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両親を説得して実家の片付けや断捨離するメリット・デメリット

実家 片付け 断捨離 ブログ05

お子様が中学・高校へと進学し、自分たちも40代・50代になってきた方々。

最近お正月やお盆で実家に帰省すると、自分が住んでいた頃に比べて、掃除が行き届いていなかったり、実家が散らかってきたなと感じたりする事はありませんか?

自分たちが実家に住んでいる時は非常に綺麗好きで、片付け上手なご両親だったとしても、子供たちがそれぞれの家庭を持ち、ご両親が高齢になるにつれて掃除や整理が行き届かなくなるというのは珍しくありません。

体力・気力不足、うつ病、認知症、モノを捨てられなくなったなど、多くの可能性が考えられるので、一概には原因を特定できず、簡単には解決できないかもしれませんが、実家の事ですので放置もできませんよね。

今回は両親が高齢になり、施設への入居、認知症の発症、突然の不幸などが起きた場合などを想定しなければならないご年齢の方達に、実家を片付けたり断捨離したりするメリット・デメリットをお伝えしていきます。

ご両親と仲たがいしないように価値観をすり合わせながら、何かあった時でもスムーズに対応ができるよう、協力しながら実家を片付けていきましょう。

説得をする前にまずは親世代との価値観の違いを知りましょう

モノが少なかった戦後を経験したご両親の世代は、モノがあふれている現在と違い、例え使わないものであっても取っておくという価値観を持っている方が多くいらっしゃいます。

実家の片付けや断捨離での両親との価値観

残念ながら先日ご不幸があった辰巳 渚さんに始まり、近藤 麻理恵さん、佐々木 典士さんなどの著名人が提唱されている、お片付けや断捨離、ミニマリスト。

こういった最近ではよしとされる傾向と真逆の考え方であり、この点を把握していないといつまで経っても平行線で話がまとまりません。

話す内容によっては片付けや断捨離を提案した時点で喧嘩になってしまう事さえあるかもしれません。

まずはご両親の考え方をしっかりと聞いた上で、否定をするのではなく、段階を踏んで整理を進めるように話をしてみましょう。

不要なモノであっても、片付けや掃除をするために一時的に保管をするといった形で誘導すると話を聞いてもらいやすくなりますよ。

実家の片付けや断捨離をするメリット・デメリット

実家の片付けや断捨離のメリット・デメリット

ここまでして進める実家の片付けや断捨離ですが、本当にそこまでして進める価値があるのでしょうか?

実家を片付けるのに、どういったメリットやデメリットがあるのかをお伝えしていきますので、ご自身が本当に進めるべきなのかどうか、ご参考にしていただければと思います。

メリット

実家の片付けや断捨離のメリット

両親とのコミュニケーションがとれる

年齢を重ね40代・50代になると、実家に帰省することも少なくなってしまい、ご両親とコミュニケーションをとる機会も少なくなってしまったのではないでしょうか?

実家を片付ける時は何がいちばん大切な思い出の品なのか、趣味として大切にしているモノは何なのか、これからの生活をどう考えているかなど、多くの会話を積み重ねる必要があります。

片付けを始めるとご両親の大切なモノが分かってきたり、乗り気になってきたりする事も多く話す機会が非常に増えます。

相続や介護などの時の大切な情報源になる事もありますので、メモとして残すようにしましょう。

モノの管理がしやすくなる

モノの管理はご両親のためと将来世話をする事になる自分たちのためと2つの意味があります。

まずはご両親へのメリットですが、普段使わないモノを置いているせいで、いざ必要なモノがどこにあるのかを忘れてしまう事があります。

不要なモノを整理する事により、グルーピングやモノの住所の決定などを行いやすくなるため、どこに何があるかを把握しやすくなります。

こういったモノの場所が把握できるようになることで、いざ介護が始まった時や施設に移ることになった場合などに、ご両親以外でもどこに何があるのか分かりやすくなりますので、将来的には自分たちのためにもなります。

安全な生活ができる

玄関の近くや廊下・窓などにモノが積んでありませんか?

最近では大きな災害が続きましたが、他人事ではありません。

もしご自身が被災した時に、積み上げられた荷物が崩れてご自宅やトイレに閉じ込められてしまう事も考えられます。

日常生活を送るうえでも、生活の導線にモノが置いてあるとつまずいて転倒してしまう事があり大変危険です。

高齢になってからの怪我は気力や体力の衰えに直結してしまいますので、安全を考えて床の上にはモノを置いたままにしないようにしましょう。

デメリット

実家の片付けや断捨離のデメリット

災害での備えが減る

特に一人暮らしのご高齢の方に多いのが、食品を多くストックされている事です。

病気やケガなどでご自身が動けなくなってしまったときの心配などから、たくさんの備蓄を持つ傾向があります。

実家に帰省すると、賞味期限切れの食べ物がたくさん出て来たという声もよく聞きますが、ストックされた食料品を管理しきれないのも原因の一つです。

ただし、こういった「ストック品」や「普段使わないけれど使うかもしれないモノ」は被災した時の助けになる可能性もあります。

多くのモノを処分してしまうと、本当に必要な時に処分してしまっていたという事もあります。

本当に必要なモノを処分してしまう可能性がある

普段利用していないモノであっても、ご両親にとっては思い出の品である場合もあります。

業者や家族が片付けをする際に、ご自身で判断をしない内に処分をされてしまい、大変悲しい目にあうといった可能性も考えられます。

実際に片付けを行う時は必ず、ご両親の立ち合いの元、しっかりと意思確認を行いながら片付けを行うようにしましょう。

ストレスを感じる人もいる

多くのモノを整理し、新しく入ってくるモノを減らす断捨離という新しい価値観をご両親に伝えることで、意識の変化が起こる事があります。

新しいモノが自宅に入ってきたり、自分以外の人が散らかしたりしているのを見るとストレスを感じる人もいますが、本来は生活の質を高めるために行うことですので、そこまで厳格に考える必要はないという事もあわせてお伝えしましょう。

まとめ

今回は実家の片付けや断捨離をするために、ご両親の価値観を知るところから、片付けや断捨離のメリット・デメリットをお伝えしました。

片付けや断捨離は本来、ご両親と自分たちの双方のために行うべきことです。

それぞれがしっかりとコミュニケーションをとり、互いに溝を作らないように、お互いの価値観を共有しながら進めるようにしましょう。

実家の片付けや断捨離のまとめ

もしご自身で進める事が難しかったり、ご両親の高齢化を目にして心理的なダメージがあったりしそうであれば、ハウスクリーニングなどプロの業者への依頼も選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

ゴミ屋敷清掃のプロであるゴミ屋敷バスター七福神は、お掃除やお片付けのプロとして、日々多くの方々お問合せ、ご依頼いただいております。

断捨離やハウスクリーニング、不用品回収も行っておりますので、もしご実家やご自宅の片付けの依頼を検討中ということであれば、是非お気軽にお問い合わせください。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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