キャンプや釣り、バーベキューといったアウトドアの際に便利なクーラーボックスですが、古くなると保冷が効かなくなったり汚れたりといった理由で手放したいと考えることもあります。しかし、クーラーボックスをどのように処分すればよいか迷った経験はありませんか?
本記事では、クーラーボックスの捨て方について詳しく解説します。
クーラーボックスを処分する方法はいくつかあるため、自身に合った捨て方を選択しましょう。また、処分にかかる費用例も紹介するので参考にしてください。
目次
クーラーボックスの処分方法6選
クーラーボックスの捨て方には、おもに以下の6通りの方法があります。
- 普通ゴミとして捨てる
- 粗大ゴミとして捨てる
- ゴミ処理施設へ持ち込む
- 不用品回収業者に引き取りを依頼する
- リサイクルショップ・フリマアプリ・ネットオークションで売る
- 譲渡する
それぞれのメリット・デメリットについて解説するので、どのように捨てればよいか分からないという方は確認してください。
普通ゴミとして捨てる
クーラーボックスは、自治体の規定サイズに収まる場合は普通ゴミとして処分が可能です。ただし、可燃ゴミか不燃ゴミかは各自治体によって異なります。
中にはクーラーボックスの種類によって捨て方が分かれるケースもあるため、各自治体の分別に従って処分しましょう。
普通ゴミとして出す場合は費用がかからない反面、自治体ごとに捨てられるサイズが決まっており、規定サイズを超えると粗大ゴミなどの扱いとなるため注意が必要です
粗大ゴミとして捨てる
クーラーボックスが規定のサイズを超える場合や、自治体によっては品目自体が粗大ゴミとして指定されている場合もあります。たとえば、以下の自治体です。
- 大阪市:粗大ゴミ(200円)
- 堺市:1辺30cm以上は粗大ゴミ(400円)
- 静岡市:1辺1m以上は粗大ゴミ(無料)
1辺30cm~50cmを超える大型のクーラーボックスだと普通ゴミとして出せない場合が多いため、お住まいの自治体の捨て方を確認してください。
一般的に粗大ゴミで捨てる場合は、以下のような手順で行います。
- 各自治体の窓口に連絡する
- コンビニやスーパーなどで購入できる粗大ゴミ処理券を貼る
- 指定された日時と場所にクーラーボックスを出しておく
粗大ゴミ処理券は自治体が指定するコンビニエンスストアなどの店舗で購入できます。自治体によってはオンライン受付でキャッシュレス決済を利用して申し込める場合もあります。
オンライン決済で申し込んだ場合は、決済時に発行される受付番号を記載した紙を貼り付けて出す場合もあるため、申し込み時に確認しましょう。
費用は200円程度からと専門業者に依頼するよりは安いものの、粗大ゴミの回収日が自治体ごとに決まっているため好きなタイミングで処分しにくい難点があります。
特に年末年始や3月などの引っ越しシーズンは申し込みが多く、1ヶ月程度待つ場合もあるので処分する際は早めに申し込むのがポイントです。
ゴミ処理施設へ持ち込む
一部の自治体では、自身でゴミ処理場へ不要なクーラーボックスを持ち込むことで処分できます。粗大ゴミで出すよりも費用が安く済むケースがあるため、処分費用をできるだけ抑えて捨てたい方に向いた方法です。
手順は自治体によって異なりますが、たとえば大阪市ではお住まいの区を担当するゴミ処理場に電話連絡を行い、日程を予約して持ち込みを行います。
なお、すべての自治体で持ち込み処分ができるわけではなく、平日11時から15時など対応可能な時間帯も決められています。好きなタイミングで捨てられないうえに持ち込みの手間もかかる点は留意しましょう。
不用品回収業者に引き取りを依頼する
不用品回収業者に依頼すると、最短即日で引き取りに来てくれるため速やかに処分したい方は検討しましょう。
電話以外にも、WebやLINEに対応した業者もあるので手軽に申し込めます。また、カートやトラックに積み放題など他の不用品とまとめて処分できるプランが充実しています。
5,000円程度からと粗大ゴミ回収と比べると少し費用がかかるため、引っ越しやゴミ屋敷の整理など大量のゴミが出るタイミングで活用しましょう。
リサイクルショップ・フリマアプリ・ネットオークションで売る
クーラーボックスはリサイクルショップ、フリマアプリ、ネットオークションなどで買い取ってもらえる場合があります。クーラーボックスはレジャーで食料品などを入れるだけでなく、釣りの際に釣った魚を入れておくのにも利用されるため需要があります。
処分できるだけでなくお金に換えられる方法ですが、どんなクーラーボックスでも売れるわけではありません。一般的には以下のようなクーラーボックスが売れるので、処分する前に自身のクーラーボックスのメーカーや状態を確認してください。
- コールマンやスタンレーなどの人気メーカー
- 新品に近い美品
なお、メルカリなどのフリマアプリでは自分で値段を付けられるため、ノーブランドや古いクーラーボックスでも値段を安くすれば売れるケースもあります。
発送や購入者とのやり取りを行うなどの手間がかかるのが難点ですが、人気メーカーのクーラーボックスをお持ちの方はメルカリなどで価格をチェックしてみましょう。
譲渡する
ジモティーなどの地域情報サイトで、クーラーボックスを誰かに譲渡するという方法もあります。送料や梱包して発送する手間があったフリマアプリなどに対して、地域情報サイトであれば近場の方が直接引き取りにきてくれるケースがあるうえ費用もかかりません。
ただし、個人間のやり取りになるためトラブル発生時も自身での対応が必要です。住所などの個人情報を相手に渡すリスクなどもあるため、利用する際は慎重に行ってください。
クーラーボックスの処分費用相場
クーラーボックスについて、処分方法ごとの費用相場は以下のとおりです。
捨て方 | 費用相場 |
普通ゴミ | 0円 |
粗大ゴミ | 200円~500円 |
ゴミ処理場へ持ち込み | 100円~200円 |
不用品回収業者 | 5,000円~ |
フリマアプリ・リサイクルショップ | 1,500円~15,000円程度で買い取り |
譲渡 | 0円 |
粗大ゴミの場合、多くの自治体で200円~500円前後の処分費用がかかりますが、中には静岡市のように無料で出せる場合もあるため、各自治体のホームページなどで確認してください。
なお、一部自治体では粗大ゴミをゴミ処理場に持ち込むと以下のような費用で引き取りを行っています。
- 大阪市:10kgまで90円(粗大ゴミだと200円)
- 名古屋市:10kgまで200円(粗大ゴミだと250円)
粗大ゴミ回収に出すよりも安く済みますが、すべての自治体が対応しているわけではない点には注意が必要です。
また、フリマプリやリサイクルショップで売る場合は製品によって大幅に金額が異なり、たとえば以下のような価格がついたケースがあります。
- STANLEY15L:15,000円(メルカリ)
- ノーブランド22L:4,075 円(ヤフオク)
- SHIMANO ZF-017R:10,000円(リサイクルショップ)
費用相場を確認し、処分の手間なども合わせて検討のうえ自身に合った方法でクーラーボックスを処分しましょう。
クーラーボックスを処分する際の注意点
クーラーボックスを処分する際は、以下のような点に注意が必要です。
- ゴミの分別ルールは自治体によって異なる
- 素材によって捨て方が異なる
- 販売・譲渡する場合は状態を確認・明示する
部品の交換やリメイクを行うことで、再度使えるケースもあります。実際に捨てる前には、上記の内容を確認のうえ処分を行いましょう。
ゴミの分別ルールは自治体によって異なる
ゴミの分別ルールは自治体によって異なるため、クーラーボックスの捨て方は自治体の規定を守ってください。
以下のように自治体ごとにクーラーボックスの処分方法が決められています。
自治体 | 捨て方 |
神戸市 | ・1辺50cm以下のみ可燃ゴミ ・1辺50cm以上は粗大ゴミ |
柏市 | 不燃ゴミ |
東京都中央区 | ・クーラーボックスは粗大ゴミ ・ソフトクーラーバッグは可燃ゴミ ※内部に金属がある場合は不燃ゴミ |
大阪市 | 粗大ゴミ |
お住まいの自治体のホームページなどに品目として記載されている場合もあるため確認してみましょう。
素材によって捨て方が異なる
クーラーボックスは一般的に以下のような素材から作られています。素材に合わせた適切な処分を行うことが重要です。
- プラスチック:可燃ゴミ
- ビニール:可燃ゴミ
- 発泡スチロール:可燃ゴミ
- ウレタンフォーム:可燃ゴミ
- ナイロン:可燃ゴミ
- アルミなど金属パーツ:不燃ゴミ
プラスチックや発泡スチロールなどはリサイクルが可能ですが、一見するとどのように捨てればよいか分かりにくいものです。また、接合部など一部に金属パーツが使われている製品も多いですが、分解自体が困難なケースもあります。
どう捨てればよいか分からない場合は自治体ごとの分別ルールを確認のうえ窓口へと問い合わせてください。
販売・譲渡する場合は状態を確認・明示する
クーラーボックスを販売する場合や、無償で譲渡する場合は状態を確認のうえ明示することが重要です。購入者が認識していた状態と異なる場合、トラブルに発展する可能性があるため注意してください。
特に、販売前に実物を確認できないフリマアプリや地域情報サイトを活用した譲渡の場合、状態が鮮明に分かる画像を用意して事前掲載してください。
自身で把握している破損部や汚損、部品の欠品などがある場合はあらかじめ記載しておくと取引時もスムーズです。こうした手間がかかる点は販売や譲渡を行う際の難点なので、面倒な場合は粗大ゴミ回収や専門業者への回収依頼を検討しましょう。
部品の交換やリメイクでまだ使えるケースも
クーラーボックスを修理したり、部品を交換したりすることで処分せず使い続けられる可能性があります。
たとえば、外装部分が汚れている程度で機能上問題が無いクーラーボックスを、塗装しなおすことで綺麗な状態にリメイクして使用している方もいます。
お気に入りのクーラーボックスで捨てるかどうか迷っている方は、リメイクして使えるかを検討してはいかがでしょうか。
まとめ
クーラーボックスは自治体によって捨て方が異なるため、分別ルールに合わせた処分方法を知ることが重要です。粗大ゴミで捨てる場合は200~500円程度で処分可能で、ゴミ処理場に持ち込むと少し安く抑えられるケースもあります。
釣りやアウトドアなどで需要が大きいため、美品や人気メーカーの製品はリサイクルショップやフリマアプリでの販売・譲渡も可能です。
また、引っ越しの際など大量の不用品をまとめて捨てたい場合、費用は5,000円程度からですが不用品回収業者への依頼も検討しましょう。
それぞれの捨て方についての特徴を押さえ、自身に合った方法でクーラーボックスを処分してください。
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