コラムblog
大切な人とのお別れをした後は、「遺品整理」をして、故人の財産を整理しなければなりません。
遺品整理では家財や衣類のほか、故人が生前使用していた様々な物が出てきます。
なかでも「腕時計」は、ものによって価値があるケースもあるため、どう処分すべきか悩んでしまうことが多い品物です。
そこで今回は、遺品整理で腕時計が見つかった場合の処分方法について、詳しくまとめました。
腕時計の処分方法が分からない方や、遺品整理で見つかった腕時計の取り扱いに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
目次
遺品整理で出てきた腕時計の処分方法は1つに限りません。
「売る」「譲る」「捨てる」といった、3つの方法があります。
腕時計にもよりますが、ブランド品や高価なもの、価値(プレミア)があるものの場合、ゴミとして処分するのはもったいないと考える方も多いと思います。
そのため、自分にとっては不要な場合でも、遺品整理で腕時計が出てきた際は、「捨てる」より「売る」ことを先に考えた方がお得に処分できるかもしれません。
遺品整理で出てきた腕時計に価値がある場合、高値で売れる可能性もあります。
とくに、人気・有名ブランドやプレミア価値のある腕時計は、思いもよらぬ高額買取になるケースも少なくありません。
価値を知らないままゴミとして処分してしまうのはもったいないですし、処分方法によっては費用もかかります。
年代物の腕時計でも売れる可能性は十分にあるので、次の「3つの方法で売却を検討してみましょう。
遺品整理で見つかった腕時計を売る方法の一つが、腕時計の買取を専門に行っている業者に依頼することです。
その理由は、腕時計はブランドのほか、種類、モデルやクラスなどが数多くあるため、正しい価値を査定するには、豊富な知識を必要とするからです。
腕時計の買取だけを行っている店は、通常の買取専門店よりも腕時計の専門知識や買取経験が豊富なプロの査定士が在籍しています。
そのため、腕時計の価値を最大限見出し、査定額に乗せてもらうことが可能なのです。
古い時計でも、価値があれば状態に関わらず買取可能な場合もあります。
腕時計だけに限らず、バッグやアクセサリー、切手など、幅広い物の買取を行っている「買取専門店」の査定に出す方法もあります。
買取専門店を利用するメリットは、腕時計以外の物も一緒に査定・売却できるという点です。
遺品整理をすると、腕時計だけに限らず、さまざまな物が見つかります。
それぞれ専門に取り扱う業者に査定・買取出すのが理想ではありますが、時間が必要です。
買取専門店なら、遺品整理で出た価値あるものを、一度にまとめて査定・買取に出すことができます。
買取額はそれほど高くありませんが、早く手放したいという方は、リサイクルショップへの売却する方法もあります。
リサイクルショップは、買取専門店よりもさらに買取を行っているジャンルの幅が広く、衣類や日用品、スポーツ用品、家具家電など、ありとあらゆるものを買い取ってもらえます。
腕時計買取専門店や買取専門店ほどの高値にはなりませんが、ブランド品や人気モデルの腕時計は買取額も上がりやすいです。
また、リサイクルショップによっては、無料で出張買取に対応しているところもあります。
遺品整理で見つかった腕時計の価値がある程度わかる場合は、フリマアプリやネットオークションに出品する方法もあります。
フリマアプリ、ネットオークションはいずれも個人で取引するため、出品や発送、メッセージのやり取りが必須です。
しかし、スマホひとつで簡単に手続きできるので、初心者でも簡単に利用できます。
人気ブランドの腕時計はもちろん、ノーブランドでも、状態が良ければ買い手がつくケースは多いです。
また、買取専門店やリサイクルショップでは買い取りが難しい、付属品が揃っていない腕時計や電池切れの腕時計でも、フリマアプリとネットオークションでは需要があります。
ただし、価値が高い腕時計の場合、適正価格を知っていないと、安売りしてしまうリスクも。
そのため、フリマアプリ、ネットオークションで売却する際は、腕時計の価値を把握したうえで出品した方が良いでしょう。
遺品整理で見つかった腕時計は、問題なく動いているのであれば、そのまま使うことが一番望ましいです。
新しい持ち主のもとで活躍できれば、故人もきっと喜んでくれることでしょう。
家族や遺族のなかに、腕時計を使いたい人がいれば、形見分けをしましょう。
また、故人が生前親しくしていた友人・知人などで腕時計を使ってくれる人がいれば、形見分けとして贈るのもひとつの方法です。
遺品整理で出た腕時計の貰い手がいない場合は、寄付をするのはいかがでしょうか。
NPO法人や慈善団体では、家庭で不要になった腕時計の寄付を募っている場合があります。
故人が昔使っていた年代ものの腕時計や、電池切れ、サビのある場合でも、寄付が可能です。
寄付によって集まった腕時計は、海外で再利用されたり、お金に代わって寄付に役立てられたりします。
腕時計の寄付をすることで、ゴミを減らせるだけでなく、社会貢献にも繋がります。
腕時計をゴミとして処分する場合は、材質や素材によって正しい方法で処分を行いましょう。
腕時計をゴミに出すとき、自治体が収集する「家庭ゴミ」に出すのが一番簡単な方法に思えます。
しかし、家庭ゴミに出す場合はいくつか注意が必要です。
腕時計は、ものによって使われている素材や材質が異なるため、素材ごとに正しい方法で処分しなければなりません。
そのため、ベルトと時計部分の素材が違う場合は、分解して、それぞれ適切に処分する手間がかかります。
ただし、家庭ゴミのルールは自治体によって違いがあるため、地域によっては分解せずに、可燃ゴミや資源物、小型家電として回収を行っている場合もあります。
腕時計をゴミとして処分する前に、お住まいの地域のルールを確認しておきましょう。
腕時計のほかにも、大型家具や家電などを遺品整理する場合は、不用品回収業者に利用が便利です。
不用品回収業者は、家まで直接不用品を引き取りに来てもらえるので、手間をかけずラクに遺品を処分できるメリットがあります。
家からの搬出はもちろん、トラックへの積み込みも作業に含まれているので、依頼者は作業料金を支払うだけでOKです。
最短で即日中に対応可能なスピード感も、不用品回収業者ならではの利点と言えます。
腕時計1つの処分で利用するのは割高なのですが、遺品が多い場合や、早く処分をしたい方は、不用品回収業者も検討してみましょう。
遺品整理で出た腕時計の処分方法についてご紹介いたしました。
腕時計は、中古品として需要が高いので、ゴミとして処分する前、売却を検討しましょう。
買取できない腕時計でも、寄付によって再利用や社会貢献するという手もあります。
もしゴミとして処分する場合は、自治体のルールを事前に確認し、適切な処分することが大切です。
故人が生前大切にしていた腕時計、後悔することのないよう、納得のいく形でお別れできる方法を選択しましょう。
この記事の監修をしたゴミ屋敷の専門家
氏名:新家 喜夫
年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。ゴミ屋敷清掃士認定協会理事長。
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