春は、生活環境が変わる人の多い季節です。
入学、入社、転勤、引っ越しなど、大きなごみが出やすいシーズンでもあります。
「住みやすい街」として人気がある、愛知県一宮市でも、人が多く入れ替わってることでしょう。
愛知県の西北部に位置する一宮市は、名古屋のベッドタウンとして栄え、2021年には人口38万人を超えています。
同年4月には、豊田市・豊橋市・岡崎市に次いで中核市となり、9月1日には市制施行100周年を迎えています。
そんな一宮市は、愛知県民に対する住みやすさのアンケート調査でも4位にランキングされるほどで、名古屋駅まで11分というアクセスの良さや、商店街や商業施設などが立ち並び、生活しやすいことも人気の秘密のようです。
そんな愛知県一宮市では、粗大ごみをどのように処分すればよいのでしょうか。
目次
愛知県一宮市の、ごみの分類とは?
まず、一宮市のごみの分別方法から見ていきましょう。
可燃ごみ
指定の可燃ごみ用指定ごみ袋に入れ、口をしばって出します。
可燃ごみとして処分できるのは以下のものがあります。
- 残飯や調理くず、貝殻、食用油などキッチンから出るごみ
- タバコの吸い殻、紙おむつ、コーティングされた紙、ボロきれなど資源にならない紙や布類
- カバン、靴、サンダルなどゴムや皮革製品
- 板切れ、棒切れ、小枝、落ち葉などの草・枝・木くず
- ビデオテープ、カセットテープ
- チューブ類、食品のレトルトパックなどの汚れの落とせないプラスチック製容器包装
不燃ごみ
不燃ごみ用指定ごみ袋に入れ、口をしばって出します。
不燃ごみとして処分できるのは以下のものがあります。
- ガラス・陶磁器類:グラス、皿などの食器、花びん、耐熱ガラス、電球、割れたガラスびんなど
- プラスチック類:ビニールひも、ビニールテープ、ポリバケツ、プランター、CD、DVDなど(※プラスチック製容器包装を除きます。)
- 小型家電・小型機器類:ドライヤー、時計など小型機器、おもちゃ、トースターなど
- その他:ライター、保冷剤、水筒、植木鉢、中身がスポンジのクッションやぬいぐるみなど
プラスチック製容器包装
資源用の指定ごみ袋に入れ、口をしばって出します。
プラスチック製容器包装として処分できるのは以下のものがあります。
- カップやパック類:カップめんの容器、プリンやヨーグルトなどのカップ、肉や魚、惣菜などのトレイ、卵のパックなど
- 袋・ラップ類:レジ袋、菓子やパンの空き袋、コンビニ弁当などの包装ラップなど
- ボトル類:シャンプー、洗剤、サラダ油などのボトル
- キャップ類:ペットボトルのキャップ、スプレー缶のキャップなど
- その他:緩衝材、果物や野菜のネット、薬の包装シートなど
空き缶・金属類
資源用の指定ごみ袋に入れ、口をしばって出します。
空き缶・金属類として処分できるのは以下のものがあります。
- 空き缶:スチール缶、アルミ缶、スプレー缶など
- 金属類:鍋、やかん、フライパンなど
ペットボトル
資源用の指定ごみ袋に入れ、口をしばって出します。
ペットボトルとして処分できるのは以下のものがあります。
- 飲料用、しょうゆ、酒類などのペットボトル
なお、一宮市にはごみの出し方を手軽に調べられる無料アプリ「一宮市ごみチェッカー」があります。
ごみの分別方法のほか、ごみの収集日、小型家電の回収ボックスの摂津場所、資源の拠点回収などが検索できます。
インストールする必要はなく、スマホやパソコン、タブレットなどからアクセスできます。
ごみの捨て方でわからないことがあれば、使ってみましょう。
愛知県一宮市における「粗大ごみ」とは?
一宮市では、以下の物を粗大ごみとして扱います。
- 指定ごみ袋に入らない、縦・横・高さのいずれかが60cm以上のもの
- 大きさに関係なく6kg以上のもの
全部は紹介しきれませんが、いくつか挙げると以下の物があります。
- たんす、食器棚など大型家具
- じゅうたん
- 自転車
- 布団
- 雨戸・網戸
- オーブンレンジ
- 車椅子
- ゴルフクラブ
- スキー・スノーボード用品
- マッサージチェア
- 物干し竿
ただし、テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・乾燥機は家電リサイクル法に則って処分する必要があるため、粗大ごみとして出すことはできません。
また、パソコンは市で収集・処理を行っていません。
製造メーカーに依頼するか、一宮市と提携している宅配回収事業者に依頼しましょう。
一宮市の粗大ごみの出し方は?〜①戸別収集
愛知県一宮市で粗大ごみを出すには、2つの方法があります。
まず、指定された場所に出すことで回収してもらう戸別収集から見ていきましょう。
予約する
粗大ごみを出したいときは、「一宮市粗大ごみ受付センター」へ電話で申し込みましょう。
電話番号は、0120-138534です。
回収は週1回行っています。
回収曜日は地区ごとに決まっているので、確認しておきましょう。
申し込みは、収集日当日を除く、1ヶ月前〜1週間前までにする必要があります。
たとえば、4月3日に申し込みをすると、最短の収集日は4月10日になります。
ただし、予約が集中している場合は回収が遅くなることもあるので、電話予約の際に確認しましょう。
回収してもらえる粗大ごみは、1回の申し込みにつき5点までとなります。
また、予約の際に、受付番号もメモしておきましょう。
受付は、土日祝・振替休日・年末年始を除く午前9時〜午後5時です。
処理券を購入する
「粗大ごみ処理手数料納付券」を必要枚数購入します。
料金は、粗大ごみ1点につき1枚・800円です。
粗大ごみ処理手数料納付券は、市役所、出張所、スーパー、コンビニなどで取り扱っています。
詳しくは市のホームページで確認するか、一宮市ごみチェッカーで検索しましょう。
回収当日に粗大ごみを出す
粗大ごみ処理手数料納付券に、申し込みの際にもらった受付番号か、氏名を記入しておきます。
この納付券を粗大ごみの見やすいところに貼り付け、当日の午前8時30分までに指定の場所へ出せば回収してもらえます。
立会いは必要ありませんが、住居内へ取りに来てはもらえないので、指定の場所へ出しておきましょう。
集合住宅の場合は、1階の入口付近に出します。
一宮市の粗大ごみの出し方は?〜②自分で持ち込む
愛知県一宮市で粗大ごみを出すには、自分で環境センターへ持ち込む方法もあります。
「一宮環境センター」(施設管理課)
愛知県一宮市字六丁山52番地
0586-48-5383
搬入の流れ
受付棟で、ごみを積んだ車の重さを量ります。
そのあと、粗大ごみを指定の場所に持ち込み、自分で降ろします。
粗大ごみを降ろす場所は「ストックヤード」です。
精算所で、再度、車の重さを量ります。
受付棟で量った重さとの重量差で、処理料金を支払います。
料金は、10kgごとに200円です。
必要な書類
住所の確認のため、運転免許証・保険証など、一宮市に居住していることが確認できる書類を持参する必要があります。
住所の確認ができない場合は、受け付けてもらえない場合があります。
自身、または同居の家族以外の人が持ち込む場合は、あらかじめ電話で連絡しておきましょう。
受付時間
受付時間は、月曜日〜金曜日、祝日の午前8時45分〜正午、午後1時〜午後4時30分です。
土日、5月3日~5日、12月29日~1月3日は休場です。
市のホームページの「開場日カレンダー」で、開場している日を確認できます。
注意したいポイント
環境センターへ持ち込む際に注意したいポイントを紹介します。
搬入できないもの
以下のように搬入できないものがあります。
- バイク
- 温水器
- タイヤ
- 消化器
- 耐火金庫
- バッテリー
- ピアノ
- 塗料
- 農業用器具
事前にホームページか環境センターに確認しておきましょう。
分別してまとめておく
運搬の際、飛散や落下しないよう、まとめておきましょう。
おがくずなど飛散しやすいものは袋詰めしておきます。
市指定のものでなくてもOKですが、透明・半透明など中身が確認できる袋に入れましょう。
短くする
庭木の剪定などにより発生した枝などは、長さ2m・太さ15cm以内にカットしておきます。
ホース、布などの長いものも長さ2m以内にカットしておきます。
割れやすいものは取り外す
家具などについているガラスや鏡など割れやすいものは、できる限り事前に取り外しておきましょう。
使用車両
粗大ごみを運ぶ車は、2t車程度までが望ましいでしょう。
2t以上の車両を使う場合は、事前連絡が必要です。
分別しておく
環境センターには、粗大ごみだけでなく、可燃ごみや不燃ごみを一緒に搬入することもできます。
その場合は、荷下ろし場の関係上、可燃ごみから降ろせるように車に積み込んでおきましょう。
分別されていない場合、受け付けてもらえないこともあるので注意が必要です。
まとめ
愛知県一宮市では、粗大ごみを出す方法が2つあります。
1つは戸別回収で、事前に電話申し込みをし、粗大ごみ処理手数料納付券を必要枚数購入して貼り付け、回収日に出します。
もう1つは環境センターに自分で持ち込む方法で、粗大ごみを車に積み、自分で搬入します。
運転免許証・保険証など、一宮市に居住していることが確認できる書類を持参する必要があります。