。
また、搬入前に事前に書類手続きを済ませるなどのルールがあるので、まずは自治体に確認をしておきましょう。
自治体により、
- 「事業系一般廃棄物ごみ処理協議書」
- 「事業系一般廃棄物ごみ搬入承諾申込書」
- 「事業系一般廃棄物ごみ搬入承諾書」
これらのような届け出を出すこととなります。
自己搬入の際は、決められている基準を遵守しなければなりません。
学習机・パソコンデスクの処分方法
残りは学習机とパソコンデスクですが、基本的にどちらも家庭ゴミなので、処分方法は同じです。
また、事業系ゴミのように出し方に厳しいルールはないので、友人に譲ったりリサイクルショップに持ち込むことなどもできます。
学習机とパソコンデスクの処分方法で、考えられる方法もそれぞれ見ていきましょう。
粗大ゴミに出す
学習机やパソコンデスクの処分方法として、最も一般的なのが、自治体の粗大ゴミに出すことです。
粗大ゴミの出し方は、自治体の「粗大ゴミ受付センター」に申し込みをします。
申し込みの際に、処分にかかる手数料や回収日を教えてもらえるので、アナウンスに従って処分を進めていきましょう。
処分する日にちが決まったら、回収日の朝までに、自宅前に出しておけば回収してもらえます。
自治体によって、コンビニエンスストアなどで手数料分の処理券を購入し、処分する机に貼ってから出すなど決まりがありますので、受付の際に確認しておくと安心です。
また、一軒家ならいいですが、マンションの高層階から机を運ぶのは大変です。
学習机を自宅前に運ぶ際には、全ての引き出しを抜き出しておくと、机本体が軽くなって運びやすくなりますよ。
解体して一般ゴミに出す
- 粗大ゴミでかかる手数料を節約したい
- 運び出すのが困難
などの場合、分解して一般ゴミに出すのもひとつの方法でしょう。
パソコンデスクの場合、組み立て式がほとんどなので、ネジを外せば複数のパーツに分解できます。
ただし、解体できるパーツにも限度があるので、解体したパーツが自治体が規定したゴミ袋のサイズを超える場合、せっかく解体しても不燃ゴミなどでは出せなくなります。
頑張って解体したにも関わらず、ゴミ袋のサイズを超えていたら結局粗大ゴミで出すことになるので解体したらどのぐらいまで小さくできるかを見極めてから解体作業に入る方が
良いでしょう。
リサイクルショップに買い取ってもらう
家庭用の机は、リサイクルショップに買い取ってもらうことも可能です。
出張買取なら、スタッフが自宅まで来て、机を回収してくれるため、運び出す手間がかかりません。
ただし、良い状態の机でないと買い取ってもらうのは難しいでしょう。
学習机の場合、子どもが長年使うこともあって、落書きや落ちない汚れが付いているケースが多くなっています。
この場合、リサイクルショップでは買い取ってもらえない可能性が高いです。
買い替え時に引き取ってもらう
家具屋の中には、家具を購入した際、同じ種類の古い家具を引き取ってくれる「引取サービス」をしているところもあります。
例えばニトリでは、配送員が家具を設置するタイプの商品を購入したお客さんに対して、商品と同等の家具を1回3,000円で引き取ってくれます。
買い替えにあたって、古い机を処分する場合は、引取サービスをしている家具屋で机を購入すると処分がスムーズに行えるのでおすすめです。
不用品回収業者に回収してもらう
大きくて重たい机は、粗大ゴミを出す際に自宅の外に運び出すのも大変です。
運び出すことが難しい方は、不用品回収業者に依頼するのも良いでしょう。
不用品回収業者に依頼すれば、重たい机もスタッフが運搬し、回収してくれます。
机を自分で運び出す手間がかからないため、非常に便利です。
ただし、不用品回収業者に依頼した場合の料金は、粗大ゴミの処分手数料より高額になってしまいます。
業者によっても料金が違うので、いくらくらいかかるのか、問い合わせてみるといいでしょう。
まとめ
机の処分方法は、種類によって異なります。
事業系ゴミか家庭ゴミのどちらに該当するかで、処分方法が大きく異なることが分かりました。
家庭ゴミの出し方は粗大ゴミを始め、そこまで難しいものではありませんが、事業系ゴミとして机を処分する場合は、事前に届け出が必要となるなど、所属している自治体のルールに沿って進めていく必用があります。
事業系ゴミの場合は、まずは自治体のホームページを確認してみてください。
決められた処分方法に従って、正しく処分をしていきましょう。