お役立ちコラム

急に片付けられなくなった原因と対処法を環境の変化から解説

急に片付けられなくなった原因と対処法を環境の変化から解説

ある日突然片付けができなくなってしまう状況は、本人にとっても周囲の人にとっても受け入れがたく、困惑や焦りを感じるものです。「片付けないと引っ越しに間に合わない」「家中が散らかっていて汚い」と感じていても、体がなかなか動かず心身共に疲れ果てるケースも少なくありません。

急に片付けられなくなった人には、本人すら気がつかない原因が隠れていることもあります問題を解決するためには、根本原因を知り適切に対処することが大切です。急に片付けられなくなった時、考えられる原因と取るべき対処法を詳しく解説します。

急に片づけられなくなった原因

急に片づけられなくなった原因

今まで問題なく片付けられていたのに、急にできなくなったりなかなか進められなかったりした場合、本人すら意識していない原因が隠れている可能性があります。

根本原因を放置したまま片付けを続けても、思ったように作業が進まず状況が悪化するケースも珍しくありません。

少しでも違和感を覚えたら、一旦片付けの手を止めて、自分の内面や現状を振り返り原因を探りましょう。急に片付けられなくなった時、考えられる原因の具体例を以下で詳しくご紹介します。

仕事や環境のストレスが溜まっている

仕事面・生活面で大きな転換期を迎えた人は、環境の変化にともなうストレスが影響し、片付けられない原因になっている可能性があります。例えば、「最近転職や就職した」「結婚や引っ越しで周囲が慌ただしい」など、​​ライフスタイルの変化は思ったよりストレスになりやすく、本人もなかなか気づけません。

一つ一つのストレスがわずかでも、それが溜まって膨れ上がるとコントロールが難しく、ある日突然心身に大きな影響を出してしまいます。特に、結婚や出産といったお祝い事でのストレスは、「マリッジブルー」「マタニティブルー」と呼ばれるほど影響が強いので注意が必要です。

多忙により片付けの時間がない

毎日が忙しすぎて物理的に片付ける時間が限られているケースも、急に片付けられなくなった原因の一つに挙げられます。今まで片付けられていた人の場合、自分なりの片付け方法が身についており、「いつも通りに片付ければ問題ない」と思いがちです。

しかし、急に仕事が忙しくなったり育児や介護が始まったりすると、時間に追われるのでいつも通りの片付けができません。本人は、普段と同じ片付け方で問題ないと思っているので、多忙で片付けの時間が足りてないことに気づきにくく、急に片付けられなくなったと感じてしまいます。

加齢で片付ける体力がなくなっている

加齢による体力の低下で、急に片付けられなくなるのもよく見られるケースです。例えば、更年期に入ってなんとなく体がだるくなったり、高齢期を迎えて足腰に痛みを感じたりすると、今までと同じ時間や速さでは片付けられません。

体に不調がなくても、年齢を重ねれば自然に筋力も落ちるため、片付けが思ったように進まない人もいます。加齢による体力の低下は、自然現象なので自分では気づきにくく、片付けられないことに苛立ちや不安を感じるケースも多いです。

心にゆとりがなく、無気力

何かしらの問題を抱えて心にゆとりがなく、何に対しても無気力で前向きな気持ちを持てない場合も、急に片付けられなくなることがあります。片付け作業は、散らかった部屋をきれいに整える作業なので、「掃除をしなければ」という気持ちがなければ長続きしません。

心にゆとりがなく無気力な状態だと、いざ片付け始めてもモチベーションを保ちにくいため、中途半端な片付けを繰り返してしまいます。いつまでも片付かない部屋は、さらなるストレスになって自分を追い詰めるため、心当たりがある人は気持ちの整理を優先しましょう。

精神疾患や認知症になっている可能性も

精神疾患や認知症になっている可能性も

精神疾患や認知症を患っていると、今までできていたことができなくなるケースがよく見られます。認知症は脳の機能が低下する病気で、患った人は片付けに必要な捨てる・捨てないの判断や、出したものをしまうという作業が苦手になりがちです。

精神疾患の場合、メンタル面のマイナス思考が生活に影響を及ぼすので、今まで片付けられていた人が片付けられなくなることも少なくありません。精神疾患の具体的な例を、以下詳しくご紹介します。

うつ病

うつ病は、気分の落ち込みが心身に影響を及ぼす病気です。大きなショックやストレスが脳の働きを妨げていると考えられており、片付けを始めと日常生活全般がおろそかになることもあります。

うつ病を患っている場合、気持ちが落ち込み気味なので前向きな気持ちになれず、片付け作業が思ったように進みません。片付けられない自分を責めてしまい、さらに症状を悪化させる可能性も高いです。うつ病の疑いがある人は、片付けの手を一旦止めて、心の治療と回復に専念しましょう。

統合失調症

統合失調症は、簡単に言うと考えをまとめられなくなったり、感情の起伏が失われ無気力になる病気です。統合失調症には「陽性症状」と「陰性症状」があり、考えがまとめられず支離滅裂になるのが陽性症状、無気力になるのが陰性症状です。

陽性症状が出ると、片付けに必要な判断能力や計画的な行動が難しくなるので片付けられません。陰性症状が出ると無気力になり、片付けに意欲を示さないだけではなく、部屋をさらにちらかすこともあります。陽性・陰性の自己判断は難しいので、専門医で診察を受けて適切な治療を行なってください。

溜め込み症

溜め込み症は、物を手放す・捨てる行為に苦痛を感じ、使う・使わないに関わらず溜め込んでしまう症状です。持ち物に執着し、失うことへの不安から溜め込むため、強迫性障害の一つと考えられています。

溜め込み症になると、片付けに必要な捨てる判断ができなくなり、さらにこだわりのある物を集め続けるため、部屋や家屋・自宅の敷地内がゴミ屋敷化しやすいです。日常生活にも支障が出てしまい、病気や近隣トラブルを起こすケースもよくあります。

セルフネグレクト

セルフネグレクトは、生きるために必要な自分の世話を自ら放棄する行為です。セルフネグレクトになっている人は、自分の身なりや住環境にも無関心になり、不潔な状態でも着の身着のままで、ゴミが溢れていても片付けません。

セルフネグレクトになる原因は、うつ病・孤独な環境・精神的なショックとさまざまで、最悪の場合死に至ることもあります。自分ではセルフネグレクトだと気づきにくいため、家族や近所の人といった第三者からの指摘や手助けが必要です。

突然片付けられなくなったときの応急処置

突然片付けられなくなったときの応急処置

今まで問題なく片付けられていたのに、「最近片付ける気力がない」「片付け始めてもなかなか進まない」と感じたら、状況に見合った応急処置を施しましょう。根本原因の内容によっては、第三者の力も借りなければなりません

自分以外の視点からアドバイスや手助けがもらえれば、片付けられない不安や焦りも解消しやすく、問題解決の糸口も掴みやすいです。突然片付けられなくなった時、助けになる応急処置の具体例を、以下で詳しくご紹介します。

ストレスの原因を取り除く

ストレスが溜まって片付けができなくなった人は、片付ける前にストレスの原因を取り除きましょう。例えば、仕事の忙しさや職場の人間関係がストレスの原因なら、信用できる上司に相談したり、思い切って転職するなどの対処が必要です。

育児や介護でストレスが溜まっている場合、家族で片付けを分担したり、自治体の支援や民間のサポートに育児や介護を手伝ってもらう方法もあります。ストレスは精神疾患の原因になりやすいので、できるだけ早めの対処が大切です

病気の疑いがある場合は医療機関に相談する

何かしらの病気が原因で片付けられないのではと感じたら、専門の医療機関へ相談します。特に、認知症や精神疾患を患っている場合、専門の医療機関に相談しないと適切な対処が難しく、放置すればさらに悪化する可能性も高いです。

医師の診断を受けて、適切な治療や薬の処方を受けられれば、安心感が得られて気持ちも軽くなります。本人に自覚がない時は、家族や周囲の人が病気の可能性を伝え、できるだけ早く医療機関に相談しましょう

家族や友人に「助けて」と打ち明けてみる

自分の家族や親しい友人に、「うまく片付けられないから助けて」と悩みを打ち明けるのも良い方法です。片付けられない恥ずかしさから、誰にも相談せずに解決しようとする人もいますが、一人で悩み続けても状況はなかなか改善しません。

自分の身近な人に助けを求めることで、新たな動きが生まれ片付けが進むこともあります。自分以外の誰かが一緒に片付けてくれれば、気持ちも前向きになりモチベーションを維持しやすいので、頼みやすい家族や友人に「助けて」と打ち明けてみてください。

片付け専門業者に依頼する

身近な家族や友人にも相談しにくい時は、片付け専門業者への依頼がおすすめです。片付け専門業者は知識と経験が豊富で、どんなに散らかった部屋も短時間できれいに片付けてくれます

不用品の買取や廃品回収も行なっている業者なら、大物の家具や大量の廃品も処理してもらえるので、心身への負担が少ないです。各業者それぞれにサービス内容が異なるので、複数の業者を調べて比較し、自分にあった業者へ依頼しましょう。

忙しくても片付けやすい部屋にするコツ

忙しくても片付けやすい部屋にするコツ

仕事や育児・介護で忙しい人は、時間に終われ日常的な片付けすら難しいケースも少なくありません。片付けたいとは思っても、物理的に時間が取れなければ難しいのが現状です。

忙しくてなかなか片付けられない時は、片付けやすい部屋作りや効率的な片付け方を知り、自分に合った対策を実践しましょう。忙しくても片付けやすい部屋にするコツと、効率的に片付けられる具体的な方法を、以下で詳しく解説します。

思い切ってものを減らす

持ち物や家具・家電が多く、片付けに時間がかかってしまうという人は、思い切って持ち物を減らすのがおすすめです。物理的に持ち物が少なくなればホコリも溜まりにくく、フラットなスペースが増えるので片付けやすくなります。

視覚的にもスッキリするので気持ちも落ち着き、日常的な掃除も短時間で済むため片付けが苦になりません。いきなり大量の物を処分するのは難しいですが、着なくなった洋服や溜め込んだ箱類など、明らかに使っていない物から思い切って減らすのがおすすめです。

1日5分のプチ掃除から始める

「片付けが長続きしない」「まとまった掃除時間が取れない」という人は、1日5分のプチ掃除から始めてください。たった5分間の掃除でも、床に散らかったゴミを集めたり、しまい忘れた持ち物を戻すのには十分な時間です。

朝起きてすぐや帰宅直後など、掃除する時間も決めておくと長続きしやすく、片付けの習慣も身につきます。少しでも片付いたスペースができれば、達成感を感じてモチベーションも保ちやすいので、1日5分のプチ掃除から始めてみましょう。

定期的に家政婦を頼む

家計に余裕があるなら、定期的に家政婦を頼み片付けてもらうのも良い方法です。料金はかかりますが、仕事で外出している間に片付けてもらえるので、帰宅して散らかった部屋にうんざりすることがありません

自分や家族がいない時に家政婦に入られるのが不安な場合は、休日で誰かが家にいる時に来てもらう方法もあります。家政婦さんにも得意・不得意があるので、事前に複数の家政婦派遣業者へ相談し、自分に合った家政婦さんを依頼してください。

急に片付けられなくなった原因と解決策まとめ

急に片付けられなくなった原因と解決策まとめ

できていたはずの片付けが急にできなくなった場合、何かしらの精神疾患や病気を患っている可能性があります。病気ではなくても、仕事や環境変化の影響でストレスがかかり、片付ける気力がなくなる人も少なくありません。

急に片付けられなくなった場合は、まず原因を探り対策を整えることが大切です

自分だけで解決するのが難しい時は、家族や友人・専門業者といった第三者の手も借りて、根本原因の改善や部屋の片付け問題に向き合いましょう。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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