お役立ちコラム

ゴミ屋敷片付け

山形県河北町のゴミ屋敷に関する条例(河北町快適な住みよいまちづくり条例)の内容とは

山形県河北町のゴミ屋敷に関する条例(河北町快適な住みよいまちづくり条例)の内容とは

山形県河北町には「河北町快適な住みよいまちづくり条例」と呼ばれる条例が制定されています。
名称からも分かるように環境を意識した条例ですが、ゴミ屋敷に対する根拠と考えられる文言もあります。
そこで河北町快適な住みよいまちづくり条例について見てみましょう。

河北町快適な住みよいまちづくり条例のゴミ屋敷該当部分

河北町快適な住みよいまちづくり条例のゴミ屋敷該当部分

山形県河北町が制定する「河北町快適な住みよいまちづくり条例」は、決してゴミ屋敷のためだけに生まれた条例ではありません。
しかしゴミ屋敷にも対応できると思われる条文も見られます。
そこでまずは河北町快適な住みよいまちづくり条例の、ゴミ屋敷にも適応できるであろう部分についてご紹介します。

河北町快適な住みよいまちづくり条例第1条

第1条で、生活環境の保全向上を図ることを目的とすると定められています。
ゴミ屋敷に関しては生活環境の保全向上を阻害するものだと考えられます。
ですので、ゴミ屋敷を生んでしまい、かつ放置していることは第1条に違反していると考えることができます。

河北町快適な住みよいまちづくり条例第3条

第3条では町は快適な住みよいまちづくりに必要な事業を実施すると定められています。
つまり、もしゴミ屋敷問題が顕在化した際、問題解決のための事業の根拠となります。
ゴミ屋敷の問題に対して町として何も行わなければ、条例に違反していると考えることもできます。

河北町快適な住みよいまちづくり条例第4条

第4条では町が実施する住みよいまちづくりの事業に、町民が協力するようにと定めています。
もし、ゴミ屋敷に関する何らかの対策を河北町が制定・実践する際には、町民としても協力することが求められます。

河北町快適な住みよいまちづくり条例第10条

第10条では、河北町にて土地を所有・占有している管理者は、周辺の生活環境を害さないよう清潔かつ適正に管理するよう定められています。
つまり、住まいをゴミ屋敷化させて周辺に迷惑をかけている場合、こちらの条例に違反していると解釈できます。

河北町快適な住みよいまちづくり条例第14条

14条では条例の施行において、町民の生活環境を害していると認められている場所には、町職員が立入調査を行えると定められています。
ゴミ屋敷が確認された際、河北町の職員がゴミ屋敷の調査を行う根拠と考えてよいでしょう。
つまり、ゴミ屋敷の住人は河北町の職員による調査を断ることはできません。

河北町快適な住みよいまちづくり条例15条

15条では、6条から13条に制定した条例に違反している者に対して、措置や指導を講ずることができると制定しています。
また、指導に従わない場合には改善のための必要な措置を勧告できるとも明言されています。

第10条も含まれていますので、ゴミ屋敷に対して町長権限で指導が行えます。
指導に従わない場合には、改善やその他の措置の勧告も行えます。

河北町快適な住みよいまちづくり条例のポイント

河北町快適な住みよいまちづくり条例のポイント

山形県香北町が制定している河北町快適な住みよいまちづくり条例は、河北町にてゴミ屋敷問題が起きたとき解決できるのかについて、いくつかのポイントから探ってみました。

ある程度の強制性が認められている

河北町快適な住みよいまちづくり条例では、ある程度の強制性が認められています。
つまり、指示等に従わない場合には勧告も可能です。
ただし、勧告以上の権限は定められています。

勧告までは市長の権限を発揮できます。
仮にゴミ屋敷を放置している住居者がいた場合、改善するよう指導や勧告までは可能です。
ですが、勧告にも従わない場合についてまでは文言がありません。

具体的施策が無いからこそ幅広い解釈ができる条例

山形県河北町が制定する河北町快適な住みよいまちづくり条例では、具体的な施策までは定められていません。
他の自治体のいわゆるゴミ屋敷条例では以下の点まで制定している行政もあります。

  • 具体的支援策
  • 行政代執行の方法
  • 行政代執行の費用負担
  • 福祉施設との連携

それらと比較すると具体的施策はありません。
しかし、幅広い施策が行える文言が採用されています。
具体的施策がない代わりに、ケースバイケースでの対応策を採用できると解釈することもできます。

河北町ではゴミ屋敷問題が起きていない

河北町快適な住みよいまちづくり条例は2007年(平成19年)に条例第2号となりました。つまり、一度バージョンアップされたと考えてよいでしょう。

ゴミ屋敷対策に関する具体的施策が制定されていない条例の最後のバージョンアップが2007年です。
ですので、2007年以降、河北町快適な住みよいまちづくり条例ではカバーできない事象が起きていないことを意味します。

問題が起きていない=不足のない条例

河北町快適な住みよいまちづくり条例は、他の自治体のフルスペックのゴミ屋敷条例と比較すると物足りない部分があるのは事実です。
ですが、それでも更なる条例が付帯されていません。
つまり、山形県河北町では河北町快適な住みよいまちづくり条例で問題がないことを意味しています。

山形県河北町でゴミ屋敷問題は起きないのか

山形県河北町でゴミ屋敷問題は起きないのか

山形県河北町にて制定している河北町快適な住みよいまちづくり条例は、具体的施策がありません。
ですので、フルスペックのゴミ屋敷条例と比較すると物足りない部分があるのも事実です。

しかし、実際に条例が改正されていないことから河北町快適な住みよいまちづくり条例で困っていないことを意味します。
そこで河北町の特徴とゴミ屋敷との相関性についても見てみましょう。

河北町の特性

河北町は山形県の「メインストリート」である山形新幹線の西部に位置する人口およそ18,000人の町です。
平野部分に人口が集まっており、西部の大部分は森林が占めています。
ちなみに河北町には鉄道の駅がありません。
中学、高校はそれぞれ1つずつ、大学はありません。
この事実から、外から人が来るのではなく、地元の人々が長閑に暮らしている町であることが分かります。

河北町の町民性

実はかつて、河北町には鉄道の延伸計画がありました。
山形は自動車社会ではありますが、鉄道があれば長距離移動も行いやすくなります。
実際、山形県の交通の肝ともいうべき山形新幹線を活用すれば、山形から東京までおよそ3時間ほどでアクセスできます。
また、東北屈指の大都市である仙台までもおよそ1時間程度です。

しかし延伸計画は地元住民から、農村が減ると猛反対に遭い、白紙となってしまいました。
昔ながらの農村部分を大切にする姿勢は、あまり物を捨てない町民性を現しているのかもしれません。
ですが、あまりにも物を大切にしすぎるとゴミ屋敷へと発展してしまう可能性もありますので、油断大敵です。

河北町快適な住みよいまちづくり条例について

河北町快適な住みよいまちづくり条例について

山形県河北町にて制定されている河北町快適な住みよいまちづくり条例は勧告までは明言されています。
ですが、行政代執行等、具体的施策の記述はありません。
裏を返せば、その時の状況に応じた対策をその都度考え、実践できるとも解釈できます。

一方、河北町は人口約18,000人が住んでいるものの、鉄道駅もありません。
外から人が来る可能性が低い、落ち着いた町です。
そのため、他の地域のゴミ屋敷条例と比較すると物足りない部分もありますが、条例で対処できない事態には陥っていないことが伺えます。

ゴミ屋敷の片付け,
不用品の処分
をご検討なら

ゴミ屋敷バスター七福神へご相談を

散らかった部屋からの脱出
要らない物の整理整頓
など片付けのお悩みに
お応えします!

この記事を読んで少しでもゴミ屋敷や汚部屋を掃除したい、
要らない不用品を整理したいなど片付け・清掃を検討された場合は
是非、まずはお気軽にゴミ屋敷バスター七福神へご相談ください!

この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

ゴミ屋敷片付け,汚部屋掃除,不用品回収の専門業者のロゴマーク
MENU
ゴミ屋敷片付け,汚部屋掃除,不用品回収の専門業者のフルロゴ
山形県河北町のゴミ屋敷に関する条例(河北町快適な住みよいまちづくり条例)の内容とは