以前は高価でなかなか手の出なかったマッサージチェア。
近年は、コンパクトな機種や安価な機種も増え、自宅に備える人も増えているようです。
疲れた身体を癒してくれるマッサージチェアですが、古くなったり壊れたりしたとき処分するのは大変です。
サイズが大きい上、小さめのものでも重さ30kg、大型のものでは80kg以上もあるので、持ち上げるだけでもかなりの重労働です。
とにかく場所を取るものなので、早く処分したい人は多いでしょう。
マッサージチェアを処分するには、どのような方法があるのでしょうか。
マッサージチェアの処分について
マッサージチェアを処分するにあたり、マッサージチェアに関して説明します。
マッサージチェアの寿命とは?
マッサージチェアの寿命は、メーカーや使用頻度によって異なります。
毎日使用した場合、マッサージチェアの寿命は10年ほどといわれていますが、使用頻度が少なければ、もっと長く持つでしょう。
マッサージチェアの故障とは?
最も多いのは「電源が入らなくなった」という故障です。
最近は機能がたくさんついているものが多いので、一部の機能が使えなくなったりすることもあります。
修理する? 処分する?
「使い慣れたマッサージチェア、できれば修理して使い続けたい。でも、けっこう長く使っているし……。」
そんなときは、チェア購入後、どのぐらい経っているかが基準となります。
なぜかというと、部品の保管期間は7年ほどだからです。
購入後7年以上経っていたら、故障しても修理ができない場合も出てくるため、処分が選択肢に入ります。
しかし、購入して日が浅いものなら、修理しましょう。
もちろん部品はありますし、保証期間などを利用すれば、無料で修理や交換が可能です。
粗大ごみに出す
大きいものを処分するのに最もスタンダードなのは、自治体の粗大ごみ回収に出す方法です。
処分の流れを見ていきましょう。
処分の流れ
まず、自治体の粗大ごみセンターに電話かインターネットで回収を申し込みます。
この際、回収日や回収場所が指定され、回収料金や、粗大ごみ券の組み合わせを教えてもらえます。
スーパーやコンビニなどで、料金分の粗大ごみ券を購入しましょう。
回収当日、粗大ごみ券に必要事項を記入し、出したいマッサージチェアの見やすいところに貼り、指定の回収場所に出します。
費用
1000円程度の処理料金がかかります。
料金は自治体によって異なるので、申し込みの際に確認しましょう。
注意したいポイント
重量があるものなので、回収場所まで運び出すのにかなりの労力がかかり、危険でもあります。
回収場所に出すときは、十分注意しましょう。
また、自治体によっては、マッサージチェアを粗大ごみとして出せないところもあります。
さらに、大きさや重さに制限が設けられていることもあるので、確認が必要です。
買い取り業者に引き取ってもらう
壊れておらず状態の良いチェアなら、買い取り業者やリサイクルショップに問い合わせてみましょう。
処分の流れ
近隣のリサイクルショップに問い合わせるか、リサイクルショップや買い取り業者のホームページから、マッサージチェアを買い取っているかどうか問い合わせましょう。
買い取りをしている場合は、日程を決め、自宅まで引き取りに来てもらいます。
費用
チェアの機種や状態、また、お店によって買い取り価格は異なります。
また、買い取りできなかった場合、依頼者が出張費や配送費を負担しなくてはならない場合があります。
問い合わせ時に確認しておきましょう。
注意したいポイント
買い取ってもらえるチェアは、製造後7〜8年以内のものが目安になります。
しかし、足モミ機能など多機能・高機能なチェアでないと買い取ってもらえないこともあります。
また、汚れが目立つもの、修理が必要なものは断られる可能性があります。
重い品物なので、回収に来てもらえるかどうかも必ず確認しましょう。
インターネットで売却する
インターネットオークションやフリマアプリでチェアを売りましょう。
処分の流れ
スマホでチェアの写真を撮り、サイトにアップします。
オークションの場合は、スタート価格を決めます。
フリマアプリの場合は、希望買い取り価格を決め、商品説明や注意事項を書き、公開します。
売れると、サイトから連絡が来ます。
そのサイトのルールに従って商品を発送しましょう。
費用
オークション利用料や、売れた場合の手数料がかかります。
この費用はサイトによって違いますので、事前に確認しておきましょう。
注意したいポイント
チェアが問題なく動作し、見た目もきれいなら、売れる可能性があります。
特に、人気のあるメーカーのチェアや比較的新しい機種のチェアは、オークションなら希望価格よりも高値で落札されたり、フリマアプリではすぐに売れる可能性もあります。
とはいえ、必ず売れるわけではありません。
オークションで思ったより高値にならなかったり、フリマアプリでなかなか売れないこともあります。
また、大きくて重い商品だけに、梱包や配送に手間や労力がかかることも考えておきましょう。
配送会社によっては、スタッフが自宅まで来て梱包・運搬まで行ってくれるサービスを行っています。
ただし、配送料が高いため、赤字になってしまうこともあるでしょう。
家電量販店に引き取ってもらう
マッサージチェアを購入した家電量販店で引き取りを行っているので、利用しましょう。
処分の流れ
処分したいマッサージチェアを購入したお店に連絡し、引き取りを依頼します。
日程を決め、回収に来てもらいましょう。
費用
新しいチェアに買い替える場合は、下取りしてもらいましょう。
無料または3000円ほどで古いチェアを引き取ってもらえます。
回収・処分のみを依頼したい場合や、購入したお店がわからない場合でも有料で回収してもらえます。
お店によりますが、7000円〜8000円が相場のようです。
また、回収には出張費用が別途かかります。
注意したいポイント
お店によって、下取りサービスを行っていないところもあります。
また、地域によっては引き取りに対応していないケースもあるので、確認しておきましょう。
同じ系列の店舗でも地域によっては対応不可となる場合もありますので、確認が必要です。
また、サービスを行っている場合でも、下取りの金額や運搬費用にはお店によって違いがあります。
特に回収のみ依頼したい場合は、複数の店舗を比較・検討するのがおすすめです。
不用品回収業者に引き取ってもらう
手間や時間をかけずに処分したいなら、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
処分の流れ
インターネットで不用品買い取り業者を検索します。
良さそうな業者を見つけたら、マッサージチェアの回収を依頼しましょう。
希望日や時間を伝え、回収日を決めます。
当日は、依頼者は何もすることはありません。
業者が自宅を訪問し、運び出してくれます。
費用
業者によって異なりますが、だいたい5000円くらいが相場です。
不用品回収業者の場合、この金額に出張費用・運搬費用が含まれている場合が多いので、別途出張・運搬費用がかかることはありません。
ただし、エレベーターがない、停車する場所が遠いなどの条件によっては割増料金が発生することもあります。
依頼の際にしっかり確認しておきましょう。
注意したいポイント
希望する日時に回収してもらえるので、時間がない人や、少しでも早く処分したい人に向いています。
また、チェア以外の不用品もまとめて引き取ってもらえます。
パック料金などを設定している業者であれば、利用するとよいでしょう。
気をつけたいのは、悪質な業者も存在していることです。
家庭から出る不用品を運搬・処分するのに必要な「一般廃棄物処理業」の許可を持っているかどうか、必ず確認しましょう。
理由をつけて、あとから高額の追加料金を請求するような業者もあります。
トラブルを避けるためには、複数の業者から相見積もりをとり、納得できるサービス内容・料金を設定している業者を選びましょう。
まとめ
マッサージチェアは、とにかく大きくて重いのが特徴です。
力のある男性でも、1人で運ぼうとするのは難しいでしょう。
もし持ち上げられたとしても、安全に運ぶのは難しく、怪我をしてしまう危険性もあります。
複数人数で運ぶことができないときは、家電量販店や不用品回収業者など、重い商品を運ぶプロの手を借りるのがおすすめです。