4月、新しい生活が始まる季節です。
進学や就職、転職、転勤などで憧れの一人暮らしが始まるかもしれません。
最初はワンルームから始める人も多いのではないでしょうか。
しかし、今は新型コロナウィルスによって、会社や学校に行く日数が少ない人も多く、家にいる時間が長いため、だんだん部屋が汚部屋化してしまうことも少なくありません。
ワンルームは、狭いのになぜ散らかるの?それとも、狭いからこそ散らかるの?
ワンルームの片付けのコツや、散らからない収納方法を確認していきます。
目次
ワンルームが片付かない、汚部屋化したのはなぜ?
「掃除は一応しているんだけど、気がつくと散らかっている」
そんな人もいるのではないでしょうか。
まず最初に、ワンルームが片付かないのはなぜなのか、その理由を見ていきましょう。
ものが多い
狭いワンルームなのに、持ち物が多すぎませんか?
不用品なのに、捨てるのがもったいない、いつか使うかもしれないといった理由でものが溜まっていくと、当然ながらワンルームには収まらなくなってしまいます。
ワンルームを汚部屋にしてしまうケースとしてはこのパターンが多く、汚部屋にするつもりがなくても「気が付いたらものが散乱していた」ということも少なくありません。
「せっかく購入したのに」「捨てるとなると惜しい」などの気持ちが沸き上がり、結果的にものが増えて汚部屋にしてしまうのです。
部屋をエリア化しにくい
ワンルームでは、1つの部屋の中で生活の全てを行うことになります。
たとえば2LDKなら、料理や食事のためのキッチンやダイニング、睡眠のための寝室、仕事をするための居室、リラックスするリビングというようにエリア分けし、それぞれのスペースで日常生活を行うことができます。
しかし、ワンルームの場合、これらすべてを限られた面積で行わなくてはなりません。
ワンルームには余分なスペースがないので、窮屈な生活になりがちです。
収納場所がない・少ない
ワンルームの場合、収納場所が少なかったり、中には収納がない部屋もあります。
このため、片付かないケースは少なくありません。
荷物量は個人によって異なることから一概にはいえませんが、一人暮らしに必要とされる収納スペースは1~1.5畳または床面積の7%です。
しかし一人暮らし用のデザイナーズマンションの場合、内装を活かした生活を想定されているものもあり、収納スペースが目安以下または全くないケースもあります。
不要なものを買ってしまう
近年は、パソコンやスマホで手軽に買い物ができるようになりました。
家にいる時間が長いと、ついつい買い物をしてしまう人も少なくないのではないでしょうか。
このように、不要な買い物ばかりしていると、当然ながら部屋がものであふれてしまいます。
例えば不要なものを購入する際、その時は「欲しい」「絶対に必要」と思っていることが多いのですが、自宅に持ち帰ってみると購買意欲などの熱が冷めて「不要だった」と思うケースも少なくありません。
しかしお金を出して手に入れたものであり、一度も使わないまま捨ててしまうことに罪悪感を覚えることが多いのです。
「せめて一度くらいは使ってから捨てよう」と理由付けをしてものが増加してしまい、ワンルームが汚部屋化します。
片付ける時間がない
仕事やバイト、勉強に忙しく、なかなか掃除や片付けの時間が取れずにいると、部屋は次第に散らかっていきます。
汚部屋に住む人は、忙しくて時間がないという人が非常に多いようです。
毎日こまめに部屋の片付けを行っていれば、1日の掃除時間は平均30分程度といわれています。「持ち物が少ない」「寝るだけ」などの場合は、もっと少ない時間で掃除を終えられるでしょう。
しかし掃除や片付けに時間を取らない人は、このわずかな時間も別のことを優先させてしまいます。「こまめに掃除や片付けをするのが面倒」「今日は疲れたから明日やろう」と考えることが多いからです。
本来なら短時間で済む片付けも掃除をしなければならない部分や量が増えることでやる気が薄れ、「こんなに大量の不用品を片付ける時間がない」に変わってしまいます。
ものの定位置が決まっていない
ものの定位置が決まっていないと、散らかりやすくなります。
また、ローテーブルやコタツなどを使っている人に多いようですが、手の届く範囲にものを置いていると、部屋はゴチャゴチャになってしまいます。
ものの定位置が決まっていると、定位置に片付けられていないものが目立つので無意識に片付けることが多くなりますが、そうではない場合はものが散乱していても「散らかっている」との認識ができません。目立たないうえに「これが普通」という考えや意識が根付いてしまうからです。
手の届く範囲にものを置く癖がある人も、このような考えや意識が根付いていることが多いといえます。
片付け方が分からない・片付けが苦手
片付け方が分からない、また片付けが苦手な人は、部屋がすぐに散らかってしまいます。
そのため、せっかく片付けをしても、結局すぐ元の汚部屋に戻ってしまうのです。
部屋の片付けは、片付けた後のことを考慮しなければなりません。例えば使用頻度の多いものは、簡単に出したり片付けたりできる場所に収納する必要があります。
しかし中にはこのような試行錯誤をして部屋を片付けることが苦手な人も存在し、「いつも使うから片付けなくて良い」との考えに至ってしまう人も少なくありません。
片付け方の工夫などができず、どのように片付ければそのあとも快適に過ごせるのかわからない人は、現在の快適さを優先させて汚部屋化してしまうのです。
汚部屋化したワンルームを短時間で片づけるコツ
散らかった部屋や掃除をしていない部屋は、健康にも悪影響を及ぼします。
思い切って、片付けを始めましょう!
床に放置してあるものを片付ける
最初に、床に散らかっているものを整理しましょう。
ワンルームは、掃除のために一時的にものを避けておくスペースがありません。
また、足の踏み場もないようでは動けないので、まずは床をきれいにします。
まず床を片付ければ、ほかの場所の整理がやりやすくなります。
床に放置されているものの多くは、ゴミや不用品と考えて良いでしょう。本当に大切なものや必要なものなら、無意識にテーブルや棚など床から高い位置に置くからです。
ほとんどはゴミだと思って分別すると、床の片付けがスムーズに進みます。
ゴミを捨てる
部屋にある、明らかなゴミを処分しましょう。
ゴミは迷わずに仕分けできますよね。
ゴミは自治体のルールに従って分別し、出しましょう。
汚部屋に散乱しているゴミの中には、ペットボトルや缶などのような不燃ゴミも多く混ざっています。これらは自治体によって出す曜日や出し方が決まっているので、事前に確認してください。
ペットボトル・ビン・缶などは指定のゴミ袋に入れるなどして、決められた回収日に忘れず出しましょう。
不用品を処分する
では、いよいよ不用品の処分に入ります。
部屋にあるものすべてを、必要なものと不用品に仕分けましょう。
ここで迷っていると、部屋はいつまでも片付かず、寄せておく場所もないという状態に戻ってしまいます。
「処分」「残す」箱を作り、どんどん仕分けしていきます。
このとき、あまり考えすぎない方が良いようです。
不要かどうか迷わないためには、以下のようにルールを決めておくとよいかもしれません。
- 汚れや傷みが激しいものは捨てる
- 1年以上使っていないものは捨てる
- サイズが合わない洋服は捨てる
- 趣味が合わなくなった雑貨は捨てる
- 同じようなものが複数ある場合は1つ残して捨てる
保留もアリ!
それでも、どうしても決めかねるものがある場合は、少し寝かせましょう。
「処分」「残す」のほか、「保留」箱を作ります。
この保留箱に入れておき、1ヶ月ほど置いておきます。
改めて見ると気持ちも変わり、踏ん切りをつけやすくなります。
ただし、保留分が多くなると分別に時間がかかって途中で嫌になってしまうことも少なくありません。そのため、保留分として残しておくものは、必要最小限に抑えることが重要です。
またよく考えて選定しても保留分が多い場合は1日ですべて片付けようと思わず、数日程度に分けて選定・処分するようにしましょう。
ものを置く「定位置」を決める
不用品がなくなり、掃除が済んだら、次は残った必要なものを整頓します。
このとき、適当な場所に置くのではなく、そのものの「定位置」を決めましょう。
ものを使っても、定位置に必ず戻すようにすれば、部屋が散らかることはありません。
定位置は、そのものの使用頻度と使いやすさで決めましょう。
使用頻度の高いものは、すぐ手に取れる場所に置き、たまにしか使わないものはもの入れの中や引き出しの下段などを定位置にしましょう。
ものを使ったあと、決まった位置に戻す習慣をつければ、狭いワンルームでも整頓された状態を保つことができます。
ワンルームでの上手な収納方法とは?
ワンルームは、押し入れなどが少ないため、収納に困る人が多いのではないでしょうか。
ワンルームで上手に収納するには、どのような方法があるのでしょうか。
デッドスペースを有効活用しよう
壁に突っ張りポールを複数渡すことで、簡易棚となります。
特に、クローゼットや押入れが1ヶ所だけあるというような部屋では、上の方がデッドスペースになりがちです。
また、パンチ穴が空いたボードを壁面に置き、その穴にS字カンをかけて「見せる収納」にするのもオシャレです。
これらの方法なら、賃貸でも壁などを傷つけずに収納場所を作ることができます。
冷蔵庫の横などに狭いスペースがあったりしませんか?
このような隙間用のもの入れも売られています。
下の車輪がついて引き出せるようになっているので、ちょっとしたものを収納しておくのに便利です。
ベッドの下などに衣裳ケースを入れたり、もしくは底に引き出しがついているベッドにして服などを収納したり、ロフトベッドで下に家具や机などを置けるスペースを作ると、狭い空間を2倍利用できます。
収納家具はなるべく買わない
収納家具は、収納するためにあるものですが、ワンルームでは場所を塞いで余計に狭くなってしまいます。
収納家具の購入は、どうしてもそれがなければ収納ができないのか、よく考えてみるのが良いでしょう。
また、収納家具を使用しなくても収容する方法はあります。例えば壁の凹凸を利用した壁掛け収納なら、床面積を占有することはありません。
基本的に床にものを置くと部屋が狭くなるだけではなく、掃除がしにくいなどの理由から片付ける頻度が減少して再び汚部屋化する可能性が高まります。
床に置かない収納方法を考えることも重要です。
押し入れやクローゼットは区切って使う
押し入れやクローゼットは、服やものを入れているだけではもったいないです。
このようなスペースにこそ、衣裳ケースのようにものを分けてしまえる家具を使いましょう。
ものを直接入れるとすぐにグチャグチャになってしまいますが、箱ごとに整理して入れておけば出し入れもしやすくなります。
押し入れやクローゼット用の吊り下げるタイプの収納ラックや収納ボックスを活用すると、すっきり収納できるのでおすすめです。
特にクローゼットは床から天井までが高いので、可能な限り釣り下げて上のスペースを活用しましょう。すると、下の部分に空間ができて掃除がしやすいだけでなく、見た目もすっきりします。
ものを買わずに借りる
ワンルームにものが増えると、どんどん部屋は狭くなっていきます。
そこで、借りて済ませることができるものは借りましょう。
たとえば本なら、どうしても必要なものは買うとしても、ちょっと読んでみたい本や一度見れば気が済むような本は図書館で借りましょう。
また、近年は、さまざまなもののレンタルサービスが充実しています。
洋服やバッグをレンタルすれば、そのとき流行しているファッションを身につけて、しかもその後は保管しておく必要がありません。
洗濯機や掃除機といった家電製品もサブスクで借りることができます。
安価に最新の製品を使うことができ、借り換えも簡単にできるので、さまざまな製品を試すことができます。
すぐに買うことを考えず、借りられるものは借りましょう。
ものの保管方法を変える
たとえば、昔の写真のアルバムなどを持っていたら、全てデジタルデータにすることで収納スペースを減らすことができます。
音楽も、CDで持つのではなくMP3データで保存すれば、置き場所が不要になります。
CDで買っていたものを配信に変えるのも良いでしょう。
また漫画や雑誌も冊数が増えると多くの保管場所を必要とするので、おすすめしません。近年では書籍のデジタル化が進み、電子書籍版も多数出ています。電子書籍ならさまざまなデバイスから閲覧できて、収納スペースを取りません。
専門書や仕事で使用する書籍の場合は別ですが、それ以外の本や雑誌は電子書籍を活用して増やさないようにしましょう。
ワンルームでも片付いた部屋をキープするコツ
汚部屋化したワンルームを片付けても、再び汚部屋化してしまっては意味がありません。片付けた後は、いかにその状態を保つかが重要です。
片付いたワンルームの汚部屋をキープするコツを紹介するので、参考にしてください。
明らかなゴミはすぐにごみ箱に入れる
明らかなゴミは、手近なところに放置しないですぐにゴミ箱に入れる習慣を身につけましょう。汚部屋化した床に散乱しているものの大半は、ゴミだからです。
「後で捨てよう」「立ったついでに捨てよう」「まとめて捨てよう」などと思って手近な場所に置いたままにしていると、そのようなものが散乱してあっという間に汚部屋化してしまいます。
滞在時間の多い場所や要所要所にゴミ箱を設置して、すぐに捨てられる状態を作ってください。ただし、ゴミ箱の数が多くなると今度はゴミを集める際に手間がかかります。ゴミ箱の設置場所を選定して、たくさん置かないようにしましょう。
一週間に一度、床を掃除する!
週に一度は床掃除をする癖をつけることも、片付いた部屋をキープするコツです。
仕事やプライベートで忙しくしている人の中には、「週に一度の床掃除なんて時間が取れない」と思うかもしれません。そのように感じるのは、汚部屋化していた頃に片付けに膨大な時間と労力が必要だったからでしょう。「あの時の片付けや掃除は大変だった」というネガティブなイメージが残っている可能性があります。
しかし、片付いた部屋の床掃除なら5~10分程度の所要時間で完了するので、多くの時間を必要としません。
掃除を短時間で終わらせる方法は、こまめに掃除をすることです。週に一度程度は5~10分程度の時間を確保して、床を掃除する習慣を身につけましょう。
中途半端に食べ残しや飲み残ししない
中途半端に食べ残しや飲み残しをしないことも、片付いたワンルームの部屋をキープするための重要なポイントといえます。
「後で食べよう」「少し残っているから置いておこう」は、ワンルームを汚部屋化してしまうきっかけです。そのような食べ物がどんどん溜まり、捨てられないものが他にも増えて汚部屋化してしまうケースは多くあります。
残っている食べ物や飲み物を捨てることに抵抗を感じる人もいるかもしれません。その場合は、少量のものを購入するようにしてください。少量なら食べ残したり飲み残したりする可能性が低いからです。
コンビニやスーパーでは、食べきりサイズや少量タイプの商品が多数出ています。このようなタイプのものを購入することをおすすめします。
ワンルームの汚部屋片付けは七福神にお任せください
汚部屋化したワンルームの中には、自分で片付けることが困難な状態になっているケースもあるでしょう。「いつかやろう」「次の休みの日に片付けよう」と先延ばしにすることで、汚部屋化がどんどん悪化してしまうからです。
手に負えないほど散らかった部屋の片付けを自分ですることはおすすめしません。時間と労力を消耗するだけでなく、途中で嫌になって放置してしまうリスクも高まります。
そのような自分では手に負えないワンルームの汚部屋片づけは、ゴミ屋敷バスター七福神にお任せください。対応するのはコールセンターから作業スタッフまでプロなので、気負いする必要はありません。手際よく短時間で汚部屋をもとの快適に生活ができる状態にします。
見積もりやご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
ワンルームは、生活すべてを限られたスペースで行わなくてはならない上、収納スペースが少ないため、散らかりやすいものです。
ワンルームで快適な生活をするには、モノをむやみに増やさず、ものの定位置を決めて、使ったら必ず戻す習慣をつけることが大切です。
また、写真やCDなどをデータ化するなど、ものの保存方法を変えるのも有効でしょう。
デッドスペースを利用したり、収納場所を作ったりするなどデッドスペースをうまく利用して、快適なワンルーム生活を送りましょう。