汚部屋の問題は多々ありますが、自覚が難しい点も挙げられます。
第三者から見れば間違いなく汚部屋に分類されるような部屋であってもそもそも自分の部屋を他人に見られることがないので、汚部屋だと指摘される機会がありません。
汚部屋でありながら、テレビやYoutubeで流れる汚部屋を見て、まるで他人事のように笑っている汚部屋にお住まいの方もいるのではないでしょうか。
そこで自分の部屋が汚部屋なのかを判断するチェックリストを用意しましたので、汚部屋なのかを客観的に判断してみてはいかがでしょうか。
また、汚部屋の場合の片付けのコツも併せてお伝えします。
汚部屋のチェックリスト項目
汚部屋か否かを判断するためのチェックリストをいくつかご用意しました。
該当するチェックリストが多ければ多いほど汚部屋となりますので、片付けを検討しましょう。
汚部屋チェックリスト①床に物が直接置いてある
物が床に置かれている部屋は汚部屋リスクが高いです。
なぜなら、物を整理整頓すれば床にそのまま置かれるものは出てこないはずです。
もちろんゴミ箱や収納は別ですが、収納に入れられることなく、直接床に物が置いてある部屋は要注意です。
汚部屋チェックリスト②どこに何があるか把握している
汚部屋となってしまうと、物が多く、かつ散乱していることからどこに何があるのか自分で把握できなくなります。
例えば何かを探そうと思っても、どこに何があるのか分からないので時間がかかります。
汚部屋ではない、綺麗な部屋であればすぐに目当ての物を見つけることができますので、普段使用しない物を探してみましょう。
なかなか見つからない場合、汚部屋リスクが高いです。
汚部屋チェックリスト③人に見せられるか
実際に友人や知人を呼ぶかは別として、部屋を誰かに見せられるのかを考えてみましょう。
友人や知人から、「部屋の状態を撮影して見せて」と言われたとき、掃除することなくそのまま撮影して見せることができる部屋は汚部屋ではありません。
しかし撮影前に掃除をするようであれば、汚部屋の可能性は高まります。
汚部屋チェックリスト④ゴミ出しルールを把握している
近年、多くの自治体でゴミ減量化・リサイクルのために、ゴミ出しルールが細かくなりました。
かつてのような「燃えるゴミ・燃えないゴミ」だけではなく、事細かにゴミ出しルールが設定されている自治体が増えています。
そこで、自分の住んでいるエリアのゴミ出しルールをすべて把握しているのか改めて考えてみましょう。
ゴミ出しルールを把握していない場合、いつ捨てればよいか分からないゴミが部屋にある可能性が高いです。つまり、汚部屋のリスクが高まります。
汚部屋チェックリスト⑤使っていないものの量
日常生活の中で頻繁に使用するものもあれば、使用しないものもあることでしょう。
使用しない物は捨てた方が効率的ですが、捨てられない物もあるでしょう。
ここでポイントとなるのがバランスです。
使っていない物が多いと、使っていない物の部屋の占有率が高まります。
結果、よく使うものは収納せず、そのままの状態のケースも多く、汚部屋リスクを高めてしまうことになります。
汚部屋チェックリスト⑥何かを出すと何かが崩れる
使うものを出そうと思うと、スムーズに出せず、その他の物が崩れる部屋も汚部屋によくある光景です。
収納の周りに物がたくさんあったり、あるいは収納の中に物が詰め込まれているので収納を動かすために必要以上の力が必要となり、周囲に影響を与えてしまうのです。
整理整頓されている綺麗な部屋であれば、収納を開けたり物を取ることに力は不要ですし、他の物に影響を与えることもありません。
狙った物だけをスムーズに取れるか取れないか。この点も汚部屋のチェックリストの一つです。
汚部屋チェックリスト⑦埃を被っている物はないか
部屋の中で埃を被っているものがある場合も汚部屋の可能性を高めます。
物を頻繁に動かしたり、掃除を行っていれば埃を被ることはありません。
つまり、埃を被っているということは掃除をしていないか、あるいは動かしていないかのどちらかになります。
PCやモニター、机、棚など埃が溜まっている場合には要注意です。
汚部屋チェックリスト⑧虫を見かける機会が多い
自分の部屋の中で虫を見かける機会が多い場合も要注意です。
なぜなら、清潔な所には虫はそうそう発生しないからです。
1回程度であればたまたまかもしれません。
しかし何度も見る場合、虫が吸い寄せられる何かがある部屋となります。
例えば生ゴミがそのまま放置されていれば、虫にとっては「絶好の獲物」になりますし、物で溢れていると、虫にとっては見つかりにくいので巣を作るに適した場所となります。
汚部屋チェックリスト⑨ゴミ箱を使っているか
常日頃からゴミ箱を使用していれば、ゴミ箱は基本的には綺麗です。
しかし汚部屋となると、もはやゴミ箱はゴミ箱として機能しません。
そのため、ゴミ箱を使っていない部屋、機能していない部屋は汚部屋の可能性が高いです。
汚部屋のチェックリストが多い人がすべき片付けのコツ
汚部屋のチェックリストをいくつかご紹介しました。
当てはまる項目が多ければ多いほど汚部屋だと考えてよいでしょう。
チェックリストにて汚部屋だと自覚することができれば、次は片付けです。
そこで汚部屋を片付ける方法についてもいくつかお伝えしましょう。
汚部屋を綺麗にするチェックリスト①ゴミ捨てルールを覚える
汚部屋にしてしまう人の多くは、ゴミ捨てルールを把握していません。
そこで、まずはゴミ出しルールを把握しましょう。
いつ捨てるゴミなのかを知れば、「捨てられない」を回避できるので、汚部屋化の防止となります。
汚部屋を綺麗にするチェックリスト②できることからコツコツと
汚部屋の掃除をする人の多くが、一度の掃除で綺麗になると考えます。
確かに一度の掃除で綺麗にできればよいのですが、汚部屋の度合いによっては一度の掃除ではなかなか綺麗になりません。
そこで、汚部屋の掃除はコツコツと行いましょう。
ゴミ出しの日程との兼ね合いもありますので、次の日に捨てられるゴミを集めて捨てる。
この繰り返しを一週間行うだけでも、ある程度汚部屋が解消されます。
汚部屋を綺麗にするチェックリスト③業者という選択肢を知る
汚部屋の掃除は決して自力で行わなければならないルールはありません。
むしろ汚部屋の進行具合によっては、業者に依頼した方が確実性が高まります。
清掃業者や便利屋であれば部屋の掃除を行いますし、不用品回収業者であれば部屋の掃除だけではなく、ゴミの運搬まで行います。
依頼にあたって費用はかかりますが、裏を返せば費用さえ支払えば汚部屋を確実に綺麗にします。
汚部屋チェックリストと片付けについてのまとめ
汚部屋か否かを判断するためのチェックリストは、該当項目が多ければ多いほど汚部屋であることを意味しています。
自ら汚部屋だと自覚していなかった人も、チェックリストの該当項目が多い場合には汚部屋であることを自覚し、片付けをしましょう。
ゴミ捨てルールの把握、コツコツ取り組むことが求められますが、業者に依頼するという選択肢もあります。
手間をかけたくない人や、汚部屋をどのように掃除すればよいのか分からない人は、業者に依頼した方が手間をかけずに汚部屋を解消できます。
汚部屋は必ずしも自力で解決しなければならないものではありませんので、自力にこだわらず、業者の利用も選択肢の一つに入れておくとよいでしょう。