金庫は頑丈なものです。
施錠していれば中の物を盗まれるリスクは大幅に軽減されます。
耐火金庫ともなれば火災等、自然災害が起きても中身は無事で済む可能性が高いので、金庫を保有している方もいることでしょう。
しかし金庫が不要になった時、処分方法で悩んでいる人もいるようです。
そこで東京都杉並区では金庫をどのように処分すればよいのかを調べてみました。
目次
杉並区で金庫を処分する方法
結論からお伝えすると、東京都杉並区としては金庫の収集はしていません。
一般的な粗大ごみであれば申し込み後、手数料と同額のごみ処理券を購入・貼付して収集してもらうことができるのですが、金庫に関しては杉並区としての収集は行っていません。
そのため、金庫を処分したい場合には、自らで処分を考えなければなりません。
そこで、現実的に金庫を処分する方法としては、以下の方法が考えられます。
金庫購入店に処分を依頼する
東京都杉並区がアナウンスしている方法です。
杉並区では金庫だけではなく、いくつか収集していない品目がありますが、それらに関してはまずは購入店に相談してもらいたいとのことです。
ただし、あくまでも相談を促しているだけで、購入店がどのような対応を取るかまでは記載がありません。
一般的に、金庫販売店は回収にも対応しています。
店頭のみで回収している販売店もあれば、訪問での回収に対応している販売店もありますので、まずは販売店に問い合わせてみるのも良いでしょう。
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会に相談する
こちらも杉並区がアナウンスしている方法です。
日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会とは東京、中部、大阪、中国、九州の全国5地区にて構成されている、金庫だけではなく鋼製の家具の製造・販売を行う事業者連合です。
以下のような金庫に関する啓蒙・啓発活動を行っており、その一環として金庫の廃棄相談も行っています。
- 金庫診断士制度
- 金庫設備認定品リストの制定
- JIS取得
販売店が分からない、あるいは既に販売店が潰れてしまった場合などはこちらに相談してみるのもよいでしょう。
電話番号:03-6659-6248
金庫を売却する
まだ使用できる金庫であれば売却も選択肢に入ります。
売却の方法としては、主に以下が挙げられます。
リサイクルショップ
リサイクルショップに持ち込むか、あるいは訪問買取に対応しているリサイクルショップに自宅まで来てもらい、金庫を査定・買取してもらう方法です。
メリットとしてはリサイクルショップが多いので見つけやすい点です。
杉並区にもリサイクルショップは多々ありますので、問い合わせしやすいことでしょう。
デメリットとしては、全てのリサイクルショップで金庫の買取に対応している訳ではない点があります。
そもそも金庫専門業者ではありませんので、査定価格は専門的知見に基づくものではなく、リサイクルショップの言い値です。
処分を最優先に考えているのであれば良いのですが、高く売りたいと考えている場合、他の選択肢にした方が良いでしょう。
フリマアプリやネットオークション
フリマアプリやオークションサイトであれば、自らの言い値で売却可能です。
あくまでも買い手が現れてこそですし、買い手が現れても配送手続き等は自ら行うことになります。
手間がかかりますが、いくらで売れるのかを楽しめる面もあります。
ですが、いつ売れるかは未知数です。
そのため、引越し等が迫っているので売却・処分までの期限が定められている場合には不向きです。
金庫だけを処分したい時、かつ出品作業が手間ではなく、いくらで売れるのかを楽しめる人にはおすすめの方法です。
友人・知人への譲渡
自らは不要だとしても、まだまだ使用できる金庫であれば処分ではなく友人や知人への譲渡も良いでしょう。
こちらもフリマアプリやオークションサイト同様、欲している友人・知人がいればという話ではありますが、もしも金庫を欲している友人・知人がいれば、それぞれのニーズが一致するのでwin-winです。
ただし、金庫にはセキュリティの問題もあります。
信頼できる友人・知人ではあっても、施錠番号を知られているのは……と考える人もいるでしょう。
また、もし譲渡した金庫にて何らかのトラブルが起きてしまった場合には責任問題に発展しかねませんので、その点に関しても双方で合意を形成する必要があります。
不用品回収業者に依頼する
処分を最優先に考えるのであれば、不用品回収業者への依頼も手です。
不用品回収業者に依頼する場合、処分量を支払うことになりますが、フリマアプリやオークションサイトとは異なり、確実性が高いです。
依頼すれば引き取ってもらえますので、急を要するとき、あるいは手間をかけずに処分したい時におすすめの方法です。
金庫を処分するときの注意点
登場と杉並区として回収は行っていませんが、処分する方法がいくつかあることが分かりました。
しかし、金庫を処分するときにはいくつかの注意点もありますので処分方法と併せて把握しておきましょう。
大きさや重さ等、スペックを調べておく
どのような形で金庫を処分するにせよ、大きさや重さを調べておきましょう。
なぜなら、売却にせよ処分にせよ、大きさ・重さによって変わることが多々あるからです。
例えばフリマアプリやオークションサイトにて売却するのであれば、大きさ・重さによって送料が変わります。
他にも製造年数や金庫の耐火性能等もチェックしておいた方が良いでしょう。
これらのスペックを提示した方が、売れる可能性が高まります。
中身を必ず確認する
長年使用していない金庫だとしても、必ず中身を確認しておきましょう。
中身を確認する理由は2つあります。
まずはしっかりと開閉するのかです。
幾ら金庫でも開閉しなければ意味がありません。開けられない金庫を購入したいと思う人はいないでしょう。
もう一つの理由は、金庫の中身の確認です。
特に長年使用していない場合、中身を把握していないケースも多いですが、大切な物がそのまま入っているケースもあります。
個人情報に繋がるものや、大切な貴重品が眠っているかもしれませんので、必ず確認しておきましょう。
時間に余裕をもって処分する
金庫の処分は、時間がかかるケースがあります。
例えばフリマアプリやオークションサイトであれば買い手が見つかるまで時間がかかる可能性もあります。
また、金庫業者に相談しても、他にも相談を受けている場合や、大きな金庫の場合は運搬用具や人員を揃えるためにある程度時間を要するケースもあります。
特に重い金庫の場合、運搬作業だけでも大きな労力を必要とします。
急な転勤等の場合は仕方ない部分もありますが、できる限り時間に余裕をもって処分を進めましょう。
タイミングが悪い場合、金庫の処分だけが決まらないまま引越し当日を迎えることになりかねません。
東京都杉並区で金庫を処分する方法のまとめ
東京都杉並区としては金庫の収集を行っていませんので、自ら処分しなければなりません。
主な方法としては金庫購入店や日本セーフ・ファニチュア協同組合連合会への相談、あるいはフリマアプリやオークションサイト等を活用しての売却、友人・知人への譲渡が挙げられます。
いずれの方法にて金庫を処分するにせよ、注意しておくべき点を理解し、適切な方法にて処分しましょう。