ゴミは多くの自治体で分別するように指示されていますが、日常生活の中で出てくるゴミの種類は多種多様です。そのため、分別が面倒なことから、分別しないでゴミを出してしまっている人もいるのではないでしょうか。
ゴミの分別に関しては各自治体によって異なります。そのため、正しいゴミの分別方法については、お住まいの自治体に問い合わせることが大切です。うっかり分別を間違えた程度であればすぐに罰せられることはありませんが、指導を無視して分別しないゴミを繰り返し出し続けると、自治体からの過料や、悪質な場合は不法投棄としての罰則につながるケースもあります。
本記事では、ゴミを分別しない場合の罰則・罰金について、解説していきます。
目次
ゴミを分別しないとどうなる?

ゴミの分別方法は自治体によって異なります。自治体によってゴミの量、さらには保有しているゴミ焼却場の処理能力が異なるからです。
細かく分別を指示している自治体もあれば、さまざまな種類のゴミを一緒に出しても問題ない自治体もあります。まずは、自分の住んでいる自治体のゴミのルールを確認しましょう。
分別不要の自治体であれば問題ありませんが、罰則を設けている自治体であれば、罰金が課せられるケースもあります。
家庭ごみの不法投棄とみなされ、警察が来ることも
分別されていないゴミは収集されず、収集日が過ぎても集積所に残されてしまいます。そのため、不法投棄とみなされ、警察に通報されることもあるでしょう。
ゴミを私有地以外に放置することは「不法投棄」という犯罪行為に該当するため、通報があれば警察が動くことになります。ゴミの内容やマンションの防犯カメラをたどれば、排出者の特定は容易にできます。
ゴミ回収事業者の負担が増える
分別しないでゴミを出したとしても、最終的には回収業者が分別しますが、その際、分別されていないゴミにはより多くの手間がかかります。
もし多くの人が分別せずにゴミを出した場合、回収業者の負担は大きなものになります。やがてはルール化や有料化など、手間を軽減するための措置が取られることでしょう。
省エネや環境問題への取り組みを遅らせる
ゴミを分別して出すことで、ゴミの再利用が促進されます。ゴミとして出されたものであっても、科学技術の進歩によって、資源として再利用可能なゴミも増えてきました。
分別がしっかりと行われていれば、再利用できるゴミを効率よく集めることができますが、分別しないでゴミとして出されると、再利用のための手間がかかり、コストも増加します。また、分別しないでそのまま処分してしまうと、再利用できるはずのゴミが再利用できず、処分されることになります。
大きな目で見れば日本の環境問題を左右する
昨今、ゴミ問題は日本国内だけではなく、国際的な問題として認識されています。
一方、環境問題に関しては、日本よりも積極的に取り組んでいる国も増えています。分別しないでゴミを出すことは、長期的に見ると、日本の環境問題への取り組みを遅らせる要因となってしまいます。
ゴミ収集中の火災や事故に発展する
分別しないで出されたゴミは、何が起こるか分からない状態だと言っても過言ではありません。例えば、不燃物の中に燃えるゴミが混ざっていたとします。
ゴミ収集業者、あるいは焼却場のスタッフは不燃物だと思って取り扱いますが、その中に燃えるゴミが混ざっていたことから引火してしまい、思いもよらぬ火災を招くことになりかねません。
実際に分別しないことで被害が出ている
実際、ゴミ収集車での爆発も起きています。電池やスプレーなど、本来は分別しなければならないゴミを可燃物と一緒にゴミとして出してしまうことで、わずかに残っていた可燃性ガスなどが収集車で圧縮される際の衝撃を受けて爆発してしまうからです。
環境問題と聞いても話が大きすぎてピンと来ない人もいるかもしれません。しかし、ゴミ収集作業員の命に関わる問題となれば、決して大げさではなく、身近に潜むリスクだと考えられるはずです。
分別しないことで開発・研究が遅れる
ゴミに関しては再利用や再資源化に向けたさまざまな研究が行われています。
ゴミが分別されていることで、研究に必要なゴミを効率よく集められます。一方、分別せずに出されたゴミは、研究の前に、仕分けという手間がかかるうえ、無駄なコストも発生しかねません。
こうした研究・開発には、将来、ゴミ問題の解決・改善に一石を投じるものもありますが、それらの研究が遅れるとなれば、社会的に見ても大きなデメリットとなります。
ゴミを分別しないと罰金はある?違法になる?

ゴミを分別しないで出しただけでも、罰金などの罰則はあるのでしょうか。結論からいうと、対応は自治体によって異なるため、罰金が科されるかどうかは一概にはいえません。ここでは法律上の扱いと自治体・マンションの対応についてみていきましょう。
ゴミを分別しないと罰金の可能性も
ゴミに関する規定は、廃棄物処理法第16条で「何人も、みだりに廃棄物を捨ててはならない。」と規定されています。
適用に幅を持たせるためか、少々曖昧な文言となっていますが、基本的に、自分勝手に捨てるのではなく、ルールに基づいて捨てるよう定めた法律です。
なお、違反した場合の罰則として、5年以下の拘禁刑もしくは1,000万円以下の罰金が科されることになっており、悪質であれば両方が科せられるケースもあります。しかしこの法律はあくまでもゴミをみだりに捨ててはならないと定めたもので、分別に関する法律ではありません。
ゴミを分別しない場合の罰則は自治体によって異なる
ゴミを分別しないで出した場合の罰則もまた、ゴミの分別のルール同様、各自治体によって異なります。
例えば、神奈川県横浜市では、分別しない住民に対しては罰則があります。自治体から勧告、命令を受けても尚、分別しないでゴミを出した場合には2,000円以下の過料が科せられますが、こちらが事実上の罰金と考えてよいでしょう。
罰則がない=ルールを守る必要がないではない
罰則を設けていない自治体もあります。このような自治体の場合、あくまでも住民に努力義務を求めるのみで、分別しないでゴミを出したからといって何らかのペナルティを課すことはありません。
しかし罰則・罰金がないからといって分別しなくてよいわけではありません。「罰則がないからルールを破っても問題なし」と解釈する人もいるのですが、罰則がないとはいえ、条例にて定められているルールは守るよう努めるのが住民の責務です。
マンションでゴミを分別しないとどうなる?
マンション等、集合住宅の場合、マンション独自のゴミルールが用意されているケースがあります。条例ではなく利用規約にて定められていることなので、法的拘束力は法律や条例よりも弱いものの、マンションの利用規約を守らない場合、オーナーから退去を勧告される可能性もあります。
マンションでゴミを分別しなくても現実的に追い出されることはない
ゴミの分別がマンションのルールとして規定されているにもかかわらず、分別しないでゴミを出し続けていれば、たとえ購入したマンションであっても、何らかの形でペナルティを科される可能性もあります。この点に関してはマンションの規約次第になります。
ゴミを分別しないとバレる

ゴミを分別しないで出すと、誰が出したかバレるのか気になる人もいるかもしれません。例えば分別しないゴミを夜中にこっそり出すと、人目がないため、誰が出したのか特定できないと考えるからです。
そこでゴミが分別されているかいないかを確認する方法や、出した人の身元の特定について解説します。
分別していないゴミはどうやってバレるの?
ゴミを分別しないで出した場合、ゴミ袋を開けて中身を確認しなくても気づかれることがあります。その理由の一つがゴミの重さです。
例えば一般ゴミ回収日に、壊れたノートパソコンや空き瓶などを一緒に入れて出したとしましょう。一般ゴミに含まれるのは、生ゴミや紙類で、これらは大量に出したとしても極端に重くなることはありません。
そこにノートパソコンや空き瓶などを混ぜるとゴミ袋全体が重くなります。そのため、収集作業員が袋を持った時点で、分別していないことに気づくのです。
ゴミ袋を開けられた形跡がないのに回収されずに残されたゴミを見たことがあるかもしれません。それは重さや外から見える中身などから、収集前に分別違反と判断されているためです。
すでに身元が特定されていることも
分別していないゴミから、身元が特定されることもあります。自治体によっては開封調査を実施しており、この場合は分別していないゴミの中身から個人を特定することが可能です。千葉市や横浜市では、市職員が開封調査を行い身元を特定できた場合は、指導を行っています。
また警察と連携している自治体もあり、藤井寺市では「警察に通報することもある」としています。警察には捜査権があるため、分別していないゴミから身元が特定されるのです。
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ゴミを分別しないと罰金だけではないデメリット・リスクがある

ゴミを分別しないで出すと、過料を設けている自治体に住んでいる場合、過料を科される可能性があります。
しかし罰金だけではなく、分別しないことによるデメリット・リスクは社会全体に大きな影響を及ぼすものから、身近なところに及ぼすものまでさまざまです。ここでは、ゴミを分別しないことで生じるデメリットやリスクを解説します。
トラブルの原因になる
分別していないゴミは回収されず、違反シールを貼られたまま集積所に残されることがあります。何日もゴミが置かれていれば見た目もよくありませんし、近隣住民にとっても気持ちのいいものではありません。
さらに、誰が出したゴミなのか特定されれば、管理組合や大家などから直接注意を受けることもあります。「いつもルールを守らない人」として住民同士で噂になったり、面と向かって注意されたりすれば、近所付き合いまで気まずくなってしまうでしょう。
環境負荷が高まる
ゴミを分別しないことは、地球環境や社会にも大きな負荷をかけます。本来リサイクルできるものまで燃やせば、その分だけ処理にエネルギーがかかり、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出も増えるのです。
また、段ボールやペットボトル、缶などを分別せずに捨てれば、再利用できる資源まで失われることになります。本来ならもう一度資源として使えるものを捨ててしまえば、その分だけ新たな石油や木材などの天然資源が必要になります。つまり、ゴミを分別しないことは、こうした資源の無駄遣いにつながるのです。
ゴミ処理のコスト増
ゴミを分別せずに出すと、処理にかかるコストも増えます。ゴミの焼却には化石燃料が使われますが、化石燃料は無限に使えるものではなく、限りある資源です。価格も年々高騰しており、ゴミを分別しなければ焼却処分される量が増え、化石燃料の無駄遣いにもつながります。
また、さまざまなゴミが混ざった状態で集められると、リサイクルできるものや危険物を取り除くため、処理施設で再分別しなければなりません。当然、その分だけ人手や設備を動かすコストがかかります。
ゴミ屋敷片付け七福神は分別していなくても回収OK

「ゴミ・不用品の量が多い」「分別の仕方がわからない」などでお困りの場合は、ゴミ屋敷片付け七福神にお任せください。分別は回収後に行うので、そのままの状態でかまいません。実際に「未分別のゴミ袋が家にたまっていて、どうしたらいいかわからない…」というご相談もよくあります。
七福神は創業15年以上、年間3万件以上のご依頼をいただいております。分別できていないゴミや、さまざまな不用品が混ざった状態の現場も数多く対応してきました。経験豊富なスタッフが回収したあとで適切に仕分け、分別、処理いたしますので、お客様は困っていることをご相談ください。
ご相談やお見積もりは無料で受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
ゴミの分別は面倒で、「これくらいならいいか」とそのまま捨ててしまいたくなることもあるかもしれません。しかし、自治体によっては罰則が設けられているほか、捨て方によっては不法投棄とみなされ、警察沙汰になる可能性もあります。
それだけでなく、回収されないゴミが残れば近隣住民の迷惑になり、地域の景観や環境にも悪影響を及ぼします。ゴミの分別は罰金の有無にかかわらず、現代を生きる人間のマナーだと考えてよいでしょう。 分別するのが大変なほど大量のゴミや不用品がある場合は、無理に一人で片付けようとせず、七福神へお気軽にご相談ください。