「腕時計を処分しよう」と思っても、普段あまり捨てる機会がないため捨て方に困ってしまう人は多いようです。また、遺品整理の際に腕時計が出てきて、取り扱いに困る場合もあるでしょう。
さらに、時計には数万円~数百万円という高価なものも多いので「値段が付くなら売りたいけれど、どうやって売れば良いか分からない」と悩む人も少なくありません。
そこで今回は、腕時計の適切な処分法と処分時の注意点を解説します。この記事を参考に、自分に合った方法で腕時計を処分しましょう。
この記事で分かること
- 腕時計の6つの処分法
- 腕時計を処分するときの注意点
目次
腕時計の処分方法6選
腕時計の処分方法は、大きく分けると「売る」「譲る」「捨てる」の3つです。
- 売る:時計専門買取業者、リサイクルショップ、フリマアプリ
- 譲る
- 捨てる:家庭ゴミ、不用品回収業者
腕時計にもよりますが、ブランド品や高価なもの、価値(プレミア)があるものはゴミとして処分するのではなく売却を考えるのがおすすめです。また、故人の遺品の場合には、形見分けとして親しい人に譲ると喜ばれることがあります。
腕時計の処分法について詳しく解説します。
時計専門の買取業者へ売る
ブランド品や人気モデル、限定品やヴィンテージモデルなどの腕時計は、時計の買取専門業者に買い取ってもらうのがおすすめです。時計を適正価値で査定するには専門知識や経験が必要ですが、時計専門ではない買取業者にはプロの査定士が在籍していない場合があります。一方、時計専門店には確実に時計のプロが在籍しているため、高価買取が期待できます。
ロレックスやオメガのような海外の高級ブランド時計はもちろん、グランドセイコー、キングセイコーのような国産腕時計も人気なので、売れそうな腕時計を持っている人は査定を依頼してみましょう。古い時計でも、価値があれば状態に関わらず買取可能な場合もあります。
リサイクルショップを利用する
買取額はそれほど高くありませんが、早く手放したいという方はリサイクルショップへの売却する方法もあります。リサイクルショップは買取を行うジャンルの幅が広く、腕時計だけでなく衣類や日用品、スポーツ用品、家具家電などありとあらゆるものを買い取ってもらえます。
時計買取専門店ほどの高値にはなりませんが、ブランド品や人気モデルの腕時計は高値で買い取ってもらえる可能性が高いです。また、「ハイブランドではないから、わざわざ時計買取専門店に持ち込むほどではない」という腕時計なら、むしろ買い取りの幅が広いリサイクルショップのほうが気軽に持ち込めるのもメリットです。リサイクルショップによっては無料で出張買取に対応しているところもあるので、相談してみると良いでしょう。
フリマアプリやネットオークションに出品する
腕時計はフリマアプリやネットオークションに出品することも可能です。自分の好きな価格で出品できるので、リサイクルショップよりも高値で売れることもあります。
また、買取専門店やリサイクルショップでは買い取りが難しい、付属品が揃っていない腕時計や電池切れの腕時計、ノーブランド品などでもフリマアプリやネットオークションでは買い手が見つかる場合があります。
ただし、その時計の適正価格が分からないと、価値が高い腕時計をうっかり安売りしてしまうリスクがあるので注意しましょう。フリマアプリ、ネットオークションで売却する際は、腕時計の価値を把握したうえで出品することをおすすめします。
ほしい人に譲ったり、形見分けをする
親戚や友人など、身近にその腕時計がほしい人がいたら譲るのもおすすめです。とくに遺品整理のときには故人をしのんで腕時計を求める人もいるので、その場合には形見分けとして贈るのもひとつの方法です。
貰い手が見つからないときは、寄付をして社会貢献することもできます。たとえば、寄付活動「リボーンプロジェクト」では、不用になった腕時計など寄付を受け付けています。寄付したいものをまとめて箱に詰めて送ると国内外でのリユース事業に役立てることができ、収益金を発展途上国のポリオワクチン募金に充てて国際支援につなげることも可能です。「遺品の腕時計を捨てるのはしのびない……」という場合には、寄付で故人をしのぶのもひとつの方法といえます。
自治体の家庭ゴミとして処分する
腕時計を無料で処分するなら、自治体の「家庭ゴミ」に出しましょう。ゴミの分別ルールは自治体ごとに異なりますが、素材によって「可燃ゴミ」「不燃ゴミ」「金属資源ゴミ」「小型家電」などに分類されることが多いです。
ベルトが革製の場合にはベルトと本体を分解して、革製品は可燃ゴミ、本体は不燃ゴミなどと分別するよう指示する自治体もあります。また、腕時計に内蔵されたボタン電池ごと捨てるとゴミ収集車火災などのトラブルにつながるため、ゴミに出す前に前に必ず電池を取り外しましょう。
役所やスーパーに設置された小型家電回収ボックスで腕時計を回収している自治体もあり、その場合には電池ごとボックスに投入できます。地域のゴミの捨て方は役所のホームページやゴミ出しハンドブックに記載されているので、捨てる前に必ず確認しましょう。
不用品回収業者に引き取り依頼する
腕時計のほかにも大型家具や家電など捨てたいものがある場合には、不用品回収業者の利用が便利です。不用品回収業者は電話やメールひとつで依頼でき、家まで直接不用品を引き取りに来てもらえるので手間をかけずラクに不用品を処分できます。最短で即日対応というスピード感も、不用品回収業者ならではの利点です。
不用品回収業者は基本料金3000円前後に加えて単品回収料金が発生するため、腕時計の処分だけを目的に利用するのはコスパが良くありません。遺品整理や断捨離で捨てたいものが複数ある場合や、引越し前の退去日が迫って今すぐ処分をしたい場合には不用品回収業者が適しています。分別作業や家からの搬出はもちろん、トラックへの積み込みも作業に含まれているので依頼者は作業料金を支払うだけでOKです。
腕時計を処分する際の注意点
腕時計を処分する際には、次の3点に注意しましょう。
- 電池を取り外してから捨てる
- スマートウォッチはデータを消去する
- 腕時計の譲渡は相続税、贈与税に注意する
これらでミスをすると思いもよらないトラブルにつながる場合があるため、必ず確認してください。詳しい注意点を解説します。
電池は取り外して処分する
電池式の腕時計は、ゴミとして処分するときは必ず電池を取り外しましょう。電池を入れたまま捨てると他の金属と接触してショートして発火する可能性があり、ゴミ収集車の火災事故につながる危険があります。
電池を外す際は裏ブタを開け、中枠を外して電池を取り外します。裏ブタの開け方は腕時計により異なり、裏蓋にミゾがある「スクリュータイプ」は腕時計を固定してからオープナーという工具で引っかけて開けます。「ネジタイプ」は精密ドライバーでネジを緩めれば開けることができ、ミゾやネジのない「こじ開けタイプ」はこじ開けという工具でテコの原理を利用しながら開きます。
いずれも工具が必要であり、また、ダイバーズウォッチのように特殊な仕様のものは自力で裏蓋を開けることは困難です。自力で電池を外せない場合は。時計修理店などに相談しましょう。小型家電回収ボックスなら、電池を抜かずにそのまま投入できるので便利です。
スマートウォッチのデータは消す
スマートウォッチの処分時には、必ずデータの消去を行いましょう。スマートフォンと連携して個人情報や健康データなどが保存されているため、そのまま捨てると悪意ある第三者に情報が漏洩するおそれがあります。
スマートウォッチのデータを消去する方法は、メーカーの公式サイトから確認できます。ペアリング解除や初期化の方法を確認し、手順に従ってください。また、捨てる前に必要なデータのバックアップを取っておきましょう。
なお、スマートウォッチにSIMカードが入っている場合は、必ず取り外してください。SIMカードは電話やデータ通信を利用するためのカードで、契約者の情報が記録されています。
腕時計を譲るときは相続税・贈与税に注意
腕時計を誰かに譲るときは、相続税や贈与税に注意しましょう。とくに高額な腕時計の場合、相続や贈与とみなされて課税対象になる場合があります。
故人の腕時計は相続財産のひとつであり、譲り受けた相手は相続人となります。遺産の総額が基礎控除分よりすくなければ相続税は発生せず、基礎控除額は3000万円+(法定相続人の数×600万円)の数式で算出されます。腕時計だけでなく故人の土地や遺産などすべての合算で算出しますが、判断が難しい場合は税理士に相談しましょう。
贈与税は1年間に贈与を受けた合計金額が110万円を超えるときに、超過額に対して支払う税金です。腕時計単体で110万円を越えなくても、年間にその他のものも併せて110万円を超過すれば課税の義務が生じます。
高額な腕時計は安易に譲渡や形見分けをせずに、課税対象となるかを確認することが重要です。
遺品整理や腕時計の処分はゴミ屋敷バスター七福神にお任せください
「腕時計を処分したい、遺品整理や引っ越し準備も併せて行いたい」という人は、ゴミ屋敷バスター七福神にお任せください! お電話やメールからのお問い合わせで、年中無休・最短即日対応で不用品一点から家一軒まるごとのゴミ屋敷清掃まで承ります。
大きくて運べない粗大ゴミや、未分別のゴミも問題ありません。スタッフが分別・仕分けからトラックの荷揚げまで一括して行いますので、お客様は見ているだけでOKです。
さらに、ゴミ屋敷バスター七福神では腕時計などの買取サービスも積極的に実施しています。買取可能なものはその分お値引きするので、お得にご利用いただけます。
「遺品整理がしたいけれど、実家が遠くて片付けに行けない」といったお客様も、ゴミ屋敷バスター七福神なら安心です。お客様の要望に沿って、心を込めて遺品整理・生前整理を承ります。ご相談・お見積もりは無料なので、ぜひお気軽にお問合せください。
まとめ
腕時計を処分するときは、時計買取専門業者やリサイクルショップ、フリマアプリでの売却や譲渡、自治体のゴミ収集での無料廃棄や不用品回収業者の引き取りを検討しましょう。ブランド品や市場価値のある腕時計は、捨てるよりも売却を検討するとお得です。また、遺品整理や引っ越しなどで捨てたいものが大量にある場合には、不用品回収業者にまとめて処分してもらうと効率的です。
時計をゴミとして処分する際には、電池を取り外したりスマートウォッチのデータを消去したりするのを忘れないようにしましょう。譲渡の際には、相続税や贈与税の課税対象になるか否かを確認することが欠かせません。
時計を処分するときは、市場価値や故人の思い入れなどを考慮して適した方法を検討しましょう。急いで処分したい、他にも捨てたいものがあるという場合にはゴミ屋敷バスター七福神がおすすめです。お客様のニーズに沿って、最適なプランをご提案します。