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掃除ができないのに逆ギレする母親は病気!?イライラせずに片付けるコツ

掃除ができないのに逆ギレする母親は病気!?イライラせずに片付けるコツ

実家が汚いのに掃除をしない、促しても掃除ができず逆ギレする母の存在は、現状にストレスを感じる人にとって悩みのたねです。なんとかしようと話をしても反論されたり反発されたりすると、さらに関係がこじれて身動きできなくなってしまう人もいます。

母親が掃除できず逆ギレしてしまう理由は、母親本人の性格や考え方だけが原因とは限りません。母親本人も気づいていない理由が隠れていて、現在の状況に陥っている可能性があります。

今回は、掃除できない母親が逆ギレする理由で考えられる具体例と、逆ギレする母親への対処法を詳しく解説します。

掃除できない母親が逆ギレする理由

掃除できない母親が逆ギレする理由

母親が実家の掃除をできず、代わりに子供が掃除しようとすると逆ギレする背景には、子供だけではなく母親本人も意識していない理由が隠れているケースもあります。

掃除をしない、できない母親の隠れた理由を理解すれば、母親との関係を悪化させず、掃除を促すきっかけを掴むことも可能です。掃除ができない母親が逆ギレする理由を知り、実際に話し合うときの参考にしてみましょう。

考えられる理由を以下で詳しく解説します。

物を捨てる事に抵抗がある

物を捨てることに抵抗がある母親は、「捨てろ」「捨てるよ」という言葉に敏感です。特に、物を大切にする世代で育った母親は、たとえ現在使用していなくても、まだ使える物を簡単に切り捨てられません

捨てることに抵抗を感じる母親は、「使えるか使えないか」で捨てるか捨てないかを決めます。たとえ10年以上使っていなかったとしても、使用する可能性があれば捨ててはいけないものに分類されるのです。

使っていない物を捨てて掃除しろという子供に対し、掃除の点には納得できても、捨てる点に納得できません。

その結果、子供の意見と経験から培われた「勿体無い気持ち」で心が板挟みになり、心理的に耐えきれず逆ギレしている可能性があります。

過去への執着があるから​​

実家に溢れている物に対し、忘れられない過去や思い出が染みついていると、物への執着心が沸き起こり捨てられないケースもあります。

例えば、子供にとっては古びた食器であっても、「誰かに買ってもらった」「長年使っていて思い入れがある」などの理由があると、執着心が湧き母親では処分できません。思い出とモノを同一に捉えてしまっているケースです。

子供は親の抱える執着心が理解できず、親も上手に説明できないため、お互いの妥協点を見出せずイライラが溜まった結果、母親が逆ギレします。

母親のテリトリー意識が強い

テリトリー意識が強い母親は、たとえ掃除であっても現状を乱す状況を受け入れられません。テリトリーとは、自分が作り上げた居心地の良い場所であり、自分自身が安心できる安全地帯です。

汚れていても物で溢れていても、母親の認識では安全なテリトリーなので、掃除をしていない現状を落ち着く環境だと感じています。テリトリー意識が強い母親が最優先しているのは、「自分が心地いいか良くないか」なのです。

したがって、子供が良かれと思い始めた掃除は「自分は許可してないのに掃除した=テリトリーを荒らした」と判断され、最終的に逆ギレします。

掃除できない母親は発達障害や病気の可能性も

掃除できない母親は発達障害や病気の可能性も

掃除できない母親の逆ギレの理由は、ズボラやめんどくさがりといった、本来の性格だけが原因ではありません。例えば、母親の言動・行動に影響するような病気が発症していると、本来の母親とはかけ離れた感情を持ち逆ギレするケースもあります。

掃除ができない母親が逆ギレするときは、何かしらの病気や障害の可能性も視野に入れましょう。母親の言動・行動に悪影響を及ぼす可能性のある病気を、以下で詳しく解説します。

ため込み症候群

ため込み症候群とは、持ち物に過剰な執着心を持ったり、物を失う恐怖心から不用品でも溜め込んでしまう症状のことです。溜め込み症候群を発症する原因は様々で、一過性のストレスで発症するケースもあれば、精神病を患っているケースもあります。

ため込み症候群になると、明らかにゴミだと判断できる物にも執着し、積極的に片付けようと思いません。母親本人が掃除を行わず子供の掃除を拒否した結果、不用品やゴミが溜め込まれゴミ屋敷になることもあります。

認知症

認知症は、記憶力や判断力が低下する症状のことです。例えば、以前買ったことを忘れて同じ品物を買ったり、「掃除をするべき」「片付けるべき」と行った判断能力が低下します。

認知症は、徐々に進行していく病気なので、周囲もなかなか症状に気づけません。母親が認知症だった場合、掃除への認識が薄く本人は正常だと思っているため、子供から指摘を受け入れられず逆ギレします。

「買ったことを忘れて同じものを購入する」のも認知症に良くある症状です。母親が何度も同じものを購入し溜め込んでいるなら、認知症の可能性があります。

ADHD

ADHDとは、簡単にいうと注意力・集中力が欠如し、落ち着いた行動ができない症状です。ADHDの人は、掃除をする・しない、物を捨てる・捨てないを判断できず、物に対する執着やこだわりを持つ傾向が見られます。

大人のADHDの場合、自立した生活が難しく正常な判断ができないため、症状に合わせた治療やサポート体制が必要です。どれだけ家が散らかっていても母親が掃除せず、物を整理してたり捨てたりするのを嫌がる場合は、ADHD気質を持っている可能性もありえます。

セルフネグレクト

セルフネグレクトとは、自分でやるべきこと・やらなければならないことを放棄し、生きることへの関心や執着が薄れる症状のことです。

高齢者の場合、「散らかっていても片付けない」「汚れた衣服でも気にせず放置する」「病気の治療やデイサービスを拒否する」などの例があり、実家がゴミ屋敷になるケースも見られます。

セルフネグレクトは、認知症や多大なストレス・精神疾患から発症することもあります。掃除ができない状態の母親は、セルフネグレクトの入り口に立っている状態で、進行することも懸念しなければなりません。

うつ病

うつ病は、ストレスと心身を圧迫され、積極的な思考も行動もできなくなる症状のことです。周囲との関わりすら煩わしく、家事を放置した結果環境が悪化し、さらにうつ病を進行させます。

うつ病は、ADHDや強迫神経症に起因して発症するケースもあるため、掃除できない母親にうつ病の症状が見られたら、投薬やカウンセリングなど計画的な治療が必要です。

実際に、掃除ができないことをきっかけにうつ病に気づき、症状に合わせた治療やカウンセリングを始めるケースもあります。

逆ギレした、掃除できない母親への対処法

逆ギレした、掃除できない母親への対処法

掃除できない母親へ意見を申し出たり、代わりに掃除しようとして母親に逆ギレされた場合、真っ正面から向き合っても解決は困難です。

逆ギレする母親へ理解を示したり、状況を整えて納得いくまで話し合ってから掃除すると、母親の逆ギレを回避しやすくなり、本来の目的である片付けを進められます。

母親が掃除できず、子供が代わりにやろうとすると逆ギレする母親への具体的な対処法を、以下で詳しく解説します。

逆切れされたら、すぐに手を止める

子供が掃除を始めたとき、母親に逆ギレされたらすぐに掃除の手を止めましょう。母親の逆ギレは、子供の行動に対する信頼ができない証です。信頼を得られないまま進めると、さらにキレたり暴れたりする可能性もあります。

母親の逆ギレに対し、子供がすぐ掃除の手を止めると、母親は「自分の意見を聞いてくれた」と感じ、少しずつコミュニケーションが取れるようになります。逆ギレされても怒らず、掃除の手を止めて母親と向き合い、信頼関係の構築を優先しましょう

時間をかけて、母親と話し合う

母親が住む家や部屋を掃除する前に、母親と話し合って相互理解を深めましょう。母親と子供は、育った世代も価値観も異なるため、お互いの考えや思いを知り妥協点を探る作業が大切です。

「なぜ片付けたくないのか」という母親の意見を聞き入れつつ、「なぜ片付けたいのか」という子供の危機感や回避したい問題を伝えてください。母親が理解を示した物や場所から少しずつ作業を進めれば、母親との軋轢も軽減され作業しやすくなります。

自分と母親の間に第三者をいれる

自分と母親では話し合いが進まないと感じたら、第三者を交えて意見を伝え合いましょう。内輪の家族だけで話し合うと、遠慮がない分、言葉も声も荒くなりがちで、話し合いもなかなか進みません。

信頼できる親戚や片付けの専門家などの第三者を挟んで話し合えば、母親も耳を傾けやすく、客観的な意見やアドバイスももらえます。第三者は、家族だけでは思いつかない解決方法を提案してくれることもあるので、話し合いに詰まったら積極的に第三者をいれましょう

片付けられない母親にイライラするのは当然

片付けられない母親にイライラするのは当然

片付けられない母親にイライラするのは、家族だからこそ当たり前の反応です。片付いていない実家を目にした親戚や近所の知り合いに、「子供なんだからどうにかして欲しい」と言われると、恥ずかしさや憤りも増します。

片付けられない母親にイライラしても、自分自身に嫌悪する必要はありません。なぜイライラするのか、子供側が抱える心理を以下で詳しく解説します。

汚い実家は恥ずかしい

汚い実家は、同居している場合はもちろん、離れて暮らしていても恥ずかしく感じます。実家が汚いと友人や恋人も呼びにくく、かといって自分が片付けても逆ギレされてしまうため、片付けはなかなか進みません。

逆ギレした母親に近所に聞こえるような大声で怒鳴られれば、家族仲が悪いと思われるようでさらに恥ずかしさも募ります。恥ずかしさはやがて母親への苛立ちさらには嫌悪感へとつながり、実家から出たり帰省しなくなる人もいます

汚い実家はストレスの元

汚い実家は、様々なストレスの原因に繋がり、イライラしやすい状況を作ります

例えば、婚約者に「ご挨拶に行きたい」と言われても、実家が汚いと招待することもできません。

結婚して子供ができても、実家が汚いと安全面・衛生面が不安で気軽に帰省できなくなります。だからといって子供が掃除しようとしても、実家にある物は全て親の管理下です。

子供の判断で勝手に物を捨てたり移動したりできないため、思い通りに掃除が進まない状況そのものが、子供にとって大きなストレスになります。

台所の汚れ・不潔さが気になる

実家の台所の汚れは、たとえ血が繋がった家族であっても我慢しづらいストレスの原因です。洗ってない食器が山積みになっていたり、生ゴミが放置されたりしていると、臭いだけではなく害虫被害も気になります。

たとえ食中毒の危険性を母親に伝えても、本人が一向に気にせず片付けすら拒否されたら、子供には手が出せません。衛生面での我慢を強いられた結果、イライラが爆発し母親と衝突する人もいます

このままゴミ屋敷化しないか心配

母親が掃除をせずゴミ屋敷化した場合、近隣住人へ迷惑をかける可能性があり、周囲への配慮や今後の心配からストレスを感じるケースもあります。

子供は、母親がゴミ屋敷でケガや病気をしないか心配しているのに、母親本人が気にせず逆ギレするため、さらにストレスも倍増です。

子供の気持ちが母親に通じず、行動に移しても逆ギレされた結果、解決策を求める人は珍しくありません。ゴミ屋敷化すれば片付け費用も高くなるし、親のケガや生活が心配なのは子供として当然と心情と言えます。

逆ギレする母親がいても実家を片付けるコツ

逆ギレする母親がいても実家を片付けるコツ

掃除しようとする子供に逆ギレする母親が住む実家は、一気に掃除しない方が賢明です。逆ギレする母親のテリトリーを一気に片付けると、母親の気持ちが追いつかずさらに大きなトラブルへ発展しかねません。

少しずつ段階を踏み、お互いの信頼関係を気づいてから掃除すれば、最終的に満足する結果を得られます。逆ギレする母親がいる実家を片付けるコツを、以下で詳しく解説します。

母親とのコミュニケーションを密にする

掃除をする前に母親とコミュニケーションを密にとり、お互いの気持ちや希望をすり合わせてから片付け始めましょう。

母親には母親の価値基準や希望があり、子供には子供の思いや心配があります。母親が動かないからといって、子供が自分の思い通りに掃除を進めてしまうと母親の怒りを買い、逆ギレだけではなく邪魔される可能性もあります。

母親との間に信頼関係があれば、何かトラブルが怒ってもその都度話し合いやすく、作業もスムーズに進みます。多少時間が掛かっても、母親と密にコミュニケーションを取り、「掃除を任せても良い」と思ってもらえる信頼関係を築くこと大切です。

捨てるのではなく、整理整頓から進める

逆ギレする母親が住む実家の掃除は、物を捨てず整理整頓するところから始めましょう。例えば、普段から使うものを取り出しやすくしたり、探しやすいよう整えたりするだけでも、使い勝手が良くなり母親の認識に変化が現れます。

特に、母親が物に執着するケースだった場合は、いるものといらない物を判断しやすいよう整えてあげると、母親の気持ちも落ち着きやすく効果的です。母親の考えも取り入れながら、お互いに納得のいく整理整頓をしましょう。

部屋の一部だけ片付ける

掃除は一気に進めず、部屋のごく一部の片付けから始めましょう。逆ギレする母親の場合、一気に掃除をすると環境が大きく変わることへ抵抗感を持つ可能性があります

部屋全体が綺麗にならなくても、一部だけ片付ければ綺麗な場所と片付いてない場所がはっきりするため、母親も「掃除した方が良い」と認識しやすいです。

例えば、「今日は台所だけを掃除する」と決めて、溜まった食器を洗ったり冷蔵庫の中を整理したりすれば、悪臭が薄れ見た目もスッキリするため、母親の印象に残りやすくなります。

プロの片付け業者を利用する​​

母親が逆ギレし、説得や話し合いが難しいときは、プロの片付け業者の利用を検討しましょう。片付け業者には、これまで経験した掃除のノウハウがあり、実家の片付けで悩む依頼者の気持ちを理解してもらえます

片付けられない母親への効果的なアプローチも熟知・経験しているため、母親側もプロの意見は取り入れやすく、自分の意見も伝えやすいです。

「母親との話し合いが進まない」「ストレスが溜まって自分ではどうにもならない」と感じたら、プロの片付け業者に相談して、解決のお手伝いをしてもらいましょう。

実家の片付けは七福神にお任せください

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片付けない母親や汚い実家は、恥ずかしくて誰にも打ち明けられず、一人で問題を抱え込む人もいます。悩みを打ち明けるだけでも気持ちが楽になるので、まずは気軽にご相談ください。

まとめ

実家の片付けをせず、代わりにやろうとした子供に逆ギレする母親は、心理的な抵抗感や不安感などの問題を抱えているケースがよく見られます。

場合によっては、精神疾患や発達障害・認知症などの病気が原因の可能性もあるため、逆ギレする母親をよく観察し、必要だと感じたら検査や治療・サポート体制作りを専門家へ相談しましょう。

母親の気持ちや状況を理解し、少しずつコミュニケーションで距離を深めて信頼関係を築ければ、子供が実家を片付けても逆ギレしにくくなります

どうしても自力解決が難しい場合は片付け業者へ相談し、専門家のアドバイスやサービスを利用して、子供も母親も笑顔で過ごせる実家を取り戻りしましょう。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 新家 喜夫

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。

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