3月から4月にかけては、人事異動に伴う転勤や新生活が始まる人が多いため、引越しをする人が増えます。
そのため、引越しをしたい人の需要に対して引越し業者の供給が追い付かず、「引越し難民」になってしまう人がいます。
繁忙期の引越しは、引越し業者がなかなか見つからないだけでなく、引越し費用も高騰するため、閑散期に比べてコストがかかってしまう場合があります。
引越しをスムーズに行い、できるだけ低費用で引越しをするためには、部屋にある物を断捨離して引越し荷物を減らすことのほか、手間をかけずに片付け・荷造りをする必要があります。
ここでは、引越し荷物を減らすコツと荷造りの手順をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
引越し荷物を断捨離するコツ
いざ断捨離をしようと思っても、何から始めれば良いかわからず、なかなか進まない人という方が多いのではないでしょうか。
断捨離に時間をかけず、スムーズに引越し荷物を減らすには、いるものといらないものを区別することが重要です。
引越し荷物で残すもの
家の中の定位置にあって使用頻度が高いものや、生活になくては困るものが該当します。
〈残すものの例〉
- 洗剤類、掃除用具などの生活必需品
- 仕事、学業に必要な物(制服やカバンなど)
- 布団などの寝具(必要な分だけ)
- テレビ、電子レンジなどの生活家電
引越し荷物で処分するもの
使用頻度が低く、なくても生活に困らないものや、置き場所、保管場所が定まっていないものが該当します。
同一のものが複数個ある場合も、1つだけ残して処分しましょう。
また、1年以上使用していないものについては、カテゴリーに関係なく処分対象になります。
〈処分するものの例〉
- ホテルなどでもらったノベルティ
- 溜まりっぱなしのポケットティッシュ
- 時期外れ、読み終わった雑誌
- 使っていない家電類(美容家電など)
- 不要な食器類
- 必要以上にあるタオル類
服の断捨離は手っ取り早い
1年以上着ていない、今の好み、体型にあっていない服は捨てましょう。
どんなに気に入っていた服でも、1年以上着ていないのではあれば、再び袖を通す人は少ないでしょう。
結婚式のパーティードレスや喪服のように、今後も着る機会のある特別な服は1着ずつあれば十分と言えます。
食器類は必要な分だけとっておく
お皿やコップなどの食器類は、「料理によって使い分けたい」と思い、買った食器であっても、使用回数が少ないのであれば処分対象です。
いつもよく使っている食器を選び、あまり使っていないものは処分しましょう。
趣味のものは個数を決めて
ゲームやスポーツ、漫画など、なにかしらの趣味がある人も多いと思います。
ですが、趣味のものは買い物のブレーキが効きにくく、ついつい物が増えてしまいがちです。
仕事や学業に励むうえで趣味は大切なリフレッシュ法ですが、残す物の数を決めて、厳選しましょう。
たとえばゲームの場合、今進めているものやお気に入りは残しておき、やり終えたゲームや1年以上使っていないソフト、ゲーム機は処分しましょう。
漫画の場合は、今はアプリで読める時代なので、思い切ってすべて処分してしまうのも一つの手段です。
物への愛着は最低限にすることが大切
大切な人やお世話になった人からもらったプレゼントや、思い入れのある物は、長期間使っていなくてもなかなか手放せないものです。
しかし、片付けをする上で大切なのは、「物へ愛着を最小限にすること」です。
想い出の品はこれからもどんどん増えていきますから、思い切って手放すことも必要になります。
色紙や手紙などは保管場所を決めて残す
色紙の寄せ書きや手紙は場所をとらないので、保管場所を決めて保管しましょう。
想い出の手紙は、後から読み返して元気をもらったり、生活の中で糧になったりする大切なものです。
今後の人生で、過去の手紙に助けられるようなことがあるのなら、それは残しておく価値があります。
場所をとるものは写真に残すのもあり
友人からもらったプレゼントや、子供が作った作品などは、なかなか捨てられないものの代表です。
しかし、プレゼントなどは保管場所をとってしまうので、これらは写真に残すなどしてから、処分するのがいいかもしれません。
写真に残しておけば場所をとりませんし、写真を後から見返すこともできます。
売却できるものは売って、引越し費用の足しに!
処分するものはすべてゴミに出すのではなく、売れるものは売って少しでもお金に変えましょう。
引越し費用の足しにもなるので、お金を浮かせられるメリットもあります。
売却する方法は様々な種類がありますので、いろいろと試してみてください。
人気・需要のあるものはフリマアプリで出品する
ブランド品のカバンや衣類、ゲーム機、漫画などは、人気があり需要も高いため、フリマアプリで高く売れる可能性があります。
ただ、処分品すべてを出品するのは時間と手間がかかって大変なので、高値がつきそうなものだけを選びましょう。
たとえば、売値相場が数百円のものは出品せず、送料や手数料を引いた上で、数千円の儲けが出そうなもののみ出品しましょう。
リサイクルショップにまとめて引き取ってもらう
リサイクルショップは、衣類、家電、ホビー用品、日用品など、価値のあるあらゆるジャンルのものを買取してくれます。
断捨離で出た不用品をまとめて処分できるため、お得に引越し準備をすることができます。
量が多い場合、無料で出張買取を行ってくれる業者もあるので、ぜひ検討してみましょう。
まとめ
引越し荷物を減らすうえで大切なのは、“最低限”必要なものを残すことです。
少しでも使う可能性があるものや、ただ残したいだけでは、なかなか物は減りません。
服など、今後新しく購入して量が増える可能性があるものは、どんなにお気に入りでも長期間来ていなければ処分対象になります。
断捨離をすることで引越し荷物が減ればそれだけ費用が安くなりますし、不用品を売って得たお金を引越し費用の足しにすることもできます。
断捨離をしてお部屋の荷物を減らしてから、スムーズに低費用で引越しができるよう準備を整えましょう。