観葉植物は癒しをもたらしてくれる一方で、処分に困るのも事実です。
特に土がある場合、処分方法が困難で、世田谷区も例外ではありません。
東京都世田谷区は閑静な住宅街です。
住民サービスも充実しており、都内はおろか国内でも屈指の住みやすい街であり、憧れている人も多い街です。
そして他の自治体同様、ゴミの処分に関して様々なルールを設けています。
しかし、土に関しては世田谷区は収集していません。
世田谷区で観葉植物を処分する場合、どうすればよいのでしょうか。
目次
観葉植物の処分は自治体によって異なる
観葉植物の処分方法は自治体によって異なりますが、どの地域においても難しいものです。
観葉植物を処分する際、基本的にプランターは燃えるゴミ、鉢は不燃物として出せる自治体もあるのですが、問題は土です。
実は土に関しては多くの自治体にて回収を行っていません。
また、同じ土だからと公園や地面が土の場所に混ぜるなどして廃棄することは禁止されています。
たとえ軽い気持ちで行ったとしても、不法投棄に該当します。
自治体は回収しておらず、外に廃棄すれば不法投棄になる。
ここに、観葉植物、ひいては土の処分の難しさがあります。
なぜ土は不法投棄になるのか
公園や河川敷等に土を戻せば良いだろうと考える人も多いでしょう。
確かに同じような性質の土であれば、次第に混ざっていきます。
しかし、もしもこれが何ら罪に問われないとなれば、事業者も公園や河川敷などに土を処分する可能性があります。
そのため、行政としてもルールを定めなければならなかったのです。
災害時にリスクになる可能性を秘めている
観葉植物の処分時に出る少量の土程度であればさほど大きな問題にはなりませんが、事業者が建設現場から出た土をどこかに勝手に放置した場合、災害時に大きなトラブルになりかねません。
実際、許可を得て盛り土をした場所であっても、豪雨等で土砂災害をもたらすケースがあるほどです。
少量ではあっても、土の処分を許可してしまうと大量の土を処分する業者が登場し、豪雨等の災害時、地域に思いもよらない被害を及ぼす可能性があります。
ですから行政としても土に関してはデリケートに扱わざるを得ないのです。
世田谷区では観葉植物は収集していない
東京都世田谷区は、観葉植物の収集は行っていないです。
厳密には、プランター、植木鉢のみであれば素材次第で可燃ゴミか、不燃ゴミとして出すことができます。
しかし、土に関しては、廃棄物に該当しません。
残念ながら世田谷区として回収していませんので、回収するための方法としては以下が挙げられます。
販売店や専門業者に相談する
東京都世田谷区としては、観葉植物の土だけではなく、灯油など収集していない物に関しては販売店や専門業者への相談を推奨しています。
販売している以上、責任を持って処分をとの考えから、販売店や専門業者に引き取ってもらうことになります。
販売店や専門業者次第な面も
ただし、これらは決して明文化されたものではないので、販売店や専門業者がどのように対応するかはそれぞれ異なります。
事前に処分可能なのか問い合わせ、処分が可能な販売店や専門業者に依頼しましょう。
不用品回収業者に相談する
不用品回収業者は観葉植物だけではなく、様々な品目の処分に対応しているので一度相談してみるとよいでしょう。
不用品回収業者の場合、土だけではなく、世田谷区が回収していない物の回収を依頼することもできます。
また、不用品回収業者の場合、相手が自らの住居まで足を運んでくれますので手間もかかりません。
友人や知人に観葉植物を譲る
観葉植物に興味のある友人や知人に譲るのも手です。
ただし、観葉植物に興味を持つ友人や知人を見つけなければなりません。
興味を持っていても、実際に譲り受けて世話することに抵抗がある人もいることでしょう。
しかし、譲渡先の友人・知人を見つけることができれば、ゴミとして処分する必要がなくなります。
フリマアプリやオークションサイトを活用して処分する
フリマアプリ、オークションサイトに観葉植物を出品することで、世田谷区に限らず、興味のある人に譲ることができます。
お金が得られるというメリットもあります。
一方、必ず購入者が登場するとは限りません。
特に引っ越し等の理由により時間に迫られている場合、処分したい日までに購入希望者が登場しなければ処分できません。
土以外であれば世田谷区に任せることが可能
観葉植物の処分は、土が問題だと分かっていただけたのではないでしょうか。
実際、土以外に関しては世田谷区に収集してもらえます。
土の処分は大変ですが、土以外の処分方法も覚えておきましょう。
観葉植物の枝や葉に関して
観葉植物の枝や葉は、世田谷区では可燃ゴミとして収集しています。
但し、太さ10センチ以下、長さ50センチ以下のサイズまで切り落とし、幅30センチ程度に束ねる必要があります。
観葉植物の鉢の処分
鉢に関しては様々な材質がありますが、ガラスや陶磁器であれば最も長い辺が30センチ以下であれば不燃ゴミとして収集が可能です。
また、プラスチックの場合は可燃ゴミとしての収集になります。
世田谷区による収集なので特に連絡は不要
上記に関しては、世田谷区の通常のゴミ収集なので、連絡は不要です。
規定のルールを守ってゴミを出すことで、世田谷区がゴミとして回収します。
連絡も不要なら、別途費用が掛かることもありません。
つまり、土以外であればいつでも処分が可能です。
世田谷区での観葉植物の処分に困らないために
観葉植物の処分方法がある程度見えてきたのではないでしょうか。
東京都世田谷区にて観葉植物を処分する際に困らないためのポイントをまとめました。
予めある程度処分できる業者を見繕っておく
観葉植物を処分する気がない時でも、何処で処分できるのか専門業者等を調べておきましょう。
急な転勤等で処分せざるを得ない状況になる可能性がある人もいるはずです。
どこで処分できるのかを把握しておけば、急に処分しなければならないシチュエーションに遭遇しても余裕を持って観葉植物を処分できます。
世田谷区のどこで処分できるのか、土の処分が可能な不用品回収業者はどこかなど予め調べておきましょう。
世田谷区のゴミ出しのルールを確認しておく
観葉植物を処分する際、土以外は基本的には世田谷区のゴミ収集に任せることができます。
ゴミ出しのルール等を把握しておくことで、土以外に関しては処分が可能です。
ゴミの出し方、分類方法、収集日や時間等を把握しておくことで、観葉植物の処分もスムーズに進められることでしょう。
世田谷区で観葉植物を処分するなら
東京と世田谷区のゴミ出しのルールや観葉植物の処分方法についてをまとめてみました。
「観葉植物」全体として考えるのではなく、細分化し、鉢、枝葉、土と分類して考える必要があります。
また、土に関して世田谷区は、ゴミ収集していません。
土を処分するためには専門業者等に任せる必要があります。
どこに任せられるのか等を調べておくことで、処分するときに困りません。
転勤等、急に処分を迫られるケースもありますので、処分が必要になった時にではなく、常日頃からどこで処分できるのかを調べておくとよいでしょう。