長野県長野市は、長野県の北信地方に位置する市です。
人口38万人の中核都市で、千曲川に沿って山間部が位置しています。
季節ごとに美しい表情を見せる豊かな自然を持ち、北信濃の山並みに囲まれた善光寺を中心に発展してきた都市です。
多くの文化財もあり、歴史と伝統が息づいている町・長野市。
長野市の不用品持ち込み処分は、どのような方法で行われているのでしょうか。
特に不用品が出やすい引っ越しを例に見ていきましょう。
目次
引っ越し時に出やすい不用品とは?
引っ越しの際には、どんな不用品が出やすいのでしょうか。
代表的な品目を見てみましょう。
家具・家電
引っ越しを機に、ベッドやソファ、冷蔵庫、洗濯機などを買い換える人は多いようです。
家具は自治体の回収に粗大ごみとして出すことができます。
家電を処分する際は、「家電4品目」に注意しましょう。
以下の4品目は、処分の際、家電リサイクル法に定められたリサイクル料金が必要になります。
- エアコン
- テレビ
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
また、家電を買い替える場合は、新品を購入する際にお店で引き取ってもらえます。
お店に確認してみましょう。
衣類
衣類は場所をとるものです。
着なくなった洋服や着物などを思い切って処分したい人は多いようです。
もう着られないものは捨てるしかありませんが、状態の良いものであれば、リサイクルショップや古着屋さんに持ち込むと良いでしょう。
値段がつかなかった場合、お店によっては引き取って処分してくれるところもあるので問い合わせてみましょう。
もう着られないものは、自治体の回収に出しましょう。
雑誌・書籍
雑誌や本は、重くてかさばるので、運搬が大変です。
今後、読まないものは、古書店に持ち込んだり、フリマアプリ・ネットオークションなどで売ってみましょう。
フリマアプリやオークションの場合は、出品、相手とのやりとり、梱包・発送などの手間はかかりますが、意外に高く売れることがあります。
捨てる場合は、自治体の回収に出しましょう。
不用品の処分方法とは・・・
引っ越しなどで家庭で不用品が出た場合、どのように処分していますか?
処分したいと思っても、どうすればいいのかわからない場合があります。
不用品は、どのように処分すればよいのでしょうか。
自治体の回収
自治体によって呼び方の違いはありますが、以下のように分別し、回収を行うのが一般的です。
- 可燃ごみ
- 不燃ごみ
- 資源ごみ
- 粗大ごみ
決まった日、決まった時間に回収されるので、ゴミ出しのルールを守りましょう。
引っ越し業者の引き取りサービス
引っ越しの場合、業者によっては不用品の買い取り・引き取りをおこなっているところがあります。
引っ越し作業の時に回収してもらえることが多いので、引っ越しギリギリまで使いたいものを処分する場合に便利です。
品目によっては買い取ってもらえなかったり、引き取りに料金がかかったりすることもあります。
事前に必ず見積もり金額を確認しておきましょう。
不用品回収業者の利用
自治体の回収に間に合わなかった場合や、大量に不用品が出る場合は依頼すると良いでしょう。
家具・家電から一般ゴミまで幅広く回収してもらえます。
また、自分の都合に合わせて自宅まで引き取りに来てもらえるので便利です。
リサイクルショップ・専門店の買い取り
まだ使えるものは、リサイクルショップに持ち込んでみましょう。
ブランド品や貴金属など高価なものは、そのジャンル専門のお店に依頼する方が高く売れることもあります。
ネットオークション・フリマアプリで売却
処分を急がないのであれば、ネットオークションやフリマアプリを利用して売却するのも良いでしょう。
空いている時間に出品でき、さまざまなものを販売できます。
直接、相手と取り引きを行うため、リサイクルショップに売るよりも高額で買い取ってもらえる場合もあります。
長野市のゴミの出し方は?
長野県長野市では、どのようにゴミを出せば良いのでしょうか。
以下のように、長野市では8つの種類に分別して、回収に出すことが決められています。
可燃ごみ
以下のごみは、市で指定されている可燃ごみ専用の袋に入れて出します。
- 生ごみ
- 紙おむつ
- 木製のもの
- 靴・カバン
- 革製品・ゴム製品
- 衣類・布団・じゅうたん
- 防水加工された紙
- ストローなど柔らかいプラスチック製品
不燃ごみ
以下のごみは、市で指定されている不燃ごみ専用の袋に入れて出します。
- 陶磁器
- 化粧品のびん・保存びん
- 鍋
- フライパン
- やかん
- ガラス板・コップ・耐熱ガラス
- ハンガー・プラスチック食器・バケツなど硬いプラスチック製品
プラスチック製包装容器
以下のごみは、市で指定されている「家庭用プラスチック製容器包装」の袋に入れて出します。
- ボトル(フタ・ポンプは本体と離す)
- お菓子屋お茶などの包装袋
- レジ袋
- ふた
- ネット
- カップ・パック
- 食用トレイ
- 発泡スチロール容器
- 緩衝材
紙
以下の4種類に仕分けし、種類ごとに十文字にしばって集積所に出します。
- 新聞と折り込みチラシ
- ダンボール
- 内面が白い紙パック
- 本・雑誌・ノート・包装紙・トイレットペーパーの芯など、その他の古紙。
缶
缶は以下の種類があります。
- 飲料缶・缶詰の缶
- 茶筒・菓子・海苔などの缶
- スプレー缶・カセットボンベ缶
汚れや油分は軽くゆすぎ、スプレーやボンベは使い切ってから火の気のない屋外で穴をあけて、集積所の青色のネットの中へ入れます。
ビン
ガラスのビンは色ごとに分けて、色別コンテナに出します。
- 無色透明・すりガラス→白色コンテナ
- 茶色→茶色コンテナ
- 青・緑・黒などその他の色→青色コンテナ
ペットボトル
「ペットマーク」のついている、以下のものがあります。
- 飲料・酒類
- しょうゆ・みりん風調味料
- ノンオイルタイプドレッシングなどのプラスチックボトル
軽くゆすいでキャップ・ラベルを外し、集積所の緑色のネット袋に出します。
剪定枝葉等
剪定枝葉等は以下のものがあります。
- 庭木を剪定した枝葉や竹
- 庭の草花や切り花
- 家庭菜園から出る茎や葉
- 雑草や落ち葉
枝は1mくらいの長さに切り、直径50cmくらいの束(枝1本ごとの直径は25cm以下)にして、ひもでしばって出します。
葉や草などは、土をできるだけ落としてから、中身の見える袋に入れて出します。
長野市で不用品を持ち込み処分したい場合は?
「長野市資源再生センター」には、ゴミや資源物を持ち込むことができます。
ただし、ゴミの種類や、資源物の重量によって手数料が異なります。
資源再生センターでは、ゴミの減量やリサイクルを推進するため、施設の見学を行っています。
学校や団体のほか、個人でも見学できます。
施設見学には事前予約が必要です。
ゴミやリサイクルについて理解を深めたい人は、利用すると良いでしょう。
ごみ処理手数料は?
また、ゴミを持ち込む場合は、集積所に出す分け方と同様に仕分けしておきましょう。
ごみ処理手数料は以下の通りです。
- 可燃ごみ
- 可燃ごみ・・・10kgまでごとに160円
- 不燃ごみ・・・10kgまでごとに170円
- 資源物(紙・缶・ビン・ペットボトル)・・・10kgまでごとに30円
- プラスチック製容器包装・・・10kgまでごとに30円
- 剪定枝葉・・・無料(ただし、庭木の剪定枝葉・雑草の自己搬入の場合のみ)
受け入れられる廃棄物の基準は、ホームページに記載されています。
また、わからない場合は資源再生センターに直接問い合わせましょう。
資源再生センターで処理できないものは?
資源再生センターで処理できない廃棄物のうち、以下の「処理困難物」は持ち込めません。
- 土
- 塩化カルシウム
- ガソリン
- 消火器
- 塗料
- ピアノ
- 農薬
これらは、以下のようにして各自で処理しましょう。
- 買ったお店や専門店に引き取ってもらう
- 決められた処理ルートに従って自分で処理する
- 処理業者に委託する
また、処理困難物のうち、指定した品目について、資源再生センター敷地内に、受け入れ施設「ストックヤード」を定期的に開設して受け入れをしています。
ストックヤードでは、以下の物を受け入れてもらえます。
- 電動工具類
- 電動式介健康器具
- 電動介護ベッド
- 電動自転車
- 油圧式ジャッキ
- オイルヒーター
- スプリング入りマットレス
料金は、オイルヒーター900円ほどから、電子オルガン1万6千円まで、品目によりさまざまです。
出したい品目や料金は、長野市のホームページで確認しましょう。
まとめ
長野県長野市では、長野市資源再生センターにゴミや資源物を持ち込むことができます。
手数料はゴミの種類や資源物の重量によって異なりますので、センターに確認しておきましょう。
資源再生センターで処理できないものうち、指定された品目については「ストックヤード」という受け入れ施設を定期的に開設しています。
ゴミを持ち込みたいときは、長野市のホームページなどで確認しましょう。