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ゴミ屋敷の特徴~愛知(名古屋)~


 『ゴミ屋敷の特徴~東京~』『ゴミ屋敷の特徴~大阪~』に引き続き、今回は「愛知(名古屋)」の特徴について説明します。

  愛知県でゴミ屋敷と言われると、記憶に新しいもので多くの方は7月に名古屋で行われた「強制執行」を思い浮かべると思います。

 これはどういうものかというと、名古屋地裁は3日、「ごみ屋敷」状態となった名古屋市中区の住宅を巡り、所有者の訴えを認め住人男性(62)に建物の明け渡しを命じた判決に基づく強制執行として、住宅内に散乱した物品を撤去した。明け渡し期限の18日までに作業を終える予定。住宅は3階建てで延べ床面積は約180平方メートル。空き缶の詰まった袋や段ボール箱が積み上がって玄関をふさぎ、ベランダからも物があふれていた。地裁の執行官が見守る中、廃品回収業者らが3日午前から、空き缶やゴミ袋などを次々と運び出した。⦅一部抜粋⦆判決などによると、所有者は男性の親族で、平成12年に建物を貸した。しかし、物をためこむようになり、撤去を要請しても男性が応じなかったため、昨年11月に提訴。名古屋地裁は今年1月、明け渡しを命じる判決を言い渡した。

(産経WESTより一部引用:https://www.sankei.com/west/news/180704/wst1807040015-n1.html

という内容のものです。ゴミ屋敷では異臭だけでなく火災など様々なリスクを伴い近隣にまで影響を及ぼします。特に集合住宅だと当然、賃貸人やその周辺に住む人々へ迷惑をかけることとなります。

 上記のニュースでは賃貸系の住宅ですが、では愛知県ではどういったタイプのお住まいでゴミ屋敷が多いのかというと、まず名古屋市では1Rマンションから1軒家まで幅広いタイプが多く、豊田市周辺ではアパートやマンションなどの集合住宅その他の地域では1軒家や3LDKの広めのマンションが多く見受けられます。考えられる理由として、名古屋市は中心街ではオフィスや商業施設、大学などが建ち並び、集合住宅が多いのですが、市内でも中心から少し離れると、自然が出てくるなど住宅も多くなるため多種多様な住宅があるからです。豊田市やその周辺は想像できるかもしれませんが、愛知県はトヨタ自動車をはじめ、各製造業の工場からオフィスまで多数あり、周辺市町村には多くの労働者の方々が各地から集まり昼夜を問わず働いておられます。なので、企業が借り上げた社宅などが多いので、必然的に広めの集合住宅や一軒家が多くなってくるのです。さらに工場で働いている方は3交代制の勤務の方が多い為、生活が不規則になってしまい部屋が汚れる・ゴミ屋敷になる方も他の地域と比べると多い傾向にあります。

 愛知県内では広い部屋・家がゴミ屋敷になることが多く、他の地域に比べると大型のゴミ屋敷で、清掃費用が高額になることが多いのです。しかし多くの方が想像するような「庭までゴミで溢れている」という状況ではなく、部屋の中がゴミで溢れ、積みあがっているという状態です。またゴミ屋敷にお住いで依頼されてくる方のほとんどは会社勤めの方、つまり一見は通常のサラリーマンです。「まさかそのような人がゴミ屋敷に!?」と意外に感じるかもしれませんが、実際そういった方からの依頼が多いのです。先ほども記述しましたが、愛知県は3交代制の勤務の方が多く生活が不規則になってしまうことが原因の一つだと考えられます。

 ではなぜ生活が不規則になるとゴミ屋敷になりやすい傾向にあるのかというと、そこには精神的な負荷が大きく関わっています。もちろん人によって違いはありますが、生活が不規則な人は規則正しい生活を送っている人に比べ、精神的負荷が大きい傾向があります。精神的負荷が大きくなると、身の回りのことに手が回らなくなる、やる気が起こらないなどの症状が出てきて、生活が悪化してしまうことがあります。つまり極端に言えば『仕事で疲れて、家では何もする気が起こらない(ゴミを捨てる気力もない)という状態が断続的に起こっている』ということです。これは愛知県だけに限らず、どのエリアの方々にも言えることです。こういった精神的負荷が続いている状態をセルフネグレクトとも言いゴミ屋敷在住者に多く見られる症状です。セルフネグレクトにならないためには、日ごろからのストレス解消や心のケアが必要なのです。このセルフネグレクトはご自身では気づかないこと多く、見かけ上では異状ないように感じるかもしれません。しかし、そういった中でも「家には呼びたがらない」など小さいながらもサインがあることもあります。そういった小さなサインを見逃さず、周りからの心のケアも必要なのです。

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