家中がゴミで溢れるゴミ屋敷は、悪臭や害虫が発生します。
そのため、衛生面が保たれません。
近所の治安を悪化させる要因になるなど、様々なリスクが伴います。
この記事では、ゴミ屋敷にならないために今できる片付けの方法を詳しく解説していきます。
ゴミ屋敷になる原因とは?
ゴミ屋敷になる原因は、以下のように様々です。
- 習慣
- くせ
- 働くライフスタイル
- 精神的・肉体的な問題
その中でも、ゴミ屋敷になる原因と言われているものは以下の通りです。
ゴミ屋敷になる原因とは?①ゴミが捨てられない
ゴミが溢れるまで溜まるのは、ゴミが捨てられないからです。
ゴミ屋敷に住む人の中には、周囲に溢れかえるゴミを「ゴミ」とは思っていないケースも多いです。
「ゴミ」をいつか使えるかもしれないと溜め込む傾向にあります。
ゴミ屋敷になる原因とは?②片付ける習慣がない
部屋を片付ける習慣がない人は、「片付いた状態」という基準がありません。
そのため、部屋に物が散乱しやすくなります。
一度、部屋が物で散乱した状態になると、ゴミや不用品も溜まりやすい状態となり、ゴミ屋敷化する恐れがあります。
ゴミ屋敷になる原因とは?③ゴミの収集癖がある
ゴミ回収日に、ゴミの集積所から不用品を持って帰ってきてしまう人もいます。
家から出るゴミ以外に、不用品として捨てられているものを拾ってきて収集する癖がある人もいます。
ゴミ屋敷になる原因とは?④強い孤独感を感じている
ペットや身近な人の死を経験し、孤独感や寂しさを埋めるようにゴミを溜め込んでしまうケースがあります。
人によっては買い物依存症となる場合もあります。
不要なものも買っては溜め込み、いつの間にか家がゴミ屋敷化してしまうのです。
ゴミ屋敷になる原因とは?⑤多忙すぎる
ほとんどの自治体で、ゴミ収集は決められた曜日の早朝に行われます。
以下のように、ゴミがなかなか捨てられない場合があります。
- 仕事の関係でゴミを出すタイミングが合わない
- 介護や子供の世話でゴミ出しをする余裕がない
捨てずに溜まっていった結果、ゴミ屋敷となります。
ゴミ屋敷になる原因とは?⑥身体的・精神的な問題を抱えている
以下のように身体的・精神的な問題を抱えている場合も、ゴミ屋敷になりやすい傾向にあります。
- 身体が不自由なため自力でゴミを出すことが難しい
- ストレスや心の病から無気力になりゴミが捨てられない
ゴミ屋敷の中には高齢者が一人で住んでいるというケースも少なくありません。
認知症などにより、判断力が低下するとゴミを自力で捨てることが難しくなります。
そのため、周囲のサポートが必要になるでしょう。
ゴミ屋敷にならないためにできること
ゴミ屋敷になると家の中がゴミや不要なものでいっぱいになり、以下のようなデメリットがあります。
- 不衛生になる
- 蚊や害虫などの発生
- 燃えるものが多いため火災になりやすい
ゴミ屋敷にならないためにはどのようなことに気をつければ良いのかポイントをまとめました。
ゴミ屋敷にならないために①ゴミ出しの日にゴミを出す習慣をつける
ゴミ屋敷にならないためには、ゴミを出す習慣が重要です。
まずは、自治体のゴミ回収日に、ゴミが多くても少なくても必ず出すようにしましょう。
この習慣により、家にゴミを溜めこみゴミ屋敷となることを予防します。
マンションに住んでいる場合でも、以下のようにゴミを捨てにいくタイミングをルーティン化しておくと良いでしょう。
- 毎週何曜日にはゴミを出す
- ゴミ箱がいっぱいになったら必ず捨てにいく
ゴミ屋敷にならないために②物を収納する場所を決める
片付けができない家は、不用品やゴミがあちこちに散乱します。
そのため、ゴミ屋敷になりやすい傾向にあります。
不用品やゴミを散乱させないためにも「物を収納する場所を決める」ことが大切です。
物の収納先が決まっていないと家が片付きません。
さらに、物が増えても気がつきにくくなってしまいます。
ゴミ屋敷にならないために③床に物を置かない
床に物を置くようになると、部屋が散乱した状態になります。
そのため以下の原因になります。
- 探し物に時間がかかる
- 同じものを2つ購入してしまう
床に物を置くとゴミや埃も溜まりやすく、不衛生になりやすいので注意が必要です。
ゴミ屋敷を片付ける!整理整頓のコツ
ゴミ屋敷になってしまったらどのように片付けるのが効率的なのでしょうか。
整理整頓のコツをまとめました。
使う・使わないものに分類する
ゴミ屋敷になってしまったら、まずは使うもの・使わないものに分けて分類しましょう。
その際、段ボールを何箱か用意し、「使うもの用の箱」・「使わないもの用の箱」と記入します。
そして作業を進めていくと効率的です。
迷った時には保留用の箱を用意してそこに入れても良いでしょう。
しかし、保留用の箱にばかり物を入れてしまっては本末転倒です。
本当に判断に迷った時にだけ入れ、なるべく使わないようにしましょう。
洋服はハンガーに吊るして収納
多くの場合、ゴミ屋敷でスペースを取るのが、ペットボトルの容器や弁当容器、洋服です。
洋服が床に転がっていると、洋服の上を歩くことになり、服がシワになったり傷んだりします。
また、転倒リスクも上がるなど危険が伴います。
洋服はハンガーに吊るして収納しましょう。
そうすれば、一目でどんな服を持っているか確認でき、服を選ぶ時間も短くて済みます。
また、服がシワになったり傷むといったリスクも抑えられるので、服を長持ちさせることができます。
定期的にハウスクリーニング専門家を頼る
こまめに片付けをした方が良いとは分かってはいるでしょう。
でも、仕事が忙しくて時間が取れなかったり、病気や怪我で自力で片付けることが難しいこともあります。
そういった場合、プロのハウスクリーニング専門家の力を頼るのがおすすめです。
部屋が汚れたら都度依頼するのも良いですが、最大限汚れをためてから依頼すると時間も費用もかかってしまいます。
そのため、依頼するのであれば定期的に依頼すると良いでしょう。
まとめ
この記事では、ゴミ屋敷になる原因を解説しました。
また、ゴミ屋敷にならないために今できる片付けの方法を詳しく紹介しました。
家がゴミ屋敷化しないために気をつけるべきことは、「片付けの習慣をつける」ことです。
ゴミ収集日には多くても少なくても必ずゴミを出しましょう。
マンション在住であれば、自分で曜日を決めて出すようにするなど工夫が必要です。
また、自力での片付けが難しい場合は、プロのハウスクリーニング専門家の力を頼ると良いでしょう。
その際、家が限界まで汚れてから依頼するのではなく、できれば定期的に掃除を依頼しましょう。
そうすることで、家をきれいな状態に保ちやすくなり、掃除にかかる時間も費用も節約することができるでしょう。