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ビーズクッションの捨て方を徹底解説!費用や処分時の注意点を紹介

ソファほど場所も取らず、体にフィットする心地よい使い心地のビーズクッション。使い続けていると中のビーズはつぶれてしまい、カバーも徐々に伸びてきてしまいます。「そろそろ捨てようかな…でも、どうやって捨てればいいの?」と捨て方が分からないと処分を後回しにしてしまいやすいものです。

ビーズクッションの捨て方は決まっていますし、思っているよりも簡単に処分できます。しかし、一定のポイントを抑えないと大惨事になることも…。この記事ではビーズクッションの捨て方と注意点をわかりやすく解説していきます。

ビーズクッションの特徴

ビーズクッションの特徴

ビーズクッションは中に詰められた小さなビーズが自分の体の形に合わせて変わり、包み込むような座り心地が特徴です。無印良品の「人をダメにするソファ」やヨギボーなどビーズクッションは各ブランドから大きさやサイズ、カバーも豊富に展開されています。

素材

ビーズクッションは、カバー素材と中身のビーズ素材に分けられます。

カバーの素材として多いのは、ポリエステル、ポリウレタン、コットンなどで、それぞれ次のような特徴があります。

  • ポリエステル:速乾性に優れたシワになりづらい
  • ポリウレタン:伸縮性が高い
  • コットン(綿):天然素材で通気性に優れて、肌触りが柔らかい

中に入っているビーズ素材は、マイクロビーズやパウダービーズと呼ばれています。

マイクロビーズは、直径が1〜3mmの非常に小さなビーズ、パウダービーズはこれよりさらに小さい、1mm以下のビーズを指します。

ビーズのサイズが小さいほど柔軟に動きやすく、クッションの形が変わるため、体にフィットしやすいです。

また、ビーズが小さいと、体をあずけたり、座ったりしたときに、中にかかる圧力が分散されるので、一部だけ潰れるといったことが起こりづらいです。

形状・大きさ

ビーズクッションの大きさは豊富で、クッションのような小さなものから人が座れるほどの大きなサイズまであります。丸形からキューブタイプまで形も用途に合わせて展開されていますし、色も20種類以上ありどんな部屋のインテリアにも合わせやすいです。

処分に困るソファータイプのビーズクッションは1辺の長さが1m程度のキューブタイプとなっており、そのままでは自治体指定の大きさには入らないことが一般的です。

使える期間・寿命の目安

ビーズクッションの寿命の目安は3~5年とされています。使用頻度や座る人の体重にもよりますが、3年を超えたあたりから中に入っているパウダービーズの潰れが目立つようになってきて、見た目も「だらん」と横に伸びていきます。

ビーズクッションのカバーは体にフィットしやすいように水着のような伸びるタイプの生地が使われています。買いたての頃は一度伸びても元に戻る力が強いのですが、使っていくうちに少しずつ戻る力が弱くなっていき、最終的には伸びたままになってしまうのです。

パウダービーズを入れ替えてもカバーが伸びてしまえば最初のようなフィット感は得られなくなるため買い替えや処分の目安です

人気のビーズクッション

10,000円~30,000円程度とソファを購入するよりも安くて運びやすいビーズクッションは国内外を問わず各社から販売され、今では定番商品となっています。

アメリカ発祥でカラフルなカラーバリエーションかつ形・大きさともに豊富なラインナップが魅力のヨギボーをはじめ、無印良品やニトリのビーズクッションも人気です。

耐用面からみると無印良品やニトリの方が寿命は長いでしょう。

ヨギボーのカバーは全体的に伸びる生地で作られているのに対し、無印良品やニトリのカバーは周囲をツイル生地というトートバックのような布で覆われているため、へたりにくくなっているからです。

ビーズクッションの処分方法6つ

ビーズクッションの処分方法6つ

ビーズクッションの処分方法には以下の6つがあります。

  1. 燃えるゴミとして捨てる
  2. 粗大ゴミとして捨てる
  3. リサイクルショップに売る
  4. フリマアプリやネットオークションで売る
  5. 寄付・譲渡する
  6. 不用品回収業者に引き取ってもらう

サイズや捨てたい理由を元に具体的な処分手順やコツを解説していきます。

燃えるゴミとして捨てる

指定のゴミ袋に入る小さなビーズクッションは、そのまま燃えるゴミとして捨てることができます。中に入っているパウダービーズがゴミ収集中に飛散しないようカバーをつけたまま燃えるゴミに出すことが推奨されています。

ソファータイプのビーズクッションも小さく分解すれば、燃えるごみとして捨てられますがおすすめはできません。形の変わりやすいビーズクッションを分解するのは想像以上に大変な作業です。

粗大ゴミとして捨てる

指定袋に入らないソファータイプのビーズクッションは粗大ごみで捨ててしまうのが最もコスパがよいです。1つあたり500円~1000円で処分できますし、たったの3ステップで完結するからです。

粗大ゴミの出し方

  1. 粗大ごみ受付センターへ収集予約
  2. コンビニやスーパーで粗大ゴミ処理券を購入
  3. 指定日の朝8時までに集積所へ出す

収集申し込みからは1週間から1か月程度かかりますので余裕をもって申し込みましょう。戸別収集のほかに地域のゴミ処理施設へ直接持ち込み処分する選択肢もあります。ビーズクッション以外に家電や家具もまとめて処分できるので、車を持っている方には向いている処分方法です。

リサイクルショップに売る

新品同様のビーズクッションに限られる捨て方ですが、リサイクルショップに買い取ってもらうという手放し方もあります。買い取ってもらえる確率が上がるのは大手が運営する郊外の大きなリサイクルショップです。売り場面積も広いため、一定期間ビーズクッションを陳列させておく余裕があるため買取対象になりやすいです。

1人掛けソファ型の「 Yogibo Pod (ヨギボー ポッド) 」であれば、中古品で美品・良品の場合、2,400 円~14,200 円で買い取ってもらえるでしょう。

フリマアプリやネットオークションで売る

メルカリやヤフオクのフリマアプリやネットオークションで売って処分することもできます。リサイクルショップとは違い売れるビーズクッションに明確な基準はありません。ネットの向こう側の欲しい人に届けることが重要です。

商品画像や説明文を作り込み、1人でも多くの人の目に留まる商品ページを作っていくことが大切です。当然ですが、汚れや傷みがひどいビーズクッションには買い手がつきませんし、加工した写真で取引が成立したとしてもトラブルになる可能性が高くなります。

お互いが気持ちよい取引ができるように利用規約に従って出品しましょう。

欲しい人に譲る

欲しい人に無料でビーズクッションを譲ってしまう処分方法もあります。無料であればほしいという方も周囲には一定数いるものです。まずは周囲の友人や家族に声をかけることから始めてみましょう

身近に欲しい人が見つからないとしてもジモティーのような地域の情報掲示板を利用して幅広く声をかければ無料譲渡できる可能性があります。処分費用がかからない代わりに信頼関係を崩すリスクも控えていますので、ビーズクッションのカバーを洗ったり、事前に使用年数を伝えるなど状態を伝えてあげましょう。

不用品回収業者に引き取ってもらう

不用品回収業者にビーズクッションを引き取りに来てもらうとこともできます。コスパのよい粗大ごみ処分と比べれば費用は高くなりますが、便利さや処分までのスピード感はお金には代えられないものがあります。

電話一本で部屋の中までスタッフがビーズクッションを引き取りに来てくれるので、自宅に居ながらにして処分が終わります。最短30分、遅くても数日以内には処分できる早さも魅力的です。

ビーズクッションの処分費用

ビーズクッションの処分費用

粗大ゴミになるサイズのビーズクッションの処分料金は下記になります。

処分方法処分費用
燃えるゴミとして捨てる0円
粗大ゴミとして捨てる200円〜1,000円(税込)
リサイクルショップで売る0円
フリマアプリやネットオークションで売る0円
寄付・譲渡する0円
不用品回収業者に引き取ってもらう3,000円〜

ビーズクッションを捨てる際の注意点

ビーズクッションを捨てる際の注意点

ビーズクッションを捨てるときは下記4つに注意しましょう。

  1. 解体中にビーズが飛散しないように工夫する
  2. 子どもやペットの近くで解体しない
  3. ゴミに出す際はビーズクッションとわかるようにする
  4. 不用品回収業者に依頼する場合は信頼できる業者を選ぶ

理由と対策を順番に解説していきます。

解体中にビーズが飛散しないように工夫する

ビーズクッションの解体ではマイクロビーズの飛散を防ぐことが最も重要です。一度、切り口から流れ出したパスダービーズは一度に広範囲に広がる上、静電気で服にも体にもまとわりつき、解体に手を出したことを後悔することになってしまいます。

カバーには3㎝以内の小さな切り込みを入れて、そっとビニール袋に移していきます。

ビーズクッション本体を持ち上げることが難しい時には切り口に、底を切ったペットボトルをはめ込んで、ガムテープで固定し、じょうごのように使いましょう。

パウダービーズは微風でも散らばってしまうので、窓を閉めるのはもちろんのことエアコンも切ってから取り掛かると安心です。

子どもやペットの近くで解体しない

子どもやペットの近くでビーズクッションを解体してしまうと、飛散したパウダービーズを誤飲してしまうリスクがあります。静電気を帯びやすいため、顔や目に入り炎症を起こすことも考えられます。

ゴミに出す際はビーズクッションとわかるようにする

燃えるゴミや粗大ゴミに出す場合には、ゴミ収集作業員がゴミを見てビーズクッションとわかるように表記しましょう。

ここで、2023年に東大阪市で実際に起こった事例をご紹介します。

燃えるゴミの中身がビーズクッションと知らずに、他のゴミと一緒にゴミ収集車で回収してしまい、ゴミ収集車の中でゴミ袋が破裂しました。

その結果、ビーズが道に飛散し近隣の家や車などにも大変な被害が出てしまいました。

ビーズが道に散乱すると、あたり一面に粉雪が降ったようになり、完全に取り除くことができません。

そのため、必ずゴミに出すときには、ビニール袋にビーズクッションが入っていることを記入してから出すようにしましょう

不用品回収業者に依頼する場合は信頼できる業者を選ぶ

不用品回収業者に依頼するときは、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

悪徳業者に依頼してしまった場合、作業前に金額についての明確な説明を一切されずに、作業後に領収書のサインを求められ、その後いきなり高額な費用を請求されるケースもあります。

信頼できる業者か見分けるポイントに「一般廃棄物処理業」の許可を得ているかどうかがあります。

このほか、インターネットなどの情報から実績のある業者かどうか判断するとよいでしょう。

まとめ

まとめ

ビーズクッションには、燃えるゴミや粗大ゴミとして捨てる以外にもさまざまな処分方法があります。

まだきれいなものであれば、状態リサイクルショップやフリマアプリ・オークションで売ることで、処分しながら利益を得ることができるでしょう。

手間をかけずに処分したい場合は、不用品回収業者に依頼するのもおすすめです。

処分したいものの大きさや状態、費用、手間などから、適したものを選ぶとよいでしょう。

自治体のゴミとして捨てる場合は、各自治体のルールを確認して、適切な方法で廃棄しましょう。捨てる際の注意点を押さえることも重要です。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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