使い終わった食器や調理器具を洗ったり、さまざまな食材を扱ったりするシンクは、いろいろな汚れが溜まりやすい場所です。
シンクは毎日使うところでもあるため、こまめに掃除をしていても、汚れが気になってきます。
シンクはキッチンの一部でもありますし、家族が口にするものを扱うところなので、できるだけ清潔にしておきたいものです。
そこで今回は、シンクが汚れる原因から、掃除方法、汚れ防止に有効な対策まで解説いたします。
掃除方法は、掃除に苦手意識がある方でもできる簡単な方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
シンクが汚れる4つの原因
シンクは、食べ終わった食器や調理に使った道具を洗うのがメインですよね。
そのほか、調理する食材を洗ったり、皮をむいたりと、さまざまな用途で使用します。
そのため、付着する汚れの種類も幅広いことに加えて、水回りでもあるため、汚れが蓄積しやすい場所なのです。
シンクが汚れてしまう主な原因として、次の4つです。
・食べものの残りかす ・油汚れ ・水あか ・洗剤、石鹸の残りかす |
汚れたままのシンクだとどうなる?
シンクの汚れをしっかり落とさないまま使っていると、シンクがどんどん劣化してしまいます。
とくに、金属製のシンクの場合は、湿気や食べ物の残りが腐敗して発生したガスにより、サビが生じることもあるので注意が必要です。
また、シンクにはさまざまな汚れが付着するため、蓄積するとより頑固になり落としづらくなります。
蓄積した汚れによる、カビや黒ずみができることもあるため、常にキレイな状態をキープすることが大切なのです。
「クエン酸」1つでできる簡単なシンク掃除の方法
シンクを清潔に保つ重要性が分かったところで、具体的な掃除方法を見ていきましょう。
シンクを掃除する方法はいろいろありますが、一番手軽なのは「クエン酸だけ」で行う方法です。
クエン酸は柑橘類にも含まれる天然由来の成分ですが、あらゆる汚れを落とすことができる優秀なアイテムです。
掃除が苦手な人でも、クエン酸1つでシンクを掃除することが可能です。
シンクは、蛇口、シンク、排水溝と3つの部分に分かれます。
部分ごとに蓄積する汚れに特徴があるので、それぞれ適切な方法で掃除をしてくことが大切です。
シンクを掃除する際は、蛇口→シンク→排水溝の順に行います。
まずは、シンク掃除に必要なアイテムを揃えるころから始めましょう。
シンクの掃除で準備するもの
- クエン酸スプレー
- スポンジ
- ゴム手袋
- プラスチック製のヘラ(不要になったクレジットカードなどでも代用可能)
- ぞうきん
クエン酸は、スプレータイプのものが便利です。
もしスプレータイプが用意できなかった場合は、粉末のクエン酸と水、スプレーボトルでも作れます。
小さじ1/2のクエン酸に、水100mlを混ぜ合わせて、クエン酸スプレーを作っておきましょう。
蛇口掃除の手順
蛇口には、水アカや石鹸カスのほか、手垢などの油汚れも付着しています。
とくに水アカは、頑固な汚れが蓄積しやすいので、徹底的に落としていきましょう。
まずは、蛇口全体にクエン酸スプレーをたっぷりと吹きかけます。
クエン酸で汚れを浮かせたら、プラスチック製のヘラを使って、蛇口周り水アカを削り落としましょう。
ヘラがない場合、不要になったクレジットカードなどでも代用できます。
力を入れすぎるとシンクを傷つけてしまう恐れがあるので、滑らせるようにして水アカを取り除くのがポイントです。
水アカがなかなか取れない場合は、クエン酸を吹きかけたら少し時間を置いて、汚れを柔らかくすると落ちやすくなります。
蛇口部分は、クエン酸をふきかけて雑巾で汚れを拭き取りましょう。
シンク掃除の手順
一番汚れが溜まるシンク部分の掃除は、入念に掃除をしておきたい部分です。
まずはシンク全体に、クエン酸スプレーをたっぷりと吹きかけます。
汚れが浮いてきたら、スポンジで水アカなど汚れをこすり落としましょう。
汚れが落ちないときや、水アカが残っている場合は、「クエン酸パック」を使用してみましょう。
クエン酸スプレーをシンク全体にふきかけ、その上からキッチンペーパーで覆います。
さらに、クエン酸が蒸発するのを防ぐため、ラップをかけます。
そのまま1時間程度放置、その後水でしっかり洗い流せば、シンクの掃除ができます。
排水溝掃除の手順
ぬめりが気になる排水溝は、雑菌が一番溜まりやすい部分です。
排水溝のカバー、ゴミ受けを取り外して、クエン酸スプレーを惜しみなく吹きかけます。
排水溝にもクエン酸スプレーを吹きかけましょう。
カバーとゴミ受けの汚れが酷い場合は、ビニール袋に入れてクエン酸をふきかけ、漬け置きのようにすると汚れが落ちやすいです。
ゴミ受けに食べ物の残りかすが詰まっているときは、使い古しの歯ブラシでこするとキレイになります。
30分ほど放置したら、水で流して掃除終了です。
シンクの汚れ防止に有効な方法
シンクは、定期的な掃除だけでなく、毎日のお手入れも必要不可欠です。
簡単にでも毎日お手入れすることで、シンクの持ちも良くなりますし、掃除もラクに行えるメリットもあります。
夕食後、シンクを使い終わったら、
- 生ゴミをシンクに溜めっぱなしにしない
- シンクに残った水分を拭き取る
この2つを習慣化するだけで、シンクが汚れにくくなります。
食べ終わった食器を置きっぱなしにしないのはもちろん、ゴミ受けに溜まった残菜は、その日のうちに処分しましょう。
また、シンクはきれいに水で洗い流し、最後には水気もしっかり拭き取っておきます。
水滴を残さないだけで、水アカが付きにくくなりますし、水に集まる害虫の発生も防ぐことが可能です。
まとめ
シンクは、毎日のお手入れとこまめな掃除でキレイな状態をキープできます。
ですが、シンクは毎日使う部分なので、少しお手入れを怠るとすぐに汚れてしまうもの。
自力では落とせないほど頑固な汚れがある、掃除をしても満足できるレベルまでキレイにならないという場合には、業者に依頼するのも検討してみましょう。
プロの手にかかれば、汚れが蓄積したシンクも掃除してもらえます。
シンクを長持ちさせるうえでも、一度プロの技で掃除してもらうことには十分価値がありますので、一度相談してみてはいかがでしょうか。