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ゴミ屋敷の住人はなぜ捨てないのか?原因や掃除方法
「そんな気は全くなかったのに、気づいたら部屋がゴミ屋敷になってしまった」
ゴミ屋敷に住んでいる人のなかには、このように嘆いている方もいるはずです。
こうした方のなかには、なぜ物を捨てられないのか、自分でも分からないという方もいるかもしれません。
そこで今回は、ゴミ屋敷に住む人はなぜゴミを捨てないのか、その理由について解説していきます。
あわせて、ゴミを捨てるためのマインドやコツについても説明しますので、ゴミ屋敷から抜け出したいという方は、ぜひ参考にしてください。
Contents
ゴミ屋敷に住む人はゴミをなぜ捨てないのか?
ゴミ屋敷に住む人は、ある心理や理由から、ゴミを捨てることができません。
そしてゴミ屋敷に住んでいる本人自身も、この理由に気づいていないことが多いのです。
自分がゴミを捨てない心理や理由が分かれば、ゴミ屋敷から抜け出す足がかりになるはずです。
そこでここでは、ゴミ屋敷に住む人がゴミを捨てないのに多い心理や理由について説明していきます。
もったいないと思ってしまう
物が溢れている現代と違い、一昔前は物が不足していました。
そのため、ゴミ屋敷に住む高齢者には、もったいないからという理由でゴミを捨てない人が多くなっています。
若い人でも、子どものときに欲しい物が手に入らず、悔しい思いをしたという苦い過去があれば、物に執着してしまって、捨てられない状態になっていることは十分考えられます。
物に囲まれていないと不安になってしまう
ゴミ屋敷に住む人のなかには、強い孤独感を抱えている人も多くなっています。
そしてこうした人たちは、孤独感を物で埋めようとする傾向にあります。
広い家に、自分ひとりでいるのは寂しいものです。
彼らはこうした孤独感を埋めるため、部屋にゴミや物を溜め込んで、安心感を得ているのです。
仕事が忙しくて捨てる暇がない
マンションやアパートなどで一人暮らしをしていて、部屋をゴミ屋敷にしてしまう人の原因に多いのが、仕事が忙しくて片付ける暇がないというものです。
こうした人たちは、平日は一日中仕事をしていて、休日は疲れ果てて一日寝ていることが多いため、部屋にはゴミがどんどん溜まっていきます。
時間がないのもそうですが、片付けをするだけの精神的な余裕がないのも、彼らがゴミを捨てない理由だと言えるでしょう。
ゴミ屋敷に住んでいる人はゴミ屋敷のリスクについて知ろう
ここまで、ゴミ屋敷の住人がゴミを捨てない主な理由について説明してきました。
しかし、実はこの他にももう一つ、ゴミ屋敷に住む人がゴミを捨てない原因があります。
それは、ゴミ屋敷がもたらす弊害やリスクに無頓着であることです。
実際のところ、ゴミ屋敷に住むことは様々な弊害やリスクをもたらします。
この点について知っておけば、あなたも今すぐゴミ屋敷から抜け出そうと思えるかもしれません。
ここでは、ゴミ屋敷がもたらす弊害とリスクについて説明していきます。
悪臭や害虫の発生で近隣住民に迷惑がかかる
ゴミ屋敷に住んでいる人は慣れてしまって気にならないかもしれませんが、ゴミ屋敷からはひどい悪臭がします。
この悪臭は、近隣住民にとって、非常に迷惑です。
もう一つ、近隣住民にとって迷惑なのが、ゴキブリやハエなどの害虫の大量発生です。
ゴミ屋敷には、餌を求めて、こうした害虫が大量発生します。
そしてゴミ屋敷だけでなく、近隣の住宅にも入り込んでしまうのです。
悪臭や害虫の大量発生などで近隣住民に迷惑をかけないためにも、ゴミはすぐに片付けるべきです
けがを負ったり、火災に遭うリスクが高い
ゴミ屋敷に住んでいると、けがを負うリスクや、火災に遭うリスクが高くなります。
ゴミを高く積んでいれば、なにかの拍子に崩れてきて、下敷きにされる可能性は十分にあり得ます。
崩れてきたのが重たい物なら、大けがを負ってしまうかもしれません。
さらに危険なのが、火災のリスクです。
ゴミ屋敷には可燃物が大量にあるため、火の不始末があれば、あっという間に家中に燃え広がってしまいます。
最悪の場合、命を落とすことも十分にあり得ます。
ゴミ屋敷のゴミを片付けるためのコツ
ここまでの説明で、一刻も早くゴミ屋敷から抜け出したいと思った人もいるかもしれません。
とはいえ、なかにはこれまでゴミ屋敷からの脱却を試みたものの、失敗して諦めてしまったという人もいるでしょう。
しかし、そんな人でもゴミを片付けるためのコツを知れば、ゴミ屋敷からの脱却は難しくありません。
ここでは、ゴミ屋敷のゴミを片付けるためのコツについて説明していきます。
一部屋ずつ片付ける
ゴミ屋敷のゴミを一日で片付けるのは、はっきり言って不可能です。
ゴミ屋敷からの脱却に失敗した人の多くは、一日でゴミを片付けようと思って、途中で挫折してしまい、結局片付けそのものを諦めてしまっています。
そのため、一度に全ての部屋を片付けるのではなく、一部屋ずつ片付けるようにしましょう。
一部屋が無理なら、部屋の一区画でも構いません。
一部屋ずつ片付ければ、片付けが終わるたびに達成感が得られるため、片付けを続けやすくなります。
はっきりゴミと分かるものから片付ける
ゴミ屋敷を片付ける際には、まずははっきりゴミと分かるものから捨てていきましょう。
具体的には、コンビニ弁当やカップラーメンの殻、空のペットボトルなどです。
ゴミ屋敷を片付けるときには、いる物といらない物を仕分けしたりもしますが、これには時間がかかります。
仕分けに時間を使いすぎて、結局部屋が全く片付かないまま、時間が経ってしまったというのもよくあるケースです。
そのため、まずは一通り、はっきりゴミと分かるものを捨てることで、家全体のゴミの総量を減らすことから始めましょう。
ルールを決めて仕分けをする
いる物といらない物を仕分けする際には、あらかじめルールを決めておきましょう。
例えば、「1年以上使っていないものは捨てる」などです。
こうして捨てる物の基準を作っておけば、捨てるか捨てないかをいちいち考えずに、スムーズに仕分けができます。
まとめ
ゴミ屋敷に住んでいる人のなかには、周囲から何を言われても、頑なにゴミを捨てない人もいます。
しかしその一方で、ゴミ屋敷から抜け出したいけれど、抜け出せなくて困っているという人もいます。
後者なら、ゴミ屋敷から抜け出すことは、そう難しくはありません。
自分がゴミを捨てられない心理や理由を理解し、ゴミ屋敷に住むことのリスクを知ったうえで、正しい片付け方をすればいいだけです。
自宅がゴミ屋敷になってしまっているという人は、ぜひこの記事で紹介した内容を参考にして、ゴミ屋敷から抜け出しましょう。