引越しや家具家電を買い替え時など、荷づくりや梱包に使用した段ボールが大量発生することがありますよね。
商品を大切に運搬したり、荷物を包んだりするのに役立つ段ボールですが、役目を果たした後は処分に困ってしまいがち。
段ボールを含む紙製品は、そのまま放置しておくと邪魔になるだけでなく、虫の発生源にもなりかねないため、いち早く処分したいものです。
しかし、不要になった段ボールを、どう処分すればよいのか迷う人も少なくないはず。
そこで今回は、段ボールの正しい処分方法についてご紹介いたします。
いらなくなった段ボールの捨て方に迷っている方や、引っ越し・家具家電の買い替え予定がある方もぜひチェックしてみてください。
段ボールの処分方法
段ボールを処分する方法は、2通りあります。
1つ目は、「自治体ゴミ」として回収してもらう方法。
そして2つ目は、古紙回収業者に引き取ってもらう処分方法です。
段ボールの処分方法①自治体ゴミとして処分する
不要になった段ボールが大量に出た場合、自治体に回収してもらうのが一番簡単で手っ取り早い捨て方です。
自治体に収集してもらえば、特別処分料もかかりません。
段ボールをはじめ、ゴミを処分するのにお金をかけたくないという方は多いと思いますので、経済的な負担をゼロにするのなら、自治体ゴミが最適です。
ただし、段ボールは紙でできているため、収集日が雨の日はだせないケースもあります。
収集ペースも週に1度など、そこまで頻繁に行っていない地域もあるので、場合によっては処分するまでに時間がかかることも。
また、引っ越しなどで処分したい段ボールがたくさんでたとしても、一度にすべてを回収してもらえないことがあるので注意が必要です。
一度に大量の段ボールを自治体ゴミとして処分したいときは、事前に連絡をしたり、伝えておいたりすると良いかもしれません。
段ボールや雑誌、新聞などの「紙類」に関する捨て方は、自治体によってルールが異なりますので、あらかじめ詳細を確認しておきましょう。
段ボールの処分方法②古紙回収業者に引き取ってもらう
ときどき、街中を軽トラなどで巡回し、古紙回収を行っているのを目にすることがありませんか。
こういった「古紙回収業者」に、不要になった段ボールをまとめて引き取ってもらうのも一つの方法です。
古紙回収業者に渡してしまえば、無料で引き取ってもらえることはもちろん、トイレットペーパーやティッシュなどを貰える場合もあります。
ただし、古紙回収車がタイミングよく巡回しているとは限らないため、早く処分したいという人にはあまり向きません。
業者によっては、電話をすれば直接引き取りに来てもらえることもあるので、地域の古紙回収業者を調べてみることから始めましょう。
ただし、すべての業者が“無料”で引き取ってくれるとは限りません。
なかには有料処分のみの引き受けであったり、段ボールの量によっては直接引き取りに来てもらえなかったりすることもあるので、業者選びは慎重に行うことが重要です。
引越しの場合は、業者が引き取ってくれる場合も!
引越しによって出た大量の段ボールは、引っ越し業者が引き取ってくれる場合もあります。
もちろん、すべての業者で引き取りに対応しているとは限りませんが、荷ほどきが終わった後に不要になった段ボールの処分をしてくれる業者は案外多いです。
「後日回収」や「引越し作業中のみの回収」など、対応はさまざま
段ボールの処分に対応していても、回収期間や条件は業者によって違いがあります。
引越し後、荷ほどきが終わってから、不要になった段ボールを後日回収しに来てくれるところもあれば、引っ越し作業中に出た段ボールのみ回収に応じている業者もあるので、対応はさまざまです。
できれば、後日回収を依頼できた方が助かりますが、業者として新居へ再度足を運ぶ手間がかかります。
もし、引っ越し作業中のみの段ボール回収に対応している業者の場合は、荷物を搬入してもらいながら、どんどん荷ほどきを進めてしまいましょう!
無料か無料かをあらかじめ確認しておくことも重要
段ボールの回収・処分を引き受けている引越し業者自体は多いものの、必ず無料で対応してもらえるとは限りません。
なかには、段ボール処分をしてもらうのに、別途オプションをつけなければならない業者もあります。
また、もともと、引っ越し料金のなかに段ボールの回収・処分にかかる費用を含んでいるケースもあるので、引っ越し料金や見積もりそのものをしっかり確認しておくことが大切です。
段ボールを処分する際の注意点
どんな方法で処分するにせよ、段ボールを処分する際はいくつか注意しておきたいポイントがあります。
段ボールを処分する際の注意点①処分しやすいよう、髪紐でまとめておく
処分したい段ボールが複数ある場合は、回収しやすいよう、ひとまとめにしておきましょう。
段ボールによってサイズや形に違いがあるときは、大きさが合うものごとにまとめて、バラバラにならないよう工夫します。
段ボールをまとめる際は、同素材である「紙紐」の使用が一般的です。
段ボールを処分する際の注意点②配達伝票など“個人情報”がわかるものを剥がしておく
宅配便などで使用した段ボールには、住所や名前が記載された配達伝票が貼られています。
こういった伝票は、大切な個人情報がすべて書かれているので、忘れずに剥がしておくことが重要です。
段ボールを処分する際の注意点③濡れたり汚れたりしないよう、保管場所を工夫する
段ボールは紙でできているため、雨に濡れてしまう屋外に置くのは避けておきましょう。
また、段ボールの隙間に虫が卵を産みつけることもあります。
段ボールの状態が悪いと、処分できなくなる場合もありますので、段ボールの状態が悪くならないよう保管場所には気をつけましょう。
段ボールを処分する際の注意点④自治体ゴミとして処分する場合は、ルールに沿って出す
段ボールを自治体ゴミとして処分するときは、必ず自治体のルールにそって出しましょう。
「紙紐でしばる」「雨の日は出さない」など、処分時のルールは地域によって異なります。
処分ルールを守っていないと回収してもらえない可能性もありますので、決められた処分ルールはしっかり守ることが大切です。
まとめ
引越しや家具家電の購入で出た段ボールは、自治体ゴミや回収業者を利用すれば無料で処分することが可能です。
引越しなら業者にまとめて回収してもらえることもありますので、自分にとって最適な捨て方を選択しましょう。