40代は人生の折り返し地点であり、これまでの人生を振り返り、新しいライフステージに向けて環境を整える時期です。その一環で、断捨離に興味を持っている方は多いのではないでしょうか。
ただし、断捨離は単にものを減らせばいいというものではなく、減らしたことで後悔する場合もあるので注意が必要です。
そこで本記事では、40代女性がしてはいけない断捨離の特徴をはじめ、処分してはいけないもの、上手に断捨離を進めるコツなどを詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んで、40代からの断捨離に自信をもって取り組むための参考にしてください。
目次
40代女性がしてはいけない断捨離の特徴
40代の女性がしてはいけない断捨離の特徴は以下の4つです。
- 季節限定で使用するものを捨てる
- 捨てたら二度と戻ってこないものを捨てる
- なくなると困るものを捨てる
- 他人の物を勝手に捨てる
それぞれ説明します。
季節限定で使用するものを捨てる
今使わないからといって、季節限定で使用するものを捨てないようにしましょう。
扇風機や暖房器具など、季節ごとに使うアイテムは、オフシーズンになると邪魔に感じてしまいがちです。
しかし、毎年使うものを処分すると、シーズンが巡ってきたときに慌てて買い直すことになり、出費がかさんでしまいます。
すぐには手に入りにくい季節用品もあるので、最低限の数は確保し、普段目につかない場所にコンパクトに収納しておくのが賢明です。
ただし、子どもが成長して使わなくなったプールなどのレジャー用品や、クリスマスツリーなどのイベント用品は、家族に相談のうえ捨ててもいいでしょう。
捨てたら二度と戻ってこないものを捨てる
断捨離の勢いで、捨てたら二度と戻ってこないものを、安易に捨てるのはやめましょう。
子どもの作品やお気に入りだった洋服、親から受け継いだ家具など、40代になると思い出深い品々がたくさん出てくるものです。
それらは二度と同じものを手に入れることはできない、かけがえのないアイテムです。
一時の感情で処分すると、あとになって「やっぱり残しておけばよかった」と後悔することになりかねません。
思い出の品は、時間をかけてじっくりと向き合い、本当に手放して良いのかを見極めることが大切です。
なくなると困るものを捨てる
間違って、なくなると困るものを捨てないよう、十分に気を付けましょう。
意識して捨てることはなくても、一つひとつをよく確認せずに一気に捨ててしまうと、必要なものまで捨ててしまうリスクがあります。
特に、捨てる予定のカバンや衣類のポケットに大切なものが入っていないか、紙類に重要な書類などが紛れていないかはよく確認すべきです。
また、何か分からないものを安易に捨てると、実は家電の付属品であったり、家具の部品だったりして後悔することがあります。このようなものはすぐには処分せずに、一定期間保管しておくと安心です。
他人のものを勝手に捨てる
他人のものを、勝手に断捨離の対象に含めてしまうのはNGです。
夫の趣味の道具や子どもの思い出の品など、本人の許可なく勝手に処分してしまえば、相手を深く傷つけ、信頼関係に亀裂が入る可能性があります。
所有者にしか分からない価値があるものもあり、気づかずに、高価なものや取り返しのつかないものを捨ててしまいかねません。
自分のもの以外を処分したい場合は、必ず本人の意向を確認することが大切です。
40代女性が断捨離してはいけない6つのもの
40代の女性が断捨離してはいけない具体的なものとして、以下の6つが挙げられます。
- 日常的に使っているもの
- 使う予定がはっきりしているもの
- 仕事で使っている資料や重要書類
- 高価買取につながるもの
- 使用期限が切れていない薬
- コレクション品
それぞれ説明します。
日常的に使っているもの
日常的に使うものを処分すると、すぐに不便を感じることになります。
断捨離は、より多くのものを捨てるイメージがあるかもしれませんが、今の自分に必要なものまで捨てる必要はありません。
キッチンで重宝している調理器具やお気に入りのマグカップ、仕事でよく使う文房具など、現役で使い続けているものは、手元に残しておくことをおすすめします。
少々古くても、愛着があって使い勝手が良いものは、処分すると後悔する可能性が高いからです。
買い替えようとしても、同じように気に入るものが見つからず、コスト的にも精神的にも負担になるかもしれません。
使う予定がはっきりしているもの
使用する予定があるものを、勢いで処分しないように注意しましょう。
季節限定で使うものや、毎年恒例の帰省時に使うスーツケースなどが挙げられます。
断捨離に夢中になると、「必要な時期に買えばいいや」と安易に考えがちですが、同じものが手に入らなかったり、高額になっていたりするケースがあります。
買い替えるのを忘れて、いざ使おうと思ったときに見当たらず、焦ってしまう可能性もあるでしょう。
断捨離は一気にやる必要はありません。後悔する事態を防ぐために、買い替えるタイミングまで保管することをおすすめします。
仕事で使っている資料や重要書類
仕事で使っている資料や重要書類などの紙は、ゴミに紛れて捨ててしまいがちなので、注意が必要です。
仕事に関する資料は、今不要でも、後で必要になることがあるからです。たとえば、過去のプロジェクトの記録や、取引先とのやり取りの控えなどは、トラブルが発生した際の証拠にもなるので、一定期間は保管しておくのが良いでしょう。
また、個人的な契約関係の書類や、確定申告の控えなど、法的に保存が義務付けられていたり、捨てると不利益につながったりする重要書類は、とくに確認が必要です。
捨てるべきではない重要書類の具体例については、以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
高価買取につながるもの
高価買取につながるものは、後悔しないために、面倒でも保管か売却を選択すべきです。
ブランド品やアンティーク、骨董品など、高く売れる可能性のあるアイテムは、査定を受けるのがおすすめです。
意外と高値で買い取ってもらえるものもあり、得た収益で家事の効率化を図ったり、新しいことに挑戦したりすることもできます。
また、時間の経過とともに価値が上がるものもあるので、今は保管しつつ、売却の機会を伺うのも良いでしょう。このようなものは、大切に扱うことで、将来的な資産になる可能性もあります。
使用期限が切れていない薬
使用期限が切れていない薬は、処分すると後悔する可能性が高いです。
いざという時に薬が手元にあれば、早めの対処が可能になり、症状の悪化も防げる可能性があるからです。
症状がありながら薬を買いに行くのは大変であり、夜間や休日だと入手が難しいこともあります。
ある程度の種類と量の薬は、常備しておくようにしましょう。
一方で、期限切れの薬は健康被害を引き起こす可能性もあるため、定期的にチェックしてすぐ処分する必要があります。
コレクション品
長年かけて集めたコレクションを、無理に手放す必要はありません。
「場所をとるし、なくても困らないから」と全て捨ててしまうと、喪失感が大きく、後悔する可能性が高いからです。
むしろ、これからの人生を彩る楽しみの1つになり得るので、手元に残しておいて良いでしょう。
ただし、自分でも何があるか把握できないほど多い場合は、整理するのがおすすめです。
数を増やすためだけに持っていたものは手放し、自分にとって本当に価値あるものだけを厳選して残すのです。きれいに陳列すれば、かえってコレクションの魅力が増す可能性があります。
手放すものは、同じ趣味の人が欲しがることが多いので、フリマアプリやリサイクルショップなどで売ると良いでしょう。
40代から始める断捨離の6つのコツ
40代から始める断捨離のコツとして、以下の6つを押さえておきましょう。
- 整理したい場所を1ヶ所に絞る
- しまっているものを全て出す
- ものを「必要」「不要」「保留」に分別する
- 必要なものは場所を決めて収納する
- 不要なものの処分方法を考える
- 保留していたものは期間をあけてもう一度必要性を考える
それぞれ説明します。
整理したい場所を1ヶ所に絞る
まずは、整理したい場所を1ヶ所に絞りましょう。
家中の断捨離を一気におこなおうとすると、途中で心が折れてしまう可能性が高いです。
最初は、カバンの中や引き出しの中など、小さな1ヶ所に的を絞って集中的に取り組むことから始めることが重要です。
一度に断捨離するスペースを限定することで、作業の見通しが立ちやすくなり、達成感も得られやすくなります。短時間で終わるので、仕事や家事のすき間時間でも取り組めるでしょう。
その1ヶ所を片付け終えてから、次のスペースに移るようにすれば、モチベーションを維持しながら、確実に断捨離を進められます。
しまっているものを全て出す
絞り込んだスペースにあるものを、いったん全て外に出しましょう。
普段は目に見えない場所にしまい込んでいるものを、目の前に並べることで、どれだけ多くのものを所有しているのかが一目瞭然になるからです。
使っていないもの、不必要に複数持っているもの、期限切れのものなどがすぐ分かり、漏れなく断捨離を進められる効果があります。
この「見える化」が、思い切って手放すための第一歩になります。
ものを「必要」「不要」「保留」に分別する
全てのアイテムを出して並べたら、1つずつ手に取って、「必要」「不要」「保留」の3つに分別していきます。
作業しやすいように、3つの箱を用意しておこなうのがおすすめです。
作業にあたっては、1アイテムあたり1分などと制限時間を決めておこない、限られた時間で一通りの仕分けを完了させるのがコツです。
制限時間内に判断できないものは、いつまでも悩まず「保留」に分類し、後日改めて検討することで、作業を中断することなくスムーズに進められます。
必要なものは場所を決めて収納する
分別が終わったら、まずは「必要」に分類したものを収納していきます。
ただ元に戻すのではなく、できるだけ使いやすく、取り出しやすい場所に収納し直すことを心がけましょう。そうすることで、断捨離後のきれいな状態を維持しやすくなります。
普段使うものは手の届く位置に、シーズン物は奥にしまうなど、メリハリをつけると良いでしょう。
今までバラバラにしまっていた同じ種類のものがあれば、1ヶ所にまとめて収納し、必要な時に探さずに済むようにすることも重要です。
収納ケースにラベルを貼れば、家族みんなが目的のものを素早く見つけられて、時間の節約につながります。
不要なものの処分方法を考える
「不要」に分類したものは、以下の方法が使えないか検討しましょう。
- 買取サービスやフリマアプリなどを利用して売る
- 友人や知人に譲る
- 地域の施設や慈善団体などに寄付する
処分方法を工夫すれば、すべてゴミとして処分するより手放すハードルが下がり、後悔するリスクも減ります。
ただし、処分方法に悩んで、いつまでも保管すると断捨離の意味がないため、自分が無理なくできる範囲で考えると良いでしょう。
なお、ゴミとして処分する場合は、自治体のルールに従うように注意してください。
忙しくて処分が面倒だという場合は、買取サービスもある不用品回収業者にまとめて依頼することもできます。
保留していたものは期間をあけてもう一度必要性を考える
「保留」に分類したものは、1ヵ月ほど時間をおいてから、再度必要かどうかを考えます。
その期間を経ても迷うものは、手元に置くと判断して収納して良いでしょう。一方、別に無くても困らなかったと、思い切って手放す決断ができるものもあります。
「保留」の保管期間は、長いほど決断を先延ばしにしてしまうので、半年以内には結論を出すのが賢明です。ずるずると保留にしたままでは、部屋も片付かず、断捨離の効果が感じられなくなるでしょう。
40代女性が断捨離したい7つのもの
40代の女性が断捨離したいものとして、以下の7つが挙げられます。
- 使わない下着や洋服
- 使わないタオル類
- 今後読まない本や雑誌
- 食器類
- 昔の重要書類や取扱説明書
- 人間関係
- 習慣
それぞれ説明します。
使わない下着や洋服
使わない下着や洋服は、積極的に処分しましょう。
特に女性の着る服は、年齢や流行りに影響されやすく、気づかないうちに着ないものを溜め込みがちだからです。
1年間着ていない服は、処分しても困ることはないでしょう。「自分に合わない」「年齢に合わない」と一度でも感じた服を、再び着たいと思うことは稀です。
この機会に、手持ちの服をすべて把握することで、今の自分の好みや着る服の傾向がわかり、無駄な買い物を防ぐ効果があります。
また、サイズが合わなくなったり、古くなったりした下着類は、今後着ることも再利用することも考えにくいため、真っ先に断捨離したいアイテムです。
服を減らせば、クローゼットがすっきりするだけでなく、朝の服選びがグッと楽になり、時間の節約にもつながります。
使わないタオル類
押し入れや棚に、使わずに眠っているタオルやハンカチも断捨離したいものの1つです。
普段使いできなくなった古いタオルであっても、いつか掃除に使おうと保管している家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、最近は便利な掃除道具が安く手に入るため、結局使わないままため込んでしまいがちです。
タオル類はかさばるため、処分した方が収納スペースに余裕ができ、家の掃除が楽になります。
ハンカチも景品などでもらいがちですが、持ち歩いて意外に人目につくものなので、気に入らないものや汚れたものは使う機会がありません。この機会に、必要な分だけに絞りましょう。
今後読まない本や雑誌
今後読まないであろう本や雑誌も、早く処分したいアイテムです。
読まない本や雑誌を保管しておく意味はなく、処分が面倒だからと置いていることが多いのではないでしょうか。
特に雑誌は情報の鮮度が重要であるため、今読んで価値のある情報は、古い雑誌からはほとんど得られません。
読みかけてやめた本も、時間が経って読みたくなれば、図書館で借りられたり、古本を安く入手できたりする可能性が高く、手元に置いておくメリットは少ないといえます。そのような本は買取サービスなどを利用して手放し、今読みたい本を手に入れましょう。
この機会に、すき間時間で手軽に読める電子書籍に移行するのもおすすめです。
食器類
食器類も、断捨離を積極的に検討したいアイテムです。
出番がほとんどない大皿や景品でもらったコップなど、食器類は必要以上に所有していることが多いものです。
食器類は一つひとつがかさばるため、いくつか処分するだけでも食器棚がすっきりし、必要なものがすぐに取り出せるようになります。
見栄えの良い食器を選んで残せば、料理や食卓がぐっと華やかになり、毎日の食事がより楽しい時間になるでしょう。
昔の重要書類や取扱説明書
棚の奥に眠っている、昔の書類や取扱説明書も忘れずに処分しましょう。
これらの紙類の断捨離は、処分後に空くスペースは限られていますが、同時に、本当に必要な書類だけを残せる効果があります。「肝心なときに必要な書類が出てこない」といったストレスが、大幅に軽減されます。
取扱証明書は、メーカーのウェブサイトに公開されていることがほとんどなので、捨てても問題ないことが多いでしょう。ただし。裏面に保証書が付いている場合は、その部分は捨てないように注意してください。
紙類を断捨離する際には、捨てると困るものも紛れている可能性があるので、必ず一枚一枚確認しながら仕分けてください。
人間関係
40代になったら、モノの断捨離だけでなく、人間関係も一度見直してみるのがおすすめです。
たとえば、以下のような人と過ごしている時間は、人生にマイナスの影響があります。
- いつも自分を否定してくる人
- 悪口や愚痴ばかりの人
- 都合のいいときだけ一方的に連絡してくる人
- 約束を頻繁に破る人
これらの人間関係を手放せば、自分のための時間が確保でき、ストレスも大幅に軽減される可能性が高いでしょう。代わりに本当に大切な人たちとの時間を増やせるので、日々の幸福度が上がります。
ただし、複数の人との関係を突然断つようなことを軽率にすると、自分自身が孤立したり、恨みを買ったりするリスクがあることに注意しましょう。
本当に断捨離すべき人間関係だけに絞り、徐々に連絡を減らすなどの対応をとるのが賢明です。
習慣
悪い習慣の断捨離にも目を向けると、確実に人生の質が向上します。
たとえば、以下のような習慣は無意識にやっているかもしれませんが、多くの時間を無駄にしている可能性があります。
- SNSを頻繁にチェックする
- 井戸端会議に参加する
- 家事を完璧にすることに拘る
- 家族の行動にイライラして注意ばかりする
本来はやりたくないことでも、いつの間にか惰性で習慣化していることはないでしょうか。
「これは本当に必要な時間なのか」と自問しながら、習慣を意識して見直してみることから始めましょう。
無駄な習慣を断つことができれば、心や時間に余裕が生まれ、本当に自分がやりたいことに時間を使えるようになります。
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断捨離をしたくても、「日々の仕事や家事が忙しくて始められない」「家族が協力してくれない」という女性は多いのではないでしょうか。
1人で家全体の断捨離をするのは簡単ではないため、過去に中途半端に手をつけてやめてしまった経験をもつ方もいるかもしれません。
もしそんな悩みをお持ちであれば、思い切って専門の清掃業者に依頼するのはいかがでしょうか。
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まとめ
40代は人生の折り返し地点であり、断捨離に取り組むには絶好のタイミングといえます。ただし、断捨離で後悔しないために、慎重に進めることが肝心です。
勢いで一気に断捨離すると、思い出の品や日常的に使うもの、重要な書類なども捨ててしまって後悔するリスクがあるからです。
一方、使わない衣類やタオル、読まない本、余分な食器類などは、積極的に断捨離すると良いでしょう。
整理したい場所を1ヶ所に絞り、全てのものを出して「必要」「不要」「保留」に分類していく作業を繰り返していけば、スムーズに断捨離を進められます。
さまざまな制約があり、思う通りに断捨離が進まない場合は、思い切って業者に依頼するのも1つの方法です。
ゴミ屋敷バスター七福神は、全国で実績が豊富にあり、最短即日対応で不用品の選定から処分まで一括で依頼できるため、一度ご相談してみてください。