子育て中のお母さんや介護されている方が、一日に何度も向き合うであろうおむつ替え。
特におむつの捨て方については可燃ゴミなのか不燃ゴミなのか、汚物がついたまま捨てても問題ないのかなど、悩まれたことがある方も少なくないでしょう。
毎日のことなので少しでもストレスを感じることは早く解決しておきたいですよね。
この記事では、東京都八王子市でのおむつの捨て方について解説していきます。
八王子市では市の取り組みとしてゴミの廃棄には指定回収袋の購入が義務付けられていますが、子育て・介護世帯を応援するため、おむつ専用袋が無料で配布されています。
おむつ専用袋の入手方法や活用方法について詳しく紹介します。
目次
東京都八王子市おむつの捨て方のポイント
おむつの使い方は説明書やパッケージに記載がありますが、おむつの捨て方については各自治体で異なることもあり、あまり知られていません。
正しい捨て方や捨て方のポイントを紹介します。
おむつ専用袋の活用
一般的におむつは可燃ゴミとされていますが、八王子市では可燃ゴミ専用袋は有料です。
新生児や頻尿の介護が必要な方の場合などは特に、日に何回もおむつを交換する必要があるため使う袋の枚数も多くなり、その度にゴミ袋を購入するとなると家計への圧迫も懸念されます。
前述したように、八王子市ではおむつ専用袋を市が無料で交付されています。
経済的にも負担が軽減されるので、無料で交付されるおむつ専用袋を活用するのがおすすめです。
八王子市のおむつ専用袋とは
おむつ専用袋とは、八王子市が独自で行っている取り組みの一つで、おむつ(尿とりパッドを含む)を使用している世帯を対象に無料でおむつ専用のゴミ袋を交付する活動です。
大きさは2種類あり、10リットル袋と20リットル袋があります。
1回に申請できるおむつ専用袋の枚数は、おむつ使用者1名につき10枚単位で30枚までです。
ただし、緊急事態宣言などで外出自粛を余儀なくされている期間は60枚まで交付することが認められています。
八王子市のおむつ専用袋の配布対象者
八王子市のおむつ専用袋の配布対象者は以下の通りです。
- 乳幼児
- 65歳以上の方
- 障害者手帳をお持ちの方
- 40歳以上65歳ヌナっbで介護保険上、アルツハイマーや脳血管疾病など16種類の特定疾病に該当し、要介護1以上の認定を受けている方
八王子市のおむつ専用袋を活用した捨て方
紙おむつはおむつ専用袋に入れ、可燃ゴミの収集日に可燃ゴミとして近くのゴミ収集場所へ出しましょう。
その際、紙おむつについた汚物は必ずトイレに流してからおむつ専用袋に入れるようにしてください。
また、使用済みのおむつは使用済み面を内側に折り畳んだ状態で捨てるようにしましょう。
八王子市のおむつ専用袋の入手方法や交付先
おむつ専用袋は八王子市役所や市民センター、市民部各事務所などで交付されています。
八王子市のホームページにも掲載のある「おむつ専用袋交付申請書」に必要事項を記入し申請しましょう。
詳細については前述の八王子市ホームページから確認できます。
おむつを捨てる時の臭い対策4選
おむつの捨て方で特に大事になるのが臭い対策です。
汚物をトイレに流してゴミ袋の口を閉めたとしても、少しの隙間から臭いが漏れ出てくる場合があります。
臭い対策をないがしろにしておくと、収集日まで家で保管する際に不快な思いをする他、近所迷惑にもなりかねません。
おむつはしっかりと臭い対策を行った上で気持ちよく捨てるようにしましょう。
新聞紙やビニール袋に包んで捨てる
おむつを捨てる際の臭い対策として、手軽で効果が高いことから昔から多くの家庭で取り入れられているのが、新聞紙やビニール袋に汚物を包んでから捨てる方法です。
新聞紙やビニール袋に包んで捨てることで空気との接触面を減らし臭いの広がりを抑える効果があります。
ふた付きゴミ箱を使用する
臭いはわずかな隙間でも空気を伝って漏れ出ます。
一般的にゴミ箱というとふたが付いていないものが多いですが、臭いを軽減するためには空気の移動を妨げる必要があります。
そこで活躍するのがふた付きのゴミ箱です。
小さなふた付きのゴミ箱であれば100円ショップなどでも購入することが可能です。
ふた付きのゴミ箱であれば、臭いの漏れをある程度遮断することができるので、手軽におむつ処理のにおい対策を始めたい方におすすめです。
おむつ専用のゴミ箱を活用する
家の外におむつ用のゴミ箱を置けない、捨てる手間を考えるとリビングに置きたいが臭いが気になる、おむつのゴミ捨てにかかる手間をなるべく削減したい、という方におすすめなのがおむつ専用のゴミ箱です。
「おむつ処理ポット」や「おむつポット」などとも呼ばれ、安いものであればオンラインショップで1000円程度で探すことができます。
容器自体に消臭・抗菌効果のある素材が使用されているものや、中には消臭カートリッジが内蔵されているゴミ箱もあります。
最近では、リビングにおいても違和感が少ないようなおしゃれなデザインの商品も増えてきているので、気になる方は調べてみると良いでしょう。
消臭剤をゴミ箱に取り付ける
ゴミ箱を外に置くことはできるのだけど臭いが気になる、普段はふた付きゴミ箱を使っているけれど夏は臭いが気になる、というような場合、ゴミ箱に消臭剤を取り付けるのが手軽に臭いを軽減できる方法としておすすめです。
シートタイプや貼るタイプ、吊るすタイプなどさまざまな種類のものがあるため、即効性や除菌作用のある・なしなど用途に応じて選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、東京都八王子市のおむつの捨て方について紹介しました。
おむつ専用袋は、育児用、介護用などでおむつを必要とする世帯に対し八王子市が無償で提供しているおむつ専用のゴミ袋です。
毎日使うものだからこそ、そのサポートはありがたいですね。
安心して子育てライフや介護生活を送れるよう、ぜひ上手に活用してみてください。
また、おむつは基本的に可燃ゴミとして捨てることができますが、汚物はトイレに流してから捨てる、おむつの臭いに注意する、トイレには直接おむつを流さないなど、マナーをしっかり守り捨てるようにしましょう。