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ハウスクリーニング

生ゴミの虫はどこからやってくるの?駆除方法から予防方法まで

日常生活の中で出てくる生ゴミには、ふと虫の姿を見かけることが珍しくありません。
衛生面を考えると決して好ましいものではありませんが、そもそも生ゴミの中で見かけるゴミはどこからやってくるのか。
その疑問やどのように駆除するのかなどを見てみましょう。

生ゴミにいるコバエにもいくつかの種類がある

生ゴミの虫はどこからか疑問

生ゴミにいる虫としてまずイメージするのがコバエなのではないでしょうか。
生ゴミの中、あるいはその近辺を飛んでいるコバエは、実はコバエにもいくつかの種類があります。
むしろ「コバエ」という種類そのものはありませんし、ハエの子供でもありません。
そもそもハエの子供は蛆虫であり、コバエとハエは別の存在です。
しかし大して生物に興味のない多くの人にとっては、ハエであろうがコバエであろうが迷惑なものである点は同じです。
そんなコバエですが、4種類存在しています。

ショウジョウバエ

体長2mmから3mmで、台所の生ゴミ近辺で見かけるコバエの多くがこちらです。
特に果物や野菜を好物としていることから、英語で「fruit fly」と呼ばれています。
腐って発酵を始めた果物はショウジョウバエの大好物なので発生源になりやすいのですが、他にも酢、アルコールの飲み残しなども好物としているので、それらに吸い寄せられて姿を見かける機会も増えることでしょう。
ショウジョウバエの特徴の一つに、繁殖能力が挙げられます。
ショウジョウバエは産卵からおよそ10日で羽化するのですが、1日におよそ80個もの卵を産みます。
そのため、放置していた果物や野菜に吸い寄せられて発生したショウジョウバエが居ついてしまい、そこで産卵をすると、猛スピードで増加します。
結果、大量のショウジョウバエが発生することになってしまうのです。

ノミバエ

春から秋にかけて見かける機会が多いコバエです。
体長はショウジョウバエとほぼ同じサイズですが、発生源はショウジョウバエよりも多いです。
生ゴミだけではなく、腐った植物や排水溝、さらにはペットの糞で、素早く歩きながら活動し、繁殖を繰り返します。
ちなみに食品、料理に入りこんで産卵することもあるので日常生活にも影響を及ぼすコバエです。

キノコバエ

体だけを見ると、ハエではなく蚊を思わせる、土に産卵するタイプのコバエです。
梅雨の季節によく見かけるのは、湿度が好きな特性があるからこそ。
土に産卵することから、梅雨時、庭やベランダの観葉植物に産卵して大量発生するケースもあります。
厄介なことに、明るい場所に誘われる習性があるので、「家」そのものに寄り付きやすいです。

チョウバエ

こちらも幼虫やサナギの時は蚊を思わせる形状のコバエです。
体長5mmに達するタイプもいますが、主な発生源は水です。
しかし、きれいな水では繁殖できません。皮脂、有機物などで汚れ濁った水を好物としており、特にトイレ周りを飛んでいることが多いです。
梅雨の時期に見かける機会が多いのですが、衛生環境が悪い、つまりチョウバエにとって適している環境があると、季節を問わずに発生します。

コバエを予防するためには?

生ゴミの虫がどこからか探す男性

コバエの発生を抑える、つまりは予防のためには清潔が大切です。
コバエの種類の紹介でもお伝えしたように、コバエは人間にとって清潔とは言い難い場所に現れ、産卵して繁殖します。
1匹の侵入を許すだけで、いずれは大量に発生するのがコバエです。
まずは予防を徹底することが大切ですが、予防法としては主に下記が挙げられます。

排水溝の掃除

コバエは汚い水が大好きです。
台所のシンクなど、目に見える部分であれば掃除も行いやすいのですが、排水溝に関しては目に見えない部分であり、かつ手を入れることも難しいのでどうしても放置してしまいがちですが、こまめに掃除を心掛け、清潔を保つことでコバエを近づけさせません。

食べ残し・飲み残しの扱い

食べ残したもの、あるいは飲み残したものをそのまま放置しておくことは控えましょう。
放置しておくと、匂いによってコバエが近寄ってきます。そして産卵、大量発生となりますので、飲み物も食べ物も残さないようにしましょう。
食べ残しや飲み残しが発生してしまった場合には、いつまでも放置しておくのではなく、処分しましょう。
また、皿も同様です。
例えば食べ物が付着している皿。
「後で洗おう」と思って放置しておくと、コバエが寄ってきます。
洗い物もできるかぎり溜めないか、後で洗うのであれば残りものをそそいでおくなどの工夫が必要です。

ゴミ袋は密封することが好ましい

ゴミ袋はできれば密封できるタイプにしましょう。
隙間があると匂いに導かれてコバエがやってきます。
さらにはゴミ袋の中に侵入してしまい、産卵に至ります。
特にゴミ袋の中は、コバエにとっては快適な空間なので注意しましょう。

観葉植物の予防法は?

キノコバエは土に繁殖する厄介なものです。
そのため、観葉植物が置いてあると、キノコバエが近寄ってきます。
そこで、土の表面を無機質のものにしたり、水はけをよくしたり、あるいは肥料を化学肥料にすることも大切です。

コバエの駆除の方法は?

生ゴミの虫がどこからか調べる女性

予防も大切ではありますが、発生しているコバエ対策としては駆除になります。
コバエの駆除グッズも多々ありますが、コバエがどのような形で発生しているのか、つまりは環境によって異なります。

コバエ駆除グッズを活用する

ドラッグストアやスーパーには多くのコバエ駆除グッズが販売されていますので、これらを使用することで、コバエの駆除が可能です。
しかし、あくまでも一時的なものです。コバエが大量に発生しているのは、依ってきたコバエが産卵したから。
つまりは環境の問題になりますので、駆除グッズはあくまでも表面処理にすぎません。
もちろん何もしないよりはマシですが、駆除グッズだけでコバエを自宅から一掃できるかというと、現実的には難しいです。
結局、その場にいるコバエを駆除したとしても、環境が同じであれば再びコバエが寄ってきて、繁殖し、大量発生するだけです。

専門業者に依頼する

専門業者に依頼することで、コバエの駆除はもちろんですが、コバエが近寄ってこない環境の構築が可能になります。
専門業者の強みとして、コバエの特性を知り尽くしている点にあります。
コバエの種類も把握していますので、4種類いるコバエそれぞれが近寄ってこない方法を確立しつつの駆除となりますので、コバエがいなくなるだけではなく、以降、コバエが発生しにくくなります。
また、自分自身では手を加えることができない部分の掃除も問題ありません。
排水溝やシンクの奥、浴室やトイレの奥など、自分自身では難しい部分の掃除も問題ありません。
駆除グッズを使用しても、すぐにまたコバエが発生して悩んでいるようであれば、一度専門業者に相談してみるのもよいでしょう。

最後に

生ゴミに虫が来ないよう対策する人

コバエは人間にとっては汚い・悪いと思う環境を好みますので清潔を保つことが大切ですが、既に発生している場合、産卵を経て大量発生するリスクが潜んでいます。
駆除することで目に見えるコバエを駆除できるかもしれませんが、根本的な解決には至りません。
しかし専門業者に依頼することで、根本的な解決も可能になりますので、コバエで悩んでいるのであれば、自分自身の力で解決しようとするよりも、専門業者に相談することをお勧めします。

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この記事の監修者

ゴミ屋敷片付けの専門業者「ゴミ屋敷バスター七福神」代表

監修者 竹本 泰志

年間2,500件以上のゴミ屋敷を片付け実績を持つ「ゴミ屋敷バスター七福神」を全国で展開する株式会社テンシュカクの代表取締役。

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