あまりに散らかりすぎた部屋の片付けは、いつ終わるのか先を見通せず、始める前から不安を感じてしまいがちです。三日坊主の言葉通り、2〜3日片付けても思っていたより片付けが進まず、中途半端な状態から汚部屋へリバウンドするケースあります。
部屋の片付けは、正しい順番で作業を進めつつ、二度と散らからないポイントを押さえておくと、一軒家でもリバウンドしません。今回は、汚部屋を3日で片付ける方法と、リバウンドしにくくなるポイントを詳しく解説します。
目次
片付けがうまくいかない人の特徴
片付けとは、単純に持ち物をしまい込んだり、目につく場所を掃除することではありません。持ち物を処分する、時間を作って計画的に片付けるなど、思い切った姿勢で取り組むことが大切です。
しかし、自分の性格や行動パターンが原因で部屋が散らかっている場合、思い切った掃除がしにくくどんなに頑張っても綺麗になりません。片付けがうまくいかない人の特徴を、以下で詳しく解説します。
買ったりもらったりするけど、捨てられない
自分で買ったりもらったりした物を捨てられない人は、片付け始めても物量が減らず、片付けを途中で断念し失敗する可能性があります。例えば、流行りの洋服や最新のコスメを目にするとすぐ購入したり、試供品やおまけをもらって溜め込んだりする人は、自分で物を増やしている状態です。
物を買う(もらう)=物が増えるという意識が薄く、せっかく手に入れた物を手放すこともできません。現在の持ち物を処分しないまま、買ったりもらったりしてさらに物を増やした結果、うまく片付けられず汚部屋へリバウンドしやすくなります。
多忙すぎて、片付ける時間がない
毎日の生活が忙しすぎて、思い切った片付けをする時間がない人も汚部屋にしやすく、片付けてもリバウンドしがちです。例えば、一人暮らしで残業が多い人の場合、帰宅しても寝るだけで家事に手を抜く傾向があります。
育児や介護にかかりきりだと、最低限の家事をこなすだけでも精一杯で、じっくり片付ける時間はなかなか取れません。片付けたいとは思っていても、忙しすぎて時間が取れず後回しにした結果、気がついたら汚部屋になってしまうこともあります。
片付けに時間も労力もかけたくない
片付けに対する優先順位が低く、時間も労力もかけたくないと考える人の部屋も汚部屋化しやすいです。決して「汚い部屋が落ち着く」というわけではありませんが、片付けを面倒だと感じているため、積極的に片付けようとは思いません。
ようやく片付け始めても、本来やりたくない行為なので飽きやすく、すぐ他のことに興味が移り作業も停滞しがちです。片付け始めてはすぐやめる、というループを繰り返した結果、部屋は中途半端な状態で放置され、すぐリバウンドすることもあります。
ストレスや病気を抱えている
何かしらの病気やストレスを抱えている人も、片付けが苦手でリバウンドしやすいです。もともと綺麗好きな人でも、仕事や人間関係でストレスを抱えていた場合、積極的に片付けようと思う気持ちが薄れ、家事がおろそかになってしまいます。
うつ病やADHDを患っている人の場合、物を集めることに執着し、片付けそのものを拒否するケースも珍しくありません。ストレスや何かしらの病気を抱えている人が、自力で片付けるのは困難なので、専門医の治療や誰かの手助けが必要です。
自分への言い訳が得意
片付けない自分を正当化するため、さまざまな言い訳をするのが得意な人も、片付けが上手くいかないケースの典型です。「子供の学校行事が立て込んでいるから」「雨が続いて大掃除しにくいから」など、自分自身を納得させるような言い訳を並べて、片付けを後回しにします。
言い訳を考える行為の裏側に隠されているのは、片付けられない自分を認めたくない気持ちです。納得のいく言い訳であるほど、「片付けられないのは仕方ない」と自分を認めさせてしまい、さらに部屋が散らかってゴミ屋敷になることもあります。
事前準備と計画性は片付け3日で片付けるカギ
たとえ一軒家を丸ごと片付ける場合でも、事前準備をしっかりと行い計画を立ててから実行すれば、3日間という短期間でも片付けられます。片付けが長続きしないのは、途中で中断せざるを得なかったり、いつまで片付けが続くのか予想できず、やる気が無くなったりするからです。
あらかじめ片付けの計画を立てておき、掃除に必要な物を準備しておくと、作業を中断させず最後まで片付けられるようになります。3日で片付けるために押さえておくべきカギを、以下で詳しく解説します。
掃除道具とゴミ袋を準備
片付けを始める前には、掃除に必要な道具や洗剤・ゴミ袋を揃えておき、作業が途中で止まらないように準備してください。ゴミ袋が不足すると、途中で買い足ししなければならないので作業が止まり、片付けの勢いが無くなってしまいます。
掃除道具や洗剤が足らなくなると、片付けできない場所ができてしまい、達成感を得られずやる気が続きません。事前に片付けたい場所をピックアップし、必要な掃除道具や洗剤・ゴミ袋を用意しておけば、片付けの勢いも止まらず達成感も得られるので、やる気が継続します。
3日後に迎える片付けのゴールを決める
片付けを始めて3日後の状態を想定し、「最低限ここまでは片付ける」と具体的なゴールを決めておくことも重要です。例えば、「リビングと玄関だけは絶対に片付ける」「水回りとクローゼットだけは整理する」など、ゴールが具体的であるほど目標を見失わず掃除が長続きします。
まだ片付ける部屋が残っていたとしても、3日でゴール達成しているなら片付けは成功です。目に見える達成感はやる気につながるので、別の日に「今日は和室だけ」「押入れだけ」と、細かな区切りで片付けるクセが身につきます。
3日で部屋が片付くスケジュール
3日で部屋を片付けるといっても、無計画に進めてしまうと途中で挫折しやすく、やる気が長続きしません。3日という区切りがあるからこそ、1日ごとに片付ける場所を決めて成果を出すと、2日目も3日目も掃除を続けられます。
片付けが苦手な人は、1日目に狭い範囲の掃除から始め、徐々に範囲を広げていくような計画を立ててみましょう。3日で部屋が片付くスケジュールを、以下で詳しくご紹介します。
1日目 収納やクローゼットの中を全部出す
片付け1日目に行うのは、収納棚やクローゼットの整理です。収納棚や押入れ・クローゼットの中など、小さな範囲に詰め込まれた物を全部出して選別し、いらない物を処分して残すものだけを収納し直します。
収納棚やクローゼットから始めるのは、範囲が狭いので取り組みやすく、達成感を得やすいからです。限られたスペースの片付けで掃除のコツを掴めば、2日目以降の掃除に役立つので、1日目は収納やクローゼットの整理整頓に集中しましょう。
2日目 水回りを片付ける
2日目は、主に台所のシンク周りや洗面台といった、水回りの片付けを行ないます。スケジュールの2日目に水回りを掃除するのは、片付けの効果を実感しモチベーションを継続させるためです。
例えば、シンクの下の収納は奥行きがあるため、ほとんどの場合次のような品物が詰め込まれています。
- 使わなくなった調理器具
- 賞味期限が切れた調味料
- もらったまましまい込んでいたタッパーやふきん
- 使いかけの洗剤類
- 開封された乾物類
これらの品物に共通しているのは、処分の基準を見極めやすい点です。「賞味期限切れだから捨てる」「使っていないから処分する」など、処分の基準に統一性があるので、片付け2日目でも飽きがこず、スピーディーに片付けられます。
収納から物を取り出し、中を拭いてから必要な物だけを戻せば、整理しやすく使い勝手も良くなり、ゴキブリなどの害虫対策もしやすいです。収納棚の整理が終わったら、専用の洗剤でシンクや洗面台の水垢やカビ落とします。
3日目 リビングと玄関を片付ける
3日目はリビングと玄関を片付けて、スッキリした印象を持たせるよう掃除してください。リビングと玄関は、家族だけではなくお客様を迎え入れる機会もあるので、玄関から廊下・リビングまでを一つの部屋と考え、お客様の視点で片付けることがポイントです。
例えば、玄関に積み上げた新聞やダンボールを処分したり、出しっ放しの靴を靴箱にしまったりするだけでも見た目が変わります。リビングは散らかっている物の内容を確認し、家族の私物を引き取ってもらったあと、家族共有で使っている文房具などの持ち物を、本来の収納場所へ片付けましょう。
3日間で片付けるポイント
事前準備をして手際よく作業すれば、3日間で一軒家やファミリータイプのマンションの部屋も片付けられます。しかし、家族の持ち物が家屋内に点在していたり、日常的な家事と並行して作業しなければならなかったりすると、3日間で片付けるのは難しいのが現状です。
3日間で片付けるためには、家族からの理解を得た上で、片付けに集中できる環境を整えなければなりません。3日間で片付けを済ませるために必要なポイントを、以下で詳しく解説します。
家族にも役割を与える
片付けをする時は家族にも役割を与えて、一緒に綺麗にする意識を持ってもらいましょう。家族で住んでいる部屋を片付ける場合、片付ける人だけが一生懸命になっても、同居している家族に協力してもらわないと、片付けが進まないことがあります。
例えば、家事を担う母親がメインで片付ける時、子供に邪魔をされると思ったように作業が進みません。父親に協力をお願いして子供のお世話という役割を担当してもらえれば、子供に邪魔されにくくなり片付けに集中できます。
お手伝いができそうな年齢の家族には、「ゴミだけまとめてくれる?」「テーブルの上だけ片付けて」など、役割を与えて片付けを進めるのも効果的です。
家族の個室には口出ししない
家全体を片付けたいからといって、家族の個室にまで口出ししてはいけません。血の繋がった家族であっても、個室は完全なプライベートスペースです。家族本人にしか価値がわからない物や、仕事に関する重要書類が保管されていることもあります。
「自分なりに管理している」と思っている家族の個室にまで口出しすると、片付け自体に不満を感じさせたり、家族関係を悪化させたりする可能性が高いです。家族の個室の片付けは本人に任せ、廊下・リビングといった共用スペースを集中的に片付けてください。
3日間は片付けることだけに集中する
いざ片付けを始めたら、3日間は片付けだけに集中し、日常的な家事は思い切って後回しにします。片付けながら日常的な家事まで並行して行うと、集中力も途切れやすく長続きしません。
片付けの合間に家事をやった結果、どちらも中途半端な状態になってしまいやすく、余計に家が散らかる可能性もあります。料理、洗濯、買い物の他、趣味に使う時間も思い切って3日間だけは我慢して、片付けの時間に充てましょう。
3日間集中して片付ければ、散らかりやすくなる原因から改善でき、結果的に日常的な家事も楽になるので、まずは3日間根本的な片付けに専念しましょう。
部屋ごとに時間制限を設けて、集中力キープ
片付ける部屋や場所ごとに時間制限を設けておき、区切りをつけながら作業を進めるのも、集中力をキープする良い方法です。片付けたい場所が多いと、一箇所に長々時間をかけても成果を感じにくく、片付けに対する意欲も低下してしまいます。
時間制限を設けて片付ければ、短いスパンでここまで片付ける、と目標を立てやすいので、集中力も途切れにくく成果を実感しやすいです。片付けを始める前にタイマーやアラームをかけておき、「1時間でリビングのゴミを全て集める」「30分で洗面台の収納を整理する」など、目標達成に向かって片付けに集中してください。
3日で片付けを完了させることの効果
3日間という時間制限が設けられていると、家が散らかっている人ほど「本当に片付けられるのか」と不安を感じやすいです。「なぜ3日間なの?」「自分のペースで片付けてはダメなの?」と疑問を持つ人も少なくありません。
しかし、3日間の片付けが達成された場合、制限時間が設けられていたからこそ得られる満足感やメリットがあります。3日間で片付けを完了させた場合の効果について、以下で詳しくご紹介しましょう。
スッキリした部屋は心にゆとりを与える
3日間で片付けを達成しスッキリした部屋は、片付かないイライラや自己嫌悪から解放されるので、心身共にリラックスできて心にゆとりを与えてくれます。片付けが長くなると作業効率も落ち、片付け始める前より散らかった部屋で過ごさなければなりません。場合によっては、片付け始める前よりストレスを感じる人もいます。
3日間という短期集中の片付けなら、作業のゴールも明確で集中力も途切れにくく、最短でイライラから解放されます。スッキリした場所が増えるごとに心にゆとりが生まれるので、早急に結果を出したい人には3日間の短期集中片付けがおすすめです。
3日で片付けたことが自信になる
3日間の片付けは、短期間で効果を実感できるので達成感が強く、「自分は片付けられるんだ」という自信につながります。特に、何度も片付けを挫折したり、片付けに苦手意識が強かった人ほど自信になりやすいです。
3日間の片付けは、最初から時間制限を設けられているので、片付けが苦手な人ほどなかなか踏み切れません。しかし、一度成功すれば「短期間でも片付けられた」と自信が持てるので、掃除に対する苦手意識も薄れ、日常的な掃除も苦にならなくなると考えられます。
ゴミ屋敷バスター七福神はどんな汚部屋も3日間で片付けます
「一軒家の片付けを家族だけで行うのが難しい」「短期間で片付けたいが自分では難しい」とお悩みの方は、ゴミ屋敷バスター七福神にご相談ください。七福神は、一人暮らしのワンルームから一軒家のゴミ屋敷まで、あらゆる汚部屋の掃除を行なっている片付けのプロです。
事前に現場へお伺いして状況を確認し、必要な人員や作業内容を吟味するので、3日間の短期集中でもスッキリと片付けます。お見積もりは無料で、「子供部屋だけ」「水回りだけ」といったピンポイントのご依頼も可能です。電話・メール・LINEと3つの無料相談窓口をご用意しておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
まとめ
事前準備と計画的な作業を行えば、3日間で一軒家を丸ごと掃除することも可能です。3日間の短期集中片付けは、最短で部屋をスッキリさせるので心にゆとりが生まれ、片付けが苦手な人の自信にもつながります。
ただし、3日間は片付けだけに集中しなければならないので、家族にも役割を与えて協力してもらったり、日常的な家事を後回しにしたりといった思い切りも必要です。 どうしても難しい場合は清掃業者への依頼も検討し、3日間で汚部屋・ゴミ屋敷から脱出しましょう。