汚部屋を何とかしなければと思っても片付け方が分からなかったり、もはや綺麗にしようとさえ思わなくなってしまったりと放置している人も多いのではないでしょうか。
誰にも迷惑をかけていないと思うかもしれませんが、異臭を放っていたり、目に見えない部分に虫が大量に発生していたり、あるいは何らかの自然災害時、より大きな被害をもたらすことにもなりかねません。
汚部屋の片付け方を紹介しますので、まずはできることから実践してみましょう。
目次
汚部屋の片付け方のコツ
汚部屋に住み続けていると、次第に慣れてしまって掃除する意識が低下したり、何から手を付けてよいのか分からないなど、なかなか手が付けられないものです。
しかし、片付け方のコツを覚えることで、汚部屋が解消できます。
大きなものから片付ける
汚部屋には様々な物が溢れていることでしょう。
大きな物もあれば小さな物もありますが、まずは大きな物を片付けましょう。
大きなものを処分すると、目に見えて物が減っていると実感できます。
効果を実感するとモチベーションも高まります。
細かい物から手を付けても、なかなか部屋の光景が変わりませんので掃除のモチベーションは高まりません。
結果、少し作業をしては再び放置となってしまいますので、まずは大きな物から手を付けましょう。
大きなものとは?
具体的に大きな物とは、収納されずに散乱している衣服、鞄です。
放置している大きめのゴミを片付けるだけでも、案外部屋の光景が変わるものです。
大きい物の次に小さい物
汚部屋の大きい物を片付けた後に細かい物を片付けます。
細かい物も様々ですが、まずは捨てる物と残す物に大きく分類しましょう。
ゴミと認識できるものであれば即座に捨てられますが、判断に迷うのは使用していない物です。
本、書類といったものは、いつか使うかも、大切だからといった理由でそのまま放置しているかもしれませんが、半年ほど使用していないものは捨ててしまいましょう。
また、飲みかけ・食べかけの物は残す理由はありません。
賞味期限も切れている可能性が高いので、捨ててしまいましょう。
部屋が少し片付いてきたら見えない部分に手を付ける
目に見える部分が多少片付いたら、目に見えない部分に手を付けていきましょう。
ここでも基本的には物を捨てましょう。
使用していない物や着ていない衣服は捨てていきましょう。
目に見える部分だけ掃除しても再度汚部屋化してしまう可能性が高いです。
なぜなら、あくまでも表面処理をしたに過ぎないからです。
そもそも、部屋に物が溢れるのは収納が足りていないからです。
目に見えない部分の使っていない物を捨て、収納スペースを確保しましょう。
収納を見直そう
長年しまい続けている物を捨ててスペースを確保したら、一度収納を見直してみましょう。
足りていないと思ったら買い足すのもよいでしょう。
100円均一にある仕切り程度でも大きな効果を得られます。
物で溢れていると見直すこともできませんが、物が減ることで冷静に部屋を見直すことができます。
汚部屋再発防止のためのコツ
ある程度汚部屋を綺麗にすることができたら、次は綺麗な状態の維持が求められます。
片付け方と再発防止策の二つを実践することで、汚部屋の解消となります。
そこで汚部屋の再発防止策についてもご紹介します。
ゴミ出しのルールを把握する
物が増えるのは物を捨てないからです。
しかし、近年は環境問題やリサイクル機運の高まりなど、ゴミの捨て方に関して細かいルールを設定している自治体も多いです。
そのため、ルールを覚えるのが面倒だったり、忙しい中でゴミ出しのルールがよく分からないので、結局ゴミを捨てることなくそのままにしてしまい、汚部屋化するケースも多いです。
そのため、ゴミを捨てられるように地域のゴミ出しのルールを覚えておきましょう。
汚部屋にしないコツは、片付け方も大切ですがとにかく不要な物を捨てることです。
マンションであればこまめに捨てることも可能
ゴミ捨ては自治体だけではなく、一軒家かマンションかでも変わるものです。
マンションの場合、収集日以外にゴミを捨てることも可能な場合があるので、収集日に合わせて捨てるのではなく、こまめにゴミを捨てるのもコツです。
ゴミをまとめて捨てる場合、ゴミが多くなり、重くなって捨てるのが面倒になってしまうかもしれませんが、少ないゴミであれば捨てやすいはずです。
片付け方のルールを決める
汚部屋となる理由として、収納が機能していない点が挙げられます。
そこで、物をどこに片付けるのかルール化しましょう。
その時の気分で適当にしまうのではなく、何処に何をしまうのか、片付け方を決めます。
そうすると、収納が足りていないかも把握できます。
収納が足りないようであれば収納BOXを買い足すなど収納を見直せばよいのです。
面倒かもしれませんが、決められた場所に片付けるだけなので、決して難しいことではありません。
掃除する時間を決める
生活習慣に掃除の時間を作るのも良いでしょう。
汚部屋を綺麗にしようと思ったら数時間では足りないかもしれません。
しかし一度汚部屋を綺麗にした後であれば、毎日数分程度の掃除でも十分に維持できます。
寝る前、あるいは帰宅してから等、一日数分程度でも良いので毎日のルーティンに掃除を加えましょう。
掃除の目的は決めない
ルーティンとする際、数値目標を定めるのは控えましょう。
なぜなら、数値目標を設定すると、達成できなかった時、あるいは達成できそうにない時に掃除のモチベーションが低下します。
あくまでも無理のない範囲での掃除としましょう。
捨てる日を決める
掃除とは別に、物を捨てる日も設定しましょう。
汚部屋を解消しても、日々の買い物で物は増えていくものです。
そこで、定期的に物を捨てる日を設定し、不要な物は捨てましょう。
その時点で半年から一年程度使用していない物は、今後も使用する可能性は低いです。
季節性のあるものは別ですが、年中使用できるものの、半年から一年使用していない物は、自身にとって不用品だと考えてよいでしょう。
フリマアプリを活用するのも手
不用品をフリマアプリやネットオークション等に出品してみるのも手です。
捨てるだけであればお金になりませんが、フリマアプリやネットオークションで買い手が見つかれば、お金になりますし娯楽性も出ます。
楽しみながら部屋の物を減らすことができるでしょう。
ゴミ箱を増やす
近年はどの自治体もゴミの分別をルール化しています。
これが面倒で、ゴミ出しが億劫という人もいることでしょう。
そこで、分別する種類分のゴミ箱を用意しましょう。
一つ一つは小さいものでも良いので、「捨てられる場所」を決めることで放置を阻止します。
ただし、あまりにも大きなゴミ箱を用意すると部屋が狭くなってしまいますので、部屋の広さに合ったゴミ箱を用意しましょう。
汚部屋の片付け方やコツを実践して綺麗な部屋にしよう
汚部屋の片付け方や再発防止のためのコツを覚えることで、綺麗な部屋を作り、維持が可能になります。
汚部屋はだれにも迷惑をかけていないと思うかもしれませんが、決して好ましいものではありません。
忙しくて部屋の掃除ができないなど、様々な事情があるかもしれません。
ですが、汚部屋で悩んでいるのであれば、今回紹介した方法で汚部屋の解消を目指してみてはいかがでしょうか。