ゴミ屋敷は決して一瞬にしてできあがるものではありません。
月日をかけ、徐々に部屋の物が溢れ、ゴミ屋敷となるのです。
ゴミ屋敷となれば自らだけではなく、近隣住民、さらには自治体まで絡んだ大きな話となってしまいますので、できる限りゴミ屋敷化は防ぎたいところ。
しかし、ゴミ屋敷とまでは言えないものの、なかなかに汚い、いわゆる「プチゴミ屋敷」もあります。
プチゴミ屋敷とて決して良いものではありません。
そこでプチゴミ屋敷化させないための生活習慣をいくつかご紹介しましょう。
プチ「ゴミ屋敷化」させないための生活習慣
プチゴミ屋敷ではあっても、何もしなければそのままゴミ屋敷になることは明白です。
そのため、ゴミ屋敷化はもちろんですが、できればプチゴミ屋敷化も防ぎたいところ。
そこで、プチゴミ屋敷化を防ぐための生活習慣をいくつかご紹介しましょう。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣①エコバッグを使う
近年は環境問題への社会的関心も高まっていることからエコバッグを使用している人も増えていますが、実はエコバッグはプチゴミ屋敷化防止にも役立ちます。
なぜなら、エコバッグは使い回せるからです。
帰宅後、買い物で使用したエコバッグから荷物を出します。
実はこれがとても大切で、店舗で配られたビニール袋の場合、そのままにしてしまう人、あるいはビニール袋そのものが蓄積してプチゴミ屋敷化してしまう人もいます。
しかし、それらはエコバッグを使用することで解決します。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣②部屋のいろんな部分を歩く
毎日の生活の中では、次第に部屋の中でも行き来・アクセスする場所が限られていくものです。
同じ部屋の中でも、なかなか足を運ばない場所と、頻繁に行き来する場所で分かれていくものですが、できる限り部屋全体を歩きましょう。
歩くためには床が綺麗でなければなりません。
つまり、部屋全体を歩くことで、床のゴミや普段見ない部分まで把握できます。
物が蓄積されてアクセスできない場所が部屋にある状況は、プチゴミ屋敷と呼んでよい、気を付けなければならない状態です。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣③いろんな服を着る
ゴミ屋敷でも同様ですが同じ衣服ばかりを着ると、結局は選択と着衣の繰り返しだけで、収納を必要としなくなります。
ある意味ではとても合理的な行動ですが、結果、着ていない服の収納が把握できなくなったり、収納から出し入れすることがなくなるので、次第に収納を開ける機会が少なくなり、収納の前に物を置くなどして部屋が汚くなり、やがてはプチゴミ屋敷へと進みます。
確かに洗濯として乾かしたものを着る。
この繰り返しであれば2パターンの衣服があれば困りません。
しかし部屋が汚くなりやすいので、なるべくいろんな衣服を着て、収納スペースを活性化させましょう。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣④ダイエットする
ダイエットに取り組むことで、余計な物を食べなくなります。
間食が多いと、太るだけではなくゴミも増えてしまいます。
しかしダイエットに取り組むことで、間食しなくなり、ゴミも減ります。
特にお菓子はプラ包装が多いです。
少し食べただけでプラゴミがあっという間に蓄積されます。
ゴミ箱が一杯になってしまって入らなくなると、ゴミを放置してしまい、やがてはプチゴミ屋敷化、さらにはゴミ屋敷化を招きます。
しかしダイエットに取り組んで間食を減らせば、ゴミそのものが減ります。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣⑤まとめてではなくこまめな買い物を
忙しい日々を送っていると、買い物はどうしても「一度にまとめて買い溜めする」スタイルになるのも仕方ない部分です。
しかし、買い溜めは不要な物まで購入してしまいやすく、結果的に物が溢れてプチゴミ屋敷化を促進させてしまう傾向にあります。
「いつか使うかも」「お得だから」と、すぐに必要ではないものまで購入するものの、結局は使用しないのでいつまでも部屋に置きっぱなしになるケースも多いです。
これを何度も繰り返していれば、やがては部屋の中は使わない物で溢れてプチゴミ屋敷化してしまいます。
忙しい日々ではあっても、できる限り「必要なものを必要な時に買う」買い物スタイルを構築しましょう。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣⑥たまにで良いので人を呼ぶ
たまにで良いので、友人や知人、家族等、誰でも良いので家に招きましょう。
プチゴミ屋敷程度であれば本気になれば自力での掃除でもある程度はきれいにできます。
そして、人が来るとなれば「綺麗な部屋に」との意識が働き、掃除します。
つまり、定期的に人が来れば、定期的に掃除をすることになります。
実際、ゴミ屋敷となってしまう人の多くが家に誰も来ません。
誰も来ないので、掃除をする必要性を感じず、プチゴミ屋敷、やがてはゴミ屋敷としてしまうのです。
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣⑦フリマアプリに取り組む
実際に売買するかは別として、フリマアプリやネットオークションを楽しんでみましょう。
なぜなら、それらを見ていると、何が売れているのかが分かるからです。
そして、自宅に同じようなものがあれば「売ってお金にしよう」との思いが芽生えることでしょう。
つまり、物が減ります。
ゴミ屋敷は物が増えすぎる状態でもあります。
プチゴミ屋敷程度であれば、フリマアプリで売れそうな物を売れば、思いのほか綺麗になる可能性もあります。
ただし、フリマアプリで物を買うとかえってプチゴミ屋敷化を加速させてしまう点には気を付けましょう。
プチゴミ屋敷してしまった時の対処法とは?
プチゴミ屋敷化させないための生活習慣をお伝えしましたが、それでも結局はプチゴミ屋敷化、ひいてはゴミ屋敷化させてしまうかもしれません。
そこで、プチゴミ屋敷化してしまった場合の対処法についてもいくつかご紹介しましょう。
便利屋に依頼してプチゴミ屋敷を解消する
プチゴミ屋敷であれば便利屋に依頼し、綺麗にしてもらうのも手です。
さほど物が多くなければ、便利屋だけで完結できることでしょう。
ただし便利屋は依頼者の要望に応えるサービスで、決して片付け・掃除のプロフェッショナルではありません。
プチゴミ屋敷ではあっても、ゴミの種類次第では対応できない可能性があることも覚えておきましょう。
不用品回収業者に依頼してプチゴミ屋敷を解消する
不用品回収業者に依頼するのも選択肢の一つです。
不用品回収業者の場合、ゴミ屋敷のように多くのゴミに埋もれている状態でなければ依頼できないのではと思っている人もいるかもしれません。
しかし不用品回収業者は、決してゴミ屋敷の片付けだけを行う業者ではありません。
プチゴミ屋敷ではあっても依頼を受ければ部屋の掃除を行ってくれますので、気軽に依頼してみるのも良いでしょう。
プチゴミ屋敷化しないための生活習慣についてのまとめ
ゴミ屋敷ほど汚い部屋ではないプチゴミ屋敷も、決してよいものではありません。
エコバッグを使用したり部屋全体を歩いたり、フリマアプリに取り組んだり人を呼ぶなど、生活習慣を少し変えるだけでも立派なプチゴミ屋敷防止となります。
それでもプチゴミ屋敷が改善されなかったり、ゴミ屋敷化が加速しているのであれば業者に頼り、部屋を片付けてもらうのも手です。
むしろ一度リセットしてもらった方が心機一転、部屋を綺麗にする意識も高まることでしょう。