「安全のために受け入れなければ」と思っていても、つい拒否したくなってしまうのがゴミ屋敷における消防点検です。集合住宅(マンションやアパート)に住んでいると、問答無用で全戸の火災報知器が点検されるため、室内が目も当てられないほど散らかっていると気が気ではありません。
では、もし室内がゴミ屋敷や汚部屋状態なのに消防点検を求められた場合、住人はどのような対処ができるのでしょうか。自宅がゴミ屋敷なのに消防点検の案内が届いた時、すぐにできる対応や準備について詳しく解説します。
目次
そもそも消防点検とは?確認する内容

集合住宅は、一室でも家事が起これば他の部屋にも延焼する可能性が高いため、賃貸・分譲を問わず消防点検は必須項目です。定期的にやってくる消防点検のお知らせを見て、慌てて掃除をしたり室内を整えたりするご家庭も多く見られます。
では、そもそも消防点検とはどのような目的で行われ、毎回どんな内容を確認しているのでしょうか。消防点検が行われる頻度や時期、確認内容の詳細を以下でご紹介します。
消防点検の頻度と時期
消防点検は、消防法に基づき集合住宅に義務付けられている、消防設備の確認作業のことです。集合住宅の管理者(オーナー)には消防点検を受ける義務があり、機器点検と総合点検の2種類があります。
機器点検は半年に一回、総合点検は一年に一回受けなければならず、総合点検は機器点検と同時なので、年間で考えると合計2回、6ヵ月に一回の頻度で行われます。具体的な例を挙げると、4月に消防点検を受けた場合、次の点検は10月になる換算です。
消防点検はどんなことをするの?
消防点検では、主に消防機器の設備点検とその動作確認が行われます。各家庭が連なっている集合住宅は、火災の早期発見と対処の速さが重要になり、その役目を担っているのは消防設備です。半年に一回というスパンで点検を行うことで、いち早く火災を感知し早期に消化活動・人命救助できる体制を整えています。
各部屋の消防点検でメインに行われるのは、天井に取り付けられた火災報知器の作動確認です。長い棒の先に取り付けられた器具を使用し、火事に見立てた煙を火災報知器にあてて、正常に作動するかどうかを確かめます。
ほとんどの場合、室内に入る作業員は一人ですし、何も問題がなければ検査には2分もかかりません。ゴミ屋敷化している居住区は可燃物が多く、万が一火災が怒ると燃え広がる危険性があることを考えると、たとえ室内が散らかっていても点検を受け入れるべきと言えます。
アパートの消防点検はゴミ屋敷のままでも受けられる

身の安全を考えれば受けた方が良いと思える消防点検ですが、それでもゴミ屋敷化した室内は見られるのが恥ずかしく、これで本当に点検できるのかと疑問に思う人多いです。しかし、消防点検自体は機器や設備の確認がメインなので、散らかっていても作業自体ができるのなら何も問題はありません。
たとえ自宅がゴミ屋敷状態でも、消防点検は素直に受けた方が安全です。アパートの消防点検が、ゴミ屋敷でも受けられる理由と具体的な点検箇所を以下でご紹介しましょう。
消防点検で見る箇所は限定的
消防点検は、消防機器の動作確認さえできれば目的は達成されるため、見る箇所も次のような場所に限定されています。
- 火災報知器
- 排煙設備
- 消防機関への通報用の火災報知器
- スプリンクラーや消火器などの消化設備
- 避難用のはしご
- 誘導灯や誘導用の標識
これらの確認箇所のうち、各住戸ごとに確認されるのは火災報知器やベランダに設置された避難用はしごなので、その周辺さえ片付いているなら、ゴミ屋敷であっても消防点検は可能です。
業者さんは案外、気にしない
消防点検に訪れる業者さんは、様々なお宅を訪問して点検するプロなので、作業が妨害されなければゴミ屋敷であっても案外気にしていません。さすがに、歩くのが困難なほど散らかっていると多少思うところはあるものの、それについてなにか言うわけでもなく淡々と確認作業します。
筆者もうっかり消防点検を忘れて寝ていたことがありましたが、家族に招き入れられた業者は淡々と確認作業を行い、あっという間に次のお宅へ移動していました。
ゴミ屋敷を見られること自体は恥ずかしいと感じますが、業者さんは気にすることなく室内がどのような状態でも消防点検を行うので、あとは住んでいる本人の気持ち次第になります。
消防点検を拒否するとどうなる?発生するリスク

業者さんが気にしないと理解していても、あまりに散らかったゴミ屋敷を見られるのは恥ずかしく、できれば消防点検を受けたくないと考える人は珍しくありません。そもそも、消防点検自体がプライベート空間に他人を招き入れる行為なので、ゴミ屋敷か否かに関係なくスルーしたい人も多いです。
では、もし消防点検を拒否した場合、どのようなリスクが発生してしまうのでしょうか。消防点検を拒否した時に考えられる、様々なリスクについて解説します。
消防点検を拒否する方法
実は、消防点検を受ける義務は建物のオーナーにあり、入居している住人が点検を拒否できない訳ではありません。厳密には、その日に居住者が対応できなければ室内に入れないため、消防点検の日に自宅を留守にしてしまえば室内に入れない=点検拒否、という流れです。
ただし、この方法を長く続けるとオーナーに目をつけられ、強制的に検査を受けさせられることもあります。ゴミ屋敷を見られないよう1〜2回スルーするのはまだ許されますが、その間にゴミ屋敷問題を解決して、室内を消防点検が受けられる状態まで整えましょう。
消防設備点検で勝手に入室されることはある?
消防設備点検は、基本的に住民が自主的に招き入れて行うため、玄関で反応がないからといって勝手に入室されることはありません。ただし、建物のオーナーや管理会社から事前通達を受けていた場合、スルーすると合鍵で勝手に入室し点検される可能性はあります。
勝手に入室されたと腹を立てたとしても、オーナーや管理会社は集合住宅の管理責任者として、国土交通省制定の「マンション標準管理規約」に基づき責務を全うしているだけであり、法的に見ても合法行為です。
どうしても外せない用事ならまだしも、ゴミ屋敷を見られたくないからという理由で入室拒否し続けるのは、最終的に望まぬ結果を招くことにもなり得ます。
消防点検を拒否し続けるリスク
消防点検を拒否し続けた場合、考えられるのは次のようなリスクの発生です。
- 規約違反で退去勧告される
- 賃貸契約を更新してもらえなくなる
- 万が一火災が発生した場合責任追及される
消防点検を拒否し続けるということは、安全に暮らすための行為に協力しないという意思表示と見られます。賃貸の場合、消防点検の拒否はオーナーの義務遂行を邪魔する行為に繋がるため、退去勧告や更新不可は回避できません。
例え住み続けられたとしても、消防点検を受けてない上にゴミ屋敷を放置したことで、火災の発生源と思われやすくなり責任追及の矛先が向く可能性も考えられます。このようなリスクを追わないためには、ゴミ屋敷であっても消防点検を受け入れ、居住者の義務を果たすしかありません。
ゴミ屋敷が恥ずかしくて消防点検したくないときの対処法

ゴミ屋敷が恥ずかしくても、消防点検をしたくないからと言って拒否し続けるのは悪手です。かといって、ありのままの状態で点検を受けるのは心理的に耐えられないことから、最終的にはゴミ屋敷を片付けるしか解決方法はありません。
ただし、消防点検までの日数によっては片付けが間に合わない可能性が高く、残り日数と照らし合わせ、点検に間に合う手段で片付ける必要があります。ゴミ屋敷が恥ずかしくて消防点検したくないとき、残り日数に合わせてできる対処法を以下でご紹介しましょう。
ゴミ屋敷や汚部屋を自分で片付ける
消防点検まで日数に余裕がある場合は、少しずつでも良いので自分で片付けてください。「消防点検を受けても恥ずかしくないレベル」まで片付ければ恥ずかしさも和らぐので、玄関から点検されそうな場所までの通路を重点的に片付ければ、消防点検を受け入れやすくなります。
具体的な例としては、玄関・通路・火災報知器が設置された場所・ベランダが最優先で片付けるべきポイントです。最低でも点検の1ヵ月前から片付け始めれば、かなりの範囲を思った以上に綺麗にできます。
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ゴミ屋敷片付け専門業者を利用する
自分で片付けるのが不可能なほど散らかり、点検日まで時間的余裕もない場合は、ゴミ悪しき片付け専門業者を利用するのがおすすめです。片付け経験が豊富でノウハウもある専門業者は、室内の状況に応じてプランニングしてくれるので、短期間で驚くほど室内が綺麗になります。
即日対応可能な業者を選べば、最短1日でゴミ屋敷をリセットしてくれるため、明日には点検がくる、という状態でも不安を感じません。 利用料は必要ですが、点検拒否によるリスクを考えれば、業者を利用してゴミ屋敷を解消した方が不安解消も軽減され、火事発生防止にも役立ち一挙両得です。
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賃貸で行われることの多い点検の種類

賃貸物件の集合住宅に住んでいる場合、定期的に行われるのは消防点検だけではありません。インフラ系から物件の使用状況に至るまで、あらゆる面で点検され状態の良し悪しを判断されます。
賃貸物件は、言うなれば他人の持ち物を借りて生活している状況なので、点検は拒否せず最適な状態を保ち、オーナーに「いい人に借りてもらった」と思ってもらえるよう環境を整えてください。賃貸物件に住んでいる場合、行われることが多い点検の種類をご紹介します。
1.消防設備点検
消防設備点検は、消防点検のうち特に設備を重点的に確認する作業です。火災発生初期や避難に必要な設備の点検が主な目的で、消火設備や避難を促す誘導灯・はしご、消火栓や消化器などが検査対象に該当します。
特に、各家庭の設置された火災警報器は、火災の発生を消防や周囲にいち早く伝える役割があり、オーナーとしては建物という財産を守るために欠かせません。消防設備点検は、先に開設した総合消防点検でもチェックされる項目で、正常な状態を保つことでいざという時真価を発揮します。
つまり、室内がゴミ屋敷状態だと設備自体がうまく利用できない危険を孕んでおり、点検のタイミングに関係なく常に室内を綺麗にしておく方が望ましいです。
2.ガス点検
ガス点検は、主に各戸で使用されるガス器具(給湯器等)の設備の状態を確認する作業で、業者が定期的に器具の状態を確認します。賃貸物件で多いのは、玄関脇や浴室内・キッチンなどに設置された給湯器の点検です。
給湯器が不具合を起こすと、不完全燃焼による一酸化炭素中毒を引き起こし、借主だけではなく近隣住人も危険に晒されます。給湯器が屋外にある場合は室内に入ることはありませんが、そもそも汚部屋・ゴミ屋敷でガス器具を使用すること自体が危険なので、指摘を受けないよう早急にゴミ屋敷状態から抜け出しましょう。
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3.管理人による室内点検
管理人による室内点検は、家賃の滞納や引きこもり・室内が荒れている・ご近所から苦情が入ったといった、いわゆる「問題がありそうな借主」に対し行われる行為で、使用状況によっては今後に多大な影響が出てしまいます。例えば、大騒ぎをして傷つけた壁や床は貸主の責任になり、見つかれば待っているのは高額な原状回復費用です。
ゴミ屋敷などは特にその傾向が強く、落ちないカビやシミがあったり畳や床が腐ったりしていれば、100万円以上請求されることもあります。消防点検の有無に関わらず、賃貸物件をゴミ屋敷状態にしているなら、少しでも早く片付け始めるのが吉です。
消防点検前にゴミ屋敷を片付けるなら七福神へ

消防点検を前にゴミ屋敷を一掃したいとお考えの方は、ぜひゴミ屋敷片付け七福神にお任せください。七福神は、お客様のニーズに合わせて柔軟に対応できる、片付け専門業者です。
豊富な片付け実績とノウハウを駆使したサービスは、ご利用いただいた多くのお客様からご満足の声をいただいています。消防点検直前のご相談・ご依頼でも安心できる、七福神のメリットをご紹介しましょう。
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七福神は、年中無休24時間の相談窓口を設けており、お客様が思い立ったその瞬間にご連絡いただけます。アクセス方法は、フリーダイヤル・LINE・メールの3種類をご用意しておりますので、ご都合の良い窓口からお悩みをお聞かせください。
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最短1日でゴミ屋敷や汚部屋の片付けが完結
七福神は、最短1日で作業を終えますので、消防点検直前でも「終わるかな」という不安がありません。七福神は、これまで「明日引っ越しなのに片付かない」「退去日までに間に合わせて欲しい」など、急ぎ対応で悩む様々なお客様のご要望にお答えしてきました。
ご相談時に「急いで欲しい」「〇〇日までに片付けて欲しい」とお伝えいただければ、間に合うようにプランニングしてご提案いたします。急ぎ案件の実績が豊富なのも、七福神の強みです。
相談しやすい女性スタッフも在籍
「男性スタッフばかりだとちょっと話しにくい」という方は、女性スタッフを事前に指定していただくのが最適です。特に一人暮らしの女性は、男性スタッフばかりだと怖さを感じるだけではなく、片付け中に見られたくない持ち物があると気がきではありません。
女性スタッフがいれば、ちょっとした希望も伝えやすくなり、お客様のご要望をより正確にお聞かせいただけます。細やかで繊細な品物の片付けはもちろんのこと、ゴミ屋敷や汚部屋の清掃でもお伺いいたしますので、ぜひ「女性スタッフにきて欲しい」とご指定ください。
まとめ
自宅がゴミ屋敷状態でも、消防点検の業者は意外と気にしないので、そのまま点検してもらうことは可能です。ゴミ屋敷が恥ずかしいからといって消防点検を拒否し続けると、契約更新を解除されたり家事が起こった時に責任を取らされかねません。
どうしても自力で片付けるのが間に合わない場合は、片付け専門業者に依頼してスッキリさせるのが得策です。消防点検を機に、片付け専門業者でゴミ屋敷問題を解決して、様々な問題を一気に遠ざけましょう。