お役立ちコラム

ゴミ屋敷片付け

大阪市のゴミ屋敷に対する取り組みや条例とは?

大阪市でもまた、ゴミ屋敷が確認されていることから、ゴミ屋敷取り組みが行われています。
東の東京、西の大阪と呼ばれる、西日本を代表する街・大阪市にてどのようなゴミ屋敷取り組みが行われているのか、様々な角度からご紹介します。

大阪市のゴミ屋敷に関する条例について

大阪市のゴミ屋敷に対する取り組みを考える男性

大阪市では2013年(平成25年)12月に「大阪市住居における物品等の体積による不良な状態の適正化に関する条例」を制定しました。
こちらがいわゆるゴミ屋敷に関する条例になります。
指導だけではなく、勧告、さらには命令、そして行政代執行までが認められているだけではなく、その後の経済的支援や審議会に関して、そして守秘義務など様々な点が制定されています。
要約すると、期限を定めての改善命令を出すことが可能で、もしも改善命令に従わない場合には行政代執行として、ゴミ屋敷の改善に取り組めるというものです。
条例そのものは、他の自治体とほぼ同じものですが、2013年と比較的早い段階で条例を出しました。
全国レベルで見ると4番目の速さで、「市」という単位では全国初となっています。
ちなみに全国発の条例の交付・施行は荒川区で2008年(平成8年)、さらには足立区、新宿区と23区が続き、次いで大阪市が交付・施行しました。

当時の大阪市のゴミ屋敷の状況

大阪市がゴミ屋敷に関する条例を施行したのが2013年。
その後、当時の大阪市のゴミ屋敷に関するデータが多々残されています。
まず、条例の対象となっていたゴミ屋敷は、大阪市に32件ほどあったようです。
一方で、ゴミ屋敷ではあるものの、条例の対象とは言い切れないものが63件。
つまり、当時大阪市にはおよそ100件近くのゴミ屋敷が存在していたことが分かっています。
しかし、それらについて認知していたのは17区。残りの7区に関してはゴミ屋敷の存在を認知していなかったとのことです。
また、ゴミ屋敷住居者の年齢は60代以上で59件、40代から50代で25件、30代未満が3件で15件が不明とのこと。巷間囁かれているように、ゴミ問題は高齢者が起こしやすいことが大阪市のデータからも見て取れます。
住まいに関しては一戸建てが45件、集合住宅や公営住宅が31件、そのほかとしては長屋やオフィスビルなどとなっていたようです。
興味深いのは住居者の意識です。
迷惑をかけているとは思っていないとの回答がおよそ29件と最多。
また、他には解決のためになんとかしたいとは思っているが16件、迷惑をかけているものの、もはやどうすることもできないが7件、そして不明が43件とのことで、このデータから、当時の大阪市のゴミ屋敷の住居者のおよそ3割は、周りに迷惑をかけていると自覚していないことが分かります。
そしてゴミ屋敷ができてしまう原因。
こちらは複数回答となっており、自分でゴミが捨てられないが45件、分からないが34件となっています。
また、わずかではありますがゴミという認識がない、あるいは外部の人がゴミを置いていくといった意見もありました。

大阪市のデータにみる、ゴミ屋敷住居者の意識

大阪市のゴミ屋敷に対する取り組みについて

大阪市のデータから、ゴミ居住者が何を考えているのかがある程度分かりますが、これらのデータはゴミ屋敷取り組みとしれはもちろんですが、予防という点からも貴重なデータです。

気付いたらゴミ屋敷になってしまっているケースが多い

データから、ゴミ屋敷は気付いたときには時すでに遅し、いつしかゴミ屋敷になってしまっていたというケースが見受けられます。
つまり、誰もがごみ屋敷化させてしまう可能性があることを意味しています。
掃除が苦手で、ゴミが溜まっていつの間にかゴミ屋敷になってしまったというケースが多いことは、誰もがごみ屋敷化と無縁ではなく、ふとしたきっかけでごみ屋敷化が加速してしまうことも考えられます。

ゴミ屋敷という自覚がないケースが多い

いつしかゴミ屋敷となってしまっていたのです。
周囲に迷惑をかけていることはおろか、そもそも自宅がゴミ屋敷となっているという自覚さえ持っていないケースも多いです。
周囲から見ればゴミ屋敷ではあっても、そこで生活を送っている住居者とすれば「少し汚くなってきた」「汚いけどゴミ屋敷ではない」といった認識なのでしょう。
この点もまた、多くの人がゴミ屋敷化の恐れがある点です。
多少掃除を怠ったり、あるいは物をそのまま放置し続けることで、気付けば物が散乱し、ゴミ屋敷になっている可能性があることを意味しています。

気付いたときには「時すでに遅し」

興味深いのは、7件ではありますが、「分かっているけどどうすることもできない」という意見。
ゴミ屋敷住居者としても、問題があるとは分かっているものの、自力でどうすることもできないので、そのまま放置してしまっている状態で、さらには悪化していっているのでしょう。
まさに「時すでに遅し」です。
つまり、ゴミ屋敷にならないためには、こまめに掃除や整理整頓を行うことが求められますし、どうすることもできないと思ったら、そのまま放置するのではなく不用品回収業者等に任せるのも手です。

大阪市でのゴミ屋敷対策、不用品回収業者に依頼するメリット

大阪市のゴミ屋敷に対する取り組みに関して

ゴミ屋敷となる前に手を打つことが、ゴミ屋敷対策で効果的ですが、頼りになるのが不用品回収業者です。
依頼にあたっては、様々なメリットが待っています。

ノウハウがある

アンケートにもあったように、ゴミ屋敷は問題だとは分かっていても、何をすればよいのか分からずに悩んでいる住居者もいます。
しかしゴミ屋敷の片づけの実績がある不用品回収業者であれば、何をすべきなのかも熟知していますので、相談することで効果的な対策を講じてくれることでしょう。

安価で済む可能性がある

不用品回収業者の中には、買取を行っている業者もあります。
買取を行っている場合、片づけを依頼した物の中に、価値のあるものがあれば買取ってもらえます。
ゴミ屋敷の片づけの費用から、買取金額を相殺してくれるので、依頼費用が実質的に安くなります。
全ての不用品業者が買取を行っている訳ではありませんので、依頼する業者が不用品買取を行っている業者なのかチェックしておく必要がある点は注意が必要です。

気軽に相談できる

相談だけであれば無料の不用品回収業者もありますし、ゴミ屋敷に関しては、友人や知人はおろか、家族にも相談しにくいのではないでしょうか。
汚い家を見られたくない、汚い家を見られて怒られたくない。
様々な思いから、誰にも相談できず、結局はゴミ屋敷化を加速させてしまうケースも珍しくありません。
しかし不用品回収業者はゴミ屋敷を見慣れています。
また、その場限りの付き合いなので、相談しやすいのではないでしょうか。
不用品回収業者は、あくまでもビジネスとして付き合ってくれるので、他の人には相談しにくいことも気軽に相談できることでしょう。

大阪市のゴミ屋敷取り組みから見えてきたこと

大阪市のゴミ屋敷に対する取り組みから見えてきたこと

大阪市は全国的にも早い段階で、「市」としては全国で初めてゴミ屋敷に関する条例を制定しました。
そのため、様々なデータがあります。
そこから、なぜゴミ屋敷になってしまうのかやゴミ屋敷の住居者の心情面を知ることもできます。
これらはとても貴重なデータなので、ゴミ屋敷に悩まされないためにも参考にすべき点が多々ありますが、それでもゴミ屋敷、あるいはゴミ屋敷になりそうで悩んでいるのであれば、業者に相談してみるのもよいでしょう。
自力では難しいことも、業者の力を借りることで問題を解決できるかもしれません。

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要らない不用品を整理したいなど片付け・清掃を検討された場合は
是非、まずはお気軽にゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください!

この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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