好みが変わったりサイズが合わなかったりして、長い間靴箱にしまいっぱなしになっている靴はありませんか?
また、「いつか処分しよう」と思っていた靴が、引っ越しや断捨離でたくさん出てくることも少なくないでしょう。
靴はサイズや形がいろいろです。
素材も金具も靴によって異なるため、処分方法に困ってしまうことが多いです。
とくに、成長とともにサイズアウトする子ども用の靴は、あっという間に溜まってしまいがちです。
そこで今回は、捨て方に悩みやすい靴の処分方法について、徹底解説いたします。
処分方法だけと合わせて、靴を捨てるタイミングや状態についてもご紹介していますので、参考にしてみてください。
目次
靴の「捨てどき」はいつ?
靴を処分する基準は人によって異なります。
穴があくまで履く人もいれば、ワンシーズン履いただけで二度とはかなくなる場合もあるでしょう。
しかし、そのまま置きっぱなしにしていては、靴はどんどん増えてしまいます。
処分するタイミングに困ることが多い靴は、きちんと「捨てどき」を決めておくことが大切です。
ボロボロで修理ができない靴
穴が空いたり、底がすり減ったりしているようなら、靴を捨てるタイミングです。
気に入っている靴でも、修理に出せないほど状態が悪い場合は、思い切って処分しましょう。
1年以上履いていない靴
まだ履ける靴でも、長期間履いていない靴は、手放すことを検討しましょう。
長い間履いていない靴は、何かしらの理由があることが多いです。
「サイズがあわない」「靴ずれがする」「歩きにくい」といった理由なら、今後も履くことはないでしょう。
冠婚葬祭用の靴以外で履いていないものがあれば、一度手放すことを検討してみてください。
流行りの靴
衣服と同じで、靴にも流行があります。
流行りのデザインの靴は、一定期間を過ぎると履かなくなる人が多いです。
昔の流行りがまた再燃することもゼロではありませんが、次のブームはいつになるか予測できません。
流行りの靴、形やデザインが古い靴は、思い切って手放しましょう。
いらない靴は「捨てる」「売る」「譲る」の3つ
使わなくなった靴は、ゴミとして処分する前に一度踏みとどまってください。
「捨てる」以外にも、「売る」、欲しい人に「譲る」という手段もあります。
いらない靴が見つかったとき、基本的に「捨てる」のは最後の手段です。
まずは売れない考え、その次に譲る、売却も譲渡もできないときは、捨てることを考えましょう。
どんな靴が売れる?
靴を売りたいと思っても、ボロボロの靴は、当然“中古品”としての需要もありません。
売れる靴は、次のようなものです。
- 新品未使用品
- ブランド品
- 状態が良い(傷や汚れがない)
一番売れやすいのは、新品未使用のブランド品です。
タグや箱などの付属品も付いていれば、より高値で売れやすくなります。
必ずしも新品未使用である必要はありませんが、靴の状態が良いことは必須です。
履いていた靴でも、着用回数が少なく、キレイな場合は買い手がつくこともあります。
いらない靴を「売る」3つの方法
靴を売る方法は全部で3通りあります。
売る手順や需要、金額もそれぞれ異なるので、靴の状態や利用しやすい方法を検討しましょう。
フリマアプリで出品する
せっかく売却するのなら、できるだけ高値が付いた方がうれしいですよね。
そんな方には、個人間で取引をする「フリマアプリ」を検討してみましょう。
フリマアプリは、売りたい人と買いたい人をマッチングさせるためのものです。
そのため、高値が付きやすく、需要が高いほど高値で売れます。
また、新品ではなく着用感のあるものでも出品可能です。
ブランド品やプレミアのあるものなら、多少履きつぶしていても売れる場合もあるのです。
価格交渉やメッセージのやり取りなどが、アプリで簡単に行える軽さも、フリマアプリのメリットと言えます。
ただし、出品したからと言って、必ず売れるとは限りません。
売れるまでに時間がかかる場合もあれば、いくら値下げしても買い手がつかないこともあります。
売れた時の価格は高めではありますが、発送の手間や売れるまでの時間も必要です。
リサイクルショップで買い取ってもらう
いらない靴を売却する手段として、リサイクルショップの買取査定もあります。
リサイクルショップは、幅広いジャンルを取り扱っており、靴も買い取り対象のお店が多いです。
靴だけに限らず、衣類や電化製品、家具、おもちゃ、日用品、スポーツ・アウトドア用品など、いろいろな不用品も同時に査定してもらえます。
そのため、断捨離して出たものをまとめて売却できることがメリットです。
ただし、リサイクルショップの買取額は、フリマアプリよりも低くなります。
ブランド品や状態が良い品物でも、数十円しかつかなかったり、場合によっては値段がつかなかったりすることもあります。
査定額そのものが安いため、お金に換えたい方よりは「処分費用が浮けばよい」という方向きです。
また、状態が良くない場合は買取不可としている店が多いです。
持ち込んでもほとんど引き取ってもらえないケースも少なくないので、その点を十分理解しておきましょう。
靴屋の下取りに出す
靴屋では、履かなくなった靴の下取りを行っている場合もあります。
靴の下取りは、新しい靴を購入する際に受けられるサービスです。
店にもよりますが、ボロボロでリユースが難しい状態の靴でも下取りしてもらえることもあります。
そのため、靴を買い換えるのなら、売るよりも下取りに出した方がお得になる場合もあります。
ちなみに、靴を下取りに出した場合は、靴を購入する際に使える割引券を発行している店が多いです。
いらない靴を「譲る」方法
まだ履けるけれど、売れなかった場合は、捨てる前に譲ることを考えましょう。
誰かに履いてもらうことで、資源を有効活用し、ゴミを減らすことに繋がります。
不要になった靴を「譲る」方法は、次の3つです。
知人や友人に声をかけてみる
まずは、身近な人で靴を欲しい人がいないか声をかけてみましょう。
子ども用の靴は、成長とともにサイズアウトしてしまうため、貰い手が見つかりやすいです。
ママ友同士で声をかけ合うと、案外欲しい人がいたりすることもあります。
地元掲示板で引き取り手を探す
友人・知人で見つからなかった場合は、地元の掲示板で譲り先を探してみましょう。
欲しい人と譲りたい人をマッチングする掲示板を利用すれば、案外すぐに見るかることもあります。
地域ごとに絞れば、比較的近くの方に譲れることも。
また、フリマアプリのように、値段をつけて売ることもできます。
寄付をする
慈善団体などで、靴の寄付を募っている場合もあります。
自分にとっては履かなくなった靴でも、世界中の貧しい国では必要としている人が大勢います。
寄付に向いているものは、少し履いただけでサイズアウトしてしまった子どもの靴や、サイズや形が自分の足に合わなかった靴など。
靴の状態については、団体ごとに違いがあるため、確認が必須です。
寄付は社会貢献にも繋がるうえに、処分料を浮かせられるメリットもあります。
いらない靴が大量にある場合は、寄付を検討してみるとよいでしょう。
靴をゴミとして処分する方法
履きつぶした靴や、リユースするまでもない靴は、どんなに愛着があっても処分せざるを得ません。
靴を捨てる場合は、適切な方法で処分しましょう。
ゴミとして捨てる方法は、次の3つです。
自治体のゴミ収集に出す
靴を捨てる一番手軽な方法は、自治体のゴミ収集です。
多くの自治体では、靴を「燃えるゴミ」に分類しています。
しかし、自治体によっては「燃えないゴミ」扱いとしている場合も。
金属やゴム、革など、使用している素材ごとに処分方法も異なるため、燃えるゴミとして処分できる素材かどうかの確認も必須です。
金具や多い靴や、スポーツ用のスパイクなどは、分別が必要であったり、不燃ゴミ扱いであったりするケースもあります。
靴を何ゴミに出せばよいか迷ったときは、自治体へ相談してみましょう。
地域の資源回収に出す
自治体ごとに、資源回収を行っています。
資源回収の対象に靴も含まれている場合は、ゴミに出さず、回収してもらうのが適切です。
資源回収に出せば、まだ使える靴をリサイクルし、ゴミの削減に繋がります。
回収方法は自治体によって違いがあり、回収BOXを設置しているところもあれば、市役所に置いてあるBOXに入れるなどさまざまです。
また、対象となる靴の種類や状態も自治体ごとに決まりがあります。
資源回収に出す場合は、ルールを確認した上で利用しましょう。
不用品回収業者に依頼する
家具や家電を引き取ってもらうイメージが強い「不用品回収」。
回収品目が幅広いため、いらなくなった靴の回収も対応しています。
靴は素材や種類によって分類が異なるため、靴が大量にあると処分が大変になりがちです。
不用品回収業者なら、まとめて全部引き取ってもらえるので、ラクに処分できます。
また、自宅からの搬出作業のサービスに含まれているため、労力も時間もかからないことも、不用品回収ならではのメリットです。
ただし、便利な分、費用は割高なところです。
人件費や運搬費、車両費などもかかるため、靴だけの引き取りを依頼するのには向きません。
不用品回収業者は、家具、家電、衣類、布団など、さまざまなものを処分できます。
断捨離や引っ越しなどで、靴の意外のものもまとめて処分する場合に利用しましょう。
まとめ
いらなくなった靴の捨て方は、「捨てる」「売る」「譲る」という3つの方法があります。
靴を捨てるのは“最終手段”です。
すぐにゴミとして処分してしまうのではなく、まずは売ることを検討してみましょう。
売却が難しければ、人に譲ることを考えましょう。
しばらく靴箱を見ていない方は、この機会に見直して、「捨てどき」の靴がないかチェックするのも良いですね。
処分方法に迷ったときは、自治体へ問い合わせて、必要に応じて不用品回収業者の見積もりも利用しましょう。