汚部屋は誰にも迷惑をかけていないと思うかもしれません。
確かに独身であれば、衛生的なデメリットが多々あるにせよ、誰かに迷惑をかけている訳ではないのも事実です。
しかし既婚者の場合、パートナーに迷惑をかけています。
むしろパートナーの性格によっては離婚の危機にも及ぶものです。
「汚部屋程度で離婚に?」と思うかもしれませんが、なぜ汚部屋が離婚まで発展するのか、既婚者にとっての汚部屋のデメリット等を交えながら解説していきましょう。
目次
汚部屋が既婚者にとってデメリットとなる理由
汚部屋がなぜ離婚にまで発展するのか、その理由こそ汚部屋のデメリットです。
そこで、既婚者が汚部屋にすることでどのようなデメリットが待っているのか、いくつかご紹介しましょう。
共同生活が損なわれる
既婚者であれば共同生活です。
そのため、汚部屋にしてしまったら、決して「誰にも迷惑をかけていない」ではなく、パートナーに迷惑をかけてしまうのです。
特に綺麗好きのパートナーであれば、汚部屋を見るだけで精神的にストレスでしょう。
掃除作業の負担や、現実的に生活スペースが制限されることになるなど、共同生活そのものが成り立ちません。
汚部屋を通して性格を判断される
汚部屋にしてしまった場合、汚部屋のストレスはもちろんですが、「汚部屋にしてしまう価値観を持っている人間」だと判断されます。
だらしがない、不潔、整理整頓ができない。
このように、汚部屋にしてしまった部分をマイナス評価されることでしょう。
それもそのはず、清潔感を持ち、整理整頓ができるのであれば汚部屋になどなりません。
汚部屋にしてしまうのは、それらの感覚が欠如しているからに他ならないので、パートナーにとっては離婚を考えるに十分な判断材料となるでしょう。
汚部屋から結婚生活の価値観への疑問
部屋は夫婦の共同スペースです。
その共同スペースを汚部屋にしてしまうということは、結婚生活そのものを軽視しているのではないかとの懸念を抱かれることでしょう。
結婚生活とは、住まいを含め、全てが共同生活です。
そんな共同生活の一つである住まいを、自分勝手に汚部屋にしてしまえば、結婚生活を大切に考えていないと判断されても仕方ありません。
繊細だったり、あるいは結婚生活を大切だと考えているパートナーとすれば、離婚を考えるに十分な理由となるでしょう。
価値観の相違を確認したから
結婚生活は、一緒に暮らしてみなければ分からない点が多々あります。
恋人として、週末だけデートを楽しんでいる時には見えなかったことも、一緒に暮らし始めることで視界に入るものです。
デートの時には生活感のある服装だったものの、一緒に暮らしてみたら実は清潔感が低く、汚部屋となってしまう。
もはや「言っても無駄」だと感じるパートナーもいることでしょう。
腹立たしいとかではなく、価値観の相違を見せつけられてしまうので、汚部屋を許容できないパートナーであれば、離婚へと発展することでしょう。
汚部屋で離婚しないために!掃除以外に何をすべき?
汚部屋は離婚の原因に成り得るものであることが分かっていただけたのではないでしょうか。
では離婚を回避するためには何をすべきなのか。
大前提として汚部屋の解消ですが、他にも心掛けるべき点がいくつかあります。
パートナーの声に耳を傾ける
離婚の原因は多々ありますが、自らが蔑ろにされていると思えば離婚を考えるパートナーもいることでしょう。
そこで、汚部屋を掃除すると共に、パートナーを尊重しましょう。
具体的には声に耳を傾けたり、パートナーが考える掃除方法を取り入れたり。
決して最良の方法ではないとしても、パートナーの意見を尊重することで、パートナーの自尊心は回復します。
結果、離婚危機も解消されます。
汚部屋掃除「後」の約束
汚部屋の状態にしてしまっただけでパートナーから不信感を抱かれているのです。
汚部屋を掃除をして綺麗にしたとしても、不信感全てを払しょくできる訳ではありません。
一度汚部屋にしてしまったという事実は、パートナーに暗い影を落としている可能性もあります。
そこで掃除だけではなく、「今後」も約束しましょう。
汚部屋にしないこと、汚部屋になりそうであればパートナーのいうことを聞く。
このような約束も離婚危機回避に必要です。
ライフスタイルの見直しは必須
汚部屋としてしまうのはライフスタイルの結果です。
「うっかり」「たまたま」で汚部屋にはなりません。
そのため、「その後」を約束するということは、ライフスタイルの改善を意味します。
ライフスタイルを変えることは難しいですが、離婚したくないのであれば真剣に改善を考えましょう。
離婚に発展するまえに汚部屋を掃除しよう
汚部屋となれば、「何も気にしない」「全く問題なし」と思うパートナーの方が少数派で、多くのパートナーが嫌がるでしょう。
中には離婚がチラつくパートナーもいます。
そこで、離婚問題に発展する前に、汚部屋であることを自覚し、掃除することが大切です。
そこで、何が求められるのか、チェックしておきましょう。
汚部屋の定義は人それぞれ
そもそも汚部屋には定義がありません。
綺麗好きの人にとっては、少し床に物があるだけで汚部屋だと感じるでしょう。
一方、大雑把な人であれば多少部屋がゴミゴミしていても汚部屋だとは思わないでしょう。
そのため、まずはパートナーが部屋の状態をどう思っているのかを確認しましょう。
共同生活では衛生感も大切
汚部屋であれば離婚するけど、汚部屋ほどではなければセーフということはありません。
汚部屋にまで発展させてしまうのは問題外ですが、できれば部屋は清潔にしてもらいたいと思っているパートナーが大多数なので、まずは部屋の清潔を心掛けましょう。
「まだ汚部屋じゃないからセーフ」といった理屈は有り得ません。
自治体のルールを確認しよう
汚部屋にしてしまう人の中には、そもそも自治体のゴミ出しルールを把握していない人が多いです。
つまり、ゴミをいつ捨てるのかを把握していないのでゴミ出しができず、部屋にゴミが蓄積されていくのです。
これでは汚部屋はもちろんですが、ゴミ屋敷となるのも時間の問題です。
当たり前の話ですが、物を捨てて居れば汚部屋にはなりません。
そのため、自治体のゴミ捨てルールを把握しましょう。
専門業者の存在を把握する
汚部屋にしないに越したことはありません。
しかし掃除は得手不得手や向き不向きがあります。
そこで、汚部屋になる前に、定期的に専門業者に依頼して部屋を掃除してもらうのも手です。
自らコツコツと掃除するのが苦手という人は、専門業者に依頼することで自ら手間をかけることなく部屋を綺麗に保つことができます。
専門業者は気軽に利用できますので、自らでの掃除が面倒になった時に依頼してみるのも良いでしょう。
汚部屋の離婚危機についてのまとめ
汚部屋は離婚の原因になるものです。
共同生活が損なわれ、性格も判断されます。
さらには結婚生活を真剣に考えているのか等、パートナーから不信感を抱かれることでしょう。
そのため、汚部屋にしないことが大切です。
汚部屋の定義は人それぞれですが、自治体のルールを把握して常に清潔な部屋を保ちましょう。
ライフスタイルや性格的に清潔の維持が難しいのであれば、専門業者に依頼し、汚部屋を解消したり予防するのも手です。
大雑把な人は「汚部屋程度で離婚なんて」と思うかもしれませんが、汚部屋で離婚したい人もいます。
部屋を清潔に保ち、汚部屋を生まないことはもちろんですが、パートナーと向き合い、離婚を回避するよう努めましょう。