なかなか終息の兆しが見えないコロナ禍です。
ほとんどの仕事がリモートワークになったという人も少なくないのではないでしょうか。
毎日ずっと家にいると、だんだん散らかってくるものです。
リモート会議が増えたため、散らかった室内が見えてしまうのが気になる人もいるかもしれません。
背景をつけて隠すこともできますが、いつも背景を設定していると「あの人、もしかしたら汚部屋に住んでいるのかな」なんて思われかねないかもしれません。
自宅でのオンとオフを切り替えるためにも、スッキリした部屋で過ごしたいものです。
汚部屋になりかけているかもという人は、この機会に部屋を片付けてみませんか。
片付けをスムーズに行うコツや、上手な手順をご紹介します。
目次
あなたの部屋はどのくらい? 汚部屋度チェック!
汚部屋を放置しておくと、どんどん荒れていきます。
最終的にはゴミ屋敷になってしまうこともあり得ます。
あなたの部屋は、自分で片付けられるレベルでしょうか?
チェックしてみてください。
汚部屋レベル1:全体に散らかり、汚れている
部屋全体が散らかり、以下のようになんとなく薄汚れた感じになっています。
- 脱いだ衣類がそのままになっている
- 食べ物の空き袋や飲みかけのペットボトルなどが置いてある
ゴミが多いものの、床が見えているようなら、まだレベル1の段階です。
ゴミを捨て、散らかったものをきちんと収納しましょう。
自力で掃除ができる段階です。
汚部屋レベル2:床にゴミが散らかり歩きにくい
レベル1の状態よりさらにゴミが増え、床がゴミで埋まっています。
足を置く場所を見つけながら歩くような状態です。
なんとなく生臭いようなニオイが漂っていたら汚部屋レベル2に進んでいます。
この段階なら、まだ自分でなんとかできそうです。
とにかくまず、ゴミを全て処分しましょう。
汚部屋レベル3:足の踏み場がない
汚部屋がさらに進行すると、床がすべてゴミだらけになります。
足の踏み場がなくなり、ゴミを踏まずに歩くのは難しくなっています。
ものを踏んで転倒し、怪我をしてしまうリスクがグンと高まります。
すぐに片付けや掃除を始めましょう。
床が見えない状態が続くと、以下の状態になります。
- ものが重なった部分が腐る
- 汚れが染みる
- カビが発生する
一刻も早く、片付けを始めましょう。
汚部屋レベル4:害虫や悪臭が発生している
ずっと部屋にいると気がつきませんが、外から帰った時に「あれ? 何か臭うな」と思ったらレベル4です。
悪臭や害虫の発生は、ひどくなると近隣にも迷惑をかけます。
また、食中毒を起こしたり害虫に刺されたりする危険があります。
ここまで来ると、自力での掃除は難しいかもしれません。
壁や床が腐食したり、害虫が発生したりした場合は、掃除の専門業者に頼りましょう。
汚部屋レベル5:ゴミ屋敷状態
汚部屋レベル5は、家の外にもゴミや不用品が溢れる「ゴミ屋敷」状態です。
害虫や害獣、悪臭が発生し、近隣に迷惑がかかっている状態です。
膨大な量のゴミが溜まっており、自力での掃除はかなり困難です。
汚部屋脱出計画!
部屋は、汚れ始めるといつの間にか汚部屋になってしまいます。
自力での清掃が可能なうちに、片付けを始めましょう。
せっかく片付けを始めるのですから、失敗はしたくありませんよね。
そこで、上手に片付けるコツをご紹介します。
掃除を行う日程を決める
不用品やゴミが出たら、できるだけ部屋に残さず、すぐに捨てられる方がいいですよね。
そのため、ゴミや資源ゴミなどを出す曜日を調べておきましょう。
ゴミ出しの曜日に合わせて片付ければ。翌日には家の中がスッキリします。
どうしてもタイミングが合わない場合は、置き場所を決めてまとめておきましょう。
片付けは自分で行い、不用品やゴミの処分だけを回収業者に依頼するのも良いでしょう。
掃除の順番を決める
どこから順番に片付けていくか、計画を立てておきましょう。
間取りや散らかり方にもよりますが、以下の順番がおすすめです。
玄関〜部屋までの廊下
最初に玄関から部屋までの廊下を片付けましょう。
ゴミを出したり、他の部屋へ行き来しやすくするための通路を確保します。
部屋
仕分けが簡単な部屋から始めましょう。
衣類や家電など大きめのものから片付けるのがおすすめです。
水回り
次に、以下の水回りを片付けましょう。
- トイレ
- キッチン
- 洗面所
- バスルーム
押入れや下駄箱など収納棚
押入れや収納棚などは、一番最後に行いましょう。
各部屋が片付き、モノを出しても大丈夫な状態になってから整理します。
道具の準備
片付けの途中で足りないものが出ても、買いに行くのは面倒です。
途中で中断すると、そこでやる気スイッチがオフになってしまうこともあります。
そこで、最初に片付けのため、以下を準備しておきましょう。
- ゴミ袋
- マスク
- 軍手
- スリッパ
- ビニールひも
- ダンボール箱
- ガムテープ
ゴミ袋は大きめのものを多めに用意しましょう。
ダンボール箱は、ものを仕分けするために使います。
意外なところにもホコリが溜まっているので、マスクは必ずしましょう。
ケガを防ぐためにも、軍手やスリッパの着用もおすすめです。
また、片付けたあと、掃除をするため以下の道具も揃えておきます。
- ほうき
- ちりとり
- 掃除機
- 掃除用洗剤
- ぞうきんや古いタオル
- バケツ
これで準備は万端です。
効率よく片付ける心得とは?
片付けを効率よく進めていくためには、どんなことを心がければ良いのでしょうか。
動きは最小限に!
とにかく汚部屋はモノが多いです。
動きは最小限にとどめるよう心がけましょう。
たとえば、リビングで化粧品が見つかったら、洗面台まで持って行かないことです。
読みかけの本が見つかっても、自室に持って行かないようにします。
1つ1ついちいち戻しに行っていては、時間がかかって作業が進みません。
疲れてやる気も萎えてしまいます。
そこで活躍するのがダンボールです。
以下の3つに分け、どんどん入れていきましょう。
- 要
- 不要
- 保留
モノを正しい位置に戻すのは、掃除が終わった後からで十分です。
どの部屋の掃除でも、近くにダンボールを置いておき、どんどん入れます。
こうすることによって、ムダな動きをすることなく部屋を片付けることができるのです。
モノを持ったら仕分けする!
何か手に取ったら、床に置かず、必ずダンボールで仕分けするか、ゴミ袋に入れましょう。
ここでまた床に置いてしまうと、再度、仕分けしなくてはなりません。
ムダな時間を取らず、モノをまとめていくため、とにかく仕分けしていきます。
収納グッズを買わない
収納スペースがないからと、収納ケースやカラーボックスなどを買おうと思っていませんか?
これらの収納グッズは、片付けが終わってから必要な分を買い足しましょう。
片付けが終わるまでは、何をどう収納するか、収納グッズがどのくらい必要なのか分からないからです。
もしかしたら、収納グッズ自体が邪魔になってしまうかもしれません。
新たにゴミを増やさないためにも、片付け前に収納グッズは買わないようにしましょう。
部屋の片付け、上手な順序とは?
多くの人にとって最も重要なのは、自分の部屋の片付けではないでしょうか。
上手に片付ければやる気も出て、お部屋はどんどんきれいになっていきます。
床
まずは床に散らかっているものを片付け、床が見えるようにしましょう。
きれいになった実感が感じやすく、モチベーションが上がります。
足の踏み場ができるため作業スペースが増え、ケガのリスクも減らせます。
ゴミを分ける
まず「明らかなゴミ」を仕分けしましょう。
以下のようなゴミをどんどんゴミ袋に入れていきましょう。
- ペットボトル
- 紙くず
- お弁当のパック
- お菓子の空き袋
ゴミは必ず捨てるものなので、迷いがありません。
ガンガン捨てましょう。
机やベッドの上を片付ける
机やベッドの上は、本来、モノを置く場所ではありません。
ここを片付けると、床と同様、きれいになった実感を感じやすい場所です。
いらないものが乗っていたら、どんどん捨ててしまいましょう。
本棚、クローゼットなど収納
本棚やクローゼットなどは、一番最後に整理します。
この時、棚の中身をずべて出して、要・不要に仕分けしていくのがおすすめです。
この時、最初に床をきれいにしておいたことが活きてきます。
広いスペースに物を出すことで俯瞰できます。
冷静に仕分けを行うことができます。
不要なものを仕分けしてから、残すものを戻しましょう。
まとめ
汚部屋をスムーズに片付けるには、最初に計画を立て、道具を準備しておきましょう。
無駄な時間を使わないため、自分の近くにダンボールやゴミ袋を置き、手に持ったものはどんどん仕分けしていくようにします。
最初に、通路を確保するため、玄関から部屋までの廊下を片付けましょう。
自室をスムーズに片付けるには、床→机・ベッドの上→収納棚の順に行いましょう。
もし、不用品やゴミが大量に出た場合は、不用品回収業者に処分を依頼すると良いでしょう。