「物を捨てられないのにどうしても捨てられない」と悩んでいる人は多いです。部屋をきれいにする意思はあるのに、いざ取りかかろうとすると捨てられずに悩んでしまいますよね。
物が捨てられないのには、いくつかの理由があります。人によって該当する理由はさまざまですが、理由ごとに対処法があるのも確かです。
今回は、物を減らしたいのに捨てられないことについて解説します。
目次
ものを減らしたいけど捨てられない7つの理由
物を減らしたいけど捨てられない理由は、以下の7つが挙げられます。
- 捨てるのがもったいないから
- 思い出が詰まったものだから
- 捨てることに罪悪感があるから
- いつか使うかもしれないから
- 安心感があるから
- 捨てる作業がめんどくさいから
- 捨てた後に後悔するかもしれないから
それぞれ詳しく解説します。
捨てるのがもったいないから
捨てるのがもったいないという理由で、物を捨てられない人も多いはずです。特に「もったいない」が口癖の人は、物を捨てられない傾向にある可能性が高いです。
もったいないと思う気持ちが普通の人より強いと、いつまでも物を捨てずに取っておいてしまいます。壊れているにも関わらず「修理で何とかなる」と思うレベルの人は、物を捨てるために考えを改める必要があるかもしれません。
思い出が詰まったものだから
思い出が詰まったものは、懐かしさもあり捨てるのが難しいのも否めません。「恋人からもらったプレゼント」や「二度と手に入らないアイテム」など、誰にでも思い出の詰まったものはあります。
しかし、思い出が詰まった物が多すぎる場合、部屋を圧迫する原因になります。そのような状況で断捨離する場合、思い出が詰まった物のいくつかは捨てる必要があります。
もちろん、断捨離とは言ってもすべての物を捨てる必要はありません。本当に大切な物はとっておく選択肢もあります。
捨てることに罪悪感があるから
捨てることに罪悪感があるから捨てられない、という人も多いです。今まで使ってきたのにいらなくなったら捨てるのは、物への感謝が欠けている気がして抵抗があると考えてしまいます。
中でも高価なものや人からもらったものは、捨てることへの罪悪感や後悔が生まれやすいです。徹底的に物を減らすのであれば、罪悪感や後悔すらも乗り越える必要があります。
しかし、人からもらったものを捨てると、相手から「せっかくあげたのに捨てられた」と悪い印象を抱かれる可能性があります。捨てる物によっては、関係のある相手との相談も必要です。
いつか使うかもしれないから
いつか使うかもしれない物は、そもそも捨てようという気にならない人も多いはずです。先を見越して捨てない判断をするのは計画的に見えるものの、実際は判断を先送りにしているのと変わりません。
「いつか使う」と物を取っておいた結果、結局使わないケースもかなり多いからです。いつか使うかもしれないものを取っておくほど、断捨離をしても部屋が散らかったままになる可能性が高まります。
断捨離において、「使わないかもしれない」と思う物は積極的に捨てることが大切です。
安心感があるから
物に囲まれている現状に安心し、不安になりたくないために捨てられない人もいます。その手の人は物がない状況に不安を抱き、実際に捨てても結局また買ってしまう恐れがあります。
何かを買う行為に安心感を見出している人も、同様に不安感から捨てられなくなります。いずれのケースでも金銭的な出費が発生するため、お金を貯めるのが難しくなることも考えられます。
それでも物を減らしたいと考えているなら、「なぜ安心してしまうのか」「どうして物がないと不安になるのか」などを自分に問い直す必要があります。その上で認識を改めるのが改善への近道です。
捨てる作業が面倒くさいから
捨てる作業が面倒くさいから物を捨てられない人も多いです。物を捨てられない人は、「数日かけて少しずつ捨てるのは面倒だから今度一気にやろう」と思っている傾向にあります。
しかし、忙しい人だと一気に捨てる時間が取れず、結果として部屋が散らかっている状況を維持してしまいます。仮に時間を取れたとしても、断捨離を一気にするのは大変です。途中で疲れて諦めたり、「せっかくの休みなのに苦労したくない」と先延ばしにしたりする恐れがあります。
時間に余裕があっても、「今度でいい」と先延ばしにする人だといつまで経っても物を捨てられません。先延ばしした結果さらに物が貯まれば、いずれゴミ屋敷になるリスクも考えられます。最悪の事態を防ぐためにも、計画性や思い切りを持ち、なるべく近い日に断捨離に挑むべきです。
捨てた後に後悔するかもしれないから
物への執着が強いケースでは、後悔の恐れから捨てられないこともあります。絶対にいらないものでも「いつか必要になる」と、無意味に取っておいてしまうのです。その習慣が続くと、部屋の中は物で一杯になってしまいます。
思い出が詰まっている物だと、不要か必要かを問わず「捨てて後悔するのが怖い」と思う人もいます。思い出のある物を大切にするのは良いことですが、結果として物が部屋にあふれかえってしまう事態はなるべく避けるべきです。
思い出が詰まっている物が多い場合は、「どの思い出を残すか」という選択も必要になります。思い出のあるものを捨てる思い切りも大切です。
ものを減らしたいけど捨てられないのは病気?
程度によりますが、物を減らしたいのに捨てられないのは病気の可能性も考えられます。物をため込む行動や捨てられない行動が関係する病気として、以下が挙げられます。
- 強迫性障害
- 注意欠陥多動障害
- うつ病
- 認知症 など
しかし、物を捨てられなかったり片付けられなかったりするケースでも、必ずしも病気であるとは言えません。本人の性格によるものも考えられるからです。
ただ、仮に病気だった場合、治療により物を捨てられるようになる可能性もあります。逆に病気にも関わらず治療をしないと、自分の力で物を捨てるのが限りなく困難になることも考えられます。
どうしても気になる人は、医療機関へ相談してみるのも手です。症状や治療によっては、物を捨てられない以外の悩みも解決できます。
ものを減らしたいけど捨てられない時の5つの対処法
物を減らしたいけど捨てられないときの対処法は、以下の5つです。
- 捨てる基準を設ける
- 明らかに使わないものは捨てる
- 少しずつ小分けにして捨てる
- 「捨てる=もったいない」と思わない
- 思い出のものはデータで残す
それぞれ詳しく解説します。
捨てる基準を設ける
物を捨てる際は、必ず基準を設けます。基準を設けないと捨てるべき物と取っておくべき物がわからず、スムーズな断捨離ができないためです。断捨離をする前に、以下のような基準を決めます。
- 1年以上使っていない物は捨てる
- 傷や汚れがあり新品からかけ離れている状態の物は捨てる
- 複数個あり捨てても替えが効く物は少量残してあとは捨てる
また、一度決めた基準は最後まで必ず守ります。「もったいない」という感情で基準が崩れ、中途半端な断捨離になる恐れがあるからです。
自分の感情は無視し、基準を優先して断捨離を進めると成功に繋がります。
明らかに使わないものは捨てる
断捨離の際は、明らかに使わない物から捨てます。捨てるか判断に迷う衣服などから手を付けると、迷ってしまい断捨離がスムーズに進まないためです。
捨てる以外の選択肢がないものから捨てることで、「物を捨てた」という成功体験からモチベーションが高まり、好調なスタートを切れます。例えば、ティッシュや空のペットボトルなど、明らかなゴミは使わないので優先的に捨てます。
小さなゴミは部屋の適当な場所に置くのではなく、すぐにゴミ袋へ入れることが大切です。断捨離によって部屋がさらに散らかる事態を防げます。スムーズなゴミ捨てを実現するため、部屋のどこからでも捨てられる位置にゴミ袋を数ヶ所に置くのがベストです。
少しずつ小分けにして捨てる
断捨離は、少しずつ小分けにして捨てるのが大切です。一度に多くの物を捨てようとすると、疲れて最後まで断捨離をやりきれない可能性があります。仮に一度の断捨離をやりきったとしても、達成感よりも疲労が勝ってしまいます。
「もう物を捨てたくない」という意識から物を捨てる習慣が崩れることや断捨離を再びすることになった際にモチベーションが低下する恐れがあります。万が一部屋が再び散らかったとき、意欲のなさから断捨離を先延ばしにしてしまうリスクもゼロではありません。
小分けにして物を捨てるには、ある程度の計画が必要です。以下のように、日ごとに捨てる範囲を決めると失敗を防げます。
- 1日目:ゴミ類
- 2日目:クローゼットの中
- 3日目:部屋の4分の1の範囲
小分けにして捨てる計画を立てることで、途中で疲れて諦めたり部屋を必要以上に散らかしたりするのを防げます。数日かけて捨てていくので、断捨離後に物を捨てる習慣が身につくのも利点です。
「捨てる=もったいない」と思わない
断捨離において、捨てるのがもったいないという考えは必要ありません。「捨てるか迷う時点でいらない」という思い切りが大切です。本当に必要なものであれば捨てるか迷わないので、自分の思い切りを信じて積極的に捨てていきます。
どうしても迷うときは、以下で判断すると安心です。
- 普段から使っている?
- ないと困る?
- 捨てたとしてまた買おうと思う?
上記の質問がすべてNOであれば、捨てても問題ない可能性が高いです。
しかし、「いつか使う?」という質問を設けるのはやめるべきです。いつか使うと思って取っておいた物が、結局使わなかったケースも多いからです。断捨離中は「いつか」という言葉を存在しないものとして扱うのが大切です。
また、高価で捨てるのがもったいないと思うときは、買取店やリサイクルショップで売ると安心できます。捨てるのかを迷いすぎて決められないときは、仮置きのボックスを用意して一時的に保管するのも手です。
期限を設けないといつまでもボックスの中に入ったままになるので、1ヵ月経ったら捨てるなどの期間を設けて確実に処分できるようにします。
思い出のものはデータで残す
思い出が詰まっている物は、写真などのデータで残すのがベストです。思い出は物だけに残っているわけではなく、体験した人の心にも残っています。実物を見なくても、データに残された物を見るだけで思い出を振り返られるはずです。
例え思い出のある物を捨てたとしても、データとして残り続けるため失われる心配がありません。永久的なデータとして思い出が残り、部屋もきれいになるので一石二鳥の方法です。
しかし、スマホやデジカメなどで撮影すると、機器が壊れたり紛失したりしたときに思い出のデータを取り出せなくなる可能性があります。撮影後は写真をクラウド上に保管するなど、万が一に備えたバックアップをおこないましょう。
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「物を捨てられず困っている」という人は、この機会にゴミ屋敷バスター七福神の利用を検討してみてください。
まとめ
今回は、物を減らしたいけど捨てられない理由を解説しました。物を捨てられない理由は、罪悪感や不安、もったいなさなどさまざまなものが挙げられます。
断捨離は思い切りも必要で、ときには自分の感情を無視して積極的に捨てることも大切です。断捨離が終われば部屋がきれいになり、罪悪感や不安なども気がつけばなくなっているはずです。
また、断捨離は一気にやろうとすると途中で疲れたりモチベーションが低下したりし、失敗する恐れがあります。計画的かつ小まめに進めることが、成功への近道です。
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