火を使わず、足元から手軽に暖が取れるホットカーペットですが、サイズが大きく、古くなったものを処分するのに困った経験はないでしょうか。ホットカーペットは内部に電熱線が通っている点も処分方法に迷うポイントのひとつです。
本記事では、ホットカーペットの適切な処分方法について詳しく解説します。
処分にはいくつかの方法があるので自身に合ったものを選択してください。また、ホットカーペットの寿命の目安なども紹介するので、どんな状態なら捨てて買い替えた方がいいのか分からない方も参考にしてください。
ホットカーペットの特徴
ホットカーペットは内部に電熱線が通っており、通電することで生じる熱を利用した暖房器具です。部屋全体を急速に温めるのは難しいですが、エアコンほど空気が乾燥したり電気代がかからず、体に触れている面を効率的に温められます。
また、ストーブのように火を使わないため、小さな子どもがいる家庭でも火傷や火事の心配が少ないこともメリットのひとつです。素材によって保温力も異なり、タイマー機能やダニを抑制する機能など製品ごとにさまざまな特徴があります。
寿命と処分目安
ホットカーペットの寿命は一般的に6年前後とされています。メーカーが電熱部分の修理用部品を保有しておく期間が6年とされているためです。
ただし、使用頻度や製品など各要因によって大きく変わってくるため、あくまで目安としてください。
また、見た目に破れや表面の擦り切れが見られたり、内部の電熱線に沿って焦げや変色があったりする場合は、ホットカーペットの故障・破損のおそれがあるため買い替えや処分を検討します。
故障したホットカーペットを使い続けると、内部の電熱線が切れて通電した際に火災や火傷のおそれがあるため、ただちに使用を中止してください。
ホットカーペットの処分方法9選
古くなったホットカーペットや、壊れたホットカーペットを処分するおもな方法は以下の9通りです。
- 粗大ゴミに出す
- ゴミ処理場へ持ち込む
- 解体・切断して普通ゴミに出す
- 小型家電回収ボックスに入れて処分する
- 家電量販店などで引き取ってもらう
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
- リサイクルショップに売る
- フリマアプリやネットオークションで売る
- 寄付・譲渡する
それぞれのやり方やメリット・デメリットを解説するので、処分方法が分からないという方は参考のうえ自身にあった方法を選択してください。
粗大ゴミに出す
ホットカーペットを自治体のゴミ回収に出す場合は、粗大ゴミに該当する場合が多くなります。例として、東京や大阪などのホットカーペットの分別区分を紹介します。
- 東京都新宿区:粗大ゴミ
- 大阪市:粗大ゴミ
- 神戸市:大型ゴミ
粗大ゴミに出す手順は以下のとおりです。
- 各自治体の窓口に連絡
- コンビニやスーパーで購入した粗大ごみ処理券を貼る
- 指定された日時と場所にホットカーペットを出す
粗大ゴミ処理券は自治体指定の購入場所で入手可能で、オンライン決済で手数料を納付した時には処理券の代わりに番号を記載した紙を貼り付けるケースもあります。1つにつき500円程度と安価で処分できますが、決められた日時にしか処分できないという難点があります。
特に年末年始や春先の引っ越しシーズンなどは予約が多く、1ヶ月以上待つケースもあるので注意が必要です。
受付は電話以外にインターネットでできる場合もあるため、活用してください。
ゴミ処理場へ持ち込む
自治体が運営するゴミ処理施設へ持ち込むと、通常の粗大ゴミ回収と比べて費用が抑えられるケースがあり、少しでも安く処分したい方に向いています。
地域ごとに決められているゴミ処理場へホットカーペットを持ち込み、施設の受付を済ませたら、自身で指定の場所へとホットカーペットを下ろします。
ただし、持ち込み処分ができない自治体もありますし、持ち込み予約は平日の9時から17時と限定的なので24時間いつでも好きな時に持ち込めるわけではありません。
解体・切断して普通ゴミに出す
解体・切断し、可燃ゴミと不燃ゴミに分解すれば自治体の普通ゴミとして処分が可能です。費用は無料で利用できるものの、普通ゴミに出せるサイズ以内まで細断する必要があり労力がかかります。
ホットカーペットは内部に電熱線が通っており、分厚いため普通のハサミなどでカットするのは困難です。無料で処分する場合は、小さいサイズに切って普通ゴミに出すことも可能ではあるものの、作業効率を考えるとおすすめはできません。
小型家電回収ボックスに入れて処分する
ホットカーペットを回収対象の小型家電としている自治体の場合は、自治体が設置している回収ボックスに入れることで無料引き取りを行ってくれます。各自治体の公共施設やスーパーマーケット、ホームセンターなどに置かれている回収ボックスに入れるだけなので、好きなタイミングに無料で処分できます。
ただし、回収ボックスの投入口は意外と小さいため3畳以上のホットカーペットは折りたたんでも入らないでしょう。回収ボックスの投入口の大きさは自治体によって異なりますが、「横30cm×縦15cm」としているところが多いようです。
例として、各自治体の回収ボックスに投入可能なサイズを紹介します。
- 千代田区:30cm×15cm
- 豊島区:30cm×15cm
- 横浜市:30cm×15cm
- 相模原市:30cm×15cm
- 大阪府枚方市:30cm×20cm
まずはお住まいの自治体に小型家電回収ボックスの設置場所、ホットカーペットが対象になっていること、投入口の大きさを把握するところから始めましょう。
家電量販店などで引き取ってもらう
家電量販店やホームセンターのような販売店で、使用済みのホットカーペットを回収するサービスが行われているケースがあります。新しいホットカーペットの買い替えの際に、処分方法に困らないのが利点です。
家電販売店では有料ですが、ホームセンターでは買い替えの際に古いものを無料で引き取ってくれるキャンペーンが行われているケースもあります。
家電量販店やホームセンターで具体的に引き取りを行っている店舗は以下の通りです。
- エディオン全店:550円~1,100円
- ジョーシン全店:550円~1,100円
- コーナン全店:同等品購入時で無料引き取り
- ビバホーム板橋前野店:同等品購入時で無料引き取り
時期や店舗などによって異なるので注意してください。購入する前に、事前に店舗側に確認を取っておくと安心です。
不用品回収業者に引き取りを依頼する
不用品回収業者に引き取りを依頼すると、2,000円程度で回収してもらえます。粗大ゴミ処分と比べると費用がかかりますが、他の不用品とまとめて処分できたり、自宅まで引き取りに来てくれたりするため早く、手軽に処分できます。
引っ越しや遺品整理など大量に処分したい不用品があるときや、処分期日が迫っている方にとっては便利なサービスです。不用品回収業者のWebサイトから申し込み依頼をするだけで、即日引き取りに来てくれるケースもあるので活用してください。
リサイクルショップに売る
ホットカーペットは、リサイクルショップに持ち込んで売却することが可能で、不用品を処分できるだけでなくお金に換えられる可能性があります。
しかし、以下のような点に注意が必要です。
- 美品以外は値段がつかない可能性が高い
- 人気メーカー以外は買取対象外になりやすい
どんなホットカーペットでも売れるわけではなく、人気製品や大手メーカーの製品などショップ側で買い取る価値のあるもの以外は売れないと考えてください。
フリマアプリやネットオークションで売る
フリマアプリやネットオークションに出品するとリサイクルショップでは買取を断られてしまったホットカーペットであっても売れるケースがあります。ただし、リサイクルショップと同様にすべてのホットカーペットが売れるわけではありません。
買い手がつくのは国内メーカー品や状態が良いホットカーペットだけです。
発送や購入者とのやり取りが労力としてかかりますし、価格設定も自分で行います。ホットカーペットは大型の製品も多く、販売価格以上に送料がかかる可能性も押さえてください。
例として、メルカリでは以下のような価格で売却されていました。
- Panasonic DC-3JN 3畳用:13,000円
- ニトリ 3畳用:4,000円
購入者との取り引きが成立すると手数料がかかりますが、出品や登録だけであれば無料です。Panasonicなど人気メーカーで状態のよいホットカーペットであれば検討の価値があります。
寄付・譲渡する
ジモティーなどの地域情報サイトを活用して譲渡する方法やNPO法人などを通して寄付する方法もあります。
使用済みのホットカーペットでも無料であれば欲しいと思う方が現れる可能性はありますが、やり取りなどの手間が発生するので要注意です。
特に個人間のやり取りはトラブルに発展するケースもあり、個人情報を譲渡先の個人に渡してしまうことになるため、慎重に行ってください。
一方で、譲渡する相手の方が引き取りに来てくれる場合は、送料がかからない点が利点となります。
寄付の場合は送料や寄付金は寄付する方の負担になりますので、完全に無料で手放すことはできない点に注意しましょう。
ホットカーペットの処分費用・売却値相場
ホットカーペットの処分費用や、売却値の相場を方法別に紹介します。
- 普通ゴミ・小型家電回収ボックスでの処分は無料
- 粗大ゴミに出す場合の料金は約200円~500円
- 不用品回収業者に依頼する際の費用相場は2,000円~
- 家電量販店は550円~
- リサイクルショップ・フリマアプリなどでの売却値相場は1,000円~
ホットカーペットを処分する際の参考としてください。
普通ゴミ・小型家電回収ボックスでの処分は無料
普通ゴミに出す場合や、小型家電回収ボックスで処分する場合は無料です。費用はかからないものの、解体・細断の手間や、ボックスへ持ち運ぶ手間などがかかる点は押さえておく必要があります。
また、小型家電回収ボックスは利用できない自治体もあるため、設置されているかを事前に確認してください。
粗大ゴミに出す場合の料金
ホットカーペットを粗大ゴミに出す場合の料金相場は200円~500円程度です。
- 新宿区:400円
- 大阪市:200円
- 横浜市:500円
なお、粗大ゴミを処理場へ持ち込むことで500円程度料金が安くなるケースもあります。持ち込みでの
粗大ゴミは品目によっても大きく料金が異なるため、料金を事前に確認してください。
家電量販店などで引き取ってもらう場合の費用相場
ホットカーペットを家電量販店で引き取ってもらう場合の費用相場は以下のとおりです。
- 2畳未満:550円~
- 2畳以上:1,100円~
基本的には有料ですが、買い替えなどの際にまれに古いものを引き取ってくれるキャンペーンが行われているケースもあります。費用はあくまで目安なので、実際の金額は各店舗に問い合わせてください。
不用品回収業者に依頼する際の費用相場
不用品回収業者にホットカーペットの処分依頼する際の、2,000円~が相場料金です。実際の料金はホットカーペットのサイズや不用品回収業者の料金体系によって変動がありますが、ホットカーペット1枚で8,000円を超えることはないでしょう。
また不用品回収サービスは1点だけの依頼よりも複数品まとめて引き取ってもらった方が割安になる場合もあります。
他の処分方法よりも高くなりますが、即日回収を依頼できたり、自宅まで引き取りに来てくれたりといった利点もあります。電話やメールから無料で見積もりしてくれる不用品回収業者の料金を比較して決めるのが賢明です。
リサイクルショップ・フリマアプリ・ネットオークションでの売却値相場
リサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションでの売却値の相場は1,000円~8,000円と幅広いのが特徴です。高く売れるホットカーペットは、未使用品に近く、以下のような人気のメーカーや製品であることが多いです。
- Panasonic
- 山善
- 広電
- ニトリ
秋口から冬にかけてなど、ホットカーペットの需要が高まる時期だと売れやすくなります。フリマアプリだと「とにかく安いほうがよい」という方もいるため、リサイクルショップでは売れない商品も格安で出品すると売れる場合があります。
売却できる一方で、送料や梱包材などの費用がかかる点には注意してください。
まとめ
ホットカーペットを自治体のゴミに出す場合、一般的には粗大ゴミと見なされますが、分解・細断することで普通ゴミとして捨てることも可能です。ゴミに出す以外にも、リサイクルショップなどに売ったり、家電量販店などに引き取り依頼をしたりといった処分方法もあります。
自身に合った方法を選ぶことが重要ですが、迷う場合は不用品回収業者への依頼も検討しましょう。他の不用品もまとめて処分できるうえ、自宅へ引き取りに来てくれるので持ち運びや解体の手間がありません。
複数業者に無料の見積もり依頼を行い、比較して検討してください。
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ホットカーペットだけでなく他の不用品と合わせて処分できるため、引っ越しや遺品整理などタイミングでも活用でき、持ち運びの手間も必要ありません。
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