家のなかで無くしてしまい、買い足したりして、いつの間にか使わない文房具が増えてしまうなんて経験はありませんか?
成長して役目を終えた子ども用のはさみや、中途半端に余ったものの使い道のないノリなど、不要な文房具はよく見てみるとたくさんあるものです。
また、近年のペーパーレス化により、企業でも文房具離れが加速しています。
文房具を使わなくても業務が円滑に行えることが多くなったことで、引き出しのなかがゴチャゴチャしている人は少なくないはず。
しかし、「いつか使うかもしれない」「まだ使えるから」という理由から、使わない文房具も取っておきがちです。
しかし、そういった使っていない文房具は、家や職場が片付かない要因の1つとなります。
また、文房具は種類によって形状や材質が異なることから、どう処分すれば良いのか悩みやすい品目のため、なかなか処分が進みにくい側面も。
そこで今回は、文房具の処分方法を種類別にまとめました。
文房具はゴミとして処分する以外にも手放す方法もありますので、あわせてご紹介いたします。
目次
そもそも文房具は何ゴミで捨てられる?
文房具は種類によって形状が異なりますが、基本的にはほとんどのものを、自治体が収集する「一般ゴミ」として処分をすることが可能です。
ただし、ゴミ出しルールなどの詳細は、自治体によって異なりますので、公式ホームページで確認してから捨てましょう。
文房具の正しい5つの捨て方
多くの文房具は燃えるゴミや燃えないゴミとして分別が可能です。また、回収ボックスを活用したリサイクルや、友人や知人に譲る方法、フリマアプリでの出品、不用品回収業者への依頼といった手段があります。
ここでは、文房具の正しい捨て方について、5つの選択肢を紹介します。
燃えるゴミや燃えないゴミとして捨てる
文房具の多くは、燃えるゴミや燃えないゴミとして自治体のゴミ収集日に出すことができます。たとえば、紙製のノートや木製の鉛筆は燃えるゴミ、金属製のはさみやプラスチック製の定規は燃えないゴミとして分類可能です。
ただし、ゴミの分別方法は自治体によって異なるため、正しい分別を行うには各自治体のゴミ出しルールを確認することが重要です。特にシャープペンシルの芯やインクが残っているペンなど、細かい部分の捨て方が異なることがあります。
刃物を含む文房具は新聞紙や厚紙で包み、「危険」と明記してから捨てると安全です。不適切な捨て方はリサイクルの妨げとなり、環境に負荷をかけるため、必ず自治体の指示に従って捨てるようにしてください。
文房具の回収ボックスを活用する
文房具専門店やスーパーマーケットなどに設置されている文房具の回収ボックスを利用すると、リサイクルが可能です。使用済みのペンや修正テープなどを回収ボックスに入れることで、新しい製品に再利用されます。
これにより、資源の無駄遣いを防ぎ、環境保護に貢献することができます。リサイクルボックスの設置場所については、各店舗の案内やウェブサイトで確認することができるため、近くの回収ボックスを探してみましょう。
正しいリサイクルを心がけることで、持続可能な社会の実現に寄与できます。
友人や知人に譲る
まだ使用できる文房具は、友人や知人に譲るのも一つの方法です。学生や子どもがいる家庭など、文房具を必要としている人に渡すことで、無駄を減らすことができます。
特に、学校で多くの文房具を必要とする学生や、創作活動を楽しむ子どもがいる家庭では、大変喜ばれるでしょう。自分では使わなくなった文房具も、他の人にとっては有用なアイテムになることがあります。
ソーシャルメディアや地域の掲示板を活用して、譲り先を探すのも効果的です。文房具を譲ることで、物を大切にする文化を広めることができ、持続可能な社会の実現に貢献できます。
フリマアプリなどで出品する
未使用や新品同様の文房具は、フリマアプリやネットオークションに出品することで、必要な人に再利用してもらえます。特にブランド物やセット商品は、思わぬ高値で売れることもあります。
たとえば、高品質な筆記具やデザイン性の高いノートなどは、文房具マニアやコレクターにとって魅力的です。出品する際は、商品の状態や特徴を詳しく記載し、迅速な対応と丁寧な梱包を心掛けることが重要です。
限定版や廃盤商品は特に高値で取引される可能性があります。フリマアプリを活用することで、単に捨てるのではなく、文房具が必要な人の手に渡り、無駄を減らし、資源の有効活用にも繋がります。
不用品回収業者に依頼する
大量の文房具や捨てづらい文房具は、不用品回収業者に依頼することも検討しましょう。不用品回収業者は、自宅まで引き取りに来てくれるため、一度に大量の文房具を手放せて非常に便利です。
特に引っ越しや大掃除の際には、一度に多くの文房具を捨てる必要がある場合も多いため、回収業者の利用は効率的です。さらに、回収業者は文房具以外の不用品もまとめて引き取ってくれるため、家全体の整理整頓にも役立ちます。
また、業者によってはリサイクル可能な品目を適切に処理してくれるため、環境保護の観点からも優れた選択肢です。
種類別!文房具の正しい捨て方
今回は、文房具のなかでもゴミとしてよく出るもの、処分法に迷うものを中心に、適切な捨て方について解説いたします。
はさみ
先端がとがっているはさみは、文房具のなかでもとくに捨て方に困ってしまいますよね。
刃物になるので、そのままゴミ袋に入れるのも危険です。
はさみを捨てる際は、ゴミを収集する人がケガをしてしまうことのないよう、刃の部分を何かで覆ってから捨てるようにしましょう。
包むときは、新聞紙や厚紙などが便利です。
刃の部分に厚紙や新聞紙を巻き、テープでしっかり留めます。
刃を包んだ紙の部分に、赤字で「きけん」と記載しておくと、収集員にも注意を促しやすいです。
はさみは、「不燃ゴミ」として出せる地域が多いですが、自治体のゴミ出しルールに合わせて適した方法で捨てましょう。
カッター
カッターも、はさみ同様、捨てる時に悩みやすい文房具のひとつです。
カッターも刃物なので、紙などに包んで捨てるのがマナー。
むき出しのまま捨てるのはNGです。
とくにカッターの刃は小さく気づきにくいため、はさみ以上に安全に配慮する必要があります。
ゴミ袋を突き破って、カッターの刃が外に出てしまうことのないように、しっかり包みましょう。
カッターも、基本的には「不燃ゴミ」として捨てられます。
ノリ
使い切っていない場合、容器からノリを取り出す必要があります。
スティックのりや液体のりなど、まだ中身が入っている場合は、ノリをすべて取り除きましょう。
取り除いたのりは「燃えるゴミ」として出すことができます。
のりが入っていた容器は、材質によって処分方法が異なります。
多くのノリは、プラスチック製の容器に入っていることが多いので、「プラスチック製容器包装」として出すことがほとんど。
ただし、容器をいくら洗ってもノリが完全に落ちない場合は、「可燃ゴミ」扱いになる自治体もあります。
ペン、クレヨン、シャープペン
文字を書く文房具は、どれも「可燃ゴミ」として処分して良いように思えますが、材質によって処分の仕方が異なるため注意が必要です。
クレヨンやクーピ―、鉛筆は「可燃ゴミ」としてそのまま出すことができます。
シャープペンシルの芯も、同様に可燃ゴミ扱いです。
しかし、シャープペン本体や、シャープペンの芯が入っていた容器は、プラスチックで作られているものがほとんど。
そのため、可燃ゴミではなく「プラスチック製容器包装」に該当します。
絵の具
使い切らずに中身が残ったままになっていることが多く、そのままゴミとして出してよいのか迷いやすい絵の具。
ノリ同様に中身を出した方が良いように思えますが、基本的には中身が残っていても大丈夫です。
そのまま「可燃ゴミ」として捨てられます。
ただし、絵の具も自治体によって捨て方のルールが違う可能性があるので、事前に確認しておくと安心です。
いらない文房具を捨てることができない時の対処法
文房具の捨て方について解説いたしましたが、まだ使える文房具は、ゴミとして捨ててしまうのはもったいないと感じる方もいらっしゃると思います。
壊れてしまったものは捨てるしかありませんが、まだまだ書けるペンやクレヨンなど、使える文房具もたくさんあるはず。
こういった再利用できる文房具は、捨てる前に「寄付」することも検討してみませんか?
文房具を寄付することは社会貢献にも繋がる
自分にとっては不要になった文房具でも、まだまだ使えるものであれば、新しい持ち主の素で活躍できます。
寄付によって集まった文房具たちは、日本国内ではなく、アジアなどの発展途上国へ届けられることがほとんどです。
世界には、日本よりもずっと貧しい国々がたくさんあります。
毎日の生活をするだけでも厳しい状況のなか、勉強をしたくても満足に文房具が買えない地域も数多くあるのが世界の現状です。
そのため、日本では貰い手がいない役目を終えた文房具でも、海外では喜んで受け取ってくれる人たちがたくさんいます。
文房具をただ捨てるのではなく、寄付という選択を選べば、世界中の子どもたちへの支援にもつながります。
文房具を寄付するには?
使わなくなった文房具を寄付しようにも、どこへ贈ればよいのか迷ってしまう人がほとんどかと思います。
結論から言うと、文房具を寄付するときは個人ではなく、支援団体へ贈るのが一番手っ取り早いです。
日本には、海外への支援を行っている団体が数多くあり、そのなかに一般からの寄付を受け付けているところもあります。
インターネットで、検索をすれば、文房具の寄付を募っている団体が見つかるので、そういった団体を使って寄付をしましょう。
寄付できる文房具は?
使わなくなった文房具とはいっても、状態は物によって異なるもの。
寄付をする場合は、「リユースできること」が前提です。
そのため、あまりにも使い古した文房具は寄付をするのに適しているとは言えません。
寄付を受け付けている文房具の種類や状態については、各団体によっても違いがあります。
基本的には、えんぴつ、ノリ、消しゴム、レターセット、メモ帳、ノート、ペン、定規など、勉強に必要な文房具は寄付の受け入れをしている場合が多いです。
ただ、寄付の受け入れをしている団体のなかには、使いかけの文房具は寄付ができない場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
文房具を捨てるなら遺品整理七福神にご依頼がおすすめ
大量の文房具や捨てづらい文房具は、「遺品整理七福神」に依頼するのがおすすめです。不用品回収業者として信頼されている七福神は、自宅まで回収に来てくれるため、大量の文房具を一度に手放すことができます。
また、七福神は遺品整理やゴミ屋敷の片付けなど幅広いサービスを提供しており、貴重品や再利用可能な品物の査定も行います。丁寧な対応と明朗会計で安心して利用できるのが魅力です。
文房具を捨てようと検討している方は、ぜひ「遺品整理七福神」の公式サイトをご覧ください。
まとめ
文房具は種類によって適切な捨て方が異なります。捨てる際は必ず自治体のルールに従い、正しい方法で捨てるようにしましょう。
不要になった文房具は、単に捨てるだけでなく、寄付するという選択肢もあります。寄付を通じて社会貢献ができ、必要としている人々の助けになるため、まだ使える文房具は捨てる前に寄付を検討してみてください。
大量の文房具や捨て方に困る文房具の処理には、「遺品整理七福神」の利用がおすすめです。七福神は信頼できる不用品回収業者で、自宅まで回収に来てくれるため、一度に大量の文房具を手軽に捨てられます。
また、遺品整理やゴミ屋敷の片付けなど幅広いサービスを提供しており、貴重品や再利用可能な品物の査定も行います。丁寧な対応と明朗会計で安心して利用できるのが魅力です。
文房具を捨てようか検討中の方は、ぜひ「遺品整理七福神」の公式サイトをご覧ください。