ゴミ屋敷になってしまうと、どうすればよいのか分からないことでさらにゴミ屋敷を悪化させてしまうケースも多いです。
大量のゴミに埋もれたゴミ屋敷を目の前にする機会などそうそうありません。
そのため、理屈では「綺麗にすればよい」と思っていても、実際にどうすればよいのか分からなくなってしまうケースも多いです。
そこで住まいがゴミ屋敷になってしまった場合、どうすればよいのか具体的に解説していきましょう。
目次
ゴミ屋敷はどうすればよい?基本編
ゴミ屋敷とは住まいが堆積物で覆われている状態です。
どうすればよいのかといえば、綺麗になるよう掃除・片付けをすればよいのですが、どこから手を付ければよいのか、何から始めればよいのか分からない人も多いことでしょう。
そこでゴミ屋敷はどうすればよいのか、まずは基本的なポイントを抑えておきましょう。
自力か頼るかを考える
ゴミ屋敷をどうすればよいのかを考えた時、現実的な選択肢として自力で解決するか、あるいは他者を頼るかの選択肢があります。
自力で解決するとなれば手間暇がかかりますが自分のペースで取り組むことができます。
一方、頼れる存在としては行政と民間業者です。
行政の場合、地域住民福祉の観点からゴミ屋敷の解決に取り組みます。
民間業者は、サービスの一環としてゴミ屋敷を片付けてくれます。
このように、どうすればよいのか分からなくなってしまった場合、まずはこの点から考えてみましょう。
ポイントは「どうすれば解決するのか」
ゴミ屋敷をどうすればよいのか。
現実的な選択肢として、自らで解決するか、行政、専門業者に依頼するかの三択となります。
ここでポイントとなるのが正解・不正解で考えることではなく、自分自身に最適な方法を選ぶ点です。
三つの選択肢は優劣の違いではなく、特徴が異なります。
それぞれの環境・ライフスタイル等に応じてベストアンサーが異なりますので、「自分にとっての」ベストアンサーを選ぶべく、それぞれの特徴を把握しましょう。
ゴミ屋敷解決のための三つの選択肢のポイント
どうすればゴミ屋敷を解決できるかといえば、先にお伝えした以下の選択肢があります。
- 自力
- 行政
- 専門業者
それぞれについて、ポイントを解説していきましょう。
自力でゴミ屋敷を解決する
自力、つまりは自らで掃除・片付けを行ってゴミ屋敷を解決する方法です。
誰に相談する必要もなく、すぐにでも始められる点がポイントですが、自ら取り組むことになりますので気力・体力、そして時間が求められます。
長い歳月をかけて作られたゴミ屋敷をきれいにするとなれば、ましてや自力でとなれば、一日だけでは難しく、それ相応の時間がかかるでしょう。
自力でゴミ屋敷を解決するメリット
自力でゴミ屋敷を解決するメリットとして、誰かに相談する訳ではありませんのでゴミ屋敷となった自宅に誰かを招く必要はありません。
また、決して期限が定められている者でもありませんので、マイペースに取り組むことができます。
自力でゴミ屋敷を解決するデメリット
全て自らの責任で行いますので肉体的な負担がかかります。
また、掃除のノウハウがない場合、掃除そのものに関してもどうすればよいのか分からないことも多いでしょう。
ゴミの片付けはお住まいの自治体のゴミ出しルールに則ったゴミの分別から行わなければなりませんので時間もかかることでしょう。
結果、必ずしもゴミ屋敷を解決できるとは限りません。
どうすればよいのか分からず中断したまま途中で面倒になって投げ出してしまうケースとて十分にあり得る話です。
自力でのゴミ屋敷解決に向いている人
ゴミ屋敷を自力で解決する場合、ある労力、時間が必要になります。
そのため、双方に余裕のある人に向いています。
また、一度決めたら最後までやり抜く人にも向いています。
逆に時間に余裕がなかったり、自分で片付けるのが面倒、どうすればよいのか分からないといった人には向いていない方法です。
行政に依頼してゴミ屋敷を解決する
行政は地域住民の健全な生活のための場所でもあります。
ゴミ屋敷に限らず、生活の中で困ったことがあれば相談に乗ってくれるのが行政です。
特に近年はいわゆる「ゴミ屋敷条例」を制定してゴミ屋敷問題に力を入れている自治体も増えています。
自分でどうすればよいのか分からない場合、行政に相談するという選択肢は決しておかしなものではありません。
行政にてゴミ屋敷を解決するメリット
行政は親身に相談に乗ってくれる点が特徴です。
自宅のゴミ屋敷、さらにはライフスタイル等の状況を踏まえ、何をすべきなのかアドバイスをしてくれます。
もしもそれらのアドバイスが難しいのであれば、敢えてそれらのアドバイスを実践せず、行政代執行でゴミ屋敷を強制的に片付けてもらうこともできます。
行政にてゴミ屋敷を解決するデメリット
行政ができるのはあくまでもアドバイスです。
行政代執行は強制的にゴミ屋敷を撤去しますが、費用は基本的には自分で負担することになります。
また、行政に出向かなければならない点や、その場での即決が難しく、何をするにせよ時間がかかる点などもデメリットです。
行政でのゴミ屋敷解決が向いている人
自分でどうすればよいのか分からない人は行政に相談してみると良いでしょう。
また、ゴミ屋敷そのものだけではなく、自らのライフスタイルを見直してもらいたい人、誰かに話を聞いてもらいたい人や解決までスピードを求めていない人は行政への依頼が向いています。
専門業者に依頼する
ゴミ屋敷を片付ける専門業者は、ゴミ屋敷片付けのノウハウを持っています。
どうすればよいのかを熟知していますので、依頼するだけでゴミ屋敷を綺麗に片付けてくれることでしょう。
専門業者にてゴミ屋敷を解決するメリット
任せるだけで良いので自ら手間をかける必要がありません。
また、スピード感があります。依頼から実際にゴミ屋敷を片付ける作業まで数日以内で行われることも珍しくありません。
基本的に「依頼を受けて作業する」スタンスになりますので、作業も依頼者の意向に沿って行われますし、柔軟な対応も見せてくれることでしょう。
専門業者にてゴミ屋敷を解決するデメリット
専門業者は多々ありますので、信頼できる業者を見分ける必要がある点と、あくまでも民間サービスになりますので費用が発生する点がデメリットです。
ただし、行政に相談して結局は行政代執行に至った場合、結局費用は行政の言い値を自分で支払うことになりますので、専門業者に依頼した方が安くなる傾向にあります。
専門業者でのゴミ屋敷解決が向いている人
自分でどうすればよいのか分からない人で、かつ自分で作業するのが嫌だという人は専門業者が向いています。
また、スピード感を持った対応を行ってくれるので、すぐにでもゴミ屋敷を解決したい人にも向いています。
ゴミ屋敷をどうすればよいのかについてのまとめ
ゴミ屋敷の解決をどうすればよいのかといえば、自力で解決するか、行政や専門業者に依頼するかの三択です。
自力であればすべて自己責任ですがマイペースに行えます。
行政は親身に相談に乗ってくれますし、専門業者はサービスとしてゴミ屋敷掃除を行ってくれます。
どれが正解かではなく、自分自身に適しているのはどれなのかという観点から、どうすればゴミ屋敷を解決できるのかを考えてみましょう。