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ゴミ屋敷片付け

海外でもゴミ屋敷問題はある?アメリカではテレビ番組の放送も

海外でもゴミ屋敷問題はある?アメリカではテレビ番組の放送も

日本でも度々社会問題としてテレビなどで取り上げられるゴミ屋敷。

「日本のゴミ屋敷問題についてはよく聞くけど、海外はどうなの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。

当然海外にも、日本と同じようにゴミ屋敷問題は存在します。しかし日本のゴミ屋敷と海外のゴミ屋敷は、特徴が異なります。

そこで今回は、海外のゴミ屋敷事情について、実例や海外テレビ等を参考にまとめました。

記事を最後までチェックすれば、海外のゴミ屋敷事情がひととおり分かりますよ。なお今回は、海外の中でもアメリカのゴミ屋敷問題について取り上げています。

海外にもゴミ屋敷問題はある

大前提として、ゴミ屋敷は海外にもあります。ゴミ屋敷は日本だけの問題ではありません。

自宅がゴミ屋敷化する主な原因は、以下の9つです。

  • 掃除が苦手
  • 物事を後回しにしてしまう
  • 消費意欲が高い
  • 夜勤が多い
  • 在宅ワーク
  • 家にいる時間が極端に短い
  • 精神疾患を患っている
  • ゴミ出しルールを把握できていない
  • 物を大切にしすぎる

関連記事:ゴミ屋敷になる原因は?原因別の対処法も解説

これらは、どの国の人でも当てはまる可能性がありますよね。

日本では度々、ゴミ屋敷問題がテレビや雑誌で取り上げられます。また「道を歩いていたら偶然ゴミ屋敷を見つけた」なんて方も多いでしょう。

実は海外でも、ゴミ屋敷問題がテレビや雑誌で取り上げられることはあります。

「海外にはゴミ屋敷問題はない」といった認識は間違いです。

英語ではゴミを溜め込む行為のことを「ホーディング」と呼ぶ

英語ではゴミを溜め込む行為のことを「ホーディング」と呼ぶ

ゴミを溜め込む行為は、英語でホーディングと呼ばれます。

ホーディングとは、臨床的には「他の人にとってほとんど価値がないと思われるモノを大量に溜め込み、処分できない行為」と定義されている。

(引用:国立研究開発法人 科学技術振興機構 人はなぜモノを溜め込むのか:ホーディング傾向尺度の作成とアニミズムとの関連性の検討)

また「ゴミを溜め込む人」のことは「ホーディングをする人」なのでホーダーと呼ばれています。

ホーダーについては、以下の記事でも詳しく解説しています。

関連記事:ホーダー(ためこみ症)とは?原因や治し方、部屋を綺麗に保つ方法について解説

強迫性ホーディングとは?

またホーディングの症状が深刻な場合は、強迫性ホーディングと言います。

ホーディングの程度は様々であるが、溜め込みが深刻な精神的苦痛をもたらし、自分自身や周囲の人々の日常生活に大きな支障をきたすようになると、それは単なるホーディングを超えた、より病的な「強迫性ホーディング」(compulsive hoarding)となる。

(引用:国立研究開発法人 科学技術振興機構 人はなぜモノを溜め込むのか:ホーディング傾向尺度の作成とアニミズムとの関連性の検討)

海外のゴミ屋敷として最も有名なコリヤー兄弟の話

海外のゴミ屋敷として最も有名なコリヤー兄弟の話

海外のゴミ屋敷として、必ずと言ってもいいほど話題にあがるのが、コリヤー兄弟の話です。

コリヤー兄弟とは、アメリカニューヨークのマンハッタン、ハーレム地区に住んでいた、ホーマー・コリヤーとラングレー・コリヤーの実在した兄弟のことです。

この兄弟は両親の離婚や母親の死をきっかけに1909年頃から家に引きこもるようになりました。

ハーレム一帯の治安が悪化し始めた頃とも重なり、財産や家財道具を守るために家の門をコンクリートで塗り固めて完全に遮断し、すべての窓に鉄格子を付けてさらに出入りできそうな場所には有刺鉄線などを使った罠を張り巡らせ、外界から遮断された生活を送るようになります。

この生活を何十年も続けたのちに、コリヤー兄弟はなくなり、警察によって家の中を捜索されることとなります。そこには数十年分のゴミが堆積しており、そのゴミの総重量は120トンに及んだと言われています。

このコリヤー兄弟の話をきっかけに、アメリカにおいてゴミ屋敷やホーディングといった問題が広く認識されることとなりました。

日本とは異なる、海外のゴミ屋敷ならではの特徴

日本とは異なる、海外のゴミ屋敷ならではの特徴

日本と海外では住環境が異なります。

よって以下のように、海外のゴミ屋敷ならではの特徴があります。

  • 部屋が広いため自宅がゴミ屋敷化しづらい
  • 敷地が広いので隣人が気付きづらい
  • 敷地が広いので庭に大量のゴミを溜められる

それぞれ詳しく解説します。

部屋が広いため自宅がゴミ屋敷化しづらい

日本の都市部のワンルームマンションは、その狭さから「ウサギ小屋」などと海外から揶揄されることがあります。

一方で日本人の多くは、海外の住居に対して「広そう」といった印象を抱いているのではないでしょうか。

実際に、海外の住居は日本の住居と比べて、広い傾向にあります。少しややこしいですが、自宅がゴミ屋敷であるかどうかは、「自宅がどれだけゴミで埋もれているか」によって決まります。

例えばゴミ屋敷となったワンルームを想像してみてください。このワンルームにあるゴミをそのまま4LDKの一軒家に移動させれば、ゴミの量は少なく見えますよね。

一方で狭いワンルームであれば、少しゴミが溜まっただけでも自宅がゴミ屋敷化してしまいます。しかし海外は部屋が広いので、自宅がゴミ屋敷化しづらいです。

敷地が広いので隣人が気付きづらい

隣人が近所のゴミ屋敷に気づくパターンは、以下の通りです。

  • ゴミが見える
  • 害虫が増えた
  • 悪臭がする

これらは、ゴミ屋敷からの距離が近ければ近いほど気付きやすいです。マンションやアパートのゴミ屋敷問題が隣人に発覚しやすいのもそのためです。

一方で海外の場合は、敷地が広いので、上記3点に気付きづらいです。庭にゴミが溜まり出してから初めて気づくといったパターンも多いです。

敷地が広いので庭に大量のゴミを溜められる

ゴミは、家の中だけでなく、庭にも溜められます。日本のテレビで度々特集されるゴミ屋敷の中では、ゴミが庭や公道にまではみ出ている様子が放送されていますよね。

海外のように家の敷地が広いと、庭に溜められるゴミの量も多くなります。よってどこまでもゴミを溜め続けられてしまいます。中には「家ではなく廃材置き場かな?」と誤認してしまうようなゴミ屋敷もあるようです。

ゴミの量が多ければ多いほど、害虫が発生する可能性は高くなりますし、火災やゴミの倒壊といった危険性も高まります。

またゴミ屋敷を片付けるための手間やコストも、ゴミを溜めれば溜めるほど大きくなります。

海外のゴミ屋敷事情を知る上でおすすめのテレビ番組や書籍

海外のゴミ屋敷事情を知る上でおすすめのテレビ番組や書籍

日本と同じように、海外でもゴミ屋敷に関するテレビ番組が放送されたり、書籍が出版されたりしています。

ここでは海外のゴミ屋敷事情を知る上でおすすめのテレビ番組や書籍を1つずつ紹介します。

Hoarders

Hoardersは、アメリカで放送されている、ゴミ屋敷問題に焦点を当てたテレビ番組です。毎回二人のホーダーを交互に紹介するという形で話が進行していきます。

Hoardersでは、アメリカには300万人もの強迫性ホーディングに苦しむ方がいるとも言われています。

HoardersはテレビのみならずNetflixでも視聴可能なのですが、日本では公開されていないようです。よって現状日本からHoardersを視聴する方法はありません。

Hoardersの番組の雰囲気を知りたい方は以下の予告動画をご覧ください。海外のゴミ屋敷も日本のゴミ屋敷もあまり変わらないことが分かるかと思います。

ホーダー 捨てられない・片づけられない病

「ホーダー 捨てられない・片づけられない病」は、アメリカにてホーディング問題に10年以上取り組んできた専門家の書籍です。

先ほど紹介したコリヤー兄弟の話から始まり、なぜホーディング行為がやめられないのか、どうすれば解決できるのかなどについて解説しています。

日本語に翻訳された数少ないホーディングに関する書籍ですので、海外のゴミ屋敷事情を知るのに役立ちます。

AmazonなどのECサイトで販売されているのは大半が中古品で、価格は3,000円程度です。

自宅のゴミ屋敷化を防ぐためにできること

自宅のゴミ屋敷化を防ぐためにできること

ここまで海外のゴミ屋敷事情について解説をしました。

この記事を読んでいる方の中には「私も片付けが苦手だから自宅がゴミ屋敷にならないようにしたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで、自宅のゴミ屋敷化を防ぐためにできる以下3つのことを紹介します。

  • 必要最低限のもので生活をする
  • 片付けをルーティン化する
  • 片付けが苦手な方は定期的にゴミ屋敷片付け業者を利用する

それぞれ詳しく解説します。

必要最低限のもので生活をする

今回紹介した海外のゴミ屋敷のようになることを防ぐには、必要最低限のもので生活をしましょう。

現在持っているものを、本当に必要なものとなんとなく所有しているものに仕分けしてみてください。そしてなんとなく所有しているものは思い切って捨ててみましょう。

最初は寂しいと感じるかもしれませんが、家がガランとした状態になれば、ゴミも溜まりづらくなります。

コツは、収納のための棚などもできるだけ捨てることです。収納があると、「ものを溜めても収納にしまえばいいや」という心理になり、自宅が少しずつゴミ屋敷化していきます。

収納は自宅に備え付けのものだけで十分です。そこからものが溢れ出るようでしたら、その分だけものを捨てましょう。

片付けをルーティン化する

部屋のものを減らしても、次第にものは散らかっていきます。また床や水回りが汚くなり、そこから「もう片付けはいいや」とモチベーションが削がれ、今回紹介した海外のゴミ屋敷のようになってしまいます。

そうならないためには、片付けをルーティン化しましょう。手が付けられないくらい汚れてからでは遅いので、そうなる前にコツコツと片付けをすることが大切です。

しかし片付けは面倒でなかなか気が進みませんよね。そういう時は、「ながら片付け」がおすすめです。

ワイヤレスイヤホンを使い、音楽や動画音声を聞きながらであれば、無理なく片付けを進められます。ぜひ一度試してみてください。

片付けが苦手な方は定期的にゴミ屋敷片付け業者を利用する

片付けがどうしても苦手な方は、ゴミ屋敷片付け業者を利用するというのも1つの手です。

ゴミ屋敷片付け業者を利用すれば、数時間で自宅のゴミを綺麗さっぱり片付けてもらえます。もちろん費用はかかりますが、「少し散らかっている」程度であれば、それほど大きな費用はかかりません。

自宅がゴミ屋敷となり、自分ではどうすることもできずにゴミ屋敷片付け業者を利用される方は多いです。そうなると費用はどうしてもかさんでしまいます。

そうなる前から、半年に一度など定期的にゴミ屋敷片付け業者を利用すれば、費用を抑えつつ自宅を綺麗にしてもらえます。またいくら自宅をゴミで散らかしてしまっても問題ありません。

ゴミ屋敷の片付けは七福神にご相談を

ゴミ屋敷片付け業者を探しているのであれば、七福神にご相談ください。

七福神は、関東8県、関西6県、東海4県、東北1県でサービスを提供しています。見積もりは無料ですし、買取サービスも行っているため、費用を最小限に抑えられます。

以下は七福神がゴミ屋敷の片付けを行っている様子です。

七福神のこれまでのゴミ屋敷の清掃実績については、以下のリンクにてまとめています。

>>七福神のゴミ屋敷清掃実績はこちら

まとめ

海外のゴミ屋敷事情について、実例や海外テレビ等を参考に解説しました。

結論、海外にもゴミ屋敷はありますが、特徴は日本と異なります。しかし日本のゴミ屋敷も海外のゴミ屋敷も、取るべき対策は同じです。

海外のゴミ屋敷を見て、自宅がゴミ屋敷になる可能性はないか、ゴミ屋敷になる可能性があるとすれば今できることは何か、を考えてみてはいかがでしょうか。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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